北欧ラグについて詳しく解説!
北欧インテリアとは、フィンランドやノルウェーなどヨーロッパ北部に位置する国々のインテリアをモデルとしたインテリアスタイルのことです。
ホワイトやベージュカラー中心のシンプルな部屋に、デザイン性の高い家具や照明、カラフルな小物、自然をモチーフとしたファブリックを組み合わせてコーディネートします。
「せっかく北欧家具や照明を取り入れたのに、あこがれの北欧インテリアにならない」とお悩みの方は北欧ラグを取り入れてみると良いかもしれません。
ここでは北欧インテリアにお勧めの「北欧ラグ」について紹介します。
目次
- 北欧ラグとは
- 北欧ラグの選び方
北欧ラグとは
北欧ラグは、「草や花、木や動物などの自然をモチーフとしたデザイン」や「幾何学模様」といった柄が特徴です。
北欧インテリアは白がベースなので、それだけだと単調なお部屋になりがちです。明るいカラーや柄を取り入れることで室内を華やかにデコレーションします。
一方、単色カラーであってもアースカラーやグレイッシュブルーなどはお部屋に北欧っぽさをプラスしてくれます。
北欧ラグとは
次に北欧ラグの選び方についてです。北欧ラグは、お部屋の雰囲気にマッチしたデザイン、お手入れなどの機能性、素材といった点を考えて選ぶことが大切です。それぞれの選び方について解説します。
- 北欧ラグのデザインの選び方
- 北欧ラグの機能での選び方
- 北欧ラグの素材での選び方
北欧ラグのデザインの選び方
北欧らしいデザインとしては、植物や森などをモチーフとしたボタニカル柄があります。
落ち着いた雰囲気のあるデザインなので、リラックス空間にしたいリビングや寝室にぴったりです。マリメッコに代表される花柄より大人っぽいイメージになります。 カラーをモノトーンやグレー系にするとモダンでスタイリッシュになります。
自然を取り入れた柄としては、アニマル柄も定番です。
こちらはポップで楽しいイメージになりますので子供部屋などにぴったりでしょう。トナカイなど北欧の動物が描かれており、シンプルなお部屋には良いアクセントになります。
自然素材の柄以外では、複数の三角形、四角形などの多角形や円、楕円、直線を組み合わせた幾何学模様も北欧的デザインの王道です。
幾何学模様は対称性のある模様が同じパターンで続きますので、シンプルであまり主張が強くありません。どんなインテリアのお部屋でもなじみやすい柄と言えます。パターンやカラーによっては、少しレトロな雰囲気やガーリーなテイストも取り入れることが出来ます。
「北欧風テイストは取り入れたいけど、柄のあるラグはちょっと・・・」と抵抗感がある方もいらっしゃるかと思います。 柄のない単色のラグであっても、定番のベージュやブラウン、グリーン、オリーブといったアースカラー、グレーを混ぜたグレイッシュカラーにすると北欧的な雰囲気になります。
北欧ラグの機能での選び方
最近のラグは様々な機能がありますので、機能面にも注目してみましょう。お部屋全体を敷き詰めるカーペットと異なり、ラグは小さなサイズもあるため洗濯機で丸洗いできるものや、床暖房やホットカーペットに対応したタイプもあります。
タグに記載している洗濯表示で、洗濯桶のマークにバッテンがついていなければ洗濯機で洗うことが出来ます。ラグはリビングのソファの前など人が多く集まる場所に敷きますので、ゴミやホコリ、髪の毛などがたまりやすく皮脂の汚れもついてしまいます。 洗濯をすることでラグについた汚れを一掃し、清潔さをキープすることが出来ます。特に小さな子供やペットがいる家庭では、食べこぼしや飲みこぼしでニオイが取れなくなることもありますが、洗濯すればすっきりと解決できます。 尚、洗濯桶に手のマークが描かれている場合は、「手洗いのみ可」となります。
床暖房やホットカーペットに対応したラグもあります。ホットカーペット等に対応したラグは、熱がこもりにくい工夫がされており安全に使用できる構造になっています。 非対応のラグだとラグの接着部分が剥がれたりすることがありますので、対応しているラグを選びましょう。
ラグの形は通常、長方形か正方形ですが、円形や楕円形のタイプも販売されています。四角い形のラグは、ソファや家具に合わせやすくすっきりとした見栄えになります。一方、円形や楕円形のラグは、丸みがあり優しい雰囲気を作ることが出来ます。存在感がありお部屋のアクセントにもなりますので、子供部屋などのワンポイントとしてお勧めです。
北欧ラグの素材での選び方
北欧ラグの素材は大きくは、天然繊維と化学繊維の2つがあります。それぞれのメリット、デメリットを知ることでラグ選びの失敗が少なくなります。
- ウール素材(天然繊維)
- コットン(天然繊維)
- ポリプロピレン(化学繊維)
- ポリエステル(化学繊維)
ウール素材(天然繊維)
ウールは耐久性に優れており、へたりにくいのが特徴です。熱伝導率が低く断熱効果が高いので、夏はクーラーの涼しい空気を、冬はエアコンの暖かい空気を保ってくれます。また、空気中の湿度を適度に吸収してくれるので梅雨時期でもべたべたしません。
撥水性が高くコーヒーなどをこぼしても染み込みにくい、防音性が高い、静電気が発生しにくいのでホコリが付きにくいなどのメリットもあります。 汚れにくい素材ですが、害虫の被害を受けやすいためこまめに掃除機をかける必要があります。
デメリットとしては、基本的には水洗いすることが出来ずクリーニングも難しいことです。
また、他の素材と比べると費用は高めになります。
コットン(天然繊維)
コットン素材のラグは吸水性が高く、オールシーズンさらりとした使い心地がキープできます。タオルや衣服に良く使われるとおり、肌触りが良くチクチクしません。
一番馴染みのある天然素材ですが、縮みやすい特徴から意外にもラグとしては種類が少ないです。コットンのラグは薄手のものが多く取り扱いやすい反面、重みがないのでズレやすいといったデメリットがあります。
ポリプロピレン(化学繊維)
化学繊維の一種であるポリプロピレンを使ったラグは、安価で耐摩擦性に優れています。ポリプロピレンはタッパーや子供用の食器などプラスチック製品に多く使われています。
染色性が低いという特徴から繊維としての利用は限定的ですが、遊び毛が出にくいため手入れがしやすく敷物の素材として使われています。
弾力性があまりないといったデメリットがありましたが、高密度に繊維を織り込むウィルトン織りによって欠点をカバーする商品が多くあります。
ポリエステル(化学繊維)
ポリエステルはカーペットやラグの素材として最も使用されています。安価でありながら、耐摩擦性に優れており、また肌触りも良いです。
乾きが速いのでウォッシャブルタイプも多くあります。またウールやコットン、麻といった天然繊維との組み合わせも容易で、様々な特徴のある商品が開発されています。
デメリットとしては他の化学繊維と同様に、吸湿性が少ないので湿度の調整機能はあまり期待できないことです。
北欧インテリアで、お部屋をオシャレに演出しよう!
北欧風をイメージしているのに何か物足りない、といった時には北欧テイストのラグを取り入れてみると良いでしょう。
北欧インテリアは、白とグレイッシュなカラーをベースにウッド調の家具や現代的な照明、オレンジなどカラフルなアクセントカラーで楽しくデコレーションするのが特徴です。
全体のバランスを考えながら、お部屋にぴったりな北欧ラグを探してみましょう。
株式会社イケヒコ・コーポレーション