フローリングに畳を敷くメリットとデメリット

目次
- 畳の魅力
- フローリングに畳を敷くメリット
- フローリングに畳を敷くデメリット
畳の魅力

- い草独特の匂い
- 防音効果とクッション性
- 畳の色
- 抗菌・消臭効果
- 調湿・空気の浄化作用
- 断熱性に優れている
い草独特の匂い
い草のにおい成分の中にはアロマテラピーでも使用され、森林の香りのする「フィトンチッド」や漢方薬にも使われる「αシペロン」などが含まれています。これによりリラックス効果、そして集中できる環境が生まれるのです。
防音効果とクッション性
畳の色
抗菌・消臭効果
調湿・空気の浄化作用
断熱性に優れている
このように昔から日本人が使ってきた畳には、数多くの魅力があります。
フローリングに畳を敷くメリット

それは、フローリングに畳を敷くことです。その理由は、畳がフローリングの短所を長所に変えてくれるからです。
フローリングには底冷えしやすく、足が疲れやすいという欠点があります。一方、畳は断熱性・クッション性もあり、足が疲れにくい構造となっています。洋室に畳があると、足のダメージを軽減できるのです。
また、主な生活スペースである、洋室のリビングに畳があると、畳の匂いと色の効果でより長い時間リラックスできます。さらに洋室に畳を敷くだけで、座ったり寝転んだりするスペースを確保できるということもメリットです。
少し家事につかれたときにリラックスして横になれるスペースは洋室にはあまりありません。そのうえ、畳はカーペットやソファーよりもリラックスして、くつろぐことができます。
敷くだけですぐに和室がつくれる畳
和室を増やそうと考えたら、引っ越しやリフォームをしなければならず、なかなか気軽に和室を増やすのは難しいです。
その点、洋室に畳を敷くだけで「和」の雰囲気を出せるというのは大きな魅力です。和室と違い、気に入らなければすぐに畳を外して洋室に戻すこともできるので、気軽に畳を試せます。
また、和室に敷く畳だけでなく、畳マットやい草ラグなど、フローリングに敷く畳の種類はたくさんあります。そのため、通常の畳だけでなく自分の気に入る畳を選ぶことができます。
フレキシブルな和室を作る方法
例えば、部屋の隅に四畳半のスペースを作ると、そこは子供が遊ぶスペースであったり、アイロンをかけたりするスペースに変身します。一方、部屋の真ん中に同じ大きさの畳のスペースを作ると、食事の際などに家族全員が集まることができ、家族団らんの場を作り出すことができます。
また、同じ畳でも、畳の並べ方を変えるだけで部屋の印象は変わります。ここで、畳の並べ方を2通り紹介します。
市松敷き
並び織き
フローリングに畳を敷くデメリット

- ダニの繁殖
- カビの発生
- フローリングに畳を敷く前のカビ・ダニ対策
ダニの繁殖
そもそもダニは畳の上に限らず、人が生活しやすい環境で繁殖すると言われています。具体的な繁殖しやすい条件は気温25度前後、湿度60~80%の場所です。
またダニは畳の内部に入り込んで繁殖することもあります。そうした場合、日ごろのお掃除では取り除きにくくなり、ダニの大繁殖の原因になりえます。
カビの発生
また、古い畳よりも新しい畳の方がより優れた吸湿性を持っているため、カビが発生しやすいため注意が必要です。
フローリングに畳を敷く前のカビ・ダニ対策
高温多湿の時期に敷くのは避ける
どうしても梅雨時期など高温多湿の時期に畳を敷きたいときはできるだけ乾燥している日に陰干しなどをしてカビ・ダニ対策をしましょう。
また、カビが繁殖してしまった場合はカビを乾いたたわしなどで取り除きましょう。カビがとれたら、エタノールをしみこませた雑巾をきつく絞って、隙間なく拭いてください。そして、最後に陰干しも忘れることなく行いましょう。これでカビが生えにくくなります。
畳の魅力を体感してみよう!

もし、気になっている方がいればぜひ洋室に畳を敷いて試してみてください。