低反発クッションとは?
寝具にも使われる低反発ウレタンは、体に優しくフィットし、快適な座り心地をキープしてくれます。
今回は、低反発クッションの効果や選び方などを紹介します。体の悩みに合わせた形状についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
低反発クッションとは
体のラインに沿って優しく包んでくれるため、低反発ウレタンは枕やマットレスにも良く使われています。
クッションとして使う場合は、お尻の下に敷くか、腰や足など気になる部位に使うのが一般的です。
体圧分散にも優れているため、体の負担を軽減してくれます。
低反発クッションの効果
体圧分散に優れたウレタン素材を使用することで、腰やお尻への負担を軽減し、正しい姿勢へと導いてくれるでしょう。
お尻の下に敷くタイプのものから、腰や背中の後ろにはさむものまで種類はさまざまです。
自分の悩みに合わせた使いやすいクッションを選ぶことが大切です。
腰痛改善
固い床に長時間座っていたり、高さの合わないイスで作業していて腰が痛くなったことはありませんか。
長時間の作業で腰を痛めることはありがちですが、低反発クッションはお尻を優しく包み込んでくれるため、腰への負担を軽減してくれるでしょう。
直接腰に当てて使うクッションから、姿勢自体をサポートするものまで、腰へのアプローチ方法はさまざま。
低反発ならではの形状記憶で、腰に優しくフィットしてくれます。
姿勢改善
体圧分散に優れた低反発ウレタンは、体の一部分だけに重心が偏ることなく、背筋を伸ばして正しい姿勢サポートしてくれます。
低反発クッションには様々な形状がありますが、特に姿勢改善用として使いたい場合は、人間工学に基づいたU字形状のものや、円座タイプのものが良いでしょう。
低反発クッションの選び方
また、クッションを当てたい部位や使う場所によって形状が変わってくるので、用途に合わせた形状を把握しておくことも大事です。
購入してから失敗することがないように、選び方を押さえておきましょう。
用途で選ぶ
低反発クッションには、ソファに置くタイプの一般的なものから、腰や姿勢サポートとして使えるものまで、幅広い種類があります。
低反発クッションの購入を考えている場合は、何のために使うのか、用途をはっきりとしておくことが大事です。2wayや3wayタイプなど、幅広いシーンで使えるものもあるので、商品の特徴を知っておくと良いでしょう。
用途選びには形状が重要
低反発クッションの用途が決まったら、合わせて形状を確認するようにしましょう。
低反発クッションには様々な形状のものがあり、体の悩みに合わせてクッションの形も変わります。
例えば、座っている時の姿勢を改善したい場合、円座や腰当てクッションは役に立ちますが、丸シートクッションのような平らな形では効果がありません。
そのため、用途に合わせたクッションの形状を知っておくことが大事です。
形状別低反発クッションの選び方
お尻の下に敷くならボリューム感の少ないものの方が良いですし、枕代わりに使うなら厚みがあった方が良いでしょう。
同じ足用のクッションでも、足首用とふくらはぎ用では構造が違います。体の悩みや部位に合わせて、最適なクッションを選ぶようにしましょう。
代表的な8タイプのクッションをご紹介します。
シートクッション
シートタイプの低反発クッションは大きく分けて2種類あります。
一つめは、厚み5cm前後のコンパクト感が魅力的なクッションで、かさばらず、平らな構造が特徴的。
イスの座り心地を変えたい時や、床や畳の上で長時間座る時に役立ちます。
二つ目は体の構造に合わせて作られたタイプで、U字形状型のものなどがあります。
お尻や太ももに程よくフィットし、お尻への負担を軽減してくれます。長時間のデスクワークにも活躍します。
円座クッション
円座クッションとは、ドーナツのように真ん中に穴が開いたクッションのことで、骨盤を正しい位置に戻し、座っている時の姿勢を正してくれます。
さらに低反発素材なら体圧分散効果もあるため、長時間座っていても疲れないのが魅力的。
長いウェブ会議や、遠距離ドライブの腰当てとして使っても良いでしょう。お尻を優しく包み込んでくれるので、腰などにかかる負担を軽減してくれます。
丸シートクッション
丸シートクッションは、平らなシートタイプと同様、5cm前後のかさばらない厚みが特徴的。
形が丸いのであらゆるイスの形に合わせやすく、食卓やパソコンのイスなど、様々な場所で活躍します。
また、見た目も可愛らしいので、インテリア性にも優れています。床にちょこんと置いても可愛いですし、ピアノのイスなどにも合わせやすいでしょう。
一人暮らしの家にも一つあると便利です。
2連クッション
真ん中に折り目がついていて、折りたたんだ状態と広げた状態の2wayで使うことができます。
折りたたむことで通常の2倍の厚さになるので、ちょっと横になる時の枕代わりや、抱き枕としても使えます。
床に座ってくつろぎたい時には広げて使うと良いでしょう。8cm前後の程よい厚みで、固い床からお尻を守ってくれます。
お尻の下に敷くのも良いですし、ソファと背中の間に使っても良いでしょう。
腰当てクッション
腰を支えるために作られたクッションで、横幅約40cm前後の長方形サイズが一般的。
イスと背中の間にはさむことで、腰への負担を軽減してくれたり、猫背予防にも役立ちます。
低反発タイプのクッションなら、背中や腰を押し返すことなく、形に合わせて程よくフィットしてくれます。
イスに座っている時の姿勢が気になる方にもおすすめです。
背筋サポートクッション
腰から背中にかけて全体をサポートしてくれるので、腰当てクッションだけでは物足りない方に向いているでしょう。
アルファベットの「H」型をしているのが特徴的で、背中全体を広い範囲で優しくサポートしてくれます。
クッションの向きを変えて「I」型で使うこともできるため、体の状態や悩みに合わせて使い分けてみると良いでしょう。
床に座る時は、壁と背中の間にはさむこともできます。
足置きクッション
足置きクッションは、両足を乗せることができる波型デザインになっているものが多いです。
通常のクッションのように、形が崩れたり不安定な状態になることなく、しっかりと足をサポートしてくれるのが特徴的。
毎日の通勤で足のむくみが気になる方や、足のだるさから解放されたい方は試してみると良いでしょう。
ふんわりと包み込んでくれる低反発タイプなら、就寝時の使用にもぴったりです。
ふくらはぎクッション
ふくらはぎクッションは、足置きクッションに比べて、足首からふくらはぎ全体をサポートしてくれます。
横幅50cm前後のゆったりとしたサイズのものが多く、体圧分散にも優れているため、ちょっと本を読みたい時やリラックスしたい時に便利です。
寝る時もふくらはぎ全体をサポートしてくれるので、足のむくみや痛みに悩むお年寄りの方にプレゼントしても喜ばれるでしょう。
まとめ
腰痛予防や姿勢改善のためにも、一つは持っておきたいアイテムです。
クッションを使う用途を明確にし、体の悩みに合わせた形状のものを選ぶようにしましょう。デスクワークやリラックス時間がさらに快適になります。