座布団といえば、和室が主流だった時代に来客用として使われていたり、法事の際などに畳の上で使うものを想像しませんか。洋室が増えた現代の住宅ではあまり見なくなりましたが、幅広い用途で使える長座布団は、一人暮らしから家族世帯まで、1枚あるととても便利なアイテム。
今回は、家の中や車、アウトドアなどさまざまなシーンで活躍する長座布団についてご紹介します。サイズや素材、中材についても詳しく解説するので、ちょうど良い長座布団を探している方はぜひ参考にしてみてください。
長座布団とは?

用途に合わせてサイズで選ぶ

長座布団のサイズは、大まかに分けて110cm、150cm、180cmと3つあります。それぞれ使う人数やシーンによって適切なサイズは変わりますが、どれも座布団としてだけでなく、幅広い場面で使えるのが魅力的。
赤ちゃんや小さい子どものいる家庭なら110cmサイズが活躍しますし、アウトドア好きな方なら150cmを持っておくと便利です。おうちでのリラックス時間に使いたいなら長めの180cmを選ぶなど、用途に合わせたサイズを明確にしておきましょう。
クッションと布団のいいとこ取りのような長座布団は、1枚持っておくと便利ですよ。
赤ちゃんや小さい子どものいる家庭なら110cmサイズが活躍しますし、アウトドア好きな方なら150cmを持っておくと便利です。おうちでのリラックス時間に使いたいなら長めの180cmを選ぶなど、用途に合わせたサイズを明確にしておきましょう。
クッションと布団のいいとこ取りのような長座布団は、1枚持っておくと便利ですよ。
110cmサイズは、赤ちゃんの布団や座布団にも
コンパクトな110cmサイズは、一般的な座布団の約2倍の大きさ。面積が広いので普通の座布団よりもゆったりと座れて、リビングから和室、子供部屋まで幅広い場所で使えるでしょう。2人並んで座ることもできるため、カップルや親子にもぴったり。こたつ用の座布団として使っても良いですね。
全体的に平らでクッション性があるため、赤ちゃん用の布団にもぴったり。ちょっとお昼寝させたい時でも、新たに布団を敷く必要がないので手間も省けます。ただし、あまり厚みのあるものだと段差ができてしまうため、厚みの少ないものを選ぶと良いでしょう。
全体的に平らでクッション性があるため、赤ちゃん用の布団にもぴったり。ちょっとお昼寝させたい時でも、新たに布団を敷く必要がないので手間も省けます。ただし、あまり厚みのあるものだと段差ができてしまうため、厚みの少ないものを選ぶと良いでしょう。
150cmサイズは、車の後部座席やアウトドアにも
3人掛けソファのシートクッションなどでも使われる150cmサイズは、車の後部座席にもぴったり。車のサイズにもよりますが、2~3人はゆったりと座れる幅なので、家の中はもちろん車用として購入しても良いでしょう。座席の座り心地は車種によって変わりますが、ふかふかの座布団があれば座席の冷えも伝わりづらく、長時間のドライブでも安心ですね。
思わずごろ寝したくなる150cmの座布団は、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍してくれます。テントの中に敷けば自宅のようなリラックス空間が演出できて、いつもより快適な時間を過ごせるでしょう。
思わずごろ寝したくなる150cmの座布団は、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍してくれます。テントの中に敷けば自宅のようなリラックス空間が演出できて、いつもより快適な時間を過ごせるでしょう。
180cmサイズは、自宅でのリラックス用に
たっぷりとした広さの180cmサイズは、ジュニアサイズの敷布団とほぼ同じ幅なので、女性や小柄な男性なら足を伸ばして横になれるでしょう。ちょっとしたお昼寝から本を読んでくつろぎたい時まで、あらゆる場面で活躍します。わざわざ布団を敷く手間も省けるので、リビングに一つ置いておくと便利ですね。
もちろん座布団として使うこともできるので、友達が遊びに来た時や家族団らんの時間にもぴったり。薄手のものならコンパクトに収納できるため、一人暮らしのお部屋でも活躍するでしょう。
もちろん座布団として使うこともできるので、友達が遊びに来た時や家族団らんの時間にもぴったり。薄手のものならコンパクトに収納できるため、一人暮らしのお部屋でも活躍するでしょう。
素材で選ぶ

同じ長座布団でも、表地の素材によって肌触りや使い心地が変わってきます。表地の素材は、大きく分けて綿、い草、ポリエステルの3つ。衣類としても使われている綿やポリエステルは、普段から使いなじみがありイメージしやすいのではないでしょうか。それぞれ特徴や機能性が異なるので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
い草素材とは、畳に使われている天然素材のい草が表地になっています。綿やポリエステルとは違う効能を実感できるので、長座布団を選ぶ際は表地の素材にも注目しましょう。
い草素材とは、畳に使われている天然素材のい草が表地になっています。綿やポリエステルとは違う効能を実感できるので、長座布団を選ぶ際は表地の素材にも注目しましょう。
綿素材

肌なじみの良い綿素材は、手触りが良いだけでなく機能性にも優れているので普段使いの長座布団にもぴったり。天然素材なので速乾性や吸湿性に優れ、大人だけでなく子どもや赤ちゃんのいる家庭でも使いやすいでしょう。本物の敷布団のような心地良さでリラックスできること間違いなし。
カバーが取り外せるものなら洗濯もできるため、オールシーズン清潔に使うことができるでしょう。アウトドアでナイロン製のシートクッションなどを使っている方も、綿素材の長座布団なら自宅と同じようなくつろぎ空間を実感できますよ。
カバーが取り外せるものなら洗濯もできるため、オールシーズン清潔に使うことができるでしょう。アウトドアでナイロン製のシートクッションなどを使っている方も、綿素材の長座布団なら自宅と同じようなくつろぎ空間を実感できますよ。
い草素材

畳でおなじみのい草ですが、最近ではい草を使用したラグや寝具など、身近に使えるい草商品も人気です。い草素材の長座布団なら、和室から洋室まで幅広いお部屋のテイストに合わせやすいだけでなく、い草ならではの効能も実感できるのが魅力的。吸湿効果に優れているため汗をかいてもムレにくく、調湿効果もあることから季節問わず使いやすいでしょう。大人のリラックス用にはもちろん、自然素材なので赤ちゃんのお昼寝用に使っても良いですね。
どこか懐かしいい草の香りも楽しめるので、プレゼントにも喜ばれるでしょう。
どこか懐かしいい草の香りも楽しめるので、プレゼントにも喜ばれるでしょう。
ポリエステル素材

ポリエステル素材は、綿などの天然素材にはない独特な光沢感があるため、座布団でも渋くなりすぎず現代のお部屋にも合わせやすいでしょう。カラーバリエーション豊富でデザイン性も幅広いことから、和洋問わずさまざまなインテリアに取り入れられます。軽くて強度に優れているため、アウトドアシーンで使っても良いですね。
フリースなどの素材として使われることも多く、なめらかな肌触りを楽しめるのも特徴的です。季節に合わせて使い心地の良いものを選びやすく、こたつ用座布団などにも活躍するでしょう。
フリースなどの素材として使われることも多く、なめらかな肌触りを楽しめるのも特徴的です。季節に合わせて使い心地の良いものを選びやすく、こたつ用座布団などにも活躍するでしょう。
中材で選ぶ

表地の素材と同じように、中材によっても使用感や踏み心地は変わってきます。一般的な座布団とは違い、幅広いシーンで使える長座布団は中材の種類もさまざま。横に並んで座る用、寝転がってリラックスしたい時に使う用、キャンプに持って行ってテントの中で使う用など、同じ長座布団でも幅広い用途で使用できるため、目的に合わせて中材も選ぶと良いでしょう。
大まかに分けてポリエステル綿やウレタンフォームがありますが、座り心地や寝心地が変わってくるので、それぞれ特徴を知っておくことが大事です。
大まかに分けてポリエステル綿やウレタンフォームがありますが、座り心地や寝心地が変わってくるので、それぞれ特徴を知っておくことが大事です。
ポリエステル素材
一般的なクッションや布団のようにふかふかとした触り心地が好きな方は、ポリエステル綿を使った中材のものを選ぶと良いでしょう。弾力感にも優れ、快適な座り心地や寝心地を実感できますよ。なかでもポリエステル綿で固綿をはさんだ三層構造になっているものは、底付き感を抑えて気になる床の冷えなどを軽減してくれるでしょう。長時間座っていてもお尻が痛くなりにくく、こたつ座布団など日常使いにもおすすめです。
ウレタンフォーム
クッションやベッドマットレスなどにも使われるウレタンフォームは、踏み心地が良いので座布団との相性もぴったり。高反発と低反発タイプがあるので、使うシーンや好みの弾力で決めると良いでしょう。
座布団として使う場合は、底付き感がなくへたりにくい高反発タイプのものがおすすめ。特にお尻をしっかり支えてくれる厚みのものが良いでしょう。
低反発タイプは、体に心地良くフィットして包み込まれるような使用感が特徴的で、お昼寝やリラックス用に使うと良いでしょう。
座布団として使う場合は、底付き感がなくへたりにくい高反発タイプのものがおすすめ。特にお尻をしっかり支えてくれる厚みのものが良いでしょう。
低反発タイプは、体に心地良くフィットして包み込まれるような使用感が特徴的で、お昼寝やリラックス用に使うと良いでしょう。
まとめ
従来の座布団と違い、活躍の場が広い長座布団は、シートクッションのような座り心地を楽しめながら布団のような寝心地も楽しめる、万能アイテムです。家以外でも、車の後部座席やアウトドアなど幅広いシーンで活躍するのが魅力的。
デザインだけでなく生地の素材や中材も種類がたくさんあるので、好きな触り心地や使う目的に合わせてぴったりのものを選びましょう。
春のアウトドアから冬のこたつシーズンまで、季節問わず活躍すること間違いなしです。
春のアウトドアから冬のこたつシーズンまで、季節問わず活躍すること間違いなしです。