リビングラグの選び方を解説!
リビングにラグを敷くだけで、お部屋は断然おしゃれになります。
「必要な家具や家電はそろっているけど、インテリアが普通でなんだか物足りない」と感じるときは、リビングラグを取り入れると良いかもしれません。
リビングラグの選び方について、サイズや素材、お手入れ、機能性など多方面からご紹介します。
リビングラグの選び方
リビングラグは、テーブルや椅子のようにどうしても必要と言うものではありません。しかし一枚あると無いとでは、見た目のインテリアが大きく違います。
雑誌で見るおしゃれなお部屋や北欧インテリアには、ラグを敷いている写真が多いのもそのためです。
リビングダイニングのお部屋で、インテリアのテイストが同じだと「統一感はあるけど、どこか物足りないお部屋」になってしまいます。
リビングにラグを敷くと、ゾーニングの効果でダイニングとリビングが視覚的に区切られるのでインテリアにメリハリが出ます。くつろいで食事をするダイニングとリラックスするリビングのエリアを分けることで、住み心地が良くなる効果があるのです。
空間を分ける事はパーテーションやシェルフでも出来ますが、容易にかつ安価に取り入れられるのがリビングラグです。
リビングラグの選び方の「ポイントは以下の通りです。
- リビングラグを敷く場所やサイズで選ぶ
- リビングラグの素材は季節に合わせて選ぶ
- リビングラグは手洗いや洗濯洗いなどお手入れで選ぶ
- リビングラグの機能で選ぶ
- リビングラグのデザインや色・形にも注意して選ぶ
それぞれ解説していきましょう。
リビングラグを敷く場所やサイズで選ぶ
リビングラグのサイズ選びは、実用性とインテリアの両方の面でとても重要です。
ソファの前に敷いて使う場合、ソファより一回り大きいサイズが良いでしょう。例えば2人掛けのソファは幅が140~160cmです。ラグは20%程度大きめの1辺が170cmくらいあるとバランスが良くなります。
リビングラグの上に100cmくらいの小ぶりなテーブルを置く場合は、ラグは240cm程度あるとゆったりと座るスペースを確保できます。 子供の遊ぶスペースを確保したい、ラグの上で寝そべりたいときには、更に大きい260cm以上のリビングラグがお勧めです。
ラグの最適なサイズを把握するには、まず敷く場所をメジャーで採寸しましょう。柱のでっぱりがないか、ドアの開閉に支障はないか、ソファの下に敷きこむかなどもしっかりとチェックしましょう。 新聞紙で同じサイズを作って敷いてみるとサイズ選びで失敗が減ります。面倒な場合はマスキングテープを床に貼ってみるだけでもイメージアップしやすいです。
タイルカーペットなどはセルフカット出来ますが、ラグは基本的にカット出来ないのでサイズは慎重に検討しましょう。
リビングラグの素材は季節に合わせて選ぶ
リビングラグの素材はたくさんありますので、季節に合わせて選ぶと良いでしょう。
ラグの素材は、大きく天然繊維と合成繊維に分かれます。手触りや風合いは素材によって異なるので特徴を知っておくと選ぶときに役立ちます。
天然繊維は、ウールやコットン、リネン、い草、竹など動植物を原料に作られます。吸水性が高かったり、さらっとした手触りだったりと春夏にも快適に使える素材が多いのが特徴です。天然繊維はそれぞれに独特の味わいがありますので、風合いでアクセントを付けたいときは天然繊維のラグがお勧めです。
合成繊維は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなど石油等を原料に製造されます。遊び毛が出にくい、虫などが付きにくいといった便利な機能が備わったラグが多いです。 洗濯機で丸洗い可などお手入れが簡単なタイプもありますので、手軽に取り入れることが出来ます。
リビングラグは手洗いや洗濯洗いなどお手入れで選ぶ
リビングラグには、ホコリや食べ物こぼし、髪の毛や皮脂などの汚れが付きやすいので、清潔に保つためにはお手入れが欠かせません。日常の汚れの大半は掃除機で除去できますが、水洗いできるラグだと汗ジミなどを綺麗に洗い流せます。
掃除機は、週に1~2回程度ゆっくりとかけましょう。パイル毛を起こすように掃除機のヘッドを動かすと中のゴミまで良く取れます。たまにはラグの下も掃除すると湿気対策になります。
リビングラグには、洗濯機で洗えるラグ、手洗いできるラグ、洗えないラグの3種類があります。洗濯表示のタグを確認してみましょう。
洗濯機で丸洗いできるラグは屏風たたみにし、パイル面を表にして洗濯ネットに入れます。水量は多め、水流は弱めにセットし、中性洗剤を使用します。脱水したあとは陰干しして乾かします。
190cmを超えるラグは家庭用洗濯機には入らない場合があるので、コインランドリーを利用しましょう。
手洗いできるラグは、お風呂の浴槽にぬるま湯をためて中性洗剤を入れ、足で押し洗いをします。綺麗になったら、水を入れ替えて3回程度すすぎをします。水を含んだラグは重たいので、しばらく浴槽で水切りをしてから陰干しします。
ラグのサイズが大きいと手洗いはかなり重労働です。難しい場合はクリーニング店にお願いしましょう。 洗えないラグが汚れた場合は、雑巾がけを行います。中性洗剤を水で薄めて雑巾を浸し、硬く絞って拭いていきます。洗剤で雑巾がけした後は、同じように水拭きをします。乾燥は直射日光を避けて陰干しします。 雑巾は固く絞ってから使用しましょう。月1回程度雑巾がけがお勧めです。
リビングラグの機能で選ぶ
リビングラグは、ホコリや花粉を吸着して舞い上がらないようにしたり、床からの冷気や熱を防いだり、床が傷つくのを防いだりといった効果があります。また、い草のラグはべた付きをおさえ、涼しく過ごすといった夏に特化した機能性を有しています。 インテリアとしては、生活空間を分けるゾーニングの効果がありお部屋をメリハリのある印象にしてくれます。
上記の一般的なリビングラグの機能に加えて、最近は撥水、抗菌防臭、防炎、防音、防ダニといった便利な機能を持つラグが増えています。 赤ちゃんやペットを飼っているご家庭では、撥水や防ダニ機能の付いたリビングラグが良いでしょう。マンションやアパートといった集合住宅に住んで方は、階下に響く音を緩和させる防音や、万一の備えとして防炎効果のあるリビングラグを選ぶと安心です。
生活の中で必要な機能を持ったラグを選びましょう。
リビングラグのデザインや色・形にも注意して選ぶ
リビングラグには様々なデザインや色、形がありますので、お部屋の雰囲気に合わせてピッタリなものをチョイスしましょう。
ラグのデザインが無地やシンプルなチェック柄など、おとなしめであればリビングは落ち着いたイメージになります。どんなインテリアテイストのお部屋にも取り入れやすいです。 デザインがオリエンタル柄や幾何学模様などはっきりとした物であれば、ラグ自体がインテリアの主役になります。家具とのテイストがあったものを選ぶと良いでしょう。
カラーもデザインと同様に、ベージュやグレー、アースカラー系、モノトーンであれば落ち着いた印象が強く、濃いカラーやカラフルな配色であれば活発な印象になります。
リビングラグの形は、ソファとの合わせやすさから正方形や長方形が取り入れやすいです。丸型や楕円形のラグは、角がなくやさしい印象になりますのでお部屋のアクセントとして用いると良いでしょう。
リビングラグで、リビングをオシャレに
おしゃれなでリラックスできるリビングを作るには、リビングラグを取り入れると良いでしょう。
リビングラグの選び方で最も重要なことはサイズ感です。ラグを敷く場所を採寸して、他の家具とのバランスを考えながらサイズを決めましょう。気持ち少し大きめにするとゾーニングの効果が高まり、バランスの良いお部屋になります。
リビングラグは素材、機能、デザイン、カラーなど様々ありますので、記事を参考にぴったりな一枚を探してみてください。