ダイニングラグの選び方
ダイニングテーブルの下にラグを敷いていますか?
汚れるので敷いていない方も多いかと思いますが、ダイニングにラグを取り入れるメリットは実はたくさんあります。
ダイニングラグを取り入れるメリットや素材、必要な機能性についてご紹介します。
目次
- ダイニングラグのメリット
- インテリアとしてのダイニングラグ
- ダイニングラグのサイズの選び方
- ダイニングラグの素材と機能性について
- ダイニングラグの形、デザインについて
ダイニングラグのメリット
ダイニングラグのメリットは、フローリングの保護、階下へ音が伝わることの軽減、暑さや寒さの対策、インテリアとしてはゾーニング効果などたくさんあります。
それぞれのメリットを詳しく説明します。
ダイニングラグのメリット
- フローリングの汚れ、傷つきを防止する
- 階下への防音効果がある
- 暑さや寒さへの対策
フローリングの汚れ、傷つきを防止する
ダイニングは家族みんなが食事をする場所なので、飲み物などがこぼれる事は避けられません。すぐに拭けば問題ありませんが、気づかず放置するとシミになって取れなくなる危険性があります。また椅子を頻繁に出し入れしますので、床が傷つく可能性もあります。
ダイニングラグを敷くことで、インテリアを大きく損なうことなくフローリングの汚れや傷つきを防止できます。
特に無垢材は、傷つきやすく、また水に弱いといった特性があります。小さな子供がいるご家庭にはダイニングラグを敷くことをお勧めします。
階下への防音効果がある
マンションやアパートでの音の伝わり方は、空気伝搬音と固体伝搬音の2種類があります。 人の話し声やテレビの音といった空気を伝わって耳に届く空気伝搬音は、マンションではコンクリートの壁によって遮られ隣に聞こえることはほとんどありません。
一方、ダイニングの椅子の出し入れといった振動音(固体伝搬音)は壁や床を伝わって広い範囲に聞こえてしまいます。
椅子の脚にフェルトなどの緩衝材を貼る方法もありますが、取れてしまうことも多く頻繁に貼りなおすのは手間がかかります。
ダイニングラグは階下への音を軽減し、使用している間はずっと効果が継続します。
暑さや寒さへの対策
ダイニングラグは床からの暑さや寒さを軽減してくれます。
冬のフローリングは、スリッパを履いていても底冷えすることがありますが、ラグを一枚挟むとかなりの軽減効果があります。
またラグには適度なクッション性がありますので、床よりもリラックスでき疲れにくいといったメリットもあります。
親の目が行き届くことから、子供がダイニングで勉強をするご家庭が増えています。足元が暖かく、頭部は冷たいままの「頭寒足熱」だと子供の集中力が持続する効果も期待できます。
インテリアとしてのダイニングラグ
お気に入りのダイニングラグを取り入れることで、ダイニングのインテリアを華やかにも、落ち着いた感じにも変化させることが出来ます。
また、ダイニングにラグを敷くことでリビングとの区分が明確となり、視覚的なメリハリが生まれます。このゾーニング効果によって、食事や作業をするダイニングとリラックスするリビングに分かれ居心地よく感じられます。
ダイニングラグのサイズの選び方
ダイニングラグのサイズ選びのポイントは、椅子を引いた状態までカバーできる大きさを選ぶことです。
座った状態を基準にしてしまうと椅子を出し入れする際、ダイニングラグに椅子の脚が引っかかってしまい使いづらいです。
椅子を引くのに必要なスペースは、60~75cmなのでテーブルの幅にプラスしてダイニングラグを選びましょう。
4人掛けテーブルの短辺は80~85cmが多いので、ダイニングラグの1辺は200cm程度あると良いでしょう。 テーブルの長辺に合わせるダイニングラグのサイズは、テーブルの長辺より少し大きめであれば大丈夫です。
ダイニングラグの素材と機能性について
ダイニングラグの素材でお勧めなのは、撥水加工のある繊維タイプか、クッションフロアタイプになります。
ダイニングで使用するので、食べ物や飲み物がこぼれてしまうことは避けられません。リビングで使う毛の長いタイプはダイニングラグとしては不向きです。見た目は繊維タイプがおしゃれですが、お手入れが簡単なのはクッションフロアタイプです。
家族構成が大人だけであれば繊維タイプ、家族の人数が多かったりお子さんが小さかったりする場合は、クッションフロアタイプが良いでしょう。
ダイニングラグの機能性として必ず必要なものは撥水性です。撥水加工がないと、毎回シミになってしまい見た目も衛生面も良くありません。 ダイニングラグは撥水加工されたものを選びましょう。
繊維タイプのラグであれば、洗濯機で洗えるかどうかも重要なポイントです。ラグには、「洗濯機OK」「手洗いのみOK」「水洗い不可」の3タイプがあります。洗濯表示に記載していますので、購入前にしっかりチェックしましょう。
4人掛けテーブルのダイニングラグであれば1辺が200cm程度になり、洗濯機の容量は14kg以上が必要です。家庭用洗濯機は容量10kg未満が多いので、入らない可能性があります。その場合はコインランドリーを利用すると良いでしょう。
手洗いのみOKの場合は、浴槽で踏み洗いをして3回程度すすぎをし、日陰で乾燥させます。かなり重労働ですので、難しければクリーニング店を利用するのが良いでしょう。
撥水性があっても、繊維タイプは汚れが目立つので出来るだけ洗濯機可を選ぶ方が良いでしょう。
クッションフロアタイプは表面が塩化ビニル、下地がウレタンで作られています。塩化ビニルは水分をほとんど吸収せず、また凹凸のあるデザインはあまりないのでお手入れがとても簡単です。
ホームセンターなどでカット売りしている場合があり、サイズも融通が利きやすいです。また繊維タイプと比べて安価な商品が多いです。
普段のお手入れは、掃除機でホコリをとりフロアワイパーをかければ綺麗になります。べたつきが気になり始めたら家庭用洗剤を希釈して拭き掃除をします。
クッションフロアタイプはお手入れがしやすく、また最近はおしゃれな柄もありますので検討の候補に入れておきましょう。
その他、あると良い機能としては、椅子による摩耗があることから耐摩耗性、床暖房があるご家庭であれば床暖房対応、抗菌抗カビなどです。商品購入の際には、必要な機能が備わっているかをチェックしましょう。
ダイニングラグの形、デザインについて
ダイニングラグは、フローリングの汚れ防止や防音性など実用面が重視されますが、せっかく取り入れるのであればデザインにもこだわってみましょう。
まずラグの形は、テーブルに合わせますので基本的には四角形が良いでしょう。丸型や楕円型などは、2人用といった小さめの時に検討してみましょう。
ダイニングラグのデザインは、フローリングの色と類似か同じトーン、ベージュやグレー、折柄のみの模様など控えめなタイプが取り入れやすいでしょう。最近は、フロアクッションタイプでも北欧風の柄があったりしますので、お部屋のテイストにあったものをチョイスしましょう。
ダイニングラグは、実用性を重視して選ぼう!
ダイニングラグはリビングラグよりも汚れることが多く、お手入れのしやすさが重要なポイントです。
まずは実用面を重視して選びましょう。
- 最も必要な機能は撥水性。繊維タイプであれば洗濯機使用可が良い
- サイズは椅子を引いた状態までカバーできる大きさであること
- フロアクッションタイプであればお手入れが簡単
子供が小さいときはフロアクッションタイプ、夫婦のみであればおしゃれな繊維タイプなど使い分けると良いでしょう。
記事を参考にお家にぴったりなダイニングラグを選んでみましょう。