ラグマットの選び方を解説!
「お気に入りの家具や雑貨を揃えてみたけど何か少し物足りない」、「あまりお金をかけたくないけど模様替えをして気分を変えたい」ときはラグマットを取り入れることをお勧めします。
ラグマットはお部屋に占める面積が大きいので、明るいポップなイメージや落ち着いたモダンな雰囲気にもお部屋をイメージチェンジすることが出来ます。
ラグマットを敷く場所とサイズの関係、ラグマットのお手入れなど基本的なポイントをご紹介しますので是非参考にしてみてください。
ラグマットの選び方
まずラグマットをどこに敷くかでサイズや求められる機能が変わってきます。
リビングでソファの前に敷くのであれば、少し大きめのサイズを選ぶと見た目のバランスが良くなります。子供部屋に敷く場合は、小さめで明るいポップ調の丸型も良いでしょう。
ラグマットの最適なサイズ、素材、洗濯、機能性、デザイン・色・形の5つについてご紹介します。
目次
- ラグマットを敷く場所やサイズで選ぶ
- ラグマットの素材は季節に合わせて選ぶ
- 手洗いや洗濯など、お手入れで選ぶ
- ラグマットの機能で選ぶ
- ラグマットのデザインや色・形で選ぶ
ラグマットを敷く場所やサイズで選ぶ
ラグマットを敷くお部屋によって適切なサイズは異なります。ワンルーム、リビング、ダイニングに敷くケースを考えてみましょう。
- ワンルーム
- リビング
- ダイニング
ワンルーム
一人暮らし用に多いワンルームは6~8畳が一般的です。ワンルーム用のラグマットのサイズは1.5~2畳程度が目安になります。1畳は約90×180センチですので、120×180センチや150×200センチなどのサイズが良いでしょう。
インパクトの強い柄ものだと、ラグの印象が強すぎたり手狭な印象になったりしがちです。シンプルで落ち着いたカラーのラグマットがお勧めです。
リビング
リビングをよりリラックスできる空間に変えたいときは、ラグマットを取り入れると良いでしょう。ラグマットには、ダイニングとリビングを区分けるゾーニングの効果があります。食事や作業をするダイニングと、ソファでテレビを見ながらゆったりくつろぐリビングを視覚的に分けることが出来ます。
その際に、ソファより大きめのラグマットを選ぶと部屋全体のコーディネートが綺麗にまとまります。例えば180cmのソファには、190cmくらいのソファより一回り大きいラグマットが良いでしょう。
ラグマットが小さいとソファとのバランスが良くありませんし、ゾーニングの効果も薄れてしまいます
小さい子供が遊ぶスペースも兼ねるのであれば、250cm程度あると良いでしょう。
ダイニング
ダイニングにラグマットを敷く場合は、椅子を引いた状態までカバーできるサイズを選びましょう。ラグマットの大きさが中途半端だと、座ったときに段差でがたついたり、椅子を出し入れする際に引っかかったりとストレスを感じてしまいます。
椅子を引くのに必要なスペースは、60~75cmなのでテーブルの幅にプラスしてダイニングラグを選びましょう。
ラグマットの素材は季節に合わせて選ぶ
ラグマットは使う季節をイメージしながら、素材を選ぶと良いでしょう。
春夏のラグマットは、清涼感のあるサラリとした素材がお勧めです。蒸れにくい素材としては、吸湿性の高い「コットン」「い草」「竹」「麻」などの天然素材が優れています。カラーはトーンが軽く、明るめだと涼しい印象になります。
畳のイメージが強い「い草」ですが、最近は様々なカラーやタイプが販売されており、お部屋のテイストに合うものがきっと見つかるでしょう。
より涼しさを求める場合は、冷感素材のラグマットも選択肢の一つです。
秋冬のラグマットは、中綿やウレタンで厚みのあるキルトラグや、ファー調で毛先の長いアクリル素材、ポリエステル素材のラグだとくつろぎ感がアップします。ホットカーペットや床暖房、こたつと組み合わせて使用できるタイプもあります。
季節によってラグマットを変えることは良いお部屋の模様替えになりますが、保管スペースの問題で通年同じラグマットにしたいご家庭もあるでしょう。その場合は、毛先の短いループタイプのシンプルなラグマットがお勧めです。素材はウールやコットンといった天然素材か、ポリエステルが適しています。
手洗いや洗濯など、お手入れで選ぶ
ラグマットにはホコリや皮脂の汚れが付きやすいので、水洗いできるかはお手入れの大切なポイントです。特に赤ちゃんやペットがいるご家庭では丸洗いできるラグマットが安心です。
洗えるラグマットには、洗濯機で洗えるタイプと手洗いのみ可の2種類があります。洗濯 表示をよく確認しましょう。
洗濯機で丸洗いできるとお手入れがとても楽になりますが、2畳(約190×190cm)を超えるラグマットは家庭用洗濯機の容量をオーバーしてしまうケースが多いです。
その場合は、コインランドリーを利用すると良いでしょう。 ラグマットの手洗いは、浴槽につけて踏み洗いをします。ただ、複数回すすぎをする必要や乾燥に長時間かかることを考えるとかなりの重労働になります。クリーニング店にお願いするのも選択肢の一つです。
ラグマットの機能で選ぶ
ラグマット全般には、衝撃や音を吸収する防音効果や冷気を緩和する断熱効果があります。
最近は、抗菌、防臭、防ダニや水洗い可能、滑り止め加工、耐熱加工などラグマットをより便利に使える機能が増えてきています。
- 耐熱加工
- 滑り止め加工
- 抗菌・防臭・防ダニ加工
耐熱加工
耐熱加工のラグマットは、ホットカーペットや床暖房、こたつと一緒に使えます。熱に弱いラグマットだと裏地と表地の接着が剥がれたり、劣化してしまったりするケースがあります。また、い草や竹といった素材も耐熱効果がなく注意が必要です。
ホットカーペットに使うラグマットは、「ホットカーペット対応」のマークがあるものを選びましょう。耐熱加工と共に、熱伝導も考慮されているので快適に使うことが出来ます。
滑り止め加工
ラグマットはフローリングの上で使うことが多いですが、頻繁にめくれたり、ズレたりすると毎回元に戻すのがストレスです。
ラグマットには、裏面にツブツブのある滑り止め加工を施したものがありますので、そちらを選びましょう。別売りで滑り止めシートやマットも販売されていますが、ラグマット自体に滑り止め加工があると購入する必要がありません。
また軽めのラグマットはズレやすいので、少し重みがあるラグで滑り止め付きを選ぶと良いでしょう。
抗菌・防臭・防ダニ加工
衛生面を強化したのが、抗菌、防臭、防ダニ加工です。メーカーが独自の基準で、細菌やダニの増殖を抑制する効果や忌避効果があるものにマークを付与しています。
ダニは、温度が20~30℃、湿度60%、人の皮脂や食べこぼしなどで増殖します。ラグマットはダニ繁殖の条件に当てはまりやすく、衛生面を強化したラグマットは安心できます。
参考までに他のダニ対策としては、掃除機による吸引、スチームアイロンや布団乾燥機での高温乾燥、洗濯、天日干し、防虫シートやスプレーなどがあります。防ダニ加工のラグマットにもこういったお手入れを定期的に行いましょう。
ラグマットのデザインや色・形で選ぶ
ラグマットはお部屋の印象を大きく左右するアイテムですので、デザインや色、形にも注意して選びましょう。
色がグレーやナチュラルカラーで、無地や柄面積が小さいラグマットはどんなお部屋にも合いやすく落ち着いた印象になります。反対に色の濃淡がはっきりしていたり、柄面積が大きかったりするとラグマットがインテリアの主役になります。
また白色のラグマットはお部屋を広く見せる効果があり、グレーなど濃い目の色になるほど引き締める効果があります。
ラグマットは四角い形が多いですが、円形や楕円形、動物型など様々あります。ソファやお部屋のサイズに合わせるのは、直線的な四角形が便利です。
甘めのテイストを取り入れたい場合は、円形や楕円形などの丸みのあるラグマットだと優しい感じに仕上がります。子供部屋、キッズスペースには動物柄なども良いでしょう。
お部屋にピッタリな一枚を見つけよう!
お部屋のインテリアに少し物足りなさを感じている、あまりお金をかけずに模様替えをしてみたいときにはラグマットを取り入れるのがお勧めです。
ラグマットの選び方は、
- 置く場所のスペースからサイズを決める
- 使う季節で素材を選ぶ(通年同じラグマットなら春夏をベースに)
- お手入れ方法や機能性をチェック
- デザイン、色、形を決める
の4点を考えながら絞り込むと良いでしょう。お部屋にぴったりな一枚を探してみましょう。