枕が原因で起こる肩こりについて解説 更新日: 2021-10-05 投稿日: 2021-09-24 暮らしの知恵 目次1 枕が原因で起こる肩こりについて解説2 枕が原因で起こる、肩こりのメカニズム2.1 睡眠時の姿勢を作る枕と、肩こりの関係性2.2 枕は肩こりの原因の一つ2.3 肩こりが日常生活に及ぼす影響3 自分にあった枕を選ぼう 枕が原因で起こる肩こりについて解説 長時間のPCを使った仕事や家事が原因で肩こりが発生することは、多くの人が知っていますが、実は枕が原因となっている場合も。 自分に合っていない枕で眠ることにより、一日の疲れをとりきれないことにもつながっていきます。 疲れを取るはずの睡眠中に、肩こりが起きてしまう… そんな枕と肩こりの関係性を解説していきます。 原因を知り対策をしていくことで、よりよい睡眠の質へ向上させていきましょう。 目次 枕が原因で起こる、肩こりのメカニズム 睡眠時の姿勢を作る枕と、肩こりの関係性 枕は肩こりの原因の一つ 肩こりが日常生活に及ぼす影響 枕が原因で起こる、肩こりのメカニズム 普段は何ともないのに、出張や旅行先でいつもと違う枕で寝たら、急に肩こりを感じたことのある人は意外と多いのではないでしょうか。慣れない枕で寝違えて首や肩に痛みを感じることもありますよね。 まず、最初にどうして首や肩こりになってしまうのか、根本的なメカニズムについて解説をしていきます。 頸椎・脊椎の周りには、大きな広背筋や僧帽筋のほかに棘下筋、肩甲挙筋などたくさんの筋肉が重なって支え合っています。日常生活の中でこれらの筋肉の緊張が続くと、疲労物質がたまって硬くなり、それが原因で血液や体液の循環を悪くしたり、さらには末梢神経を傷つけてしまうこともあります。この筋肉の中で起きている現象が、肩や首のこりや痛みの原因なのです。 つまり、日常生活の活動で首や肩周辺の筋肉が疲労・硬直し、それが睡眠時に解消されないことが朝の首や肩こりの原因といえるでしょう。すなわち枕には寝ている間に肩や首の疲れを休める機能が求められています。 睡眠時の姿勢を作る枕と、肩こりの関係性 睡眠時に大切な姿勢に合う枕は、仰向けと横向きでそれぞれ異なります。 【仰向け】頚椎の前弯カーブにフィットする枕 【横向き】肩から首の曲線にフィットする枕 それぞれ、頚椎の前弯カーブや肩から首の曲線にフィットしない、合わない枕を使うことによって筋肉に負担がかかり、肩こりや痛みが起こりやすくなります。 そのため、『枕の高さが合っていない』、『寝ている間に枕から頭が落ちてしまう』、『枕の幅が狭くて寝返りが打てない』状況になる枕は肩こりの原因となっている可能性も。 使用している枕によっては、以下に紹介する不調の原因にもなりますので、使用している枕が当てはまっていないか確認をしてみてくださいね。 枕のサイズ 枕の高さ 低すぎる枕 枕の硬さ 柔らかすぎる枕 枕のサイズ ■横幅が狭い枕 人は睡眠中に無意識のうちに寝返りを繰り返し、体の位置や姿勢を調整しています。 そのため、寝返りをしたタイミングで頭が枕から落ちてしまい、寝違えや肩こりの原因をつくっている可能性も。 枕の幅は肩幅の1.5倍くらいの大きさが、ゆったりと寝返りをうてて落ち着いて眠れるおすすめの枕幅です。 枕の高さ ■高すぎる枕 枕が高すぎると寝ているときの姿勢が不自然になり、肩や首の筋肉が緊張状態になってしまいます。不自然な姿勢を保つために、知らない間に常に力が入った状態が続いてしまうので、血行不良の原因にもなります。その結果、起床したときに肩や首に重さや痛みを感じることにつながっていきます。 低すぎる枕 高すぎる枕がダメなら、低ければOK?!ともいえないのです。 枕が低すぎても肩こりや首こりの原因になってしまいます。 理由は首に枕がフィットしにくくなり、敷き布団と首、枕と首との間に隙間ができて、首のS字カーブ支えられずに頭の重さが分散できなくなくなります。枕と首の間に隙間ができてしまうと支えがない状態となってしまうので、高すぎず低すぎず自分に合った枕の使用が大切です。 枕の硬さ お好みによっては硬い枕がお好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか。 あまりに硬すぎると枕の表面が硬くなり、首から背骨までの頸椎のカーブにフィットしにくく、睡眠時に首や肩にストレスを与えることもありますので、注意をしましょう。 柔らかすぎる枕 柔らかい枕は、ふんわり感に癒されますよね。 しかし、柔らかすぎる枕では肩や首を支えることが難しい場合もあります。 睡眠時に大切な首のS字カーブを支えられず、肩や首への違和感を感じることも。 また、柔らかい枕は頭を置いたときに、その重さを支えることができず、枕がつぶれてしまいます。 枕は肩こりの原因の一つ 肩こりは同じ姿勢を続ける事により、筋肉が緊張して発生します。長時間同じ姿勢でパソコン作業やスマホの操作をしたあとに、なんだか首や肩の重さを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。 そのため、姿勢を変えずに作業を続ける事によって肩こりの原因となる『筋肉の疲労』や『血行不良』が起こってしまいます。 パソコン作業やスマホ操作同様に、睡眠時にも自分に合っていない枕を使用することにより、首や肩の筋肉に疲労し、血行が悪化することもあります。 睡眠時には首のS字カーブに合った枕をしようすることで、頭の重さを分散することができますが、寝返りをうった際に頭が枕から落ちてしまうことも。 そうなることによって、肩こりを発症しやすくなるので寝返りをうてるような枕を選ぶことも一つの対応策となります。 肩こりが日常生活に及ぼす影響 「肩こり」の原因は大きく4つに分かれます。 同じ姿勢・眼精疲労・運動不足・ストレス。 これらは多忙を極める現代人の日常では避けては通れないものではないでしょうか。だからこそ、生活にも健康にも大きな影響を及ぼすと考えられています。 解消されない「コリ」はやがて痛みに変化していき、腕が上がりにくくなったり家事やパソコン作業が辛くなるなど、生活に支障をきたすことにもなりかねません。また最近では「肩こり」が血圧にも深く関係しているというデータが発表されたことで、一層「肩こり」対策が注目されています。 これまでは低血圧の人に「肩こり」が多く見られるとされていましたが、実は高血圧の人にも「肩こり」が多いことがわかりました。低血圧も高血圧もストレスや血流の悪化が原因に挙げられます。症状に違いはあっても、その原因の中で「肩こり」が引き金になり、さらに「肩こり」が症状を悪化させているとも言えます。 自分にあった枕を選ぼう 枕と肩こりの原因について、心当たりがある方もいたのではないでしょうか。 肩こりはなくても、「朝目が覚めた時、体が重い気がする」「眠りが浅く夜中に目覚めてしまう」などといった不具合がある人も、もしかしたら枕が合っていないからかもしれません。 そんなときは一度枕を見直してみてはいかがでしょうか。肩こりの原因となる、首と枕に隙間がなく首のS字カーブが枕によって支えられているというポイントを抑えつつ、高さや素材などを含めて自分に合った枕を見つけましょう。 枕 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: こたつで寝ると風邪を引くのは本当?こたつで寝るデメリットについて 快適な睡眠が枕次第!?枕の選び方を解説 肩こりの原因は合わない枕にある? 畳の張替えについて徹底解説!
目次1 枕が原因で起こる肩こりについて解説2 枕が原因で起こる、肩こりのメカニズム2.1 睡眠時の姿勢を作る枕と、肩こりの関係性2.2 枕は肩こりの原因の一つ2.3 肩こりが日常生活に及ぼす影響3 自分にあった枕を選ぼう 枕が原因で起こる肩こりについて解説 長時間のPCを使った仕事や家事が原因で肩こりが発生することは、多くの人が知っていますが、実は枕が原因となっている場合も。 自分に合っていない枕で眠ることにより、一日の疲れをとりきれないことにもつながっていきます。 疲れを取るはずの睡眠中に、肩こりが起きてしまう… そんな枕と肩こりの関係性を解説していきます。 原因を知り対策をしていくことで、よりよい睡眠の質へ向上させていきましょう。 目次 枕が原因で起こる、肩こりのメカニズム 睡眠時の姿勢を作る枕と、肩こりの関係性 枕は肩こりの原因の一つ 肩こりが日常生活に及ぼす影響 枕が原因で起こる、肩こりのメカニズム 普段は何ともないのに、出張や旅行先でいつもと違う枕で寝たら、急に肩こりを感じたことのある人は意外と多いのではないでしょうか。慣れない枕で寝違えて首や肩に痛みを感じることもありますよね。 まず、最初にどうして首や肩こりになってしまうのか、根本的なメカニズムについて解説をしていきます。 頸椎・脊椎の周りには、大きな広背筋や僧帽筋のほかに棘下筋、肩甲挙筋などたくさんの筋肉が重なって支え合っています。日常生活の中でこれらの筋肉の緊張が続くと、疲労物質がたまって硬くなり、それが原因で血液や体液の循環を悪くしたり、さらには末梢神経を傷つけてしまうこともあります。この筋肉の中で起きている現象が、肩や首のこりや痛みの原因なのです。 つまり、日常生活の活動で首や肩周辺の筋肉が疲労・硬直し、それが睡眠時に解消されないことが朝の首や肩こりの原因といえるでしょう。すなわち枕には寝ている間に肩や首の疲れを休める機能が求められています。 睡眠時の姿勢を作る枕と、肩こりの関係性 睡眠時に大切な姿勢に合う枕は、仰向けと横向きでそれぞれ異なります。 【仰向け】頚椎の前弯カーブにフィットする枕 【横向き】肩から首の曲線にフィットする枕 それぞれ、頚椎の前弯カーブや肩から首の曲線にフィットしない、合わない枕を使うことによって筋肉に負担がかかり、肩こりや痛みが起こりやすくなります。 そのため、『枕の高さが合っていない』、『寝ている間に枕から頭が落ちてしまう』、『枕の幅が狭くて寝返りが打てない』状況になる枕は肩こりの原因となっている可能性も。 使用している枕によっては、以下に紹介する不調の原因にもなりますので、使用している枕が当てはまっていないか確認をしてみてくださいね。 枕のサイズ 枕の高さ 低すぎる枕 枕の硬さ 柔らかすぎる枕 枕のサイズ ■横幅が狭い枕 人は睡眠中に無意識のうちに寝返りを繰り返し、体の位置や姿勢を調整しています。 そのため、寝返りをしたタイミングで頭が枕から落ちてしまい、寝違えや肩こりの原因をつくっている可能性も。 枕の幅は肩幅の1.5倍くらいの大きさが、ゆったりと寝返りをうてて落ち着いて眠れるおすすめの枕幅です。 枕の高さ ■高すぎる枕 枕が高すぎると寝ているときの姿勢が不自然になり、肩や首の筋肉が緊張状態になってしまいます。不自然な姿勢を保つために、知らない間に常に力が入った状態が続いてしまうので、血行不良の原因にもなります。その結果、起床したときに肩や首に重さや痛みを感じることにつながっていきます。 低すぎる枕 高すぎる枕がダメなら、低ければOK?!ともいえないのです。 枕が低すぎても肩こりや首こりの原因になってしまいます。 理由は首に枕がフィットしにくくなり、敷き布団と首、枕と首との間に隙間ができて、首のS字カーブ支えられずに頭の重さが分散できなくなくなります。枕と首の間に隙間ができてしまうと支えがない状態となってしまうので、高すぎず低すぎず自分に合った枕の使用が大切です。 枕の硬さ お好みによっては硬い枕がお好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか。 あまりに硬すぎると枕の表面が硬くなり、首から背骨までの頸椎のカーブにフィットしにくく、睡眠時に首や肩にストレスを与えることもありますので、注意をしましょう。 柔らかすぎる枕 柔らかい枕は、ふんわり感に癒されますよね。 しかし、柔らかすぎる枕では肩や首を支えることが難しい場合もあります。 睡眠時に大切な首のS字カーブを支えられず、肩や首への違和感を感じることも。 また、柔らかい枕は頭を置いたときに、その重さを支えることができず、枕がつぶれてしまいます。 枕は肩こりの原因の一つ 肩こりは同じ姿勢を続ける事により、筋肉が緊張して発生します。長時間同じ姿勢でパソコン作業やスマホの操作をしたあとに、なんだか首や肩の重さを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。 そのため、姿勢を変えずに作業を続ける事によって肩こりの原因となる『筋肉の疲労』や『血行不良』が起こってしまいます。 パソコン作業やスマホ操作同様に、睡眠時にも自分に合っていない枕を使用することにより、首や肩の筋肉に疲労し、血行が悪化することもあります。 睡眠時には首のS字カーブに合った枕をしようすることで、頭の重さを分散することができますが、寝返りをうった際に頭が枕から落ちてしまうことも。 そうなることによって、肩こりを発症しやすくなるので寝返りをうてるような枕を選ぶことも一つの対応策となります。 肩こりが日常生活に及ぼす影響 「肩こり」の原因は大きく4つに分かれます。 同じ姿勢・眼精疲労・運動不足・ストレス。 これらは多忙を極める現代人の日常では避けては通れないものではないでしょうか。だからこそ、生活にも健康にも大きな影響を及ぼすと考えられています。 解消されない「コリ」はやがて痛みに変化していき、腕が上がりにくくなったり家事やパソコン作業が辛くなるなど、生活に支障をきたすことにもなりかねません。また最近では「肩こり」が血圧にも深く関係しているというデータが発表されたことで、一層「肩こり」対策が注目されています。 これまでは低血圧の人に「肩こり」が多く見られるとされていましたが、実は高血圧の人にも「肩こり」が多いことがわかりました。低血圧も高血圧もストレスや血流の悪化が原因に挙げられます。症状に違いはあっても、その原因の中で「肩こり」が引き金になり、さらに「肩こり」が症状を悪化させているとも言えます。 自分にあった枕を選ぼう 枕と肩こりの原因について、心当たりがある方もいたのではないでしょうか。 肩こりはなくても、「朝目が覚めた時、体が重い気がする」「眠りが浅く夜中に目覚めてしまう」などといった不具合がある人も、もしかしたら枕が合っていないからかもしれません。 そんなときは一度枕を見直してみてはいかがでしょうか。肩こりの原因となる、首と枕に隙間がなく首のS字カーブが枕によって支えられているというポイントを抑えつつ、高さや素材などを含めて自分に合った枕を見つけましょう。 枕