家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説

家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説

家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説
家の購入は「一生に一度の大きな買い物」とも呼ばれ、購入までに多くの時間やお金がかかります。
「家を買う」と聞くとマンションや一戸建てなど家の種類などに注目してしまいがちですが、お金について考えることは大変重要です。予算や月々に支払うお金について事前に把握しておかないと、住宅ローンの返済や想像以上の修繕費の支払いによって苦しむことになるかもしれません。
この記事では家の種類別の費用だけでなく、多くの人が家を購入すると決めたきっかけや年収ごとの借入金額の目安についても紹介します。家の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

家の種類と家の購入にかかる費用

家の種類と家の購入にかかる費用
家の購入費用は、家の種類や状態によって大きく異なります。基本的に家の種類は「一戸建て・マンション」の大きく2つに分けられますが、その中でもさらに細かく分類されるため、事前に種類を把握しておくことが重要です。まずは、家の種類とそれぞれの費用について紹介します。

一戸建ての種類

一戸建ての家は、以下のように4つに分類されることが多いです。
  • 注文住宅:自由な家造りができる/土地は自分で用意が必要
  • 建売住宅:土地と家がセットになっている/自由に間取りや仕様を変更することは難しい
  • 建築条件付き土地(土地つき注文住宅):家を建てる時期や建築業者が指定されている家のこと/建売よりも購入者の意見が取り入れられやすい
  • 中古戸建て住宅:中古の一戸建てのこと/限られた予算内でも探しやすい(後からリフォームをすることも可能
一戸建ては選択肢が多く、種類によって値段も大きく変化する傾向にあります。値段は自由度が高くなるほど上がりやすく、新築であれば「注文住宅>建築条件付き住宅>建売住宅」の順に値段が高くなることが多いです。希望を多く通そうとすると値段が上がってしまうため、自分の要望をどこまで通すのか、最も優先すべきことは何なのかを決めることが重要です。
中古物件は、かなり安い値段で家を購入できることがメリットです。値段で家の種類を選ぶと中古物件を選択しがちですが、あまり築年数が古い物件を購入すると修繕費用がかさみ、想像以上のお金がかかってしまいます。値段だけに注目せず、使い勝手の良さを考慮して選ぶとよいでしょう。

家を購入する際にかかる費用

では、家を買う際にはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。ここでは、長期固定金利住宅ローンのフラット35が2019年に行った利用者調査から、それぞれの家を購入する際にかかった費用について注目します。
家の種類 所要費用(全国平均値)
土地付き注文住宅 4,257万円
建売住宅 3,494万円
注文住宅 3,454万円
(予定建設費+土地取得費)
中古戸建 2,574万円
マンション 4,521万円
中古マンション 3,110万円
(出典:2019年度 フラット35利用者調査)
表から、マンションを購入した場合に一番多くのお金がかかっていることが分かります。また一戸建ての場合は土地付き注文住宅が4,257万円と最も高く、新築一戸建てを購入する場合は、およそ3,500万円〜4,000万円程度がかかると考えてよいでしょう。一方戸建て・マンションともに中古を購入した場合は費用を抑えることができますが、先述の通り建物や設備の痛み具合によっては別途リフォームや修繕工事が必要になります。
購入費用は家の種類によって大きく異なるため、予算に合った種類の家を購入することが重要です。

家を買うメリットとデメリット

家の種類と家の購入にかかる費用
次に、家を購入するメリットとデメリットについて紹介します。家を買ったことを後悔することのないように、一度目を通してみてください。

家を買うメリット

家を購入するメリットは、以下の通りです。
  • 自分の思った通りに設備や間取りを決められる
  • 資産になるので、社会的信用が高まる
  • ローン完済後は住居費の心配をする必要がない
持ち家の最大のメリットは、設備や間取りなどを自由に決められることです。賃貸物件では小さな工事をする際にも大家さんに許可を取る必要がありますが、購入した家であれば自分の持ち物なので、好きにカスタマイズすることができます。また持ち家は資産になるため、社会的信用が高まることもメリットの1つと言えるでしょう。

家を買うデメリット

一方家の購入には、以下のようなデメリットも存在します。
  • 家本体だけでなく、土地代や諸費用など多くのお金がかかる
  • ライフスタイルに変化があった際も簡単に住み替えできない
  • 固定資産税などの税金を支払う必要がある
  • 古くなってきたり、壊れたりした際は修繕費やリフォーム代が発生する
  • 売却時に希望価格で売れるとは限らない
家を買うデメリットは、多くのお金がかかることです。特に家を建てる際には、頭金や各種手数料などの複数の支払いをすることになります。また購入後も固定資産税などのお金を支払う必要があり、ローン以外にも多くのお金がかかります。さらに賃貸とは異なり設備が壊れた際には自分で修理を行う必要があるため、古くなってきた際の修繕費やリフォーム代が発生する点もデメリットの1つとして挙げられます。

家を買うと決めたポイント

家の種類と家の購入にかかる費用
家が欲しいと思いながらも、中々購入を決心できない人も多いかもしれません。ここでは多くの人が家の購入を決めた3つの理由を紹介します。

ライフスタイルの変化

最も多い理由は、子どもが生まれたなどライフスタイルの変化によるものです。
「家族が増えて住んでいる家が手狭になった」「子どもが騒いでも周囲を気にせずにいられる環境が欲しい」などの理由で家を購入する人は多いです。
また両親と同居する・実家の近くに住みたいなどにより、家の購入を決める人も多く存在します。

家賃を支払い続ける必要がないため

「住宅ローンの完済後は家賃を支払い続ける必要がない」との理由により、家を買う人も多いです。
賃貸の場合は引っ越しをしない限り、同じ家賃をずっと支払い続ける必要がありますが、家を購入すれば、住宅ローン完済後は居住費をかなり抑えることができます
また「リタイア後も住まいについて心配する必要がない」との点も重視されるポイントです。

条件のよい物件を見つけたから

以前から家を買うことを検討はしていた場合は、条件のよい物件を見つけたことで購入に踏み切る人も多いです。
特にマンションや建売住宅は間取りや設備が既に決まっているため、少しでも自分の希望に近い家を探すことがポイントです。
自分の条件にピッタリ合った家を見つけたら思い切って購入してしまうことも、家の購入には重要なポイントと言えるでしょう。

年収別の住宅ローンシミュレーション

家の種類と家の購入にかかる費用
家を購入する際は、ほとんどの場合住宅ローンを利用することになります。
住宅ローンの返済期間や総返済額は月に返済できる金額や借入額によって異なるため、事前にどの程度のお金を借りるのかについて考えておく必要があります。
最後に、年収400万円と600万円の場合のローン借入金額について、シミュレーションを行ってみます。

年収400万円の場合

まずは、年収400万円の場合の借入可能金額について調べます。ここではフラット35の公式サイトに掲載されているシミュレーションを使用して、以下の条件で計算を行います。

    【シミュレーション条件】

  • 融資金利:年1.350%(フラット35利用融資率9割以下の場合に最も多い金利)
  • 返済方法:元利均等返済
  • 返済期間:35年
すると借入可能額は、3,903万円と求められました。希望すれば4,000万円近い借入は可能ですが、住宅ローンの年間返済額は収入の20%〜25%程度に収めることが理想的と言われています
よって年間返済額は80〜100万円にすることがベストなので、35年ローンの場合の借入額は、2,800万程度を借入額の目安にするとよいでしょう。

年収600万円の場合

では、年収600万円の場合はどのようになるのでしょうか。
条件は400万円の計算時と同様に計算をすると、借入可能額は5,854万円と求められます。
ただ理想年間返済額は120〜150万円なので、年収600万円の場合は4,200万円程度を借入の目安とするとよいでしょう。

家を買う金額は種類によって大きく異なるため、まずは予算と種類を明確にすることが重要

家の種類と家の購入にかかる費用
この記事では、家の種類や金額、家を買うメリット・デメリットについて紹介しました。家を購入する際は間取りや設備に注目してしまいがちですが、家を買うことが決まった後は、予算や購入する家の種類を明確にすることが重要です。
家を買うために必要なお金は、家の種類によって大きく異なります。注文住宅など間取りや設備を自由に設定できる家は値段が高くなり、中古物件を購入した場合は値段を抑えることができます。ただ中古物件は修繕費やリフォームに多くのお金がかかることも多いので、家の購入費以外のお金についても考えることが重要です。まずは収入や月々の返済可能額から借入額を計算し、予算や家の種類を選んでみてください。
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