和室をおしゃれにする方法は?インテリアを工夫してモダンな和室を作る4つのコツ 更新日: 2022-12-15 投稿日: 2022-03-11 インテリア暮らしの知恵畳 目次1 和室をおしゃれにする方法は?インテリアを工夫してモダンな和室を作る4つのコツ2 和室の利用例3 和室のメリット4 モダンな雰囲気の和室をつくるための4つのコツ4.1 落ち着いた色で統一する4.2 高さの低い家具を選ぶ4.3 ペンダントライトを選ぶ4.4 和風の小物を置く5 和室の導入費5.1 新築の場合5.2 リフォーム5.3 置き畳6 モダンな和室をつくるためには、ベースカラーや小物選びが重要 和室をおしゃれにする方法は?インテリアを工夫してモダンな和室を作る4つのコツ 畳や和室と聞くと、和風な家のイメージがあるかもしれません。しかし近年は、洋風な家の中に畳を敷き、おしゃれなインテリアでモダンな雰囲気の和室をつくる人が増えています。 モダンな和室は洗練されたイメージを与えるだけでなく、落ち着いた優しい雰囲気が魅力です。この記事では、和室をおしゃれにするためのヒントや、和室の活用方法について紹介します。また和室の導入費用などについても解説するので、ぜひ参考にしてください。 和室の利用例 い草の香りや落ち着いた雰囲気により、和室を検討する人が増えています。ただ中には、「和室には憧れるけれど、あまり馴染みがないのでどのように使ってよいか分からない」と悩んでいる人も多いかもしれません。 和室に馴染みがないと少し難しく考えてしまうかもしれませんが、「和室だから」と部屋の用途をせばめてしまう必要はありません。例えば、以下のように使用することができます。 【和室の利用例】 寝室として 客間やゲストルームとして 仕事や作業をする場所として 趣味や休憩スペースとして 子どもが遊ぶ部屋に 家族がくつろげるリビングに 和室の使い道に困ったら、和室の特性を活かした部屋の使い方を考えてみることがおすすめです。和室はい草の香りやその柔らかい雰囲気により、リラックス効果を感じる人が多いです。よって和室をリラックスルームとして使う場合は、寝室や家族がくつろげる場所・仕事の合間に一息つける場所として利用するとよいでしょう。 また和室はおもてなしの空間としても活用できるため、客間やゲストルームとして使用する人も多いです。さらに限られた空間を活かし、書斎など仕事や作業に集中するための場所としても役立ちます。 和室のメリット ここまで、和室の活用方法について紹介しました。では、和室にはどのようなメリットがあるのでしょうか。和室の主なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。 リラックス効果がある 消臭/脱臭効果がある 目的を選ばず使用できる 横になっても痛くない 上記のメリットの中でも特に大きなものは、い草によるリラックス効果です。「和室で過ごしていると何だかリラックスできる」と感じる人は多いですが、その理由は畳の原材料であるい草にあります。 天然い草にはフィトンチッドと呼ばれる芳香成分が豊富に含まれており、このフィトンチッドは「森林の香り」とも言われています。よって和室に入りい草の匂いをかぐことで、森の中に入ったような気分になり、リラックスできるのです。またこのフィトンチッドには、消臭・脱臭効果なども期待できると言われています。 さらに和室はいつでも寝転ぶことができるため、その使い勝手のよさを気に入る人も多いです。フローリングはそのまま寝転ぶと痛みを感じてしまいますが、畳は適度な弾力があり、布団などを敷かずに寝転ぶこともできます。さらに小さな子どもがハイハイをしたり、走り回ったりしても危険が少なく、もし転んでしまっても柔らかいため、ケガの心配も少なくて済みます。 和室は客間などの特別な部屋として使用するだけでなく、家事スペースや趣味の部屋・寝室・子どもの遊び場など、様々な目的に合わせて使用できます。 マイホームに和室をつくった場合は、子どもが小さいときは遊び場として、子どもが大きくなった後は、家族のリラックスルームや趣味の部屋など、ライフスタイルに合わせて使い道を変えるとよいでしょう。 モダンな雰囲気の和室をつくるための4つのコツ このように、和室は用途に合わせて幅広く使用することができます。ただ「せっかく和室を作るならおしゃれな部屋にしたい」と思う人は多いですが、いざおしゃれな和室を作ろうと思っても、どのような家具を置けばおしゃれな雰囲気になるのかと悩む人は多いです。 モダンな雰囲気の和室を作るためには、以下のようなポイントに気をつけて部屋づくりを行なってみてください。 落ち着いた色で統一する 高さの低い家具を選ぶ ペンダントライトを選ぶ 和風の小物を置く 落ち着いた色で統一する インテリアを考える際は、まずベースとなる色を決めることがポイントです。和室は基本的に淡い色が多いので、家具や小物などは落ち着いた色で統一するとよいでしょう。茶色やグレーなどの色や、日本の伝統色である紺色やえんじなどの落ち着いた色を選ぶと、部屋を引き締めることができます。 高さの低い家具を選ぶ ベースカラーを決めた後は、畳の上に置く家具を選びます。和室に置く家具はなるべく高さの低いものを選び、洋風により過ぎないシンプルなデザインのものを選ぶとマッチしやすくなります。 どの家具から選ぶか迷ったら、テーブルなどの部屋の印象を左右する大きめの家具から選ぶことをおすすめします。大きな家具を置いた後に少し部屋が寂しく感じる場合は、差し色として明るい色の小物などを選ぶとよいでしょう。 ペンダントライトを選ぶ おしゃれな部屋作りのためには、ライトの選び方も重要です。明かりはシーリングではなく、和風のペンダントライトを設置してみてください。 その際丸みのあるデザインや、和紙を使用したものを選ぶと、より和の雰囲気を演出できます。またペンダントライトだけでなく、床に置くタイプのライトを合わせて使用することもおすすめです。床に置くタイプのライトは、丸や竹などの素材を使用したものを選ぶことがポイントです。 和風の小物を置く もし洋室で使っていた机やソファなどを使用する場合は、竹や籐などの素材を使用した小物を置くことで、部屋の雰囲気をさらに和に近づけられます。大きな家具が決まっている場合は、小物を工夫することで、和の雰囲気を演出してみてください。 和室の導入費 最後に、和室の導入費用について紹介します。新築・リフォーム・置き畳の3つに分けて紹介するので、自宅に合った方法を検討してみてください。 新築の場合 新築の家に和室をつくる費用は、約20万〜30万円程度と言われています。部屋の一部に畳を敷く程度の和室であればそれほど高いお金はかかりませんが、独立した和室を作る場合は、襖や障子・鴨居なども必要になるため、費用が高くなりがちです。和室を検討する場合は、予算と合せて理想の部屋について考えるとよいでしょう。 リフォーム リフォームにより洋室を和室にする場合は、20万〜60万円程度の費用が発生することが多いです。 またリフォームは、現在の部屋をどこまで改装するかによっても値段が変わります。「フローリングは剥がさずに畳を敷き詰める」といった場合はそれほど高額になりませんが、小上がりを設置する・部屋をつなげるなどの場合は、50万円以上のお金がかかる傾向にあります。 置き畳 賃貸に住んでいる場合など和室を作ることが難しい場合は、置き畳の設置が便利です。置き畳はフローリングの上に設置できる便利な畳のことで、リフォームが難しい場合でも、部屋の一角を和室のように使用することができます。 置き畳は値段も手頃で、安いものであれば1枚2,000円程度で購入できます。厚みや色など様々な種類のものがあるので、自宅に合うタイプのものを気軽に購入できることもポイントです。 モダンな和室をつくるためには、ベースカラーや小物選びが重要 この記事では、和室がある暮らしのメリットや、モダンな和室をつくるコツについて紹介しました。和室に馴染みがないと活用方法が分からないと感じてしまいがちですが、和室は客間や子どもの遊び場・寝室など、様々な用途に使用できます。 モダンな雰囲気の和室をつくるためには、ベースカラーに落ち着いた色を選び、ペンダントライトや小物など、和の雰囲気を感じるものを置くことがポイントです。ぜひおしゃれな和室で、落ち着いた時間を過ごしてみてください。 なお、イケヒコオンラインショップでは、畳の張り替えサービスも承っております。老舗メーカーならではの高品質な畳表をお手頃な価格で取り揃えていますので、ぜひご利用ください。 イケヒコオンラインショップの畳替えサービスはこちら The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: リフォームするならどっち?工務店とハウスメーカー徹底比較 失敗しない!マンション改装のチェックポイント 【要チェック】ハウスメーカーでお家をリフォームするときに気にしたい5つのポイント リノベーション物件とは?そのメリット・デメリットとチェックポイント
目次1 和室をおしゃれにする方法は?インテリアを工夫してモダンな和室を作る4つのコツ2 和室の利用例3 和室のメリット4 モダンな雰囲気の和室をつくるための4つのコツ4.1 落ち着いた色で統一する4.2 高さの低い家具を選ぶ4.3 ペンダントライトを選ぶ4.4 和風の小物を置く5 和室の導入費5.1 新築の場合5.2 リフォーム5.3 置き畳6 モダンな和室をつくるためには、ベースカラーや小物選びが重要 和室をおしゃれにする方法は?インテリアを工夫してモダンな和室を作る4つのコツ 畳や和室と聞くと、和風な家のイメージがあるかもしれません。しかし近年は、洋風な家の中に畳を敷き、おしゃれなインテリアでモダンな雰囲気の和室をつくる人が増えています。 モダンな和室は洗練されたイメージを与えるだけでなく、落ち着いた優しい雰囲気が魅力です。この記事では、和室をおしゃれにするためのヒントや、和室の活用方法について紹介します。また和室の導入費用などについても解説するので、ぜひ参考にしてください。 和室の利用例 い草の香りや落ち着いた雰囲気により、和室を検討する人が増えています。ただ中には、「和室には憧れるけれど、あまり馴染みがないのでどのように使ってよいか分からない」と悩んでいる人も多いかもしれません。 和室に馴染みがないと少し難しく考えてしまうかもしれませんが、「和室だから」と部屋の用途をせばめてしまう必要はありません。例えば、以下のように使用することができます。 【和室の利用例】 寝室として 客間やゲストルームとして 仕事や作業をする場所として 趣味や休憩スペースとして 子どもが遊ぶ部屋に 家族がくつろげるリビングに 和室の使い道に困ったら、和室の特性を活かした部屋の使い方を考えてみることがおすすめです。和室はい草の香りやその柔らかい雰囲気により、リラックス効果を感じる人が多いです。よって和室をリラックスルームとして使う場合は、寝室や家族がくつろげる場所・仕事の合間に一息つける場所として利用するとよいでしょう。 また和室はおもてなしの空間としても活用できるため、客間やゲストルームとして使用する人も多いです。さらに限られた空間を活かし、書斎など仕事や作業に集中するための場所としても役立ちます。 和室のメリット ここまで、和室の活用方法について紹介しました。では、和室にはどのようなメリットがあるのでしょうか。和室の主なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。 リラックス効果がある 消臭/脱臭効果がある 目的を選ばず使用できる 横になっても痛くない 上記のメリットの中でも特に大きなものは、い草によるリラックス効果です。「和室で過ごしていると何だかリラックスできる」と感じる人は多いですが、その理由は畳の原材料であるい草にあります。 天然い草にはフィトンチッドと呼ばれる芳香成分が豊富に含まれており、このフィトンチッドは「森林の香り」とも言われています。よって和室に入りい草の匂いをかぐことで、森の中に入ったような気分になり、リラックスできるのです。またこのフィトンチッドには、消臭・脱臭効果なども期待できると言われています。 さらに和室はいつでも寝転ぶことができるため、その使い勝手のよさを気に入る人も多いです。フローリングはそのまま寝転ぶと痛みを感じてしまいますが、畳は適度な弾力があり、布団などを敷かずに寝転ぶこともできます。さらに小さな子どもがハイハイをしたり、走り回ったりしても危険が少なく、もし転んでしまっても柔らかいため、ケガの心配も少なくて済みます。 和室は客間などの特別な部屋として使用するだけでなく、家事スペースや趣味の部屋・寝室・子どもの遊び場など、様々な目的に合わせて使用できます。 マイホームに和室をつくった場合は、子どもが小さいときは遊び場として、子どもが大きくなった後は、家族のリラックスルームや趣味の部屋など、ライフスタイルに合わせて使い道を変えるとよいでしょう。 モダンな雰囲気の和室をつくるための4つのコツ このように、和室は用途に合わせて幅広く使用することができます。ただ「せっかく和室を作るならおしゃれな部屋にしたい」と思う人は多いですが、いざおしゃれな和室を作ろうと思っても、どのような家具を置けばおしゃれな雰囲気になるのかと悩む人は多いです。 モダンな雰囲気の和室を作るためには、以下のようなポイントに気をつけて部屋づくりを行なってみてください。 落ち着いた色で統一する 高さの低い家具を選ぶ ペンダントライトを選ぶ 和風の小物を置く 落ち着いた色で統一する インテリアを考える際は、まずベースとなる色を決めることがポイントです。和室は基本的に淡い色が多いので、家具や小物などは落ち着いた色で統一するとよいでしょう。茶色やグレーなどの色や、日本の伝統色である紺色やえんじなどの落ち着いた色を選ぶと、部屋を引き締めることができます。 高さの低い家具を選ぶ ベースカラーを決めた後は、畳の上に置く家具を選びます。和室に置く家具はなるべく高さの低いものを選び、洋風により過ぎないシンプルなデザインのものを選ぶとマッチしやすくなります。 どの家具から選ぶか迷ったら、テーブルなどの部屋の印象を左右する大きめの家具から選ぶことをおすすめします。大きな家具を置いた後に少し部屋が寂しく感じる場合は、差し色として明るい色の小物などを選ぶとよいでしょう。 ペンダントライトを選ぶ おしゃれな部屋作りのためには、ライトの選び方も重要です。明かりはシーリングではなく、和風のペンダントライトを設置してみてください。 その際丸みのあるデザインや、和紙を使用したものを選ぶと、より和の雰囲気を演出できます。またペンダントライトだけでなく、床に置くタイプのライトを合わせて使用することもおすすめです。床に置くタイプのライトは、丸や竹などの素材を使用したものを選ぶことがポイントです。 和風の小物を置く もし洋室で使っていた机やソファなどを使用する場合は、竹や籐などの素材を使用した小物を置くことで、部屋の雰囲気をさらに和に近づけられます。大きな家具が決まっている場合は、小物を工夫することで、和の雰囲気を演出してみてください。 和室の導入費 最後に、和室の導入費用について紹介します。新築・リフォーム・置き畳の3つに分けて紹介するので、自宅に合った方法を検討してみてください。 新築の場合 新築の家に和室をつくる費用は、約20万〜30万円程度と言われています。部屋の一部に畳を敷く程度の和室であればそれほど高いお金はかかりませんが、独立した和室を作る場合は、襖や障子・鴨居なども必要になるため、費用が高くなりがちです。和室を検討する場合は、予算と合せて理想の部屋について考えるとよいでしょう。 リフォーム リフォームにより洋室を和室にする場合は、20万〜60万円程度の費用が発生することが多いです。 またリフォームは、現在の部屋をどこまで改装するかによっても値段が変わります。「フローリングは剥がさずに畳を敷き詰める」といった場合はそれほど高額になりませんが、小上がりを設置する・部屋をつなげるなどの場合は、50万円以上のお金がかかる傾向にあります。 置き畳 賃貸に住んでいる場合など和室を作ることが難しい場合は、置き畳の設置が便利です。置き畳はフローリングの上に設置できる便利な畳のことで、リフォームが難しい場合でも、部屋の一角を和室のように使用することができます。 置き畳は値段も手頃で、安いものであれば1枚2,000円程度で購入できます。厚みや色など様々な種類のものがあるので、自宅に合うタイプのものを気軽に購入できることもポイントです。 モダンな和室をつくるためには、ベースカラーや小物選びが重要 この記事では、和室がある暮らしのメリットや、モダンな和室をつくるコツについて紹介しました。和室に馴染みがないと活用方法が分からないと感じてしまいがちですが、和室は客間や子どもの遊び場・寝室など、様々な用途に使用できます。 モダンな雰囲気の和室をつくるためには、ベースカラーに落ち着いた色を選び、ペンダントライトや小物など、和の雰囲気を感じるものを置くことがポイントです。ぜひおしゃれな和室で、落ち着いた時間を過ごしてみてください。 なお、イケヒコオンラインショップでは、畳の張り替えサービスも承っております。老舗メーカーならではの高品質な畳表をお手頃な価格で取り揃えていますので、ぜひご利用ください。 イケヒコオンラインショップの畳替えサービスはこちら