ジャパンディスタイルのインテリアのつくり方の6つのポイント 更新日: 2022-12-15 投稿日: 2021-10-26 暮らしの知恵畳 目次1 ジャパンディスタイルのインテリアのつくり方の6つのポイント 2 ジャパンディの事例3 ジャパンディスタイル6つのポイント3.1 ポイント①北欧と和の家具を組み合わせる3.2 ポイント②北欧と和の配色を取り入れる3.3 ポイント③北欧と和の様式を取り入れる3.4 ポイント④天然素材を取り入れる3.5 ポイント⑤シンプルにまとめる3.6 ポイント⑥家具は低めを選ぶ4 まとめ ジャパンディスタイルのインテリアのつくり方の6つのポイント みなさんは、ジャパンディスタイルについてご存知でしょうか。 ジャパンディの言葉そのものを初めて聞いたという方も少なくないかもしれませんが、これからトレンド入りする可能性もある注目ワードとなっています。 本記事では、そんなジャパンディスタイルについて詳しくご説明したいと思います。 ジャパンディの事例 ジャパンディスタイルとは、日本の伝統的な和を中心としたデザインと北欧のミニマリズムを融合させた空間を創出することです。 和室を初めとした古来より日本人に愛され続けている伝統的な日本家屋に採用されているものを想像して頂きたいと思います。日本家屋では、和室に採用されている畳の素材や家具においても自然由来の素材を使用していることが多く、それらを適切に設置することによって空間魅力値を最大限に高めていると言えるでしょう。また、空間創出におていはフリースペースに趣を感じるの日本独特の感覚にマッチしており、日本人の美意識を刺激しているものが和デザインの特徴であると言えるでしょう。 一方、北欧スタイルの最大の特徴はシンプルかつ機能性が高い家具に重きを置いています。北欧の生活圏では、冬季が長くなっているため多くの時間を家の中で過ごす習慣があることから発生した文化とされています。そのため、家具においては機能性を追求したものが好まれており、北欧家具は日常的に使うにあたって最適化されているものが多くなっているのです。また、部屋自身はシンプルなデザインですが、インテリア等において淡い色合いのパステルカラーなどを採用することによって、雰囲気を優しいものへと変貌させることに成功しています。 ジャパンディスタイルとは、これらの異なる2国における文化を融合させることなのです。 具体的な事例としては、北欧スタイルの特徴である家具およびインテリアには天然素材を使用したものを採用し、和スタイルの特徴である空間に余裕を持たせることによってシンプル&ミニマルを意識した空間を創出することができます。 ジャパンディスタイル6つのポイント それでは、ジャパンディスタイルの6つのポイントについて解説していきます。 ポイント①北欧と和の家具を組み合わせる ポイント②北欧と和の配色を取り入れる ポイント③北欧と和の様式を取り入れる ポイント④天然素材を取り入れる ポイント⑤シンプルにまとめる ポイント⑥家具は低めを選ぶ ポイント①北欧と和の家具を組み合わせる ジャパンディスタイルでは、北欧と和の家具を同時に取り入れることが重要です。 北欧家具は、木材などの自然素材を使用して職人がこだわり抜いて製作した人の体に合わせた曲線的なフォルムが大きな特徴となっています。一方で、日本の家具においても職人のこだわりを見ることはできますし自然素材を大切にしいます。細部までこだわった日本の職人らしいシンプルでありスタイリッシュな外観が大きな特徴となっています。 上述したように、北欧と日本では家具の特徴に違いがありますが、これらの特徴をもった家具を同一空間に設置することによってジャパンディスタイルである空間を創出することができるのです。 なお、家具全般において「ジャパンディの家具である。」と明言している家具は限定的ですが、一部のブランドにおいては明言はしてないですがジャパンディの要素を強く取り入れていると感じる家具が市販されていますので、参考にしていただきたいと思います。 ポイント②北欧と和の配色を取り入れる ジャパンディスタイルでは、北欧と和の配色を同時に取り入れることが重要です。 北欧の配色では、ライトグレー・イエロー・グリーン・ブラウン・ベージュなど明るくてニュートラルであると表現できる色が採用されていることが多く、天然木とパステルタッチの組み合わせが大きな特徴となっています。一方で、日本の配色では藍色・若草色・茜色・藤色・黒色などの彩度が低いアースカラーや黒といったくらい深みがかった色合いが大きな特徴となっています。 上述したように、北欧と日本では配色の特徴に違いがありますが、これらの特徴をもった配色を同一空間に設置することによってジャパンディスタイルである空間を創出することができるのです。なお、北欧と日本のスタイルを融合させるのがジャパンディスタイルの特徴ですので、北欧家具基調とする場合は和の配色を取り入れることが重要です。 ポイント③北欧と和の様式を取り入れる ジャパンディスタイルでは、北欧と和の様式を同時に取り入れることが重要です。 例えば、部屋に障子を設置することによって和のテイストを出すのであれば椅子やベッドなどについては北欧家具を採用することでジャパンディスタイルである空間を創出することができます。また、北欧家具を基調として壁紙は日本を連想させる柄を採用することでジャパンディスタイルである空間を創出することができます。 このように、様式にどちらかのテイストに傾向することなくバランスよく配置することが重要です。 ポイント④天然素材を取り入れる ジャパンディスタイルでは、天然素材を取り入れることが重要です。 北欧と日本に共通して断言できることは、どちらも木材の素材を重要視していることです。 また、他の素材であれば濃い色合いの木材に合わせて竹・和紙などを積極的に採用することによって日本の要素を全面的に出すことができます。一方、明るい色合いの木材に合わせてリネン・ウールなどを積極的に採用することによって北欧の要素を全面的に出すことができます。 このように、北欧や日本のイメージが付随している天然素材を使用したインテリアを取り入れることが重要です。 ポイント⑤シンプルにまとめる ジャパンディスタイルでは、シンプルにまとめることが重要です。 北欧の大きな特徴はミニマリズムであり、日本の大きな特徴は侘寂です。北欧も日本も同様に、シンプルなデザインを追求することで美しく豊かな空間が生まれるという思想が見て取れます。そのため、家具および小物はできる限りシンプルにして配置する必要があります。また、要素をそぎ落として空間の1箇所にのみ個性を最大限に発揮させて視線が集まる場所を誘導することによって、部屋の印象はより一層良くなります。 専門的用語ではフォーカルポイントと言いインテリアを選択するにあたってこれを意識することでメリハリを創出することができるため空間そのものが引き締まった印象を与えることができます。 ポイント⑥家具は低めを選ぶ ジャパンディスタイルでは、低めの家具を選択することがが重要です。 日本では、和室で見られるように床に座る暮らしが一般的に認知されているためジャパンディスタイルを追及するうえでも、この要素は重要です。 低い家具を意識的に選択することによって、空間には必然的に余裕が生まれますのでミニマルな雰囲気を醸しだすことができます。 まとめ ここまで、ジャパンディスタイルについて詳しくご説明させて頂きました。 ジャパンディスタイルでは、北欧と日本の良いとこ取りとなっていますので非常におすすめのスタイルとなっています。北欧と日本では生活スタイルも大きく異なることから、融合することは難しいのでないかと感じる方もおられるかもしれませんが、そのようなことはありません。お互いが融合することによって新しいスタイルを構築することができますので、ジャパンディスタイルを取り入れることによってお部屋の印象も大きく変えることができるでしょう。 本記事をご覧になられた方が、ジャパンディスタイルについて詳しくなって頂けたのであれば幸いです。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: ラグ・カーペットの洗濯方法の疑問を解決! グレーインテリアのコーディネートを作る4つのポイント 人気のインテリアスタイル『ジャパンディ』でおしゃれな和室に 【簡単】引っ越し前必見!子ども・学校等の手続き手引き
目次1 ジャパンディスタイルのインテリアのつくり方の6つのポイント 2 ジャパンディの事例3 ジャパンディスタイル6つのポイント3.1 ポイント①北欧と和の家具を組み合わせる3.2 ポイント②北欧と和の配色を取り入れる3.3 ポイント③北欧と和の様式を取り入れる3.4 ポイント④天然素材を取り入れる3.5 ポイント⑤シンプルにまとめる3.6 ポイント⑥家具は低めを選ぶ4 まとめ ジャパンディスタイルのインテリアのつくり方の6つのポイント みなさんは、ジャパンディスタイルについてご存知でしょうか。 ジャパンディの言葉そのものを初めて聞いたという方も少なくないかもしれませんが、これからトレンド入りする可能性もある注目ワードとなっています。 本記事では、そんなジャパンディスタイルについて詳しくご説明したいと思います。 ジャパンディの事例 ジャパンディスタイルとは、日本の伝統的な和を中心としたデザインと北欧のミニマリズムを融合させた空間を創出することです。 和室を初めとした古来より日本人に愛され続けている伝統的な日本家屋に採用されているものを想像して頂きたいと思います。日本家屋では、和室に採用されている畳の素材や家具においても自然由来の素材を使用していることが多く、それらを適切に設置することによって空間魅力値を最大限に高めていると言えるでしょう。また、空間創出におていはフリースペースに趣を感じるの日本独特の感覚にマッチしており、日本人の美意識を刺激しているものが和デザインの特徴であると言えるでしょう。 一方、北欧スタイルの最大の特徴はシンプルかつ機能性が高い家具に重きを置いています。北欧の生活圏では、冬季が長くなっているため多くの時間を家の中で過ごす習慣があることから発生した文化とされています。そのため、家具においては機能性を追求したものが好まれており、北欧家具は日常的に使うにあたって最適化されているものが多くなっているのです。また、部屋自身はシンプルなデザインですが、インテリア等において淡い色合いのパステルカラーなどを採用することによって、雰囲気を優しいものへと変貌させることに成功しています。 ジャパンディスタイルとは、これらの異なる2国における文化を融合させることなのです。 具体的な事例としては、北欧スタイルの特徴である家具およびインテリアには天然素材を使用したものを採用し、和スタイルの特徴である空間に余裕を持たせることによってシンプル&ミニマルを意識した空間を創出することができます。 ジャパンディスタイル6つのポイント それでは、ジャパンディスタイルの6つのポイントについて解説していきます。 ポイント①北欧と和の家具を組み合わせる ポイント②北欧と和の配色を取り入れる ポイント③北欧と和の様式を取り入れる ポイント④天然素材を取り入れる ポイント⑤シンプルにまとめる ポイント⑥家具は低めを選ぶ ポイント①北欧と和の家具を組み合わせる ジャパンディスタイルでは、北欧と和の家具を同時に取り入れることが重要です。 北欧家具は、木材などの自然素材を使用して職人がこだわり抜いて製作した人の体に合わせた曲線的なフォルムが大きな特徴となっています。一方で、日本の家具においても職人のこだわりを見ることはできますし自然素材を大切にしいます。細部までこだわった日本の職人らしいシンプルでありスタイリッシュな外観が大きな特徴となっています。 上述したように、北欧と日本では家具の特徴に違いがありますが、これらの特徴をもった家具を同一空間に設置することによってジャパンディスタイルである空間を創出することができるのです。 なお、家具全般において「ジャパンディの家具である。」と明言している家具は限定的ですが、一部のブランドにおいては明言はしてないですがジャパンディの要素を強く取り入れていると感じる家具が市販されていますので、参考にしていただきたいと思います。 ポイント②北欧と和の配色を取り入れる ジャパンディスタイルでは、北欧と和の配色を同時に取り入れることが重要です。 北欧の配色では、ライトグレー・イエロー・グリーン・ブラウン・ベージュなど明るくてニュートラルであると表現できる色が採用されていることが多く、天然木とパステルタッチの組み合わせが大きな特徴となっています。一方で、日本の配色では藍色・若草色・茜色・藤色・黒色などの彩度が低いアースカラーや黒といったくらい深みがかった色合いが大きな特徴となっています。 上述したように、北欧と日本では配色の特徴に違いがありますが、これらの特徴をもった配色を同一空間に設置することによってジャパンディスタイルである空間を創出することができるのです。なお、北欧と日本のスタイルを融合させるのがジャパンディスタイルの特徴ですので、北欧家具基調とする場合は和の配色を取り入れることが重要です。 ポイント③北欧と和の様式を取り入れる ジャパンディスタイルでは、北欧と和の様式を同時に取り入れることが重要です。 例えば、部屋に障子を設置することによって和のテイストを出すのであれば椅子やベッドなどについては北欧家具を採用することでジャパンディスタイルである空間を創出することができます。また、北欧家具を基調として壁紙は日本を連想させる柄を採用することでジャパンディスタイルである空間を創出することができます。 このように、様式にどちらかのテイストに傾向することなくバランスよく配置することが重要です。 ポイント④天然素材を取り入れる ジャパンディスタイルでは、天然素材を取り入れることが重要です。 北欧と日本に共通して断言できることは、どちらも木材の素材を重要視していることです。 また、他の素材であれば濃い色合いの木材に合わせて竹・和紙などを積極的に採用することによって日本の要素を全面的に出すことができます。一方、明るい色合いの木材に合わせてリネン・ウールなどを積極的に採用することによって北欧の要素を全面的に出すことができます。 このように、北欧や日本のイメージが付随している天然素材を使用したインテリアを取り入れることが重要です。 ポイント⑤シンプルにまとめる ジャパンディスタイルでは、シンプルにまとめることが重要です。 北欧の大きな特徴はミニマリズムであり、日本の大きな特徴は侘寂です。北欧も日本も同様に、シンプルなデザインを追求することで美しく豊かな空間が生まれるという思想が見て取れます。そのため、家具および小物はできる限りシンプルにして配置する必要があります。また、要素をそぎ落として空間の1箇所にのみ個性を最大限に発揮させて視線が集まる場所を誘導することによって、部屋の印象はより一層良くなります。 専門的用語ではフォーカルポイントと言いインテリアを選択するにあたってこれを意識することでメリハリを創出することができるため空間そのものが引き締まった印象を与えることができます。 ポイント⑥家具は低めを選ぶ ジャパンディスタイルでは、低めの家具を選択することがが重要です。 日本では、和室で見られるように床に座る暮らしが一般的に認知されているためジャパンディスタイルを追及するうえでも、この要素は重要です。 低い家具を意識的に選択することによって、空間には必然的に余裕が生まれますのでミニマルな雰囲気を醸しだすことができます。 まとめ ここまで、ジャパンディスタイルについて詳しくご説明させて頂きました。 ジャパンディスタイルでは、北欧と日本の良いとこ取りとなっていますので非常におすすめのスタイルとなっています。北欧と日本では生活スタイルも大きく異なることから、融合することは難しいのでないかと感じる方もおられるかもしれませんが、そのようなことはありません。お互いが融合することによって新しいスタイルを構築することができますので、ジャパンディスタイルを取り入れることによってお部屋の印象も大きく変えることができるでしょう。 本記事をご覧になられた方が、ジャパンディスタイルについて詳しくなって頂けたのであれば幸いです。