カーペットのふわふわ感を復活させる方法
手触りが気に入って購入したカーペットも、長く使用しているとふわふわ感が損なわれてしまいます。
確かにカーペットは経年劣化によりへたってしまうもの。しかし、だからと言って一度へたったらそれで終わりということではないのです。
この記事ではカーペットのふわふわ感を蘇らせるための方法を紹介します。
へたってしまったお気に入りのカーペットを復活させたい、という方はぜひ参考にしてください。
カーペットは経年劣化によってふわふわ感が損なわれる
- ほこりや髪の毛が絡みついている
- 重いものを長期間置いている
毛がへたってしまうと本来のふわふわな触り心地も台無しです。
へたりは経年劣化によりどのようなカーペットでも起こりますが、ジャギーラグなど毛の長い製品は特にへたりやすい傾向にあります。
1. ほこりや髪の毛が絡みついている
へたれの原因として挙げられるのはほこりや髪の毛などの細かいゴミです。
購入当初のカーペットの毛は油分でコーティングされており、汚れやほこりの吸着を防ぐ効果を持っています。
しかし、経年劣化により毛の油分が無くなってくるとほこりや髪の毛が絡みつき、ゴワゴワに固まってしまうのです。
重いものを長期間置いている
もうひとつの原因がカーペットの上に重いものを長期間置いているというものです。
部屋の模様替えをしようとしたら家具を置いていた箇所だけカーペットの毛がへたっていた、ということはどなたでも経験があるでしょう。
他にも「いつも座る箇所だけへたっている」「よく人が通る箇所だけへたっている」というケースもあります。上から圧力を掛けられているため、部分的に毛がヘタってしまうのです。
カーペットのふわふわ感を復活させる方法4選
ヘタってしまったカーペットの毛を復活させるための方法を4つ紹介します。
- ブラッシングで毛を起こす
- ドライヤーの温風で毛を立たせる
- スチームを当てて毛足を整える
- クリーニングに出す
残念ながら購入当初と同様の感触とはいきませんが、これらの方法を試すことで本来のふわふわ感をある程度まで蘇らせることができるでしょう。
1. ブラッシングで毛を起こす
最も簡単な方法がブラッシングです。ヘアブラシを使い、へたってしまった毛を立てるようにブラッシングしましょう。
上手く毛が立たないというときは霧吹きなどで軽く湿らせると毛の形を整えやすくなります。
水濡れNGの素材であれば蒸しタオルをしばらく当てておきましょう。
ゴワゴワに固まって通常のヘアブラシでは櫛が通らない、という場合はペット用のブラシがおすすめです。
細い櫛でしつこく絡んだカーペットの毛をほどき、髪の毛やゴミも一除去します。
2. ドライヤーの温風で毛を立たせる
ブラッシングだけではふわふわにならない、という場合はドライヤーの使用がおすすめです。
ドライヤーの温風を下から毛を立たせるように当てましょう。
毛と毛の間に空気を送り込むことで、よりふんわりと仕上がります。
なお、ドライヤーの出力はなるべく低く設定して使用してください。
温度が高すぎると製品自体を傷めてしまう恐れががあります。
3. スチームを当てて毛足を整える
家庭でできる最も効果的な方法はスチームを当てることです。
家庭用のスチームクリーナーや、アイロンのスチーム機能を利用します。
スチームの熱と湿気で毛の形状が整えやすくなるので、ヘアブラシや指で毛を立たせていきましょう。
スチームは非常に高温ですので、火傷に注意しながら慎重に作業を行ってください。
また長時間スチームを当てると素材が傷んだり、場合によっては素材が溶けてしまったりすることもあります。
もちろんアイロンを直接当てるのはNGです。
4. クリーニングに出す
先に紹介した3つの方法でもふわふわ感が取り戻せない場合は業者に頼るのも手です。
ただし、クリーニングに出したからと言って必ずしもふわふわ感が復活するとは限りません。
ふわふわ感の復活を目的としてクリーニングを利用するのであれば、その趣旨を業者に説明し、効果があるか相談した上で判断するとよいでしょう。
触感を維持したい人はへたりにくいカーペットを選ぼう
どのようなカーペットであれ、長期間使用すれば少なからず毛がへたってしまうものです。
経年劣化による形状変化ですので、普段から丁寧に扱っていたとしても完全に防ぐことは難しいでしょう。
カーペットの触感が変わるのが嫌な方は予めへたりにくいカーペットを選ぶことをおすすめします。
1. 丸洗いができるカーペットを選ぶ
自宅での洗濯が可能なカーペットであれば、一度丸洗いするだけで簡単にふわふわ感を取り戻すことができます。
洗濯後はブラッシングを行い、毛並みを整えておくとよいでしょう。
最近は毛足が長いタイプのカーペットでも丸洗い可能な製品が多く登場しています。
イケヒコのオンラインショップでも水洗い可の製品をお使っていますので、ぜひショップを覗いてみてください。
2. 毛足が短い・毛がないカーペットを選ぶ
カーペットのへたりは毛足の長い製品の方がより顕著に現れます。
毛足が短ければへたれないという訳ではありませんが、へたりが目立ちにくいことはメリットと言えるでしょう。
また、平織の毛足がないタイプのカーペットを選ぶ方法もあります。
平織のカーペットは丈夫でへたりにくく、髪の毛も絡みにくいことから掃除も簡単です。
3. 毛の密度が高いカーペットを選ぶ
毛の密度が高い生地の製品はへたりにくく、長く使用することができます。
カーペットの毛の密度を知りたいときは目付量(一定範囲の毛の重さ)とパイルハイ(毛の長さ)をチェックしましょう。
目付量が多く、パイルハイが短い製品ほど毛が密集していると言えます。 密度の高い生地の代表例がウィルトン織カーペットになります。
ウィルトン織カーペットは、高密度に織り上げることで、耐久性はもちろん、繊細なデザインを表現できるのも特徴です。
優れた弾力性と、ウィルトン織ならではの重厚感と高級感をお楽しみ下さい。
【まとめ】
この記事ではカーペットのふわふわ感を復活させる方法を紹介しました。
購入当時の触感が無くなってしまったカーペットでも、諦めずに記事内の方法を試してみてください。
なお、イケヒコのオンラインショップでは様々なタイプのカーペットを取り扱っています。水洗い可能でお手入れが簡単な製品も多数ラインナップさ
れていますので、お気に入りのカーペットを探してみましょう。
イケヒコ編集部
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