庭作りの予算や注意点、簡単アイディアご紹介 更新日: 2022-09-06 投稿日: 2022-08-29 暮らしの知恵 「庭が殺風景でつまらない」「今あるスペースを有効活用したい!」そんな方にぴったりの庭作りのアイディアをご紹介します。 いきなり庭作りを始めようとしても「何から始めたらいいのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。イメージだけで初めて失敗してしまうことも少なくありません。 当記事では、庭造りの楽しみ方から、気になる予算、失敗しないための注意点を解説。 さらに具体的なおすすめアイテムを合わせてご紹介します。あなたの理想を叶える「庭作り」の参考にしてください。 目次1 庭作りの楽しみ方2 庭作りの予算2.1 目安3 庭作りのポイント・注意点3.1 庭作りのイメージ・テーマを決める3.2 現状の環境を確認する3.3 動線3.4 お手入れ・メンテナンスのことを考える3.5 ご近所のことも配慮して考える4 庭作り おすすめアイディア4.1 ウッドデッキ4.2 シェード4.3 ベンチやテーブルを置く4.4 レンガ花壇5 まとめ 庭作りの楽しみ方 庭作りの楽しみ方は人それぞれ。キレイになったお庭で何をしたいか想像してみましょう。 ・ハーブガーデンをつくって、自家製の食事やお茶を楽しみたい ・シンボルツリーの下で読書を楽しみたい ・家庭菜園でフレッシュなトマトを収穫したい など 完成したお庭で何をしたいかイメージすると、庭作りがグッと楽しくなりますよ。 庭作りの予算 庭作りにかける予算は、一般的に住宅の建築費用の1割程度といわれています。 リフォームの場合は、数万円で手軽に済ませる場合から、100万円以上の工事を行う場合まで様々です。 同じリフォームでも、自分でDIYする場合と、業者に依頼する場合で費用が異なります。自分で施工して安く済ませても、あとから問題が発生することがあるのでご注意ください。 現状のお庭の状態によっても費用は大きく異なります。気になる方は、業者に見積もりを依頼しましょう。 目安 一般的なサイズのお庭でリフォームを依頼する場合、予算の目安は次の通りです。 コンクリートでの整地 10~50万円 ジャリの敷き詰め 10~50万円 天然芝の敷き詰め 10万円程度 ウッドデッキの設置 50~100万円程度 ただし、お庭の状態によっては追加で整備費用が必要になる場合もあるでしょう。場合によっては、自分で材料を集めるよりも業者に依頼したほうが安いこともあります。 費用が気になる方はリフォーム業者に見積もりを依頼してみましょう。 庭作りのポイント・注意点 庭作りは基礎が大切です。日当たりや土質によって、植えられる植物が異なります。環境が合わないとせっかく植えた植物がすぐに枯れてしまうことも。 庭作りのポイントと注意点を解説します。 庭作りのイメージ・テーマを決める 庭作りを始める前に「イメージ・テーマ」を決めておきましょう。 テーマは和風庭園、北欧風など、あなたの好みに合わせて決めてください。街並みや家自体のテイストとあわせると統一感がうまれます。 現状の環境を確認する 庭作りにおいては、現状を確認しておくことが大切です。 ・日当たり ・土質 ・既存の植物 3つの環境についてポイントを解説します。 日当たり 日当たりによって育つ植物が異なります。日当たりを確認するためには「方角」を確認しましょう。東西南北それぞれの方角の特性は次の通りです。 東 午前中に日が当たり、午後から日陰になる方角。半日陰で育つ植物に最適。 南 一日を通して日当たりがよい方角。家庭菜園がよく育つ。 西 午後から日が当たりはじめ、西日が強い方角。暑さに強い植物に最適。 北 日当たりが悪い方角。日陰を好む植物に最適。 周りに高い木や建物がある場合は日のあたり方が変わります。庭作りを始める前に、一日を通じた日当たりを確認しておきましょう。 土質 植物が育つには、土質が重要です。土質があわなければ、植物が枯れてしまいます。その土地が以前、どのようにつかわれていたかによって土質は大きく異なります。 たとえば、駐車場だった土地に植物を植える場合、そのまま植えると土が固くて育ちにくいでしょう。状況に応じて土質を整える必要があります。 植物が育つ土質にするためには次の3つがポイントです。 ・根をはるのに十分な深さと硬さがある ・保水と排水ができる ・程度な酸度(ph)が保たれている 「環境を整えたのに植物が育たない」そんな時は、酸度が偏っているのかもしれません。 植物を育てるには土を「中性~弱酸性」に保つ必要があります。酸度は酸度計で計ることができるので、植物の生育が悪いときはチェックしてみてください。 既存の植物など 「もともと大きな木が生えてる」など、既存の植物がある場合はその植物を活かした庭作りがおすすめです。今ある環境を活かせば、費用を節約できますよ。 大きな木をそのままにする場合は「どこに日陰ができるか」を調べておくことも重要です。 動線 「植物のお手入れがしやすい動線」は庭作りを成功させるポイント。 水道からの水やり動線や、リビングから庭にでる動線はなるべくスムーズになるようにしましょう。 ジャリや枕木で小道を作っておくと、お手入れの際に靴に土がつかないので玄関周りが汚れずにすみます。 お手入れ・メンテナンスのことを考える 「お手入れにどのくらいの時間が確保できるか」をあらかじめ考えておきましょう。 時間がかけられないのにメンテナンスが大変なお庭を作ってしまうとキレイな状態を保つのが難しくなります。 たとえば、天然芝と人工芝なら、人工芝の方がお手入れがカンタンです。 毎日時間がとれるのか、土日だけなのか、月に数回なのか、あなたの状況にあわせた庭作りをしましょう。 ご近所のことも配慮して考える ご近所と接している土地の場合「窓からの視線」や「落ち葉が落ちないか」にも気を配りましょう。 視線が気になりそうであれば、ウッドフェンスなどで視界をさえぎります。 木を植えて目隠しにする場合は、お隣に落ち葉が落ちないよう気をつけてください。 庭作り おすすめアイディア 庭作りのアイディアをアイテムごとにご紹介します。「漠然としてイメージがわかない」という方はぜひ参考にしてください。 ウッドデッキ リビングから続くウッドデッキは、庭での生活が一層楽しくなるアイテムです。庭に出やすくなるため、お庭時間が自然に増えるでしょう。 ウッドデッキには雑草を防ぐ効果もあります。庭のメンテナンスに時間をとれない方にもおすすめのアイテムです。 シェード 日差しが気になる方は、シェードを設置しましょう。シェードとは、日差しを防ぐ布状のエクステリアアイテム。 軒下などに設置して日陰をつくります。シェードがあれば、日よけになるだけでなく、目隠しにもなりますよ。 ウッドデッキに設置すれば、日差しや雨による劣化を防いでくれるでしょう。 ベンチやテーブルを置く 「庭でお茶を飲みたい」「ゆったりと読書を楽しみたい」そんな時は座る場所をつくりましょう。 屋外用のベンチやテーブルを設置すれば、座って休憩できるので庭の楽しみ方が広がります。 レンガ花壇 植物を植えるスペースはレンガで仕切って花壇をつくるのがおすすめです。レンガ花壇を設置することで庭に高さがうまれ、視線の集まるポイントをつくることができます。 また、次のようなメリットもあります。 ・耐久性がアップする ・水はけがよくなる ・洋風テイストでおしゃれになる レンガはとても丈夫な素材です。 細かい穴がいくつも空いているため水はけのよい環境を作ることができます。 洋風テイストが加わることで、まるでヨーロッパのような気品のある庭が作れるでしょう。 まとめ 庭作りにおいて大切なのは「テーマ決め」です。テーマを決めずに始めるとチグハグな空間ができ上がってしまいます。 「ヨーロッパのような庭」「日本庭園のような庭」など、テーマを決めてから庭作りを始めてください。 テーマが決まったら環境を整えます。今の状態や周りの環境に配慮しながらレイアウトを決めましょう。 お気に入りのアイテムを庭作りに取り入れれば、アイテムが主役となって理想の雰囲気を作ってくれますよ。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: マンションを購入する時の5つのチェックポイント(内覧会や見学会) こたつ敷き布団(ラグ)を敷いて保温性UP!メリット・選び方のポイントを徹底解説 和室を洋室にリフォームする際に気をつけたいことは?費用相場や流れについて解説 キッチンマットは必要?キッチンマットを敷くメリット
「庭が殺風景でつまらない」「今あるスペースを有効活用したい!」そんな方にぴったりの庭作りのアイディアをご紹介します。 いきなり庭作りを始めようとしても「何から始めたらいいのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。イメージだけで初めて失敗してしまうことも少なくありません。 当記事では、庭造りの楽しみ方から、気になる予算、失敗しないための注意点を解説。 さらに具体的なおすすめアイテムを合わせてご紹介します。あなたの理想を叶える「庭作り」の参考にしてください。 目次1 庭作りの楽しみ方2 庭作りの予算2.1 目安3 庭作りのポイント・注意点3.1 庭作りのイメージ・テーマを決める3.2 現状の環境を確認する3.3 動線3.4 お手入れ・メンテナンスのことを考える3.5 ご近所のことも配慮して考える4 庭作り おすすめアイディア4.1 ウッドデッキ4.2 シェード4.3 ベンチやテーブルを置く4.4 レンガ花壇5 まとめ 庭作りの楽しみ方 庭作りの楽しみ方は人それぞれ。キレイになったお庭で何をしたいか想像してみましょう。 ・ハーブガーデンをつくって、自家製の食事やお茶を楽しみたい ・シンボルツリーの下で読書を楽しみたい ・家庭菜園でフレッシュなトマトを収穫したい など 完成したお庭で何をしたいかイメージすると、庭作りがグッと楽しくなりますよ。 庭作りの予算 庭作りにかける予算は、一般的に住宅の建築費用の1割程度といわれています。 リフォームの場合は、数万円で手軽に済ませる場合から、100万円以上の工事を行う場合まで様々です。 同じリフォームでも、自分でDIYする場合と、業者に依頼する場合で費用が異なります。自分で施工して安く済ませても、あとから問題が発生することがあるのでご注意ください。 現状のお庭の状態によっても費用は大きく異なります。気になる方は、業者に見積もりを依頼しましょう。 目安 一般的なサイズのお庭でリフォームを依頼する場合、予算の目安は次の通りです。 コンクリートでの整地 10~50万円 ジャリの敷き詰め 10~50万円 天然芝の敷き詰め 10万円程度 ウッドデッキの設置 50~100万円程度 ただし、お庭の状態によっては追加で整備費用が必要になる場合もあるでしょう。場合によっては、自分で材料を集めるよりも業者に依頼したほうが安いこともあります。 費用が気になる方はリフォーム業者に見積もりを依頼してみましょう。 庭作りのポイント・注意点 庭作りは基礎が大切です。日当たりや土質によって、植えられる植物が異なります。環境が合わないとせっかく植えた植物がすぐに枯れてしまうことも。 庭作りのポイントと注意点を解説します。 庭作りのイメージ・テーマを決める 庭作りを始める前に「イメージ・テーマ」を決めておきましょう。 テーマは和風庭園、北欧風など、あなたの好みに合わせて決めてください。街並みや家自体のテイストとあわせると統一感がうまれます。 現状の環境を確認する 庭作りにおいては、現状を確認しておくことが大切です。 ・日当たり ・土質 ・既存の植物 3つの環境についてポイントを解説します。 日当たり 日当たりによって育つ植物が異なります。日当たりを確認するためには「方角」を確認しましょう。東西南北それぞれの方角の特性は次の通りです。 東 午前中に日が当たり、午後から日陰になる方角。半日陰で育つ植物に最適。 南 一日を通して日当たりがよい方角。家庭菜園がよく育つ。 西 午後から日が当たりはじめ、西日が強い方角。暑さに強い植物に最適。 北 日当たりが悪い方角。日陰を好む植物に最適。 周りに高い木や建物がある場合は日のあたり方が変わります。庭作りを始める前に、一日を通じた日当たりを確認しておきましょう。 土質 植物が育つには、土質が重要です。土質があわなければ、植物が枯れてしまいます。その土地が以前、どのようにつかわれていたかによって土質は大きく異なります。 たとえば、駐車場だった土地に植物を植える場合、そのまま植えると土が固くて育ちにくいでしょう。状況に応じて土質を整える必要があります。 植物が育つ土質にするためには次の3つがポイントです。 ・根をはるのに十分な深さと硬さがある ・保水と排水ができる ・程度な酸度(ph)が保たれている 「環境を整えたのに植物が育たない」そんな時は、酸度が偏っているのかもしれません。 植物を育てるには土を「中性~弱酸性」に保つ必要があります。酸度は酸度計で計ることができるので、植物の生育が悪いときはチェックしてみてください。 既存の植物など 「もともと大きな木が生えてる」など、既存の植物がある場合はその植物を活かした庭作りがおすすめです。今ある環境を活かせば、費用を節約できますよ。 大きな木をそのままにする場合は「どこに日陰ができるか」を調べておくことも重要です。 動線 「植物のお手入れがしやすい動線」は庭作りを成功させるポイント。 水道からの水やり動線や、リビングから庭にでる動線はなるべくスムーズになるようにしましょう。 ジャリや枕木で小道を作っておくと、お手入れの際に靴に土がつかないので玄関周りが汚れずにすみます。 お手入れ・メンテナンスのことを考える 「お手入れにどのくらいの時間が確保できるか」をあらかじめ考えておきましょう。 時間がかけられないのにメンテナンスが大変なお庭を作ってしまうとキレイな状態を保つのが難しくなります。 たとえば、天然芝と人工芝なら、人工芝の方がお手入れがカンタンです。 毎日時間がとれるのか、土日だけなのか、月に数回なのか、あなたの状況にあわせた庭作りをしましょう。 ご近所のことも配慮して考える ご近所と接している土地の場合「窓からの視線」や「落ち葉が落ちないか」にも気を配りましょう。 視線が気になりそうであれば、ウッドフェンスなどで視界をさえぎります。 木を植えて目隠しにする場合は、お隣に落ち葉が落ちないよう気をつけてください。 庭作り おすすめアイディア 庭作りのアイディアをアイテムごとにご紹介します。「漠然としてイメージがわかない」という方はぜひ参考にしてください。 ウッドデッキ リビングから続くウッドデッキは、庭での生活が一層楽しくなるアイテムです。庭に出やすくなるため、お庭時間が自然に増えるでしょう。 ウッドデッキには雑草を防ぐ効果もあります。庭のメンテナンスに時間をとれない方にもおすすめのアイテムです。 シェード 日差しが気になる方は、シェードを設置しましょう。シェードとは、日差しを防ぐ布状のエクステリアアイテム。 軒下などに設置して日陰をつくります。シェードがあれば、日よけになるだけでなく、目隠しにもなりますよ。 ウッドデッキに設置すれば、日差しや雨による劣化を防いでくれるでしょう。 ベンチやテーブルを置く 「庭でお茶を飲みたい」「ゆったりと読書を楽しみたい」そんな時は座る場所をつくりましょう。 屋外用のベンチやテーブルを設置すれば、座って休憩できるので庭の楽しみ方が広がります。 レンガ花壇 植物を植えるスペースはレンガで仕切って花壇をつくるのがおすすめです。レンガ花壇を設置することで庭に高さがうまれ、視線の集まるポイントをつくることができます。 また、次のようなメリットもあります。 ・耐久性がアップする ・水はけがよくなる ・洋風テイストでおしゃれになる レンガはとても丈夫な素材です。 細かい穴がいくつも空いているため水はけのよい環境を作ることができます。 洋風テイストが加わることで、まるでヨーロッパのような気品のある庭が作れるでしょう。 まとめ 庭作りにおいて大切なのは「テーマ決め」です。テーマを決めずに始めるとチグハグな空間ができ上がってしまいます。 「ヨーロッパのような庭」「日本庭園のような庭」など、テーマを決めてから庭作りを始めてください。 テーマが決まったら環境を整えます。今の状態や周りの環境に配慮しながらレイアウトを決めましょう。 お気に入りのアイテムを庭作りに取り入れれば、アイテムが主役となって理想の雰囲気を作ってくれますよ。