マンションを購入する時の5つのチェックポイント(内覧会や見学会)

マンションを購入する時の5つのチェックポイント(内覧会や見学会)

マンションの購入は、人生の重要な選択で大切な決断。マンション購入は、後悔と失敗をしたくないものです。

しかし、購入後に後悔をしてしまうことも少なくありません。マンション購入での失敗や後悔を防ぐためにも、見学や内覧会に行く前に、まずは準備しておきましょう。

ライフスタイルをイメージしながら希望条件に優先順位を設定し、相場を調べておくことが重要です。

マンション購入にあたって見学や内覧会時に気にするチェックポイントを下記の5つにまとめました。

  • 1.周辺環境について
  • 2.住人関係について
  • 3.マンション内の環境について
  • 4.日当たりについて
  • 5.資産価値について

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.周辺環境について

1.周辺環境について

物件に引っ越しをする時は、バストイレ別なのか間取りなど「どんなお部屋で生活する」のかは大切なチェックポイントです。住み心地を決めるのは、建物だけではなく、買い物の便利さや、教育機関・交通アクセスへの近さなど、周辺環境は非常に重要です。

環境は、購入後では簡単に変えられないので、しっかりとチェックポイントを押さえておきましょう。例えば、「近くに倉庫があり、深夜にトラックの出入りが多い」など、曜日や時間帯を考慮して情報収集しておきましょう。昼・夜・平日・休日でも周辺環境や交通量なども変わることが多いので、曜日や時間帯を変更して、できれば2〜3回は周辺を歩いてみる事が重要です。家族のライフスタイルを考慮して、シミュレーションすると良いです。

近くにあると便利な施設は、スーパー、コンビニ、病院、公園、学校等が挙げられます。

2.住人関係について

2.住人関係について

マンション購入のチェックポイントで知っておくべきことは「どんな人が住んでいるのか?」ということです。特に、ポストやゴミ捨て場、エレベーターや自転車置き場といったマンションの共用部分をチェックすることで住人のマナーが見えてくることがあります。ポストの中身があふれてる、共有する廊下に自転車が置いてある等の場合は、住人のマナーや倫理観が悪い可能性も考えられます。

共有するエントランスや地域の掲示板もしっかりチェックしましょう。騒音やゴミ出しに関する注意の張り紙内容を把握することで、どんなトラブルが起こりやすいかを予測できます。普通の注意書きなら良いですが、「深夜の騒音に近所からクレームが来ている」「共用廊下に私物を置かない」「ゴミ出しのルール厳守」などの内容だったら要注意です。

3.マンション内の環境について

3.マンション内の環境について

マンション規約は一様ではありません。マンションではそれぞれの独自ルールが定められている場合があります。例えば、共用で使用する方法や駐輪場の利用制限、立体駐車場の重量規制、ペットの飼育制限など、マンションによって異なります。購入前には予め管理規約でマンションのルールをしっかりした確認しておきましょう。

4.日当たりについて

4.日当たりについて

日当たりは部屋の明るさや洗濯物にも影響する大切なチェックポイントです。ほかにもカビの原因になったり非常に重要な要素です。図面や間取り図でも部屋の向きはわかりますが、どれくらい日光が入るか、また、部屋の明るさの感覚は実際に部屋を見てみないと分かりません。

図面が南向きでも、隣接する建物で日が当たらない等をチェックしましょう。また、できれば朝・昼・夕方など時間を変えていくことをお勧めします。

5.資産価値について

5.資産価値について

マンションは、住まいとしての機能と大切な資産です。現状、マンションの資産価値が高くて、未来も下落しにくい物件を見極めることが重要です。

通常、マンションの資産価値は、マンションが建ってからの年数と共に落ちていきます。しかし、全てのマンションの価値が築年数と共に下がっていくわけではなく、価値が落ちにくいマンションもあります。

例えば、最寄駅からの徒歩分数や距離も重要なチェックポイントになりそうです。特に日本の人口は減少傾向にあり、既に地方都市では都市機能のコンパクトシティが進みつつあります。こうした流れを考えると今後、駅から徒歩数分以内というのは資産価値が下がりにくいと考えられます。

その他にも、「住みたい街ランキング」等に掲載されているエリアや「治安が良い」「自然災害のリスク(国土交通省が運営しているハザードマップポータルサイトなども参考になります。)」など、安全性が高いかどうか、大手デベロッパーのマンション・日当たり・管理体制等が資産価値のチェックポイントです。

マンション購入の流れ

マンション購入の流れ

「マンションを購入したい」と思った時に、まず何をすれば良いのか分からなくて不安になることも多いのではないでしょうか。マンションの購入から入居までの間には、契約・ローン融資・決済・引渡しなど手続きがあります。そんな不安を解消するために、今回は「マンション購入の流れ」について説明します。マンション購入の流れでは12のステップを確認しましょう。

  • 1.どのような暮らしがしたいのかイメージ
  • 2.資金の計画を立てる
  • 3.物件探し
  • 4.モデルルームの見学・内覧
  • 5.購入申し込みと住宅ローンの事前審査
  • 6.不動産売買契約
  • 7.住宅ローン本審査、契約
  • 8.登記の準備
  • 9.入居説明会
  • 10.内覧会
  • 11.引き渡し
  • 12.入居

上記をしっかり理解して進めていきましょう。

また、引っ越しの日程が決まったらご近所さんへの挨拶も忘れずにしておきましょうね。できれば手土産も併せて持参したほうが印象が良くなるかもしれませんね。

一般的に、引っ越しの手土産の多い傾向は、そば・お米・タオル等が多いです。しかし、単身向けやファミリー向けなど喜ばれる物はまちまちです。

まとめ

まとめ

情報収集とどのような暮らし方をしたいのか自己分析をするなど、マンションを買う時には十分な準備をした上で進めていきましょう。どういった物件が自分の暮らしに合うのかの基準を明確に持っておくことが後悔しない、失敗しない秘訣になります。部屋の間取りだけでなく、周辺環境・住人関係・マンション内の環境・日当たり・資産価値をしっかりと見極めていくことが重要でマンション購入をスムーズにさせます。

せっかく買うのだからこそ、妥協したところには住みたくないですよね。しかしながら予算や物件の空き状態ですべて理想通りにならない場合もあります。しっかりと優先順を立てることも大切です。

例えば妥協点は、最寄りの駅からの距離や眺望がイマイチ、清潔であれば中古でも大丈夫、など譲れるポイントをはっきりとしておきましょう。絶対に譲れないと思っていても、意外と視点を変えれば気にならなかったり、メリットになったりする場合もあります。譲れないポイントは、通期までの時間は30分以内、近くに総合病院がある、高台で災害の心配がない等、家族で話し合って書き出すことも重要です。

内件をや見学した時に、プロに相談したりすると、新しい発見があるかもしれません。しっかりと忘れないように質問を忘れずにしましょう。

気軽に買えるものではないからこそ、いざ検討するとなれば、外せない条件がたくさんあるはずです。