快適な睡眠は、健康に暮らしていくなかで欠かせないものです。 快適な睡眠のために必要な布団は、さまざまな要因によって嫌な臭いが染み付いてしまう場合があります。 布団に染み付いた嫌な原因は、快適な睡眠を阻害するかもしれません。 今回は、布団に染み付いてしまった嫌な臭いを原因から解決するための方法についてご紹介します。

布団に染み付いた嫌な臭い4つの原因

布団に染み付いた気になる嫌な臭いには、以下4つの原因が考えられます。 まずは、臭いの原因を突き止めましょう。

1. 自分の体臭

布団に染み付く臭いのなかで多いのが、自分の体臭です。 布団に染み付いた体臭は、使用する人の皮脂や寝汗が原因です。 睡眠中、人はおよそコップ1杯の寝汗をかいているとされています。 寝汗をかくのは、体温を調整するために必要なことです。 寝汗は季節に関係なくかくといわれています。 寝汗は基本的に無臭であり、細菌が分解しようとしたときに気になる臭いへと変化します。

2. 年齢によるもの

人は年齢を重ねていくと、皮脂が酸化することで加齢臭が発生するようになります。 一般的に40代を迎えたころから加齢臭は発生するとされていますが、30代や50代、60代の方でも加齢臭が気になる場合が。 その原因の多くは、食生活にあります。 動物性脂肪の摂取を控えたり、酸化を抑えてくれる成分を積極的に摂るようにするとよいでしょう。

3. カビ

布団には、寝汗のほかに空気中の湿気も吸収しています。 水分を多く含んだ布団は、カビが発生しやすい絶好の環境です。 なかでも敷布団は、とくにカビが発生しやすいとされています。 カビは、病気やアレルギーの原因にもなる場合があるので、注意しなければいけません。

4. タバコ

布団や衣類といった繊維は、タバコの臭いが付きやすい性質があります。 喫煙者は気づきにくいかもしれませんが、知らない間にタバコの臭いが付着してしまっているかもしれません。 繊維に染み付いたタバコの臭いからは、有害物質が発生しています。 妊娠中の胎児に影響がある恐れがありますので注意が必要です。

布団の嫌な臭いを消す3つの方法

布団に染み付いた嫌な臭いは、そのままにしておくと快適な睡眠を阻害してしまいます。 また、カビが発生している場合は健康を害するかもしれません。 布団に染み付いた嫌な臭いは、以下3つの方法で原因から解決しましょう。

1. 消臭スプレー

手軽に布団の嫌な臭いを消したいのであれば、消臭スプレーを使用するとよいでしょう。 さまざまなタイプの消臭スプレーがメーカーから販売されていますが、除菌や消臭効果が備わっているものが一般的です。 布団に消臭スプレーを吹きかけることで、水分の蒸発に合わせて臭いも軽減されます。 そのため、消臭スプレーを使用する際は布団を乾かすこととセットであることを覚えておきましょう。 手軽に臭いを軽減させる方法ではありますが、布団に染み付いてしまった汚れを消せるわけではありません。 布団の素材による臭いなどには効果的ですが、体臭やカビによる場合は、もっと効果のある方法で消臭を試みるべきです。

2. 布団干し

日光に含まれる紫外線には、細菌や雑菌を殺してくれる効果が期待できます。 臭いの原因である細菌がいなくなれば、除菌に加えて消臭も行えるでしょう。 布団を干すうえでとくに重要なのが、よく乾かすことです。 水分を多く含んだ布団は、カビが繁殖する絶好の条件が揃っています。 菌も増えてしまいますので、よく乾かすことを意識しましょう。 布団に嫌な臭いが染み付いてしまわないように、日頃からできる対策としても効果的です。

3. 洗濯

布団に付着してしまった臭いや汚れは、衣類と同様に洗濯してしまいましょう。 嫌な臭いを出す寝汗や皮脂汚れをまとめて洗い落とせます。 加えて、タバコの臭いは水溶性であるため、洗濯によって消臭することが可能です。 家庭用の洗濯機でも洗いやすい布団カバーは、日頃からこまめに洗濯するようにしましょう。 大きめの敷布団や掛け布団は、クリーニングを依頼して丸洗いしてもらうのもおすすめです。 布団のなかには、洗濯が不可能なものも存在しますので、あらかじめ確認しておきましょう。

快適な睡眠のために布団を清潔に保とう

布団を清潔な状態にしておくことは、快適な睡眠につながります。 睡眠は、日中活動する際のパフォーマンスに影響してくるので、日頃から布団を清潔にすることを心がけましょう。

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イケヒコ編集部

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