羽毛布団の正しいお手入れ方法を解説 更新日: 2022-10-07 投稿日: 2022-03-04 お手入れ寝具暮らしの知恵 目次1 羽毛布団の正しいお手入れ方法を解説2 羽毛布団を快適に使うコツ2.1 1. カバーをかけて使う2.2 2. 汚れたら中性洗剤で優しく擦り洗い2.3 3. においが気になる場合は中の空気の入れ替える2.4 4. 起きてすぐに押し入れに入れない2.5 5. 手入れの簡単な人工羽毛布団を選ぶ3 羽毛布団の簡単メンテナンス4 布団干しのコツ4.1 1. 陰干しがおすすめ4.2 2. カバーやシーツを被せて干す4.3 3. 羽毛布団は叩かない4.4 4. 取り入れたあとすぐ押し入れに入れない5 長期保存のときは?5.1 1. 防虫剤を使う5.2 2. スノコや除湿剤を使う5.3 3. 圧縮袋は非推奨5.4 4. 次に使用する際は陰干しをしてから使う6 羽毛布団を長く大切に使えるお手入れ方法を把握しよう 羽毛布団の正しいお手入れ方法を解説 優しくしっかり体を暖めてくれる羽毛布団ですが、毎日使っていたり反対に長期間使わずにいたりすると劣化が心配になってきます。 しかし、羽毛布団は洗濯機で丸洗いしたり乱暴に扱ったりできず、お手入れ方法も難しいです。 正しい方法でお手入れを続けていれば、大切な羽毛布団を長持ちさせることができます。快適な眠りのために、日々大切にお手入れしましょう。 羽毛布団の正しいお手入れ方法、簡単なメンテナンス方法、干し方、長期保管の仕方などについて解説します。 羽毛布団を快適に使うコツ 羽毛布団は毎日の眠りを快適にしてくれる大切な寝具です。 日々快適に羽毛布団を使うためにどんなコツがあるのか、意識してほしいポイントを5つ紹介します。毎日メンテナンスをするのは難しいですが、このようなちょっとしたコツで長く快適に使い続けられるようになります。 1. カバーをかけて使う 羽毛布団はそのまま使うのではなく、カバーをかけて使いましょう。カバーをかけることで羽毛布団の生地や中綿が汚れにくくなります。 人は眠っている間に汗をかき、皮脂が出て、小さい子どもの場合はおねしょをしたり飲み物をこぼしてしまうこともあります。そんな場合でもカバーをかけていれば交換するだけでOKですが、カバーをかけていないと羽毛布団自体に汚れがついてしまいます。 羽毛布団の中には肌ざわりの良さにこだわった生地を使用しているものもありますが、カバーは必ず使いましょう。 カバーにはさまざまなデザインがあり、お部屋の印象や季節によって変えることでいろんな表情を楽しめます。それだけでなく、通気性が高いものやより保温効果が高いものなど、機能面で選ぶのもおすすめです。 2. 汚れたら中性洗剤で優しく擦り洗い 羽毛布団に飲み物などをこぼしてしまった、子どもがおねしょをしてしまったという場合は、慌てずに優しく洗いましょう。 このとき、中性洗剤をタオルに染み込ませて優しく擦り洗いするのがおすすめです。最近の羽毛布団の種類によっては洗濯機で洗えるものなどもありますが、まずは洗濯表示を確認し、洗濯機で洗えない場合はこのような方法を試してみてください。 強く擦ると生地が傷ついて破けたり、中の羽毛が出てしまうこともあるので注意しましょう。万が一、生地が破けてしまった場合はすぐに補修布をつかったり縫い合わせたりして、中から羽毛が出てこないようにしてください。 3. においが気になる場合は中の空気の入れ替える 羽毛布団はふんわりとした使い心地が特徴ですが、これは中にたっぷり空気を含んでいるためです。その分羽毛布団は空気を溜め込みやすい、つまりにおいも溜め込みやすいという性質を持っています。 人の眠っている間の汗や皮脂がにおいとなって羽毛布団に沁みついてしまったり、飲みこぼしやおねしょのにおいがついてしまったり、さらに羽毛布団がすぐそばにある環境で料理や工作をすることでそれらのにおいがついてしまうこともあります。 そんなときはにおいが気にならない清潔な環境で羽毛布団を小さく折りたたみ中の空気を抜くようにしてください。何度か繰り返しているとこもっていたにおいが出ていき、新しい空気を取り込むことができます。 それでもにおいが気になるようであれば、晴れた日に風通しのよい場所で干しましょう。 4. 起きてすぐに押し入れに入れない ベッドではなく布団で寝起きしている場合、起きたあとは布団を押し入れにしまう方もいるでしょう。ただし、このとき起き抜けですぐ押し入れに入れると、羽毛布団へダメージを与えてしまう可能性があります。 羽毛布団は、人が眠っている間の熱や湿気を多く吸収しています。そのまま押し入れのような通気性の悪い場所にしまうことで、においや汚れがつき、劣化を早めてしまうのです。 起きてすぐは羽毛布団はそのままにして、体温を感じなくなってから収納しましょう。 5. 手入れの簡単な人工羽毛布団を選ぶ 羽毛布団は非常にデリケートなアイテムです。洗濯機で洗ったり天日干しができないものがあったり、においがこもりやすかったりと、普通の布団との扱いの違いに戸惑うこともあるでしょう。 しかし、羽毛布団は日々のお手入れを怠ると劣化を早めてしまいます。ふんわり感や暖かみが薄れてしまったり、破れて羽毛が出てしまったりする可能性もあります。 できるだけ羽毛布団のお手入れにかける手間を省きつつ長く使い続けたいという方は、お手入れの簡単な人工羽毛布団を選ぶのもおすすめです。 人工の羽毛でできている分羽毛布団特有の暖かみなどは若干弱まってしまいますが、洗濯機で洗えるものやにおいがつきにくい加工がされているものなどが登場しています。 羽毛布団を購入する際は、お手入れの簡単さにも注目してみましょう。 羽毛布団の簡単メンテナンス 日々のちょっとしたお手入れだけでなく、メンテナンス方法も理解しておきましょう。 きちんと正しい方法でメンテナンスをすれば、その分長く快適に羽毛布団を使い続けられます。 以下、干し方のコツなどについて、詳しく解説します。 布団干しのコツ 羽毛布団は干せないという認識を持っている方も多いですが、すべての羽毛布団が干せないわけではありません。むしろ羽毛布団を干すことで羽毛布団にこもった湿気やにおいを逃すことができ、より快適に使いやすくなります。 干す際は湿気が逃げやすいように、物干しざおを二本使って羽毛布団がM字になるように干すといいでしょう。 1. 陰干しがおすすめ 羽毛布団は定期的に干すことでふんわり感を維持したり、雑菌や害虫の繁殖を抑えたりできます。ですが羽毛布団はデリケートなので、直射日光に長時間当てることで劣化してしまう可能性もあります。 中には天日干しできる羽毛布団もありますが、不安な方は陰干しをしましょう。直接日光に当てなくても、風通しのよい場所で干すことで、ある程度羽毛布団の機能は復活します。 2. カバーやシーツを被せて干す 布団を干すスペースに屋根がない、日当たりのいいバルコニーでしか布団を干せないという場合はカバーやシーツを被せて干すのもおすすめです。日光が羽毛布団に直接当たるのを防いで、羽毛の劣化を防ぎます。 このとき、被せるカバーやシーツは清潔な乾いたものを用意しましょう。 なお、羽毛布団を干す目安は月に2回程度とされています。よく汗をかく季節や湿気が多い季節は、もう少し干す回数を増やすようにしましょう。 3. 羽毛布団は叩かない 干した布団を叩くことでほこりが取れる、害虫の死骸を外に出せるという認識が広まっていますが、羽毛布団は強く叩くと中の羽毛に大きなダメージを与えてしまいます。ふんわり感が損なわれてしまい劣化を早める原因にもなりますので、羽毛布団は干したあとも叩かないようにしましょう。 気になる場合は、布団クリーナーなどを利用するのがおすすめです。 4. 取り入れたあとすぐ押し入れに入れない 日光をたっぷりと浴びた羽毛布団は、取り入れたあともしばらく熱がこもっています。これをすぐに押し入れに入れると熱がこもったままになり、においや雑菌の繁殖の原因になってしまいます。 取り入れたあとはすぐに押し入れにしまったりカバーをかけたりするのではなく、熱がしっかり引いてから次のステップに進むようにしてください。 長期保存のときは? 羽毛布団は保温性が高いので、暖かい季節は使わないという方も多いです。 しかし、押し入れのような通気性の悪い場所に長期間羽毛布団をしまいっぱなしにすることで劣化を早めてしまう可能性もあります。 羽毛布団を長期間保管する際はどんな点に注意すればいいのかを見てみましょう。 1. 防虫剤を使う 押し入れに長期間保管している内にダニが発生してしまうというケースは多いです。 人工の羽毛や綿でできた布団と違い、羽毛は天然素材です。なかには殺虫処理などをされていないものもあり、虫が発生しやすい条件が揃っています。 押し入れに入れられる防虫剤がスーパーやホームセンターで売られているので、羽毛布団をしまう押し入れに一緒に入れておきましょう。 期限を確認し、定期的に取り換えることも大切です。 2. スノコや除湿剤を使う 押し入れは空気がこもりやすく、湿気が多い季節はとくに湿気がそのまま充満しやすいです。少しでも通気性をよくするためには、押し入れに除湿剤を入れておくのがおすすめです。 羽毛布団は直接押し入れに入れるのではなく、スノコを敷いた上に入れることで通気性をさらに高められます。 3. 圧縮袋は非推奨 羽毛布団はふんわりとしている分他の布団よりも面積が大きく、押し入れに入れておくと収納スペースを大幅に占領してしまいます。 布団を収納する際に便利なのが布団圧縮袋ですが、これは羽毛布団には使わないようにしてください。羽毛のふんわり感が損なわれ、次に使うときに元通りにならない可能性が高いです。 収納スペースが狭くどうしても圧縮したい場合は、完全に圧縮しきるのではなく、ある程度余裕を持たせましょう。 4. 次に使用する際は陰干しをしてから使う 長期間保管したあと次に羽毛布団を使う際はいきなり使うのではなく、一度陰干ししてから使いましょう。 長期保管によって羽毛布団についたにおいやほこり、汚れをある程度落としてから使えます。また、畳んでいた場合も干して形を整えることでふんわり感が戻ってきて、より快適な眠りに導いてくれます。 羽毛布団を長く大切に使えるお手入れ方法を把握しよう 羽毛布団のお手入れ方法を解説しました。 羽毛布団は他の布団と違いデリケートで、日々のお手入れやメンテナンスが羽毛布団の寿命を左右します。適当に扱っているとふんわり感が失われたり、においが気になったり、早く劣化したりしてしまいます。 今回紹介したのは、すぐに実践できる簡単なお手入れ方法ばかりです。ぜひ積極的に日々のお手入れに取り入れるようにしてください。 羽毛布団の劣化が進んでいる場合は買い替えが必要です。買い替えの際は、お手入れが簡単な羽毛布団を選ぶのもおすすめです。 イケヒコオンラインショップの寝具はこちら 布団・寝具一覧を見る The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: ラグ・カーペットのカビを退治する方法や予防について こたつを処分する方法を徹底解説 買い替えのサイン!羽毛布団の寿命について 枕のダニ退治方法
目次1 羽毛布団の正しいお手入れ方法を解説2 羽毛布団を快適に使うコツ2.1 1. カバーをかけて使う2.2 2. 汚れたら中性洗剤で優しく擦り洗い2.3 3. においが気になる場合は中の空気の入れ替える2.4 4. 起きてすぐに押し入れに入れない2.5 5. 手入れの簡単な人工羽毛布団を選ぶ3 羽毛布団の簡単メンテナンス4 布団干しのコツ4.1 1. 陰干しがおすすめ4.2 2. カバーやシーツを被せて干す4.3 3. 羽毛布団は叩かない4.4 4. 取り入れたあとすぐ押し入れに入れない5 長期保存のときは?5.1 1. 防虫剤を使う5.2 2. スノコや除湿剤を使う5.3 3. 圧縮袋は非推奨5.4 4. 次に使用する際は陰干しをしてから使う6 羽毛布団を長く大切に使えるお手入れ方法を把握しよう 羽毛布団の正しいお手入れ方法を解説 優しくしっかり体を暖めてくれる羽毛布団ですが、毎日使っていたり反対に長期間使わずにいたりすると劣化が心配になってきます。 しかし、羽毛布団は洗濯機で丸洗いしたり乱暴に扱ったりできず、お手入れ方法も難しいです。 正しい方法でお手入れを続けていれば、大切な羽毛布団を長持ちさせることができます。快適な眠りのために、日々大切にお手入れしましょう。 羽毛布団の正しいお手入れ方法、簡単なメンテナンス方法、干し方、長期保管の仕方などについて解説します。 羽毛布団を快適に使うコツ 羽毛布団は毎日の眠りを快適にしてくれる大切な寝具です。 日々快適に羽毛布団を使うためにどんなコツがあるのか、意識してほしいポイントを5つ紹介します。毎日メンテナンスをするのは難しいですが、このようなちょっとしたコツで長く快適に使い続けられるようになります。 1. カバーをかけて使う 羽毛布団はそのまま使うのではなく、カバーをかけて使いましょう。カバーをかけることで羽毛布団の生地や中綿が汚れにくくなります。 人は眠っている間に汗をかき、皮脂が出て、小さい子どもの場合はおねしょをしたり飲み物をこぼしてしまうこともあります。そんな場合でもカバーをかけていれば交換するだけでOKですが、カバーをかけていないと羽毛布団自体に汚れがついてしまいます。 羽毛布団の中には肌ざわりの良さにこだわった生地を使用しているものもありますが、カバーは必ず使いましょう。 カバーにはさまざまなデザインがあり、お部屋の印象や季節によって変えることでいろんな表情を楽しめます。それだけでなく、通気性が高いものやより保温効果が高いものなど、機能面で選ぶのもおすすめです。 2. 汚れたら中性洗剤で優しく擦り洗い 羽毛布団に飲み物などをこぼしてしまった、子どもがおねしょをしてしまったという場合は、慌てずに優しく洗いましょう。 このとき、中性洗剤をタオルに染み込ませて優しく擦り洗いするのがおすすめです。最近の羽毛布団の種類によっては洗濯機で洗えるものなどもありますが、まずは洗濯表示を確認し、洗濯機で洗えない場合はこのような方法を試してみてください。 強く擦ると生地が傷ついて破けたり、中の羽毛が出てしまうこともあるので注意しましょう。万が一、生地が破けてしまった場合はすぐに補修布をつかったり縫い合わせたりして、中から羽毛が出てこないようにしてください。 3. においが気になる場合は中の空気の入れ替える 羽毛布団はふんわりとした使い心地が特徴ですが、これは中にたっぷり空気を含んでいるためです。その分羽毛布団は空気を溜め込みやすい、つまりにおいも溜め込みやすいという性質を持っています。 人の眠っている間の汗や皮脂がにおいとなって羽毛布団に沁みついてしまったり、飲みこぼしやおねしょのにおいがついてしまったり、さらに羽毛布団がすぐそばにある環境で料理や工作をすることでそれらのにおいがついてしまうこともあります。 そんなときはにおいが気にならない清潔な環境で羽毛布団を小さく折りたたみ中の空気を抜くようにしてください。何度か繰り返しているとこもっていたにおいが出ていき、新しい空気を取り込むことができます。 それでもにおいが気になるようであれば、晴れた日に風通しのよい場所で干しましょう。 4. 起きてすぐに押し入れに入れない ベッドではなく布団で寝起きしている場合、起きたあとは布団を押し入れにしまう方もいるでしょう。ただし、このとき起き抜けですぐ押し入れに入れると、羽毛布団へダメージを与えてしまう可能性があります。 羽毛布団は、人が眠っている間の熱や湿気を多く吸収しています。そのまま押し入れのような通気性の悪い場所にしまうことで、においや汚れがつき、劣化を早めてしまうのです。 起きてすぐは羽毛布団はそのままにして、体温を感じなくなってから収納しましょう。 5. 手入れの簡単な人工羽毛布団を選ぶ 羽毛布団は非常にデリケートなアイテムです。洗濯機で洗ったり天日干しができないものがあったり、においがこもりやすかったりと、普通の布団との扱いの違いに戸惑うこともあるでしょう。 しかし、羽毛布団は日々のお手入れを怠ると劣化を早めてしまいます。ふんわり感や暖かみが薄れてしまったり、破れて羽毛が出てしまったりする可能性もあります。 できるだけ羽毛布団のお手入れにかける手間を省きつつ長く使い続けたいという方は、お手入れの簡単な人工羽毛布団を選ぶのもおすすめです。 人工の羽毛でできている分羽毛布団特有の暖かみなどは若干弱まってしまいますが、洗濯機で洗えるものやにおいがつきにくい加工がされているものなどが登場しています。 羽毛布団を購入する際は、お手入れの簡単さにも注目してみましょう。 羽毛布団の簡単メンテナンス 日々のちょっとしたお手入れだけでなく、メンテナンス方法も理解しておきましょう。 きちんと正しい方法でメンテナンスをすれば、その分長く快適に羽毛布団を使い続けられます。 以下、干し方のコツなどについて、詳しく解説します。 布団干しのコツ 羽毛布団は干せないという認識を持っている方も多いですが、すべての羽毛布団が干せないわけではありません。むしろ羽毛布団を干すことで羽毛布団にこもった湿気やにおいを逃すことができ、より快適に使いやすくなります。 干す際は湿気が逃げやすいように、物干しざおを二本使って羽毛布団がM字になるように干すといいでしょう。 1. 陰干しがおすすめ 羽毛布団は定期的に干すことでふんわり感を維持したり、雑菌や害虫の繁殖を抑えたりできます。ですが羽毛布団はデリケートなので、直射日光に長時間当てることで劣化してしまう可能性もあります。 中には天日干しできる羽毛布団もありますが、不安な方は陰干しをしましょう。直接日光に当てなくても、風通しのよい場所で干すことで、ある程度羽毛布団の機能は復活します。 2. カバーやシーツを被せて干す 布団を干すスペースに屋根がない、日当たりのいいバルコニーでしか布団を干せないという場合はカバーやシーツを被せて干すのもおすすめです。日光が羽毛布団に直接当たるのを防いで、羽毛の劣化を防ぎます。 このとき、被せるカバーやシーツは清潔な乾いたものを用意しましょう。 なお、羽毛布団を干す目安は月に2回程度とされています。よく汗をかく季節や湿気が多い季節は、もう少し干す回数を増やすようにしましょう。 3. 羽毛布団は叩かない 干した布団を叩くことでほこりが取れる、害虫の死骸を外に出せるという認識が広まっていますが、羽毛布団は強く叩くと中の羽毛に大きなダメージを与えてしまいます。ふんわり感が損なわれてしまい劣化を早める原因にもなりますので、羽毛布団は干したあとも叩かないようにしましょう。 気になる場合は、布団クリーナーなどを利用するのがおすすめです。 4. 取り入れたあとすぐ押し入れに入れない 日光をたっぷりと浴びた羽毛布団は、取り入れたあともしばらく熱がこもっています。これをすぐに押し入れに入れると熱がこもったままになり、においや雑菌の繁殖の原因になってしまいます。 取り入れたあとはすぐに押し入れにしまったりカバーをかけたりするのではなく、熱がしっかり引いてから次のステップに進むようにしてください。 長期保存のときは? 羽毛布団は保温性が高いので、暖かい季節は使わないという方も多いです。 しかし、押し入れのような通気性の悪い場所に長期間羽毛布団をしまいっぱなしにすることで劣化を早めてしまう可能性もあります。 羽毛布団を長期間保管する際はどんな点に注意すればいいのかを見てみましょう。 1. 防虫剤を使う 押し入れに長期間保管している内にダニが発生してしまうというケースは多いです。 人工の羽毛や綿でできた布団と違い、羽毛は天然素材です。なかには殺虫処理などをされていないものもあり、虫が発生しやすい条件が揃っています。 押し入れに入れられる防虫剤がスーパーやホームセンターで売られているので、羽毛布団をしまう押し入れに一緒に入れておきましょう。 期限を確認し、定期的に取り換えることも大切です。 2. スノコや除湿剤を使う 押し入れは空気がこもりやすく、湿気が多い季節はとくに湿気がそのまま充満しやすいです。少しでも通気性をよくするためには、押し入れに除湿剤を入れておくのがおすすめです。 羽毛布団は直接押し入れに入れるのではなく、スノコを敷いた上に入れることで通気性をさらに高められます。 3. 圧縮袋は非推奨 羽毛布団はふんわりとしている分他の布団よりも面積が大きく、押し入れに入れておくと収納スペースを大幅に占領してしまいます。 布団を収納する際に便利なのが布団圧縮袋ですが、これは羽毛布団には使わないようにしてください。羽毛のふんわり感が損なわれ、次に使うときに元通りにならない可能性が高いです。 収納スペースが狭くどうしても圧縮したい場合は、完全に圧縮しきるのではなく、ある程度余裕を持たせましょう。 4. 次に使用する際は陰干しをしてから使う 長期間保管したあと次に羽毛布団を使う際はいきなり使うのではなく、一度陰干ししてから使いましょう。 長期保管によって羽毛布団についたにおいやほこり、汚れをある程度落としてから使えます。また、畳んでいた場合も干して形を整えることでふんわり感が戻ってきて、より快適な眠りに導いてくれます。 羽毛布団を長く大切に使えるお手入れ方法を把握しよう 羽毛布団のお手入れ方法を解説しました。 羽毛布団は他の布団と違いデリケートで、日々のお手入れやメンテナンスが羽毛布団の寿命を左右します。適当に扱っているとふんわり感が失われたり、においが気になったり、早く劣化したりしてしまいます。 今回紹介したのは、すぐに実践できる簡単なお手入れ方法ばかりです。ぜひ積極的に日々のお手入れに取り入れるようにしてください。 羽毛布団の劣化が進んでいる場合は買い替えが必要です。買い替えの際は、お手入れが簡単な羽毛布団を選ぶのもおすすめです。 イケヒコオンラインショップの寝具はこちら