布団の湿気対策。原因と対策方法 更新日: 2022-10-07 投稿日: 2022-05-25 インテリア商品紹介寝具 人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれています。毎日使う布団には除湿シートなどで湿気対策が必要です。対策を怠ると布団の裏にカビが生えてしまうことも。 とくにフローリングの上に布団をじかに敷いている場合は、湿気がたまりやすいので要注意です。 当記事では、カンタンで効率的な布団の湿気対策をご紹介します。ダニやカビに悩まされない快適な睡眠のために、ぜひ当記事をお役立てください。 目次1 布団に湿気がたまる原因1.1 室内との温度差1.2 汗2 布団の湿気を放置すると様々なリスクが・・・2.1 カビの発生2.2 ダニの発生3 布団のお手軽湿気対策3.1 布団を干す3.2 除湿機やエアコンで室内を除湿する3.3 い草のござを敷く3.4 除湿シートを敷く3.5 すのこを敷く3.6 布団乾燥機をかける4 当店おすすめ布団の除湿グッズ4.1 い草のマットレス「夢見畳」4.2 6サイズ展開「吸湿センサー付き除湿シート」5 まとめ 布団に湿気がたまる原因 布団に湿気がたまってしまう原因は、室内と布団の温度差による結露や、寝ている間の汗による水分です。布団に湿気がたまってしまう原因についてそれぞれ解説します。 室内との温度差 温度差のある所には「結露」が起こります。冬の間、窓の結露に悩まされる方も多いのではないでしょうか。これは冷たい外気と温かい室内の温度差によって生じるものです。 布団の結露は、温かい布団の中と寒い室内の温度差によって起こります。とくに冷たいフローリングの上に布団を敷いている場合は、結露が発生しやすい環境になります。湿気がたまりやすいため注意が必要です。 汗 寝ている間にかいた汗は、布団や衣類が吸収しています。吸い込んだ湿気を放出できていない布団を繰り返し使うと、湿気はどんどん蓄積されていくのです。 布団を家族で使っている場合は人数分の汗が吸収されるため、さらに湿気がたまりやすくなります。 布団の湿気を放置すると様々なリスクが・・・ 布団の湿気を放置するとどうなってしまうのでしょうか。最も心配なのはカビの被害です。カビはシックハウス症候群やアレルギー疾患の原因となります。 カビ、ダニの発生によるリスクをそれぞれ解説します。 カビの発生 湿気がたまった布団は、カビにとって住みやすい環境です。布団にはホコリや皮脂がたまりやすいため、これらを養分としてカビは繁殖していきます。 繫殖したカビは黒い点々になって布団に現れます。見た目が悪いだけでなく、カビから放出される胞子は様々な健康被害をもたらすので要注意です。咳や鼻水、肌荒れの原因になってしまいます。 ダニの発生 ダニはジメジメした環境を好みます。人の体温で温められた布団はダニにとって好条件がそろった環境。布団に落ちた皮脂や髪の毛を養分として繁殖し、様々なアレルギー症状を引き起こします。 布団に繁殖するダニはほとんどがヒョウヒダニという種類で、人を刺すことはありません。ただし、ヒョウヒダニが増えるとそれをエサとするツメダニが発生します。ツメダニは人を刺す場合があるので注意が必要です。刺されると激しいかゆみが生じます。 布団のお手軽湿気対策 今日からカンタンにできる布団の湿気対策をご紹介します。効果的な対策で湿気を逃がし、快適な睡眠環境をつくりましょう。 布団を干す 布団の湿気対策で最も効果的なのは布団を干すことです。干す際は途中でひっくり返して両面干すようにしましょう。 まずは汗を直接吸い込む表面を干します。1〜2時間ほど経過したら、ひっくり返して裏面を上にして干しましょう。とくに冬場は結露の湿気が下にたまっています。 裏面を1時間ほど干したら長干しせずに取り込みます。天日干しは生地を痛めます。干す時間は長くても3時間程度にとどめ、長時間干しっぱなしにしないように気をつけましょう。 外に干せない場合は布団を立てかけておくだけでも効果がありますよ。 除湿機やエアコンで室内を除湿する 布団を干せない場合は、除湿機やエアコンをつかって室内を除湿しましょう。カビが活発になるのは湿度60%以上の環境です。そのため、部屋の湿度を50%程度に保つと布団のカビ対策になります。 い草のござを敷く 電化製品に頼らずに除湿したい場合は、い草の天然の調湿効果を利用するのもおすすめです。い草には湿度が高いときに湿気を吸い込み、乾燥しているときに放出する効果があります。布団の上にい草素材の「寝ござ」を敷いておくだけで湿気対策になるでしょう。サラッとした肌触りは寝心地も向上させます。 除湿シートを敷く 布団の下に除湿シートを敷けば、それだけで有効な湿気対策になります。布団の除湿シートの多くには「シリカゲルB型」が使用されています。シリカゲルB型は繰り返し使える除湿剤。陰干しすることで効果が復活し、長くつかうことができるでしょう。 すのこを敷く 布団の下にすのこを敷くことで湿気対策ができます。布団と床の間にすのこで空気の通り道をつくり、湿気を逃がす方法です。 布団のサイズに合わせたすのこマットを用意し、布団の下に敷きます。ただし、敷きっぱなしにすると布団と接した面にカビが生えることがあるので注意しましょう。 布団をこまめに干せない場合は、スタンドタイプのすのこがおすすめです。すのこを立てることで、いつでもカンタンに布団を部屋干しすることができます。 布団乾燥機をかける 布団乾燥機をつかえば、いつでも布団の湿気を取り除くことができます。ダニは50℃以上の熱に30分以上当たると死滅するため、ダニ対策にも有効です。 いつでも温かい布団で眠れるので、冬場おすすめの除湿方法です。 当店おすすめ布団の除湿グッズ 就寝時は疲れていて、湿気対策をつい忘れてしまいがちです。布団の除湿には、敷くだけで効果を発揮するものがおすすめですよ。 当店おすすめの布団除湿グッズをご紹介します。 い草のマットレス「夢見畳」 い草を使用した畳のようなマットレスです。い草には綿の2.5倍の吸湿性があります。布団の下に敷けば、それだけで湿気対策になるでしょう。布団が冷たい床に直接触れないため、結露による湿気を防ぐこともできます。さらに「夢見畳」には敷くだけで嬉しいポイントがたくさんあります。 ・床の冷気をさえぎる ・適度なクッション性で寝心地アップ ・い草の香りに癒される ・軽くて移動や持ち運びがカンタン ・い草の消臭効果で臭いを軽減 い草のマットレスはフローリングの冷気をさえぎってくれるため、冬につかっても快適です。木製のすのことは違い、適度なクッション性があるため寝心地も向上します。 い草の香りにはリラックス効果があるため深い眠りに導いてくれるでしょう。 い草は天然の消臭効果や抗菌効果があるため、臭いも軽減してくれますよ。 夢見畳を見る 6サイズ展開「吸湿センサー付き除湿シート」 布団のカビ対策には除湿シートがおすすめです。こちらの除湿シートにはシリカゲルB型がつかわれています。シリカゲルB型は吸湿と放湿を繰り返すため、長く除湿効果が続きますよ。 お手入れの目安は吸湿センサーでわかります。センサーがピンク色になっているときは湿気がたまっているサインです。陰干しで湿気を逃がしましょう。ブルーに戻れば再び使用することができますよ。汚れたら洗濯することも可能です。 サイズ展開が豊富なのも嬉しいポイント。当店の除湿シートは、ベビーサイズからキングサイズまで6サイズ展開していますので、ぴったりの1枚を選んでくださいね。 吸湿センサー付き除湿シートを見る まとめ 布団の湿気対策について解説しました。布団は毎日つかうものなので、湿気がたまりがちです。とくに、布団と室内に温度差が生じる冬と、汗をかく夏は特別な湿気対策が必要になります。 もっとも効果的な湿気対策は布団を干すことです。湿気対策に時間や手間をとれない方には、敷くだけの湿気対策がおすすめ。すのこや除湿シート、い草のマットレスを活用しましょう。 布団・寝具一覧を見る The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: お部屋の湿気。原因とおすすめの対策は? 地域の人たちの温かさにふれた、どんど焼き。思い思いに過ごしたのどかな時間 冷え性の改善におすすめ!今注目の温活とは?オススメの温活グッズもご紹介! フローリングに敷布団を敷く時のカビ対策
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれています。毎日使う布団には除湿シートなどで湿気対策が必要です。対策を怠ると布団の裏にカビが生えてしまうことも。 とくにフローリングの上に布団をじかに敷いている場合は、湿気がたまりやすいので要注意です。 当記事では、カンタンで効率的な布団の湿気対策をご紹介します。ダニやカビに悩まされない快適な睡眠のために、ぜひ当記事をお役立てください。 目次1 布団に湿気がたまる原因1.1 室内との温度差1.2 汗2 布団の湿気を放置すると様々なリスクが・・・2.1 カビの発生2.2 ダニの発生3 布団のお手軽湿気対策3.1 布団を干す3.2 除湿機やエアコンで室内を除湿する3.3 い草のござを敷く3.4 除湿シートを敷く3.5 すのこを敷く3.6 布団乾燥機をかける4 当店おすすめ布団の除湿グッズ4.1 い草のマットレス「夢見畳」4.2 6サイズ展開「吸湿センサー付き除湿シート」5 まとめ 布団に湿気がたまる原因 布団に湿気がたまってしまう原因は、室内と布団の温度差による結露や、寝ている間の汗による水分です。布団に湿気がたまってしまう原因についてそれぞれ解説します。 室内との温度差 温度差のある所には「結露」が起こります。冬の間、窓の結露に悩まされる方も多いのではないでしょうか。これは冷たい外気と温かい室内の温度差によって生じるものです。 布団の結露は、温かい布団の中と寒い室内の温度差によって起こります。とくに冷たいフローリングの上に布団を敷いている場合は、結露が発生しやすい環境になります。湿気がたまりやすいため注意が必要です。 汗 寝ている間にかいた汗は、布団や衣類が吸収しています。吸い込んだ湿気を放出できていない布団を繰り返し使うと、湿気はどんどん蓄積されていくのです。 布団を家族で使っている場合は人数分の汗が吸収されるため、さらに湿気がたまりやすくなります。 布団の湿気を放置すると様々なリスクが・・・ 布団の湿気を放置するとどうなってしまうのでしょうか。最も心配なのはカビの被害です。カビはシックハウス症候群やアレルギー疾患の原因となります。 カビ、ダニの発生によるリスクをそれぞれ解説します。 カビの発生 湿気がたまった布団は、カビにとって住みやすい環境です。布団にはホコリや皮脂がたまりやすいため、これらを養分としてカビは繁殖していきます。 繫殖したカビは黒い点々になって布団に現れます。見た目が悪いだけでなく、カビから放出される胞子は様々な健康被害をもたらすので要注意です。咳や鼻水、肌荒れの原因になってしまいます。 ダニの発生 ダニはジメジメした環境を好みます。人の体温で温められた布団はダニにとって好条件がそろった環境。布団に落ちた皮脂や髪の毛を養分として繁殖し、様々なアレルギー症状を引き起こします。 布団に繁殖するダニはほとんどがヒョウヒダニという種類で、人を刺すことはありません。ただし、ヒョウヒダニが増えるとそれをエサとするツメダニが発生します。ツメダニは人を刺す場合があるので注意が必要です。刺されると激しいかゆみが生じます。 布団のお手軽湿気対策 今日からカンタンにできる布団の湿気対策をご紹介します。効果的な対策で湿気を逃がし、快適な睡眠環境をつくりましょう。 布団を干す 布団の湿気対策で最も効果的なのは布団を干すことです。干す際は途中でひっくり返して両面干すようにしましょう。 まずは汗を直接吸い込む表面を干します。1〜2時間ほど経過したら、ひっくり返して裏面を上にして干しましょう。とくに冬場は結露の湿気が下にたまっています。 裏面を1時間ほど干したら長干しせずに取り込みます。天日干しは生地を痛めます。干す時間は長くても3時間程度にとどめ、長時間干しっぱなしにしないように気をつけましょう。 外に干せない場合は布団を立てかけておくだけでも効果がありますよ。 除湿機やエアコンで室内を除湿する 布団を干せない場合は、除湿機やエアコンをつかって室内を除湿しましょう。カビが活発になるのは湿度60%以上の環境です。そのため、部屋の湿度を50%程度に保つと布団のカビ対策になります。 い草のござを敷く 電化製品に頼らずに除湿したい場合は、い草の天然の調湿効果を利用するのもおすすめです。い草には湿度が高いときに湿気を吸い込み、乾燥しているときに放出する効果があります。布団の上にい草素材の「寝ござ」を敷いておくだけで湿気対策になるでしょう。サラッとした肌触りは寝心地も向上させます。 除湿シートを敷く 布団の下に除湿シートを敷けば、それだけで有効な湿気対策になります。布団の除湿シートの多くには「シリカゲルB型」が使用されています。シリカゲルB型は繰り返し使える除湿剤。陰干しすることで効果が復活し、長くつかうことができるでしょう。 すのこを敷く 布団の下にすのこを敷くことで湿気対策ができます。布団と床の間にすのこで空気の通り道をつくり、湿気を逃がす方法です。 布団のサイズに合わせたすのこマットを用意し、布団の下に敷きます。ただし、敷きっぱなしにすると布団と接した面にカビが生えることがあるので注意しましょう。 布団をこまめに干せない場合は、スタンドタイプのすのこがおすすめです。すのこを立てることで、いつでもカンタンに布団を部屋干しすることができます。 布団乾燥機をかける 布団乾燥機をつかえば、いつでも布団の湿気を取り除くことができます。ダニは50℃以上の熱に30分以上当たると死滅するため、ダニ対策にも有効です。 いつでも温かい布団で眠れるので、冬場おすすめの除湿方法です。 当店おすすめ布団の除湿グッズ 就寝時は疲れていて、湿気対策をつい忘れてしまいがちです。布団の除湿には、敷くだけで効果を発揮するものがおすすめですよ。 当店おすすめの布団除湿グッズをご紹介します。 い草のマットレス「夢見畳」 い草を使用した畳のようなマットレスです。い草には綿の2.5倍の吸湿性があります。布団の下に敷けば、それだけで湿気対策になるでしょう。布団が冷たい床に直接触れないため、結露による湿気を防ぐこともできます。さらに「夢見畳」には敷くだけで嬉しいポイントがたくさんあります。 ・床の冷気をさえぎる ・適度なクッション性で寝心地アップ ・い草の香りに癒される ・軽くて移動や持ち運びがカンタン ・い草の消臭効果で臭いを軽減 い草のマットレスはフローリングの冷気をさえぎってくれるため、冬につかっても快適です。木製のすのことは違い、適度なクッション性があるため寝心地も向上します。 い草の香りにはリラックス効果があるため深い眠りに導いてくれるでしょう。 い草は天然の消臭効果や抗菌効果があるため、臭いも軽減してくれますよ。 夢見畳を見る 6サイズ展開「吸湿センサー付き除湿シート」 布団のカビ対策には除湿シートがおすすめです。こちらの除湿シートにはシリカゲルB型がつかわれています。シリカゲルB型は吸湿と放湿を繰り返すため、長く除湿効果が続きますよ。 お手入れの目安は吸湿センサーでわかります。センサーがピンク色になっているときは湿気がたまっているサインです。陰干しで湿気を逃がしましょう。ブルーに戻れば再び使用することができますよ。汚れたら洗濯することも可能です。 サイズ展開が豊富なのも嬉しいポイント。当店の除湿シートは、ベビーサイズからキングサイズまで6サイズ展開していますので、ぴったりの1枚を選んでくださいね。 吸湿センサー付き除湿シートを見る まとめ 布団の湿気対策について解説しました。布団は毎日つかうものなので、湿気がたまりがちです。とくに、布団と室内に温度差が生じる冬と、汗をかく夏は特別な湿気対策が必要になります。 もっとも効果的な湿気対策は布団を干すことです。湿気対策に時間や手間をとれない方には、敷くだけの湿気対策がおすすめ。すのこや除湿シート、い草のマットレスを活用しましょう。