畳の上にカーペットを敷いても大丈夫?
目次
畳の上のカーペット
日本人として馴染み深い畳ですが、傷やへこみができやすく、家具や物を置きたい時には不便な点もあります。いっそのこと、カーペットを敷いてしまいたい!そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、畳の上にカーペットを敷く上での注意点やメリット、デメリットなどについて詳しくご紹介します。選び方のポイントについても解説するので、畳の上に敷くカーペットの購入を考えている方は参考にしてみてください。
目次
- 畳の上にカーペットを敷いても大丈夫?
- 畳の上にカーペットを敷くメリットとデメリット
- 畳の上に敷くカーペット選びのポイント
- 畳の上にカーペットを敷く時に行っておきたい事
畳の上にカーペットを敷いても大丈夫?
もともと通気性の良い畳と、カーペットの相性は正直あまり良いとは言えません。
しかし、賃貸などの居住形態やお部屋の使用用途によっては、カーペットを敷いた方が良いこともあります。
正しい扱い方を知っておくことで、思わぬトラブルを回避できるでしょう。
畳の上にカーペットを敷くメリットとデメリット
畳特有の和なイメージから、お部屋の雰囲気をガラッと変えられるカーペットですが、ダニやカビのもとになりやすいという点もあります。
カーペットを購入する際は、それぞれのメリットやデメリットを理解しておきましょう。
メリット
畳の上にカーペットを敷くことにより、畳を傷から守り、家具などを配置できるというメリットがあります。
お部屋の模様替えをしたい時にも活躍しますよ。
- 畳に傷がつきづらい
- 家具などが置けてお部屋の雰囲気を変えられる
畳に傷がつきづらい
い草と糸の繊細な造りでできた畳は、少しの衝撃でへこんでしまったり、ささくれて傷がついてしまうこともあります。
カーペットを敷くことで傷から床を守ってくれるため、小さい子供やペットのいる家庭におすすめ。
ペットが爪で畳を引っかけてしまったり、子供が畳をむしる心配もないので、賃貸物件でも安心して使えるでしょう。
家具などが置けてお部屋の雰囲気を変えられる
客間や寝室として親しまれている和室ですが、部屋数が少ない家の場合、普通の部屋として使いたいこともありますよね。
カーペットを敷くことで、畳と家具の間のクッションになってくれるため、机などの家具が配置できます。家具による跡やへこみを防いでくれるので、和室の使用用途も広がるでしょう。
また、お部屋の雰囲気を変えてくれるため模様替えにも最適です。憧れの北欧テイストやモダンなお部屋にイメチェンできますよ。
デメリット
お部屋の模様替えとして楽しめるカーペットですが、湿気やダニが発生しやすくなるデメリットもあります。特にカーペット下は通気性が悪くなるため、注意が必要です。
- 湿気が溜まりやすい(カビの原因)
- ダニが発生しやすい
湿気が溜まりやすい(カビの原因)
空気を含んだ畳床とい草により、畳は元来湿気をコントロールできる機能性の高いものです。カーペットを上に敷くことで、畳そのものの吸湿性が低くなり通気性も悪くなりがちです。そのため、湿気が溜まりやすくなってしまい、畳とカーペットの間にカビが発生することもあるでしょう。
特に、雨の多い6月や、湿度の高い8月から9月は注意が必要です。少しでも通気性の良い畳用カーペットを検討したり、こまめにカーペットとの間を掃除するなどの防カビ対策も必要になります。
ダニが発生しやすい
髪の毛やほこりがたまりやすく、湿度の高い畳とカーペットの間はダニの繁殖に好条件。暗くて細かい隙間もあるため、繁殖場所として好まれます。ダニの発生はアレルギー原因にもなるので、特に小さい子供がいる家庭はしっかり対策しておいた方が良いでしょう。
防ダニ加工の施されたカーペットや、防虫シートと組み合わせて使うことで防ダニ対策ができます。また、こまめな手入れも大事。定期的な掃除は欠かさないようにしましょう。
カーペット上を清潔に保つためにも、毛足の短いカーペットがおすすめです。
畳の上に敷くカーペット選びのポイント
カーペットを選ぶ際、安全性や、用途に合わせたサイズ選びは重要です。また、通気性が悪くなりがちな畳の上では清潔感も大切。選び方のポイントを3つ押さえましょう。
- 滑り止め付きのもの
- 洗濯機洗いできるもの
- 部分的に敷くか、全体的に敷くか
滑り止め付きのもの
畳の上にカーペットを敷いても、しっかり固定できていなければ、転倒によるケガなどの原因になりかねません。特に小さい子供のいる家庭では注意が必要です。
カーペットの裏にゴム製などの滑り止め加工が施されているものなら、カーペットがずれにくく、安定した使い心地を実感できるでしょう。家具を移動させて模様替えしたい時も、カーペットがめくれることなくスムーズに動かせますよ。
しかし、滑り止め加工により通気性が悪くなりやすいこともあるので、こまめな手入れは行った方が良いでしょう。
洗濯機洗いできるもの
ダニやカビ予防のためにも、カーペットの手入れや定期的な換気は必要です。面積の大きいカーペットを手洗いするのは大変ですが、洗濯機で丸洗いできるタイプだと安心。衣類と同じ要領で手軽に洗濯できるため、通気性が悪くなりがちな畳の上でも、清潔に使うことができますよ。
定期的な洗濯とともに、畳の掃除機がけやカーペットの陰干しも忘れないようにしましょう。
部分的に敷くか、全体的に敷くか
急なテレワークなどで和室の一角を使いたい場合は、デスク周りをカバーできる部分的なカーペットが良いでしょう。
家具の下はしっかり保護しつつ、残りの部分は畳本来の良さを楽しめるので、和室の雰囲気を残したい方にはおすすめです。取り外しもしやすいので手入れも楽ですよ。
お部屋全体の雰囲気を変えたかったり、子供部屋として使いたい場合は全体をカバーできるカーペットが良いでしょう。
子供の好みに合わせてカーペットの柄を変えたり、年齢に合わせた楽しみ方ができますよ。
畳の上にカーペットを敷く時に行っておきたい事
カーペットを敷くことで部屋を自由に模様替えできるのは良いですが、その分手入れやダニ予防など、面倒なことも多いのが特徴です。カーペットを敷くにあたり、次の3つを行っておくと良いでしょう。
- こまめな掃除と換気
- スチームアイロンや布団乾燥機でダニを死滅
- カーペットを洗う
こまめな掃除と換気
一度敷いてしまうとなかなか剥がすのが難しいカーペット。毎日洗濯するのは難しくても、最低限の掃除と換気だけは行うようにしましょう。
カーペットと畳の隙間には、髪の毛やほこりだけでなく、見えないダニの死骸やフンなどが隠れていることもあります。そのまま放置しておくと、さらなるダニの繁殖やニオイの原因となることも。
カーペット表面だけでなく、畳との間もこまめに掃除するようにしましょう。窓を開けて風通しを良くすることも大事です。
スチームアイロンや布団乾燥機でダニを死滅
約50℃以上の高温で死滅するダニには、天日干しも良いですが、スチームアイロンで退治するのが手っ取り早くて効果的です。蒸気が内側にも浸透することで、裏表両面に熱が届き、カーペット全体のダニを死滅してくれます。
また、布団乾燥機で長時間カーペットを温めることもダニ退治に効果的です。
ただし、どちらの方法もカーペット本体の傷みや火災には注意が必要です。
カーペットを洗う
こまめな掃除やスチームアイロンなどによる対策が難しい場合は、思い切って洗ってしまう手もあります。
面積の小さい部分用カーペットなら手洗いも可能ですが、脱水などが面倒なら洗濯機で洗えるタイプにするのがおすすめ。洗濯によるダニの死滅は期待できませんが、ダニの死骸やフンを洗い流すことはできます。
アレルギーの原因を作らないためにも、こまめな洗濯は欠かさないようにしましょう。
こまめなお手入れを心がけよう
畳の上にカーペットを敷くことで、簡単にお部屋のイメチェンができたり、畳を傷から守ってくれます。しかしその反面、畳本来の通気性が失われ、ダニやカビの原因となってしまうことも。
カーペットを敷く際、最も大事なのは衛生面です。こまめな掃除や換気を心がけ、カーペット上だけでなく、カーペットと畳の間も常に清潔な状態を保つように心がけましょう。そうすることで、カビの発生はもちろん、ダニの繁殖を防ぐことにもつながります。
カーペットを選ぶ際は、あらかじめ防ダニや防虫加工が施されているものや、通気性の良い天然素材のものを選ぶのがおすすめです。また、小さい子供のいる家庭は、滑り止めなどのついた安全面の考慮されたカーペットを選びましょう。
畳とカーペットの相性はあまり良いとは言えませんが、適切な使い方をすればきっといつものお部屋が快適に変わりますよ。
イケヒコ編集部
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