床暖房対応のラグ・カーペットとは?非対応との違い 更新日: 2022-04-07 投稿日: 2022-02-02 お手入れラグ・カーペット暮らしの知恵 床暖房がある部屋でラグやカーペットを敷きたいと考えている場合は「床暖房対応」の製品を選ぶことがおすすめです。 非対応の製品と違い、床暖房に対応しているものなら、熱効率が高まるだけでなく、安全面・衛生面でも安心して使用できます。 この記事では、両者の違いや床暖房対応ラグの特徴、重視したい機能を解説します。 目次1 床暖房に対応したラグやカーペットがある!1.1 床暖房は非対応のラグ・カーペットはおすすめできない2 床暖房対応のラグ・カーペットと非対応の具体的な違い2.1 熱伝導率が違う2.2 光熱費に差が出る2.3 安全性が違う2.4 衛生面が違う3 床暖房対応のラグ・カーペットを選ぶときに重視したい特徴5選3.1 1. 厚みは厚すぎないもの3.2 2. 抗菌・防ダニ加工のもの3.3 3. 洗濯ができるのもの3.4 4. 滑り止めには注意が必要3.5 5. デザイン性や素材にも注目4 床暖房には床暖房に対応したラグやカーペットを使おう! 床暖房に対応したラグやカーペットがある! 床暖房は、床の下を電気ヒーターや、温水を流して温める仕組みです。 空気を介さず、直接床や人を温める「ふく射熱」の効果により、穏やかな暖かかさが得られ、乾燥にくいという点がメリットです。 このような性質から、通常、床暖房を使うときは、ラグやカーペットは敷かない方が望ましく、効果的です。 しかし、小さなお子さんやペットのいるご家庭や、椅子を使わず床に座る生活をしているご家庭では、フローリングがむき出しになっていると体を痛める原因になってしまいます。 さらに、床暖房の温度が高いと、火傷の心配も否めません。 そこで、そんなときには床暖房対応のラグやカーペットを使うのがおすすめです。 床暖房は非対応のラグ・カーペットはおすすめできない 実は、ラグやカーペットには、床暖房対応のものと非対応のものがあります。 どちらも見た目には違いがないように感じるものの、性能面は大きく異なります。 そのため、床暖房を使っているときは、専用のラグやカーペットを利用しましょう。 特に、床暖房で非対応のカーペットを使ってしまうと以下のような多くの不安が残ってしまいます。 ● 暖房効率が下がる ● 安全面が懸念される ● フローリングが痛む可能性がある ● 衛生面が心配(ダニ・カビなど) このようなことから、あまりおすすめできません。 床暖房対応のラグ・カーペットと非対応の具体的な違い では、具体的に、床暖房対応のラグ・カーペットと非対応のものとではどういった違いがあるのか。 詳しく紹介します。 熱伝導率が違う 床暖房対応のラグやカーペットでは、ふく射熱が効率よく伝わるように設計されています。 加えて、ラグ自体に熱がこもるのを防ぎ、外に逃がすようになっているため、ラグに座っている人はもちろん、部屋の中も暖かく保ってくれます。 しかし、床暖房非対応のラグでは、厚みや手触り、デザイン性などを重視するため、熱伝導率を考慮した作りではありません。 そのため、床暖房の上に敷くと、ラグ本体は暖かいけど部屋は寒かったり、ラグの暖かさにムラができたりしてしまいます。 光熱費に差が出る 前述した通り、床暖房対応のラグやカーペットはふく射熱を効率よく伝えることで、足元だけでなく部屋全体が温まるので、必要以上に暖房費がかかってしまう心配もありません。 しかし、床暖房非対応のラグでは、ふく射熱の働きを阻害してしまうため、部屋全体を温めるために、床暖房の温度を上げたり、他の暖房器具を併用したりする必要も出てきます。 結果として、光熱費の上昇につながる可能性があります。 安全性が違う 床暖房対応のラグやカーペットは、安全性にも違いがあります。 床暖房は一般的に表面温度が30~35度程度まで上昇します。 そのため、床暖房対応のラグでは、耐熱性の素材を使うだけでなく、熱を分散し熱くなりすぎるのを防いでくれるのです。 元々が加熱される前提で作られているため、安全性にも優れています。 一方、床暖房非対応のラグは、そもそも加熱されることを想定していないため、熱に弱い素材が使われていたり、熱が一か所にこもったりするケースもあります。 特に、ラグの裏の滑り止めなどは熱に弱い素材も多いため、35度前後でも長時間加熱し続けることで、床と癒着を起こす可能性も否めません。 また、1か所に熱がこもり、そこに座り続ければ低温火傷の心配もでてきます。 衛生面が違う 最後に、床暖房対応のラグは、ラグ本体の温度上昇を考慮した衛生上の設計です。 そのため、抗菌・防臭・消臭など、衛生面に考慮した機能が最初からまとまっているものが多いです。 もちろん、非対応のラグも衛生機能を備えたものが多くありますが、本体の温度上昇は考慮されていないため、ラグによって機能もバラバラです。 安心・安全を考慮するなら、やはり床暖房専用のラグを選んだ方がよいでしょう。 床暖房対応のラグ・カーペットを選ぶときに重視したい特徴5選 最後に、床暖房専用のラグやカーペットを選ぶ際に欲しい機能をご紹介します。 これらの機能があれば、さらに快適に床暖房でラグが使えるでしょう。 1. 厚みは厚すぎないもの 床暖房対応のラグやカーペットを選ぶ際は、生地が厚すぎないものを選びましょう。 理由として、厚みがあると本体は暖かいものの、部屋全体の暖房効率を下げてしまうからです。 厚すぎず薄すぎず、丁度よいものを選びましょう。 2. 抗菌・防ダニ加工のもの 家族にハウスダストアレルギーの方がいるなら防ダニ加工がされているラグもおすすめです。 特に、ラグはホコリや汚れを吸着しやすいので、手入れをしないとアレルギーの原因になる可能性もあります。 普段床に座っている時間が多いのであれば、抗菌・防臭だけでなく、防ダニ加工も施されていると、さらに安心して過ごせます。 3. 洗濯ができるのもの 衛生面を考慮するなら、「洗濯可」のラグがおすすめです。 特にダニやカビは30度前後、湿度が60%以上、栄養が豊富な場所で増殖します。 汗や皮脂が付着し、適温が保たれたラグは、ダニや雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいますので、丸洗いできる製品の方が安心して長く使えるでしょう。 4. 滑り止めには注意が必要 床暖房専用のラグやカーペットのなかには、裏面に滑り止め加工がされているものもありますが、素材は何が使われているか確認します。 また、滑り止め加工がなく自分で選ぶときは、耐熱加工(ホットカーペット専用品やポリエステル素材など)の滑り止めを使いましょう。 5. デザイン性や素材にも注目 最後に、床暖房用のラグを選ぶ際は、あなたの好きなものを選ぶことが大切です。 その際は、部屋に合うデザインか、好きな色かだけでなく、素材にも注目してみましょう。 表面がウール加工なら手触りも良く、温かみも強くなります。 また、ポリエステルなら安価で手入れもしやすく、埃が出にくいなどのメリットがあります。 見た目だけでなく、どのような素材が使われているかにも注目して選んでみましょう。 床暖房には床暖房に対応したラグやカーペットを使おう! 床暖房はふく射熱の効果で部屋全体を温める仕組みのため、通常のラグやカーペットを敷いてしまうと、暖房効率が下るだけでなく、安全面にも不安が残ります。 そのため、床暖房を使っているなら、床暖房専用のラグやカーペットを使うことが大切です。 株式会社イケヒコ・コーポレーションの公式通販サイトでは、デザイン性と機能性に優れた床暖房対応のラグやカーペットを多数取り扱っています。 サイズ展開も豊富なため、お部屋の大きさや利用シーンに合わせてお選びいただけます。 床暖房対応ラグ・カーペットをご検討の際は、ぜひ一度、公式サイトをご覧ください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: 床暖房と相性の良いラグ・カーペットを選ぼう! 子供部屋におすすめのラグ・カーペット【防音・衛生面・ケガ防止】 カーペットについた油性ペンの落とし方 ウィルトン織りのラグ(カーペット)とは?特徴やグレードの見分け方を解説
床暖房がある部屋でラグやカーペットを敷きたいと考えている場合は「床暖房対応」の製品を選ぶことがおすすめです。 非対応の製品と違い、床暖房に対応しているものなら、熱効率が高まるだけでなく、安全面・衛生面でも安心して使用できます。 この記事では、両者の違いや床暖房対応ラグの特徴、重視したい機能を解説します。 目次1 床暖房に対応したラグやカーペットがある!1.1 床暖房は非対応のラグ・カーペットはおすすめできない2 床暖房対応のラグ・カーペットと非対応の具体的な違い2.1 熱伝導率が違う2.2 光熱費に差が出る2.3 安全性が違う2.4 衛生面が違う3 床暖房対応のラグ・カーペットを選ぶときに重視したい特徴5選3.1 1. 厚みは厚すぎないもの3.2 2. 抗菌・防ダニ加工のもの3.3 3. 洗濯ができるのもの3.4 4. 滑り止めには注意が必要3.5 5. デザイン性や素材にも注目4 床暖房には床暖房に対応したラグやカーペットを使おう! 床暖房に対応したラグやカーペットがある! 床暖房は、床の下を電気ヒーターや、温水を流して温める仕組みです。 空気を介さず、直接床や人を温める「ふく射熱」の効果により、穏やかな暖かかさが得られ、乾燥にくいという点がメリットです。 このような性質から、通常、床暖房を使うときは、ラグやカーペットは敷かない方が望ましく、効果的です。 しかし、小さなお子さんやペットのいるご家庭や、椅子を使わず床に座る生活をしているご家庭では、フローリングがむき出しになっていると体を痛める原因になってしまいます。 さらに、床暖房の温度が高いと、火傷の心配も否めません。 そこで、そんなときには床暖房対応のラグやカーペットを使うのがおすすめです。 床暖房は非対応のラグ・カーペットはおすすめできない 実は、ラグやカーペットには、床暖房対応のものと非対応のものがあります。 どちらも見た目には違いがないように感じるものの、性能面は大きく異なります。 そのため、床暖房を使っているときは、専用のラグやカーペットを利用しましょう。 特に、床暖房で非対応のカーペットを使ってしまうと以下のような多くの不安が残ってしまいます。 ● 暖房効率が下がる ● 安全面が懸念される ● フローリングが痛む可能性がある ● 衛生面が心配(ダニ・カビなど) このようなことから、あまりおすすめできません。 床暖房対応のラグ・カーペットと非対応の具体的な違い では、具体的に、床暖房対応のラグ・カーペットと非対応のものとではどういった違いがあるのか。 詳しく紹介します。 熱伝導率が違う 床暖房対応のラグやカーペットでは、ふく射熱が効率よく伝わるように設計されています。 加えて、ラグ自体に熱がこもるのを防ぎ、外に逃がすようになっているため、ラグに座っている人はもちろん、部屋の中も暖かく保ってくれます。 しかし、床暖房非対応のラグでは、厚みや手触り、デザイン性などを重視するため、熱伝導率を考慮した作りではありません。 そのため、床暖房の上に敷くと、ラグ本体は暖かいけど部屋は寒かったり、ラグの暖かさにムラができたりしてしまいます。 光熱費に差が出る 前述した通り、床暖房対応のラグやカーペットはふく射熱を効率よく伝えることで、足元だけでなく部屋全体が温まるので、必要以上に暖房費がかかってしまう心配もありません。 しかし、床暖房非対応のラグでは、ふく射熱の働きを阻害してしまうため、部屋全体を温めるために、床暖房の温度を上げたり、他の暖房器具を併用したりする必要も出てきます。 結果として、光熱費の上昇につながる可能性があります。 安全性が違う 床暖房対応のラグやカーペットは、安全性にも違いがあります。 床暖房は一般的に表面温度が30~35度程度まで上昇します。 そのため、床暖房対応のラグでは、耐熱性の素材を使うだけでなく、熱を分散し熱くなりすぎるのを防いでくれるのです。 元々が加熱される前提で作られているため、安全性にも優れています。 一方、床暖房非対応のラグは、そもそも加熱されることを想定していないため、熱に弱い素材が使われていたり、熱が一か所にこもったりするケースもあります。 特に、ラグの裏の滑り止めなどは熱に弱い素材も多いため、35度前後でも長時間加熱し続けることで、床と癒着を起こす可能性も否めません。 また、1か所に熱がこもり、そこに座り続ければ低温火傷の心配もでてきます。 衛生面が違う 最後に、床暖房対応のラグは、ラグ本体の温度上昇を考慮した衛生上の設計です。 そのため、抗菌・防臭・消臭など、衛生面に考慮した機能が最初からまとまっているものが多いです。 もちろん、非対応のラグも衛生機能を備えたものが多くありますが、本体の温度上昇は考慮されていないため、ラグによって機能もバラバラです。 安心・安全を考慮するなら、やはり床暖房専用のラグを選んだ方がよいでしょう。 床暖房対応のラグ・カーペットを選ぶときに重視したい特徴5選 最後に、床暖房専用のラグやカーペットを選ぶ際に欲しい機能をご紹介します。 これらの機能があれば、さらに快適に床暖房でラグが使えるでしょう。 1. 厚みは厚すぎないもの 床暖房対応のラグやカーペットを選ぶ際は、生地が厚すぎないものを選びましょう。 理由として、厚みがあると本体は暖かいものの、部屋全体の暖房効率を下げてしまうからです。 厚すぎず薄すぎず、丁度よいものを選びましょう。 2. 抗菌・防ダニ加工のもの 家族にハウスダストアレルギーの方がいるなら防ダニ加工がされているラグもおすすめです。 特に、ラグはホコリや汚れを吸着しやすいので、手入れをしないとアレルギーの原因になる可能性もあります。 普段床に座っている時間が多いのであれば、抗菌・防臭だけでなく、防ダニ加工も施されていると、さらに安心して過ごせます。 3. 洗濯ができるのもの 衛生面を考慮するなら、「洗濯可」のラグがおすすめです。 特にダニやカビは30度前後、湿度が60%以上、栄養が豊富な場所で増殖します。 汗や皮脂が付着し、適温が保たれたラグは、ダニや雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいますので、丸洗いできる製品の方が安心して長く使えるでしょう。 4. 滑り止めには注意が必要 床暖房専用のラグやカーペットのなかには、裏面に滑り止め加工がされているものもありますが、素材は何が使われているか確認します。 また、滑り止め加工がなく自分で選ぶときは、耐熱加工(ホットカーペット専用品やポリエステル素材など)の滑り止めを使いましょう。 5. デザイン性や素材にも注目 最後に、床暖房用のラグを選ぶ際は、あなたの好きなものを選ぶことが大切です。 その際は、部屋に合うデザインか、好きな色かだけでなく、素材にも注目してみましょう。 表面がウール加工なら手触りも良く、温かみも強くなります。 また、ポリエステルなら安価で手入れもしやすく、埃が出にくいなどのメリットがあります。 見た目だけでなく、どのような素材が使われているかにも注目して選んでみましょう。 床暖房には床暖房に対応したラグやカーペットを使おう! 床暖房はふく射熱の効果で部屋全体を温める仕組みのため、通常のラグやカーペットを敷いてしまうと、暖房効率が下るだけでなく、安全面にも不安が残ります。 そのため、床暖房を使っているなら、床暖房専用のラグやカーペットを使うことが大切です。 株式会社イケヒコ・コーポレーションの公式通販サイトでは、デザイン性と機能性に優れた床暖房対応のラグやカーペットを多数取り扱っています。 サイズ展開も豊富なため、お部屋の大きさや利用シーンに合わせてお選びいただけます。 床暖房対応ラグ・カーペットをご検討の際は、ぜひ一度、公式サイトをご覧ください。