大切なこたつにダニが繁殖しないようにするには、ダニが好む環境「高温(20〜30度)・多湿(60〜80度)・豊富なエサ(人の髪やフケやアカ、食べこぼし)」にならなよう気をつけることが大切です。
こたつ布団やカーペットはこまめに掃除機をかけ、換気や乾燥を行いましょう。市販のダニ捕りシートを使用するのもおすすめです。 今回は、こたつのダニを防ぐための5つの対策や、すでに繁殖してしまったダニを駆除する方法などを紹介します。

高温多湿でエサが豊富なこたつはダニが繁殖しやすい環境

冬の一家団欒をこたつで過ごす家庭にとって、ときに問題になるのがこたつに発生するダニです。暖かく人間にとって居心地が良いこたつは、ダニが好む環境でもあります。
一般的に、20〜30度(ときに25度以上)の高温、60〜80%(とくに70%以上)の多湿、エサが豊富(ホコリや人間のフケやアカ、髪の毛、食べ残し)という3つの条件が揃うとダニが繁殖しやすいといわれているのです。 暖房器具であるこたつの中は、電源を入れているあいだ30度程度の高温を維持しています。さらに、こたつに入ってる人間の汗によってこたつの中で湿気がこもり、湿度も高い状態です。とくにこたつに入ったまま寝てしまう人がいる場合は注意が必要です。寝汗によってこたつの内部の湿度が80%以上になることもあります。また、こたつを長時間使用していると、ホコリだけでなく人の髪の毛やフケ、アカ、食べこぼしなどがこたつの下のカーペットや布団に付着するため、ダニにはエサの宝庫となってしまうのです。 このように、こたつはダニが繁殖する条件を満たした環境のため、日頃からダニ対策をしっかり行う必要があります。

こたつのダニを防ぐための5つの対策

こたつにダニが発生するのを防ぐには、こまめな掃除と換気、定期的な天日干しが効果的です。また、ダニ捕りシートを利用するのもおすすめです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
  • 毎日の掃除
  • こたつ布団の丸洗い
  • こまめな換気
  • こたつ布団の定期的な天日干し
  • ダニ捕りシートの活用

1.毎日の掃除を心がける

こたつのダニを防ぐために最も大事なことは、こたつ布団やカーペット、その周辺をこまめに掃除をすることです。できれば毎日掃除をかけたほうがよいでしょう。人の髪の毛やフケ、アカ、食べこぼしなどは、全てダニのエサとなります。こたつに入りながら食事をしている場合は、とくに注意が必要です。食べこぼしに気づいたらすぐに粘着テープで除去したり、掃除機で吸い取りましょう。
また、ホコリには生きたダニやダニの死骸が潜んでいます。毎日の掃除でホコリをきちんと掃除することで、ダニの繁殖を抑えるだけでなく、アレルギー対策にも効果的です。 こたつ布団やカーペットを掃除するときは、1mにつき20〜30秒ほどの時間をかけて丁寧に掃除がけすることがポイントです。こたつ布団は裏と表の両面を掃除します。

2.こたつ布団を丸洗いする

こたつ布団にはフケや髪の毛、食べこぼしだけでなく、人間のアカが付着しています。アカもダニのエサとなる成分のため、放置しているとダニの繁殖の原因となってしまいます。
また、ジュースやお酒など糖分の入った飲み物をこぼしたり、チョコレートや生クリームなど布団に染みやすい食べ物がついてしまった場合も、注意がっ必要です。 こたつ布団に付着したアカや食べ物・飲み物などの汚れは、洗濯機で丸洗いすることで綺麗に落としましょう。こたつ布団が大きい、または厚みがあって自宅で洗濯するのが難しい場合は、コインランドリーやクリーニングを利用するのもおすすめです。

3.こまめな換気を行う

ダニは高温に強く湿気を好む性質があるため、こたつ内部を高温多湿のまま放置しないことが大切です。こたつ布団を持ち上げて中の湿気を逃しすだけでも、ダニの繁殖を抑えられます。特に冬場は空気が乾燥しているため、部屋の窓を開けて換気することで、低温と乾燥が苦手なダニを死滅させることが可能です。

4.こたつ布団を定期的に天日干しする

こたつ布団やこたつの下に敷いているカーペットは、定期的に天日干ししましょう。布団やカーペットに溜まっている湿気を乾燥させることでダニの発生や繁殖を抑えることができます。
梅雨の時期など悪天候が続く場合は、布団乾燥機を使って湿度を下げるとよいでしょう。

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市販のダニ捕りシートを使う方法もあります。ダニ捕りシートは、こたつ布団やカーペットに設置する誘発剤入りの特殊なシートです。ダニを招き寄せてシートの中に捕獲する仕組みとなっているのです。
ダニ捕りシートには、乾燥タイプや粘着シートタイプ、メーカー独自の特殊構造タイプなど、さまざまな種類が販売されていますが、どのシートもだいたい3ヶ月程度効果が持続します。捕獲できるダニはシートの種類によって異なりますが、チリダニ、コナダニほか、人を噛むツメダニなどのダニが駆除できます。

こたつのダニを防ぐための5つの対策

既にこたつにダニが繁殖してしまっている場合は、次の2つの手順に沿って駆除しましょう。
  • コインランドリーで乾燥機を使う
  • 布団に掃除機をかける

1.コインランドリーの乾燥機にかける

まずはこたつ布団に繁殖したダニを死滅させることから始めましょう。前述した天日干しや布団乾燥機を利用するのもよいですが、おすすめはコインランドリーの乾燥機です。コインランドリーの乾燥機はおよそ80度の高温乾燥のため、こたつ布団の中に潜むダニは確実に死滅します。 コインランドリーでこたつ布団を丸洗いしたあとに乾燥機にかければ、布団の表面についた汚れを落としつつダニを死滅させられて一石二鳥です。
自分で処理するのが難しい場合は、布団の丸洗いと高温乾燥を行っているクリーニング店に依頼するのも1つの方法です。

2.こたつ布団を丁寧に掃除機がけする

乾燥させたこたつ布団には、ダニの死骸やフンが残っています。そのままにしておくとアレルギーの原因となるため、必ず掃除機をかけてください。
掃除の方法は前述のとおり、こたつ布団の裏と表の両面を、ゆっくり丁寧にかけていきましょう。 この2つの手順をしっかり行えば、こたつ布団に潜むダニを完全に駆除することが可能です。

こたつのダニ対策はこまめな掃除と換気・乾燥がポイント

寒い冬を快適に過ごすためのアイテム、こたつにダニを繁殖させないためには、こまめな掃除が重要なポイントです。こたつ布団や下に敷いたカーペットはできれば毎日、丁寧に掃除機がけしましょう。
また、人の汗を吸ったこたつ布団やカーペットが湿度が上がり、ダニが繁殖しやすい環境となってしまいます。こたつの中はまめに換気をして湿気を逃し、こたつ布団やカーペットは定期的に天日干ししたり、布団乾燥機を使って湿気を逃しましょう。 一度ダニが繁殖してしまったこたつは抵抗がある、という場合は、こたつを新調するのも1つの方法です。
IKEHIKOオンラインショップでは、さまざまな種類・カラー・デザインのこたつ布団を販売しています。こたつ布団の買い替えを検討している場合は、ぜひ一度アクセスしてみてください。
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イケヒコ編集部

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