「1畳ってどのくらい?」サイズ目安を徹底解説! 更新日: 2022-10-03 投稿日: 2022-04-04 畳 畳1枚分の広さを表す「畳」は、不動産広告規制によって「1畳=」と定められています。 しかし、これはあくまで不動産広告におけるルールであり、実際には地方や設置場所によって、本間や中京間、江戸間などさまざまな大きさの畳が使用されています。 今回は、1畳のサイズ目安や畳の種類とその大きさの違いについて解説します。 目次1 1畳の広さ目安は1.62平方メートル1.1 畳の大きさは地域によって異なる1.2 「畳」と「帖」は同じ意味で使用されている表記2 地域による畳の種類と大きさや特徴2.1 1. 関西地方で使用されている京間(本間)2.2 2. 東海地方で使用されている中京間2.3 3. 関東地方で使用されている江戸間2.4 4. 集合住宅で使用されている団地間2.5 5. 山陰地方で使用されている六一間(安芸間)3 間取りの畳数はあくまで目安として考える 1畳の広さ目安は1.62平方メートル 不動産広告でアパートやマンションなどの間取りを見ると、和室の広さを「畳(じょう)」で表記しています。 畳とは畳1枚分の広さを表すものです。 不動産公正取引協議会連合会が定める不動産広告を規制する公正競争規約によると、 不動産広告における「1畳」とは、畳1枚あたりの広さが1.62平方メートル以上あるという意味で使用されています。 なお、この数値は、各室の壁心面積を畳数で除算したものです。[注1] 「1畳」と表記されていても、必ず1.62平方メートルぴったりの広さというわけではなく、あくまで目安であると考えておきましょう。 [注1] 不動産公正取引協議会連合会|不動産の表示に関する公正競争規約施行規則「DK・LDKの広さ(畳数)の目安となる指導基準」 https://www.sfkoutori.or.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/01/h_sekoukisoku.pdf 畳の大きさは地域によって異なる 不動産表記において、「一畳=1.62平方メートル以上」という規定ができた理由には、地域によって畳の大きさが異なることが関係しています。 建築方法には畳を基準とした「畳割り」と、柱間の距離を基準とした「柱割り」の2つがあり、どちらで建てられるかで畳の大きさが変わってくるからです。 「畳」と「帖」は同じ意味で使用されている表記 不動産広告を見ていると、間取りの広さを畳ではなく「帖(じょう)」と表記されている場合があります。 別物だと認識している人も多いですが、この2つは漢字が違うだけで同じ意味で使用されている表記です。 本来、畳は和室・洋室どちらでも使用できる表記ですが、洋室の広さを表す際は帖を使用するケースが多い傾向です。 なお、場合によっては和室の広さを帖で表記することもあります。 地域による畳の種類と大きさや特徴 畳には、京間(本間)・中京間・江戸間・団地間ほか、山陰地方で使用されている六一間など、地域や設置場所によってさまざまな種類があります。 それぞれの大きさや特徴は次のとおりです。 1. 関西地方で使用されている京間(本間) 畳発祥の地・京都ほか、関西地方で使用されている畳です。 サイズは6尺3寸×3尺1寸5分(191cm×95.5cm、1.82m2)と、畳のなかで最も大きいサイズです。 2. 東海地方で使用されている中京間 名古屋を中心に、岐阜方面や一部の北陸地方、沖縄、奄美島などでは、6尺×3尺(182cm×91cm、1.65m²)の中京間という規格が使用されています。 3. 関東地方で使用されている江戸間 江戸間は、関東地方を中心に全国に分布している規格です。サイズは5尺8寸×2尺9寸(176cm×88cm、1.54m²)とほかの畳よりも小さめです。 京間や中京間よりも小さな寸法の江戸間が誕生した理由としては、関東の基準寸法が柱から柱の感覚を基準としたものであることが挙げられます。 一間の寸法を小さくし、材料にかかる費用を節約したと考えられています。 4. 集合住宅で使用されている団地間 マンションやアパートといった集合住宅では、「団地間」と呼ばれる規格が使用されています。 サイズは5尺6寸×2尺8寸(170cm×85cm、1.44m²)と江戸間をさらにコンパクトにした寸法です。 京間の6畳と団地間の6畳では、不動産広告における1畳分以上の差があります。 5. 山陰地方で使用されている六一間(安芸間) 広島県や山口県など、瀬戸内海に面した山陰地方では、「六一間」という規格の畳が使用されています。 サイズは3尺5分×6尺1寸(92.5cm×185cm、1.711m2)で、京文化の影響を受けた寸法となっています。 六一間、安芸間ほか、「広島間」とも呼ばれています。 間取りの畳数はあくまで目安として考える 「1畳=1.62平方メートル」は、不動産広告のルールにさだめられたサイズ表記です。 地域や設置場所によって使用される畳のサイズは異なるため、畳数はあくまで目安として考えておきましょう。 イケヒコオンラインショップでは、畳の新品入れ替えや、張替えを受け付けています。 国産い草からPP樹脂、江戸間と本間など、畳の種類やサイズも豊富に取り揃えております。 全国どこでも価格は変わらず、標準工事費も出張費もすべて込みで行っております。 最短1日で張り替え完了で、張り替え、入れ替えのどちらでも1畳から承ります。 お得なコミコミパックも用意しておりますので、ぜひイケヒコオンラインショップをご利用ください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: 一畳のサイズとは? 何畳だと快適に暮らせる? 畳について解説 畳のサイズは種類によって違う!?畳の大きさや選び方について解説! ラグ カーペットのサイズの選び方
畳1枚分の広さを表す「畳」は、不動産広告規制によって「1畳=」と定められています。 しかし、これはあくまで不動産広告におけるルールであり、実際には地方や設置場所によって、本間や中京間、江戸間などさまざまな大きさの畳が使用されています。 今回は、1畳のサイズ目安や畳の種類とその大きさの違いについて解説します。 目次1 1畳の広さ目安は1.62平方メートル1.1 畳の大きさは地域によって異なる1.2 「畳」と「帖」は同じ意味で使用されている表記2 地域による畳の種類と大きさや特徴2.1 1. 関西地方で使用されている京間(本間)2.2 2. 東海地方で使用されている中京間2.3 3. 関東地方で使用されている江戸間2.4 4. 集合住宅で使用されている団地間2.5 5. 山陰地方で使用されている六一間(安芸間)3 間取りの畳数はあくまで目安として考える 1畳の広さ目安は1.62平方メートル 不動産広告でアパートやマンションなどの間取りを見ると、和室の広さを「畳(じょう)」で表記しています。 畳とは畳1枚分の広さを表すものです。 不動産公正取引協議会連合会が定める不動産広告を規制する公正競争規約によると、 不動産広告における「1畳」とは、畳1枚あたりの広さが1.62平方メートル以上あるという意味で使用されています。 なお、この数値は、各室の壁心面積を畳数で除算したものです。[注1] 「1畳」と表記されていても、必ず1.62平方メートルぴったりの広さというわけではなく、あくまで目安であると考えておきましょう。 [注1] 不動産公正取引協議会連合会|不動産の表示に関する公正競争規約施行規則「DK・LDKの広さ(畳数)の目安となる指導基準」 https://www.sfkoutori.or.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/01/h_sekoukisoku.pdf 畳の大きさは地域によって異なる 不動産表記において、「一畳=1.62平方メートル以上」という規定ができた理由には、地域によって畳の大きさが異なることが関係しています。 建築方法には畳を基準とした「畳割り」と、柱間の距離を基準とした「柱割り」の2つがあり、どちらで建てられるかで畳の大きさが変わってくるからです。 「畳」と「帖」は同じ意味で使用されている表記 不動産広告を見ていると、間取りの広さを畳ではなく「帖(じょう)」と表記されている場合があります。 別物だと認識している人も多いですが、この2つは漢字が違うだけで同じ意味で使用されている表記です。 本来、畳は和室・洋室どちらでも使用できる表記ですが、洋室の広さを表す際は帖を使用するケースが多い傾向です。 なお、場合によっては和室の広さを帖で表記することもあります。 地域による畳の種類と大きさや特徴 畳には、京間(本間)・中京間・江戸間・団地間ほか、山陰地方で使用されている六一間など、地域や設置場所によってさまざまな種類があります。 それぞれの大きさや特徴は次のとおりです。 1. 関西地方で使用されている京間(本間) 畳発祥の地・京都ほか、関西地方で使用されている畳です。 サイズは6尺3寸×3尺1寸5分(191cm×95.5cm、1.82m2)と、畳のなかで最も大きいサイズです。 2. 東海地方で使用されている中京間 名古屋を中心に、岐阜方面や一部の北陸地方、沖縄、奄美島などでは、6尺×3尺(182cm×91cm、1.65m²)の中京間という規格が使用されています。 3. 関東地方で使用されている江戸間 江戸間は、関東地方を中心に全国に分布している規格です。サイズは5尺8寸×2尺9寸(176cm×88cm、1.54m²)とほかの畳よりも小さめです。 京間や中京間よりも小さな寸法の江戸間が誕生した理由としては、関東の基準寸法が柱から柱の感覚を基準としたものであることが挙げられます。 一間の寸法を小さくし、材料にかかる費用を節約したと考えられています。 4. 集合住宅で使用されている団地間 マンションやアパートといった集合住宅では、「団地間」と呼ばれる規格が使用されています。 サイズは5尺6寸×2尺8寸(170cm×85cm、1.44m²)と江戸間をさらにコンパクトにした寸法です。 京間の6畳と団地間の6畳では、不動産広告における1畳分以上の差があります。 5. 山陰地方で使用されている六一間(安芸間) 広島県や山口県など、瀬戸内海に面した山陰地方では、「六一間」という規格の畳が使用されています。 サイズは3尺5分×6尺1寸(92.5cm×185cm、1.711m2)で、京文化の影響を受けた寸法となっています。 六一間、安芸間ほか、「広島間」とも呼ばれています。 間取りの畳数はあくまで目安として考える 「1畳=1.62平方メートル」は、不動産広告のルールにさだめられたサイズ表記です。 地域や設置場所によって使用される畳のサイズは異なるため、畳数はあくまで目安として考えておきましょう。 イケヒコオンラインショップでは、畳の新品入れ替えや、張替えを受け付けています。 国産い草からPP樹脂、江戸間と本間など、畳の種類やサイズも豊富に取り揃えております。 全国どこでも価格は変わらず、標準工事費も出張費もすべて込みで行っております。 最短1日で張り替え完了で、張り替え、入れ替えのどちらでも1畳から承ります。 お得なコミコミパックも用意しておりますので、ぜひイケヒコオンラインショップをご利用ください。