冬に大活躍するこたつですが、寒い時期が過ぎると収納に困る方も多いのではないでしょうか。意外と場所を取るこたつとこたつ布団。また収納している間にダニの繁殖やカビの臭いが付いてしまうことを気にする方も多いかもしれません。 本記事ではこたつはいつ頃から片付けるのがよいのか、収納するときのポイントやコツ等をご紹介します。こたつ布団を洗濯するときの細かなポイントも解説しているので、洗濯方法に悩んでいる方も必見です。 こたつの収納に便利なアイテムもご紹介するので、収納に悩んでいる方はぜひご参考ください。

こたつはいつ頃片付ける?

こたつを片付ける時期は4月から5月連休明け頃までがおすすめです。この時期になると気温が上がり始め天候も安定してくるため、まだ出しておけばよかったと後悔してしまう事態を避けられるでしょう。 片付ける時期の具体的な目安として、最低気温があります。最高気温や平均気温を目安にしてこたつを片付けてしまうと、気温が低くなってしまったときに後悔する可能性があるためです。最低気温が15度を上回る日がしばらく続いたら片付けを検討してもよいでしょう。 例えば東北や北海道などの地域は、平均気温が15度を上回る日が来るのが5月から6月にかけて。そのため、6月が終わる頃までにはこたつを片付けるのがおすすめです。 参考:気象庁,「観測開始からの毎月の値」,http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=&day=&elm=monthly&view=a1,(参照 2022-01-19)

こたつを収納するときのポイント

こたつを収納するときのポイントは大きく2つ。洗濯とダニ対策をすることです。 この2つのポイントを押さえておかないと、次にこたつを出した際にカビ臭くなってしまう可能性があります。しっかり覚えておきましょう。

洗濯する

こたつを収納するときは、こたつ布団をきちんと洗濯することが重要です。まずはこたつ布団の洗濯表示や説明書の記載を確認し、洗濯機で丸洗いまたは手洗いできるかをチェックしましょう。 丸洗いできる場合は、洗濯機の容量を確認し布団用大型ネットを使用して洗ってください。もし自宅の洗濯機の容量が少ない場合は、クリーニング業者に依頼するかコインランドリーを利用することになります。 こたつ布団の洗濯はクリーニング業者に頼むのがおすすめです。クリーニング業者に頼む場合は、お近くのクリーニング業者に持ち込む方法と宅配で送る方法があります。 近年は宅配のクリーニング業者も増えてきているため、ぜひお住まいの地域に対応しているクリーニング業者をチェックしてみてください。宅配クリーニングは24時間いつでも申し込めるため、思い立ったときにすぐ依頼できます。わざわざ重い布団を持ち帰らずとも自宅に配送してくれるため、楽に洗濯したい方におすすめです。 またコインランドリーで洗濯する場合は大型乾燥機を使用しましょう。洗濯から乾燥まで全てコインランドリーで済ませる場合、60分程度かかります。クリーニング業者に依頼するより費用がかからないため、自宅では洗濯できないけれどできるだけ安く済ませたい方におすすめです。 もし「洗濯機に布団が入らないが自宅でどうしても洗いたい」という場合は、浴槽にお湯を張り足踏み洗いをしましょう。 目立つ汚れは先に部分洗いしておき、浴槽で踏み洗いをした後に2,3回お湯を変えながらすすぎ洗いするのがポイントです。すすぎ終えたらしっかりと布団の水を切り、浴槽の縁部分にかけて2時間ほど放置した後に直射日光の当たらない場所で干しましょう。

ダニ対策をする

布団を洗った後はしっかりとダニ対策をするのも重要なポイントです。自宅で洗濯する場合は特に対策をしっかり行う必要があります。 こたつ布団にはダニの死骸や卵がたくさん残っており、水で洗っただけでは生き残ってしまいます。そのため天日干しをしてダニをしっかり退治することが大切です。天日干しをする時間は、太陽が昇る10時~14時頃がよいでしょう。 さらにしっかりダニ対策をしたい場合は、布団の上からゆっくり掃除機をかけるのがおすすめです。またダニを追い出そうとして布団を叩くと、ダニの死骸が中に押し込まれる可能性があるため注意してください。

こたつを収納するコツ

こたつを収納するときは除菌スプレーをかけてしっかり全体を奇麗に拭いておきましょう。 またヒーターにカバーが付いている場合は、ゴミやホコリを掃除機で吸い取ります。ゴミやホコリが大量に付いたまま使用すると発煙・悪臭の原因になるため、取り除いておくのがポイントです。 その後脚を折りたたみ、天板を立てて収納します。こたつの脚や天板は重いため、高所に収納すると落下した際に危険です。可能な限り自分の背よりも低い位置に収納するのがおすすめです。 コンセントは結束バンドやコードでまとめてジップロックやビニール袋に入れておくと、次回こたつを出すときに取り出しやすくなります。 こたつ布団は通気性の良い不織布の収納袋に奇麗に折りたたんで収納しましょう。こたつ布団は長期間押入れに入れておくとカビくさくなってしまうことがあるため、定期的に押入れの戸を開けて換気するのがおすすめです。 こたつ布団の洗濯をクリーニング業者に依頼した場合は、クリーニングのビニール袋から取り出し、不織布の収納袋に入れ替えることを忘れないようにしてください。

こたつの収納に便利なアイテム

こたつの収納に便利なアイテムをいくつかご紹介します。 まずは布団を収納するための圧縮袋です。圧縮袋を使用すれば、収納スペースが限られている場合でもコンパクトに収納できます。 圧縮袋には掃除機で簡単に圧縮できるバルブ式と、掃除機不要で圧縮できる手押し式があります。手軽に素早く圧縮するのであればバルブ式を、掃除機を出すのが手間な場合は手押し式を選ぶとよいでしょう。 防虫袋を使用するのもおすすめです。防虫袋を使用すれば、押入れに長い間保管しておいても匂いやダニが付くのを防げます。収納袋によっては黄ばみ防止効果がついたものもあるため、ぜひいろんな商品を比較検討してみてください。 またこたつ袋を収納する際には、半年以上効果のある防虫剤を一緒に入れておくとよいでしょう。布団を収納する袋をしっかりと密閉し、防虫成分を行き渡らせるのがポイントです。

こたつはどこに収納する?

こたつの収納場所として代表的なのが押入れやロフトなどです。半年以上しまっておくことになるので、押入れの奥に収納してもよいでしょう。押入れの奥に収納しておく場合でも、カビ臭くなるのを防ぐために定期的に喚起することをおすすめします。 ロフトに収納する場合は手すり側に立て掛けないようにするのが重要なポイントです。万が一地震が起きた際に落ちてくると危険なので、安全面も考慮して収納しましょう。また、しまうときや取り出すときに落下しないように十分注意してください。 もし家の中に収納スペースがない場合には、トランクルームを使用する方法もあります。 トランクルームとは月額制で借りられるレンタルスペースです。トランクルームを借りればこたつだけでなく他の荷物も収納できるので、部屋に荷物が多い方にもおすすめできます。

コツを押さえてこたつを正しく収納しよう

こたつはコツを押さえて正しく収納することが大切です。こたつ布団の洗濯やダニ対策を怠ると、次にこたつを出したときに慌てて洗濯する事態にもなりかねません。 コツやポイントを押さえて正しく収納しておけば、次に来る冬も快適にこたつを使用できるでしょう。最低気温が15度を上回る日が増えてきたら、ぜひ今回紹介した洗濯方法やダニの対策方法、こたつを収納するコツなどを実践してみてください。
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イケヒコ編集部

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