ミニマリストのインテリア術 投稿日: 2022-06-21 インテリア 「ミニマリストのインテリア」と聞くと、殺風景なお部屋を想像する方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、ミニマリストとは、好きなものだけを厳選した暮らしを実現する人。 ミニマリストのインテリア術を取り入れれば、お気に入りに囲まれた快適な暮らしができます。 物が少ない分グッと暮らしやすくなるのがミニマリストのインテリア術です。 当記事では、インテリアに特化してミニマリストの暮らし術をご紹介します。 「なかなか部屋が片付かない」「スッキリとしたお部屋に暮らしたい」そんな方はぜひ当記事をお役立てください。 目次1 ミニマリストとは1.1 シンプリストとの違い2 ミニマリストに学ぶインテリアコーディネート2.1 テイストを決める2.2 物を減らす2.3 収納場所や方法の見直し3 まとめ ミニマリストとは ミニマリストとは、最小限という意味のミニマル(minimal)から派生した造語です。 厳選したものだけで、心豊かに暮らす人のことをいいます。 物であふれた現代だからこそ、本当に必要なものを見極めて大切にする暮らしが注目を集めているのです。 ただ物を捨てて何も持たない暮らしを目指すのではなく、お気に入りはきちんと残すのがミニマリストのインテリア術。 見た目だけ整えたり、捨てることにフォーカスしすぎたりせず、お気に入りを厳選したインテリアを心がけましょう。 シンプリストとの違い シンプリストとは、すっきり見せるコーディネートを心がけている人のことをいいます。 ミニマリストよりも見た目を重視した考え方です。 シンプルな色で統一したり、収納を工夫したりすることでシンプルなお部屋を目指します。 ミニマリストは物の価値にフォーカスするのに対し、シンプリストは見た目にフォーカスしてコーディネートします。 シンプルかどうか、スッキリ見えるかどうかが重要なため、お気に入りを厳選するミニマリストとは考え方が大きく異なります。 ミニマリストに学ぶインテリアコーディネート ミニマリストの考え方を取り入れると、心がときめく暮らしが実現します。 気に入ったものだけに囲まれた暮らしは、ときめくだけでなく、機能的で暮らしやすいのが嬉しい特徴です。 ものの数が減ることで、集中力アップも期待できます。 視界に入るものが減れば、それだけで目の前のことに集中できるのです。 物が溢れていると選ぶのにエネルギーをつかってしまい、判断力が低下する危険性もあります。 ミニマリストのインテリアコーディネート術をポイント別に詳しく解説します。 テイストを決める まずは、芯となるテイストを決めましょう。テイストを決めたらブレさせないのがミニマリストの鉄則です。 心がときめくテイストを1つに絞ります。 すっきり仕上げたい場合は、ナチュラルやモダンなどのシンプルで飽きの来ないテイストがおすすめです。 「どんな暮らしにしたいか」を基準にすると、ブレずにテイストが決められますよ。 周りに左右されずに、自分でテイストを決めることが何よりも大切です。 物を減らす テイストを決めたら持っている物を減らします。 アイテムが減ればお部屋がスッキリし、収納スペースにもゆとりがでてきます。 物を減らすときのポイントは次の4つです。 テイストにそぐわないものは手放す 1年以上使っていないものは手放す お気に入りは残す マルチに使えるものを活用する モダンテイストに決めた場合なら、モダンではない家具やインテリアを手放しましょう。 もったいないからといってそぐわないテイストのインテリアを残すとチグハグな空間になってしまいます。 決めたテイストはブレさせないのがミニマリストのインテリアの鉄則です。 1年以上使わなかったものは今後も使わないことがほとんど。 今年の冬に一度も着なかったコートは、来年の冬に着ることがほぼありません。 一年を目安にして、つかわなかったものはなるべく手放しましょう。 もったいないと感じるときは誰かに譲るのがおすすめです。 ただし、何でも減らせばいいというわけではありません。お気に入りのものは残す決断も重要です。 自分にとって必要なものを見極めて、ずっと大切にしたいものは残します。 ミニマリストの持ち物はアイテム数が少ないため、マルチに使えるものは残しておくと便利です。 服はなるべく着回しがきくものを残しましょう。 インテリアも活用方法が多いものを残しておくと数が減り、ミニマリストのコーディネートに近づきます。 収納場所や方法の見直し 物が減ったら、収納場所や方法の見直しを行ってください。 物が減った分、収納にはゆとりが生まれます。 ごちゃつきやすい小物もスペースを開けて仕舞えば、すっきりしまえますよ。取り出しやすくなって一石二鳥です。 見せない収納を有効活用するのもミニマリストのインテリア術。 なるべく引き出しや扉を活用して、物が視界に入らないようにしましょう。 出しておくアイテムを減らせば、よりすっきりした印象に仕上がります。 見せる収納を使うなら、脚の細いラックやパイプハンガーはいかがでしょうか。 圧迫感のない収納にすることで開放感が生まれます。 パイプハンガーにお気に入りの服を吊るせば、まるでブティックのようにおしゃれに服が収納できますよ。 厳選されたお気に入りの服だからこそ、見せる収納が引き立つのです。 吊戸棚や飾り棚を活用するのもおすすめです。 壁づけの棚や上から吊るす収納は、脚がない分すっきりと見えます。床が見える面積をなるべく多くするのがポイントです。 収納場所は増やさない。 物が増えると収納を増やしたくなりますが、収納場所は増やさないように心がけましょう。 ミニマリストは物を基準にするのではなく、収納を基準に買うものを決めます。 「ひとつ買ったらひとつ捨てる」これを心がけるだけで、収納は増やさずにすむものです。 物を買う際は「これを買う代わりに捨てるもの」を決めましょう。 こうすることで、無駄なものがないお気に入りだけの暮らしが実現します。 収納場所を増やさないことで、生活導線の確保にもつながります。 物をよけずにスムーズに移動できるので、暮らしやすいお部屋に近づきますよ。 部屋に余白があれば、心にもゆとりが生まれます。 「収納が足りない」と感じたら、捨てられるものがないか再度確認しましょう。 安易に収納を増やさないのはミニマリストのインテリア術の大切なポイントです。 物を買うときは厳選したものを 物を買うときは厳選したものを選びます。長く使い続けられるかを購入の基準にしましょう。 その場の感情だけで判断せず、本当に自分にとって必要なものか吟味することが大切です。 吟味する際はデザインだけでなく、つかわれている素材やどこで作られたものかなど、多角的に比較しましょう。 ものを買うときはプチプラで買いやすいものではなく、ハイブランドやオーダーメイドも視野に入れて厳選します。 高いものは品質が高く、長く持ち続けられるものです。長く使うのであれば、高価な買い物も決して無駄にはなりません。 「ほしい!」と思ったらその場で判断せず、厳選するように心がけてください。 まとめ 少ないものを大切に使うのがミニマリストの考え方です。ミニマリストのインテリアからは多くのことが学べます。 物を減らし、収納場所を工夫したら、本当に必要なものを厳選して買い足しましょう。 「安いから」という理由で物を買ってはいけません。 長く使い続けられるものを見極めて、心地よい暮らしを手に入れてください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: 狭い部屋をおしゃれにするアイディア・コツを紹介 カフェ風インテリアのコーディネートのコツ 実例も紹介 西海岸風インテリアとは 部屋の模様替えにおすすめのインテリア
「ミニマリストのインテリア」と聞くと、殺風景なお部屋を想像する方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、ミニマリストとは、好きなものだけを厳選した暮らしを実現する人。 ミニマリストのインテリア術を取り入れれば、お気に入りに囲まれた快適な暮らしができます。 物が少ない分グッと暮らしやすくなるのがミニマリストのインテリア術です。 当記事では、インテリアに特化してミニマリストの暮らし術をご紹介します。 「なかなか部屋が片付かない」「スッキリとしたお部屋に暮らしたい」そんな方はぜひ当記事をお役立てください。 目次1 ミニマリストとは1.1 シンプリストとの違い2 ミニマリストに学ぶインテリアコーディネート2.1 テイストを決める2.2 物を減らす2.3 収納場所や方法の見直し3 まとめ ミニマリストとは ミニマリストとは、最小限という意味のミニマル(minimal)から派生した造語です。 厳選したものだけで、心豊かに暮らす人のことをいいます。 物であふれた現代だからこそ、本当に必要なものを見極めて大切にする暮らしが注目を集めているのです。 ただ物を捨てて何も持たない暮らしを目指すのではなく、お気に入りはきちんと残すのがミニマリストのインテリア術。 見た目だけ整えたり、捨てることにフォーカスしすぎたりせず、お気に入りを厳選したインテリアを心がけましょう。 シンプリストとの違い シンプリストとは、すっきり見せるコーディネートを心がけている人のことをいいます。 ミニマリストよりも見た目を重視した考え方です。 シンプルな色で統一したり、収納を工夫したりすることでシンプルなお部屋を目指します。 ミニマリストは物の価値にフォーカスするのに対し、シンプリストは見た目にフォーカスしてコーディネートします。 シンプルかどうか、スッキリ見えるかどうかが重要なため、お気に入りを厳選するミニマリストとは考え方が大きく異なります。 ミニマリストに学ぶインテリアコーディネート ミニマリストの考え方を取り入れると、心がときめく暮らしが実現します。 気に入ったものだけに囲まれた暮らしは、ときめくだけでなく、機能的で暮らしやすいのが嬉しい特徴です。 ものの数が減ることで、集中力アップも期待できます。 視界に入るものが減れば、それだけで目の前のことに集中できるのです。 物が溢れていると選ぶのにエネルギーをつかってしまい、判断力が低下する危険性もあります。 ミニマリストのインテリアコーディネート術をポイント別に詳しく解説します。 テイストを決める まずは、芯となるテイストを決めましょう。テイストを決めたらブレさせないのがミニマリストの鉄則です。 心がときめくテイストを1つに絞ります。 すっきり仕上げたい場合は、ナチュラルやモダンなどのシンプルで飽きの来ないテイストがおすすめです。 「どんな暮らしにしたいか」を基準にすると、ブレずにテイストが決められますよ。 周りに左右されずに、自分でテイストを決めることが何よりも大切です。 物を減らす テイストを決めたら持っている物を減らします。 アイテムが減ればお部屋がスッキリし、収納スペースにもゆとりがでてきます。 物を減らすときのポイントは次の4つです。 テイストにそぐわないものは手放す 1年以上使っていないものは手放す お気に入りは残す マルチに使えるものを活用する モダンテイストに決めた場合なら、モダンではない家具やインテリアを手放しましょう。 もったいないからといってそぐわないテイストのインテリアを残すとチグハグな空間になってしまいます。 決めたテイストはブレさせないのがミニマリストのインテリアの鉄則です。 1年以上使わなかったものは今後も使わないことがほとんど。 今年の冬に一度も着なかったコートは、来年の冬に着ることがほぼありません。 一年を目安にして、つかわなかったものはなるべく手放しましょう。 もったいないと感じるときは誰かに譲るのがおすすめです。 ただし、何でも減らせばいいというわけではありません。お気に入りのものは残す決断も重要です。 自分にとって必要なものを見極めて、ずっと大切にしたいものは残します。 ミニマリストの持ち物はアイテム数が少ないため、マルチに使えるものは残しておくと便利です。 服はなるべく着回しがきくものを残しましょう。 インテリアも活用方法が多いものを残しておくと数が減り、ミニマリストのコーディネートに近づきます。 収納場所や方法の見直し 物が減ったら、収納場所や方法の見直しを行ってください。 物が減った分、収納にはゆとりが生まれます。 ごちゃつきやすい小物もスペースを開けて仕舞えば、すっきりしまえますよ。取り出しやすくなって一石二鳥です。 見せない収納を有効活用するのもミニマリストのインテリア術。 なるべく引き出しや扉を活用して、物が視界に入らないようにしましょう。 出しておくアイテムを減らせば、よりすっきりした印象に仕上がります。 見せる収納を使うなら、脚の細いラックやパイプハンガーはいかがでしょうか。 圧迫感のない収納にすることで開放感が生まれます。 パイプハンガーにお気に入りの服を吊るせば、まるでブティックのようにおしゃれに服が収納できますよ。 厳選されたお気に入りの服だからこそ、見せる収納が引き立つのです。 吊戸棚や飾り棚を活用するのもおすすめです。 壁づけの棚や上から吊るす収納は、脚がない分すっきりと見えます。床が見える面積をなるべく多くするのがポイントです。 収納場所は増やさない。 物が増えると収納を増やしたくなりますが、収納場所は増やさないように心がけましょう。 ミニマリストは物を基準にするのではなく、収納を基準に買うものを決めます。 「ひとつ買ったらひとつ捨てる」これを心がけるだけで、収納は増やさずにすむものです。 物を買う際は「これを買う代わりに捨てるもの」を決めましょう。 こうすることで、無駄なものがないお気に入りだけの暮らしが実現します。 収納場所を増やさないことで、生活導線の確保にもつながります。 物をよけずにスムーズに移動できるので、暮らしやすいお部屋に近づきますよ。 部屋に余白があれば、心にもゆとりが生まれます。 「収納が足りない」と感じたら、捨てられるものがないか再度確認しましょう。 安易に収納を増やさないのはミニマリストのインテリア術の大切なポイントです。 物を買うときは厳選したものを 物を買うときは厳選したものを選びます。長く使い続けられるかを購入の基準にしましょう。 その場の感情だけで判断せず、本当に自分にとって必要なものか吟味することが大切です。 吟味する際はデザインだけでなく、つかわれている素材やどこで作られたものかなど、多角的に比較しましょう。 ものを買うときはプチプラで買いやすいものではなく、ハイブランドやオーダーメイドも視野に入れて厳選します。 高いものは品質が高く、長く持ち続けられるものです。長く使うのであれば、高価な買い物も決して無駄にはなりません。 「ほしい!」と思ったらその場で判断せず、厳選するように心がけてください。 まとめ 少ないものを大切に使うのがミニマリストの考え方です。ミニマリストのインテリアからは多くのことが学べます。 物を減らし、収納場所を工夫したら、本当に必要なものを厳選して買い足しましょう。 「安いから」という理由で物を買ってはいけません。 長く使い続けられるものを見極めて、心地よい暮らしを手に入れてください。