ダック?グース?羽毛布団の種類について解説 更新日: 2022-04-22 投稿日: 2022-04-05 寝具 羽毛布団は保温性が高く、寒い冬でも暖かく身体を包んでくれます。 そんな羽毛布団は大きく分けて、ダックとグースの2種類の羽が使われています。 このダックとグースの羽には、どんな違いがあるのでしょうか。 今回はダックとグースの羽毛布団の違いやマザーグースについて、ダウンとフェザーの違いなどを解説します。 羽毛布団を購入する前に違いを理解して、心地よい眠りを手に入れましょう。 目次1 ダックとグースの違い1.1 ダウンボールの大きさ1.2 におい1.3 ダウンパワー1.4 価格2 マザーグースとは?3 ダウンとフェザーは別物4 ダウン90%とは?5 ダックとグース、ダウンとフェザーの違いを踏まえて羽毛布団を選ぼう ダックとグースの違い どちらも羽毛布団に使用されるポピュラーな水鳥ですが、それぞれに違いがあります。 さっそくダックとグースの違いについて解説します。 ダウンボールの大きさ ダックはグースよりも体が小さい水鳥です。 羽毛布団には羽軸を持たないダウンボールが使用されたものもありますが、体が小さいダックのダウンボールは、グースに比べると小さめです。 羽毛布団は軽いという特徴がありますが、ダックの小さなダウンボールでボリュームを出すためにはたくさんのダウンボールを使用することになるため、 同じボリュームの羽毛布団でもダックの方が重くなります。 一方グースはダックよりも体が大きな水鳥のため、ダウンボールも大きくなります。 ダウンボールが大きいと少ない量でもしっかりボリュームが出るので、同じボリュームの羽毛布団でもグースの羽毛布団の方が軽量に仕上がるのが特徴です。 また大きなダウンボールは空気をたっぷり含むので保温性にも優れています。 復元性や吸湿性も高く、ふんわりした布団に包まれて眠ることができるでしょう。 におい ダックは雑食の水鳥であるため、ダックの羽毛には独特のにおいが感じられることがあります。 獣臭が気になるという方は、ダックの羽毛布団だとにおいが気になって眠れないということもあるでしょう。 グースはダックと違って草食の水鳥です。 草食であってもにおいが全くしないというわけではありませんが、ダックに比べると獣臭が気にならないことが多いと言われています。 ダウンパワー ダウンパワーとは羽毛の膨らみを示す数値です。 羽毛布団を見ると、「dp」という単位がついた数値が表記されていることがわかります。 これがダウンパワーの数値です。 ダウンパワーの数値が大きければ大きいほど、羽毛がしっかり膨らんで弾力があり、保湿性も高くなります。 このダウンパワーはダックとグースのどちらが高いと決められるものではありません。 ただ、ダウンボールが小さいダックだからといってダウンパワーが小さいというわけではなく、グースに勝るダウンパワーのダックの羽毛布団もあります。 価格 ダックの羽毛布団はグースの羽毛布団に比べるとリーズナブルな傾向にあります。 より上質な羽毛を使って作られるグースの羽毛布団は、ダックの羽毛布団よりも価格が高いものが多いです。 マザーグースとは? マザーグースとは2〜6年の長期間飼育されたグースのことです。 ただ長期間飼育されたグースだけがマザーグースになるのではなく、生後2〜3ヶ月の時点で健康で体格が大きいグースがマザーグースとして選ばれて、長期間飼育されます。 グースの羽毛はダックと比べると保湿性に優れていますが、マザーグースの羽毛は通常のグースの羽毛より高い保湿性があるのが特徴です。 体格が大きい分ダウンボールも大きくなり、暖かい空気をしっかり含むので、グースの羽毛布団よりさらに軽量で暖かい羽毛布団になります。 また成熟しているマザーグースの羽毛は耐久性も高いです。 ダウンとフェザーは別物 羽毛布団にはダウンとフェザーが使われます。 ダウンもフェザーもダックやグース、マザーグースなどから採取されますが、ダウンとフェザーは別物です。 ダウンは水鳥の胸の毛である羽毛のことを指しており、羽軸がないため、ふわふわしているのが特徴です。 優しい弾力があり、空気をたっぷり含むので暖かさもあります。 羽軸がない分しなやかで軽量です。 一方、フェザーは羽根のことを指しています。 羽軸があるのでダウンよりは重みがありますが、弾力性はダウンより高く、型崩れしないのが特徴です。 布団にも使用されますが、クッションや枕の素材としても多く使用されます。 1羽から採取できる量はフェザーよりダウンの方が少ないので、ダウンを多く使用した布団の方が価格が高いです。 ダウン90%とは? 羽毛布団に表記されているダウン90%は、布団に使用されているダウンの割合を示しています。 90%はダウンですが残りの10%はフェザーなど他の素材を使用しているということです。 ダウンが50%以上使用されているものは羽毛布団、フェザーが50%以上使用されているものは羽根布団と分類されます。 現在流通している羽毛布団の90%以上は羽毛布団です。 ダックとグース、ダウンとフェザーの違いを踏まえて羽毛布団を選ぼう 今回紹介した通り、ダックとグースは同じ水鳥でも大きな違いがあります。 また同じグースを使用した羽毛布団でも、ダウンが多いのかフェザーが多いのかによって布団の種類が変わります。 羽毛布団を購入するときはこの違いを踏まえて、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。 IKEHIKOオンラインショップでは、機能性の高い羽毛布団をはじめとした布団や寝具を取り扱っています。 良質な眠りを支える寝具を探している方は、ぜひIKEHIKOオンラインショップをチェックしてください。 イケヒコ公式オンラインショップの布団・寝具一覧を見る The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) カラフルブロック新色考案 第1回ミーティング-ものづくりラボ-room2- - 2024.05.01 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 関連記事: こたつのダニ対策 自宅での敷布団の洗い方・洗濯方法を解説。 羽毛布団を自宅で洗濯!?洗濯・乾燥方法を解説 お客さまの要望や不満を解消するための商品開発!洗濯機で洗えてタンブラー乾燥までできる掛布団敷布団
羽毛布団は保温性が高く、寒い冬でも暖かく身体を包んでくれます。 そんな羽毛布団は大きく分けて、ダックとグースの2種類の羽が使われています。 このダックとグースの羽には、どんな違いがあるのでしょうか。 今回はダックとグースの羽毛布団の違いやマザーグースについて、ダウンとフェザーの違いなどを解説します。 羽毛布団を購入する前に違いを理解して、心地よい眠りを手に入れましょう。 目次1 ダックとグースの違い1.1 ダウンボールの大きさ1.2 におい1.3 ダウンパワー1.4 価格2 マザーグースとは?3 ダウンとフェザーは別物4 ダウン90%とは?5 ダックとグース、ダウンとフェザーの違いを踏まえて羽毛布団を選ぼう ダックとグースの違い どちらも羽毛布団に使用されるポピュラーな水鳥ですが、それぞれに違いがあります。 さっそくダックとグースの違いについて解説します。 ダウンボールの大きさ ダックはグースよりも体が小さい水鳥です。 羽毛布団には羽軸を持たないダウンボールが使用されたものもありますが、体が小さいダックのダウンボールは、グースに比べると小さめです。 羽毛布団は軽いという特徴がありますが、ダックの小さなダウンボールでボリュームを出すためにはたくさんのダウンボールを使用することになるため、 同じボリュームの羽毛布団でもダックの方が重くなります。 一方グースはダックよりも体が大きな水鳥のため、ダウンボールも大きくなります。 ダウンボールが大きいと少ない量でもしっかりボリュームが出るので、同じボリュームの羽毛布団でもグースの羽毛布団の方が軽量に仕上がるのが特徴です。 また大きなダウンボールは空気をたっぷり含むので保温性にも優れています。 復元性や吸湿性も高く、ふんわりした布団に包まれて眠ることができるでしょう。 におい ダックは雑食の水鳥であるため、ダックの羽毛には独特のにおいが感じられることがあります。 獣臭が気になるという方は、ダックの羽毛布団だとにおいが気になって眠れないということもあるでしょう。 グースはダックと違って草食の水鳥です。 草食であってもにおいが全くしないというわけではありませんが、ダックに比べると獣臭が気にならないことが多いと言われています。 ダウンパワー ダウンパワーとは羽毛の膨らみを示す数値です。 羽毛布団を見ると、「dp」という単位がついた数値が表記されていることがわかります。 これがダウンパワーの数値です。 ダウンパワーの数値が大きければ大きいほど、羽毛がしっかり膨らんで弾力があり、保湿性も高くなります。 このダウンパワーはダックとグースのどちらが高いと決められるものではありません。 ただ、ダウンボールが小さいダックだからといってダウンパワーが小さいというわけではなく、グースに勝るダウンパワーのダックの羽毛布団もあります。 価格 ダックの羽毛布団はグースの羽毛布団に比べるとリーズナブルな傾向にあります。 より上質な羽毛を使って作られるグースの羽毛布団は、ダックの羽毛布団よりも価格が高いものが多いです。 マザーグースとは? マザーグースとは2〜6年の長期間飼育されたグースのことです。 ただ長期間飼育されたグースだけがマザーグースになるのではなく、生後2〜3ヶ月の時点で健康で体格が大きいグースがマザーグースとして選ばれて、長期間飼育されます。 グースの羽毛はダックと比べると保湿性に優れていますが、マザーグースの羽毛は通常のグースの羽毛より高い保湿性があるのが特徴です。 体格が大きい分ダウンボールも大きくなり、暖かい空気をしっかり含むので、グースの羽毛布団よりさらに軽量で暖かい羽毛布団になります。 また成熟しているマザーグースの羽毛は耐久性も高いです。 ダウンとフェザーは別物 羽毛布団にはダウンとフェザーが使われます。 ダウンもフェザーもダックやグース、マザーグースなどから採取されますが、ダウンとフェザーは別物です。 ダウンは水鳥の胸の毛である羽毛のことを指しており、羽軸がないため、ふわふわしているのが特徴です。 優しい弾力があり、空気をたっぷり含むので暖かさもあります。 羽軸がない分しなやかで軽量です。 一方、フェザーは羽根のことを指しています。 羽軸があるのでダウンよりは重みがありますが、弾力性はダウンより高く、型崩れしないのが特徴です。 布団にも使用されますが、クッションや枕の素材としても多く使用されます。 1羽から採取できる量はフェザーよりダウンの方が少ないので、ダウンを多く使用した布団の方が価格が高いです。 ダウン90%とは? 羽毛布団に表記されているダウン90%は、布団に使用されているダウンの割合を示しています。 90%はダウンですが残りの10%はフェザーなど他の素材を使用しているということです。 ダウンが50%以上使用されているものは羽毛布団、フェザーが50%以上使用されているものは羽根布団と分類されます。 現在流通している羽毛布団の90%以上は羽毛布団です。 ダックとグース、ダウンとフェザーの違いを踏まえて羽毛布団を選ぼう 今回紹介した通り、ダックとグースは同じ水鳥でも大きな違いがあります。 また同じグースを使用した羽毛布団でも、ダウンが多いのかフェザーが多いのかによって布団の種類が変わります。 羽毛布団を購入するときはこの違いを踏まえて、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。 IKEHIKOオンラインショップでは、機能性の高い羽毛布団をはじめとした布団や寝具を取り扱っています。 良質な眠りを支える寝具を探している方は、ぜひIKEHIKOオンラインショップをチェックしてください。