ラグ お手入れ

「洗濯できないラグを汚してしまった!」、「洗えないラグの黄ばみが気になる。」 そんなときの解決方法をご紹介します。正しいお手入れでラグやカーペットをキレイにしましょう。お手入れ方法を間違えると、生地を痛める原因になります。
当記事では、洗濯できない、洗えないラグ・カーペットのお手入れ方法をご紹介します。

洗濯できるかできないかを確認する方法

まずはお手持ちのラグ・カーペットの洗濯方法を確認しましょう。 洗濯できるかどうかは「洗濯表示」によって確認することができます。ラグ・カーペットの裏側についたタグを見てみましょう。

タグではなく、シールで裏側に貼りつけてある場合もありますよ。 輸入品のラグや、リバーシブルタイプのラグの場合洗濯表示がついていないことがあります。タグもシールもついていない場合は、購入店舗に問い合わせましょう。

洗濯表示を確認

洗濯表示が見つかったら、内容を確認します。
まずは、洗濯おけのマークが入っているかどうか見てみましょう。洗濯おけ(桶)のマークが表示されている場合は、洗濯することが可能です。
ただし、洗濯おけのマークにバツ印が書いてある場合は、洗濯することができません。 洗濯以外の方法でお手入れを行いましょう。洗濯できない場合のお手入れ方法は後ほど詳しく解説します。

手洗いの場合は、洗濯おけのマークに手のマークが入っていますよ。この場合は、洗濯機ではなく、手洗いしましょう。
桶のマークの中に書かれている数字は、水の温度の上限です。「40」と書かれている場合は40度までの水温で洗います。
桶のマークの下に下線が引いてある場合は、通常の洗濯ではなく、弱い処理で洗います。下線が2本の場合はさらに弱い処理で洗いましょう。

洗濯機の容量が適切かもチェックしよう

洗濯できるラグ・カーペットであっても、洗濯機の容量オーバーで洗えない場合があります。 小さな洗濯機に、大きすぎるラグ・カーペットを無理やり押し込んで洗濯すると、キレイにならないだけでなく、布地が破れてしまう場合があり危険です。
洗濯機が故障する原因にもなりかねません。洗濯したいラグのサイズと、洗濯機の容量が合っているかもよく確認してください。
ラグのサイズと洗濯機の容量の目安は次の通りです。

  • 130×190cmサイズのラグ・カーペット→容量8kg以上
  • 190×190cmサイズのラグ・カーペット→容量10kg以上
  • 190×240cmサイズのラグ・カーペット→容量14kg以上

たとえば、一人暮らしで6キロサイズの洗濯機を使用している場合なら、1.5畳のラグカーペットでも容量オーバーです。
ラグの厚みや素材によって洗濯できるサイズは異なりますが、思ったよりもラグの洗濯には大きな容量が必要になります。余裕をもった容量で洗うように心がけましょう。
なお、裏にゴム素材がつかわれているラグ・カーペットは、洗濯機に負荷がかかりやすいのでとくにご注意ください。

洗濯できない場合のお手入れ方法

洗濯できないラグ・カーペットのお手入れ方法をご紹介します。 「洗えないから汚れを落とせない」というわけではありません。なるべく生地を痛めないよう、優しいお手入れを心がけてください。

重曹を使う

洗濯できないラグ・カーペットは重曹を使ったお手入れがおすすめです。重曹は膨らし粉(ベーキングパウダー)の主成分。人体に無害で安心して使用することができます。
カーペットの掃除に重曹を使うと次のような効果があります。

  • やわらかい研磨剤として、生地を傷めずに汚れを落とす
  • 中和剤としてガンコな汚れを落ちやすくする
  • 酸性の臭いを中和し、消臭する

重曹の成分は塩よりもやわらかいため、粉をこすりつけることで「優しいクレンザー」のように使用できます。 生地への負担を最小限にとどめながら汚れを落とすことが可能です。

重曹は弱アルカリ性のため、酸性の汚れや臭いを中和する効果もあります。 ただし、使い方を間違えると汚れが落ちなかったり、カーペットを痛めてしまったりするので注意が必要です。

重曹の詳しい使い方は次の記事をご覧ください。

「【簡単で効果抜群】カーペットやラグの掃除は重曹がオススメ!」記事を見る >

汚れた箇所のみを部分洗いする

「カーペットの一部分にシミができてしまった!」そんな時は、汚れた場所だけを部分洗いして汚れを落としましょう。
効果的な部分洗いの方法は、汚れの成分によって異なります。 汚れが水溶性の場合と、油溶性の場合で適切なお手入れが異なる点に注意が必要です。お手入れの際は、汚れを広げないよう外側から洗います。
染み抜きの詳しい方法は次の記事を参考にしてください。

「カーペットのシミ抜き方法」記事を見る >

クリーニング店に相談してみる

「自分でやってみたが、汚れを落とすことができなかった」そんな時はプロに頼るのも方法の一つです。
お近くのクリーニング店で汚れを落とせないか相談してみましょう。多くのクリーニング店において、カーペットもクリーニングしてもらうことができます。
カーペットを持ち込んで相談できない場合は、次の点を伝えるとスムーズです。

  • カーペットの素材・洗濯表示
  • カーペットのサイズ
  • 汚れの状態

ただし、カーペットはクリーニングによって縮むことがあります。汚れの状態によっては、キレイにならない場合もあるためクリーニング前によく相談しましょう。
カーペットの品質や状態によっては、購入よりも高くなることもあります。料金も合わせて確認してください。

買い替えるなら洗えるラグ・カーペット、汚れに強いラグ・カーペットがおすすめ

「カーペットの汚れをどうしても落とすことができなかった。」 「クリーニングの料金が高額だった。」そんな時は買い替えを検討しましょう。

汚れが原因で買い替えるのであれば、洗えるラグ・カーペットや汚れに強いラグ・カーペットがおすすめです。 洗えるラグ・カーペットであれば、汚れたらいつでも洗濯することができますよ。
また、汚れに強い加工が施されたカーペットもあります。水をはじく「撥水加工のラグ・カーペット」であれば、サッとふき取るだけで汚れがカンタンに落ちるので便利です。
子供やペットが使う場合や飲食スペースに敷く場合は、洗えるラグや汚れに強いラグ・カーペットへの買い替えがおすすめです。
使用シーンに合わせて、ラグの機能を選びましょう。

まとめ

ラグ・カーペットのお手入れ方法について解説しました。 カーペットには、洗えるものと、洗えないものがあります。お手持ちのカーペットの「洗濯表示」を確認して、お手入れ方法を確認しましょう。
洗えないカーペットであっても、重曹などをつかって汚れを落とすことができます。生地を痛めないよう、正しい手順で優しく汚れを落としてください。
クリーニング店でも汚れを落とせなかった場合は、買い替えを検討しましょう。 汚れやすい場所に敷くのであれば、あらかじめ「洗えるラグ」や「汚れに強いラグ」を選ぶと安心できます。
洗えないラグの適切なお手入れ方法を身につけて、汚れに悩まされない快適な暮らしを手に入れてください。

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イケヒコ編集部

イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。

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