羽毛布団
ダウンパワーとは、ダウンの「膨らむ力」を数値化したものです。ダウンの保温力は「膨らむ力」によって決まります。 ダウンが暖かいのは、体温で温められた空気を取り込むため。つまり、膨らむ力(ダウンパワー)が高ければ高いほど取り込む空気が増えて暖かくなるのです。
ダウンパワーの低い羽毛布団を購入すると「せっかく羽毛布団を買ったのに暖かくない。」といった事態になりかねません。 布団は中を開けて確かめることができないため、正しくダウンパワーを読みとることがとても大切です。

ダウンパワーの数値が高いとなにがいいの?

ダウンパワーの数値が高ければ「軽くて温かいダウン」であることがわかります。ダウンパワーの数値は、そのダウンの「保温力」を表しているのです。
ダウンパワーが高いと「同量のダウンの中により多くの空気を取り込める」ことがわかります。つまり体温で温められた空気を逃がしにくく、いつまでも暖かい布団になるのです。
反対にダウンパワーが低ければ、羽毛布団でも保温力が低く肌寒さを感じる場合があります。

羽毛布団を選ぶ際のダウンパワーの数値目安

日本で販売されているダウンの一般的なダウンパワーは300dp以上です。
350dp以下の羽毛布団は暑がりな方におすすめです。真冬に1枚でつかうと保温力に不安があるため、毛布を併用しながら暖かさを調整するといいでしょう。
350dp〜400dpのダウンは、一般的な品質です。購入しやすい価格のものが多いため、はじめて羽毛布団を試すかたにおすすめ。 真冬に1枚でつかうとやや保温力に不安があります。
400dp以上のダウンは「高級羽毛布団」とされています。1枚でつかっても充分な暖かさを感じられるでしょう。 とくに440dpを超える羽毛布団は最高級品です。まるで雲のように軽く、たしかな暖かさを体感できます。
ただし、ダウンパワーだけでは暖かさを判断できません。羽毛布団の品質は洗浄によっても大きく左右されます。 海外製の羽毛布団は洗浄が不十分な場合があるため、日本製を選ぶのも大切なポイントです。
またダウンパワーが高くても、ダウンの比率が低ければ数値通りの温かさを感じることができません。 ダウンの比率にも注目しましょう。ダウンの比率が90%以上あれば数値通りの温かさを感じることができますよ。

ダウンパワー350dp 羽毛掛け布団「ベリーズ」

羽毛掛布団 ベリーズ
【ダウンパワー350dp】【ダウン率85%】
ホワイトダックダウンを使用した羽毛掛け布団「ベリーズ」。側生地には抗菌防臭、中羽毛にはアレルGプラス※1加工を施した高機能羽毛布団です。

※1 快適睡眠環境研究所:https://cil.or.jp/label/allergy/
羽毛掛け布団「ベリーズ」を見る

ダウンパワー370dp 羽毛掛け布団「ローゼ」

羽毛掛布団 ローゼ
【ダウンパワー370dp】【ダウン率90%】
ホワイトダックダウンを使用した羽毛掛け布団「ローゼ」。側生地には抗菌防臭、中羽毛にはアレルGプラス※1加工を施した高機能羽毛布団です。

※1 快適睡眠環境研究所:https://cil.or.jp/label/allergy/
羽毛掛け布団「ローゼ」を見る

ダウンパワーの測定方法

ダウン
ダウンパワーは、ダウンにおもりを乗せた時の体積で測定されます。具体的な手順は以下の通りです。
  • 1.スチーム法で羽毛30gを前処理する
  • 2.前処理した羽毛を内径29cmのシリンダーに入れる
  • 3.荷重用円盤94.3gを乗せる
  • 4.高さを測定し、ダウンパワーを算出する
ダウンパワーはJIS(日本産業規格)によって決められています。 ダウンは軽くて品質がわかりにくい素材ですが、同じ条件で測定されたダウンパワーを見れば品質がわかります。
ダウンパワーを比べることで「より軽くて暖かい羽毛布団」を見分けることが可能になるのです。

ダウンパワー値を目安に羽毛布団を選ぼう

ダウンパワーをみればその布団の「保温力」がわかります。 数値が高ければ高いほど、軽くて暖かい高品質の布団です。400dp以上の羽毛布団であれば、たしかな保温力を感じることができるでしょう。
布団は中を開けて確かめることができません。「羽毛布団」という言葉だけで判断すると、質の低い布団を購入してしまうことも。
しかし、ダウンパワーで比較すればどの布団がどの程度暖かいのか判断することができるようになります。ダウンを購入する際は、ぜひダウンパワーを参考にしてください。
   

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イケヒコ編集部

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