和室の畳の上にベッドを置くときの注意点

こちらの記事では、「和室の畳の上にベッドを置くときの注意点」についてご紹介致します。

和室の畳の上にベッドを置く際は、接地面の広い脚のベッドやフロアベッドがおすすめです。重みが分散され、畳に脚型のへこみができにくくなります。ベッドの下に湿気がこもり、畳にカビが生えてしまう問題は、できるだけ換気をして湿気を逃がすことで解決しましょう。

今回は、和室の畳の上にベッドを置く際の4つの注意点や、和室に合うベッドを選ぶときのポイントを紹介します。

和室の畳の上にベッドを置くときの4つの注意点

和室の畳の上にベッドを置くときの4つの注意点

和室の畳の上にベッドを置く際は、畳を傷つけないよう、次の4つのポイントに注意しましょう。

  • 1.接地面の広い脚のベッドを選ぶ
  • 2.ベッドの下に空間があるタイプを選ぶ
  • 3.定期的にマットレスを持ち上げて風通しを良くする
  • 4.汗を吸収する敷きパッドを使用する

1.接地面の広い脚のベッドを選ぶ

畳の上のベッドを置くときに最も注意したいのが、畳に脚型のへこみできてしまうことです。畳の素材であるい草は弾力性があるため、重いものを短時間置く程度であればへこみが回復することもあります。

しかし、ベッドのように重いものを長時間設置していると、脚型のへこみがくっきりとついてしまい、元通りになるのは難しいでしょう。

ベッドの脚が細ければ細いほど負荷がかかり、へこみやすくなるため、和室に置くベッドを選ぶ際は、できるだけ接地面の広い脚のものを選びましょう。

脚付きタイプではなく、フロアベッドのような四面板タイプのベッドがおすすめです。脚付きベッドを置くときは、へこみ防止用の脚敷きを使うとよいでしょう。

2.ベッドの下に空間があるタイプを選ぶ

畳の上にベッドを設置する際は、マットレスと畳のあいだに空間があるタイプを選びましょう。

畳の素材であるい草には、優れた調湿効果があります。空気中の湿度が上がれば湿気を吸収し、空気が乾燥してくると吸収した湿気を外に放出して調湿を行います。

しかし、畳とマットレスが密着していると、湿気がこもりカビの原因となるのです。フロアベッドはマットレスと畳のあいだに隙間がほとんどできないタイプも多いため、注意が必要です。

3.定期的にマットレスを持ち上げて風通しを良くする

ベッドやベッドの下の畳に湿気がこもる問題は、寝ているときにかいた汗にあります。マットレスの側面には湿気をための空気穴がありますが、それだけでは十分な換気を行えません。

そのため、こまめにマットレスを持ち上げて風通しを良くし、たまった湿気を放出する必要があります。

4.汗を吸収する敷きパッドを使用する

マットレスの上に敷く「敷きパッド」や「ベッドパッド」の役割は、マットレスの固さや寝心地を調整するだけではありません。寝汗を吸収してくれるため、マットレスに湿気がたまるのを防ぐ役割も持っています。

マットレスに湿気をため込まなければ、畳みに湿気がたまるのを抑えることができるため、カビやダニの発生防止になるでしょう。

また、敷パッドやベッドパッドは家の洗濯機で丸洗いできるタイプも多いため、マットレスを清潔に保てます。

和室に合うベッド選びのポイント2つ

和室に合うベッド選びのポイント2つ

和室にベッドを置くときは、畳への配慮のほか、和室になじむベッドを選ぶことも大切です。和室に合うベッド選びのポイントは、次の2つです。

  • 1.和室に合う素材・カラーのベッドを選ぶ
  • 2.標準よりも低めのベッドの方が和室になじむ

1.和室に合う素材・カラーのベッドを選ぶ

和室にベッドとコーディネートする際のポイントは、ベッドの素材や色を和室の壁や木枠、畳に合わせることです。自然素材が多く使われている和室と相性が良いのは、やはり同じ自然素材である木材でしょう。

一方、レザーやスチールと製のベッドは、和室の雰囲気から浮いてしまうことが多いため、コーディネートが難しい素材です。

2.標準よりも低めのベッドの方が和室になじむ

和室に置くベッドは、標準の高さである35~45cmよりも低めのベッドを選ぶと、和室によりなじみやすいでしょう。

ただし、ベッドが低いと立ち座りがやや大変になるため、足腰の弱いお年寄りが寝るためのベッドとしては不向きです。和室の広さやほかの家具の高さ、機能面などを考慮して、どれくらいの高さまでならバランスが良いかをしっかり確認してから購入することをおすすめします。

和室にベッドを置くときは畳が傷まないよう湿気やへこみに注意

和室の畳の上にベッドを置くときの注意点

和室の畳に上にベッドを置くときは、畳が重みでへこまないように接地面の広い脚のベッドを選ぶか、四面版のフロアベッドがおすすめです。

また、畳が湿気を過剰に吸収してカビが発生しないよう、マットレスと畳のあいだに空間ができるタイプ工のベッドにしたり、マットレスをこまめに持ち上げたりして換気をするなどの工夫が必要です。

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イケヒコ編集部

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