枕が臭い原因は?枕のニオイ対策。

「枕に残った臭いが気になる」「カバーを洗濯しても臭いが落ちない」そんな時の原因と対策を紹介します。
枕が臭う原因は、汗だけではありません。枕の中で雑菌が繁殖している場合もあるので注意が必要です。枕の雑菌はニキビなどの顔の炎症を引き起こすこともあります。
当記事では、枕の臭いの原因と対策方法を解説。さらに当店おすすめの消臭できる枕も合わせてご紹介します。枕の臭いに悩んでいる方は、ぜひ当記事をお役立てください。
枕が臭い原因は?
枕の臭いの原因は次のようなものが考えられます。
- ・汗
- ・加齢臭
- ・雑菌
- ・ストレス臭
- ・素材自体の臭い
枕の臭いは、寝ている間にかいた汗が菌と混ざり合うことで発生します。加齢やストレスなどの要因で臭いが強くなっている場合もあるでしょう。
また、枕につかわれた素材によって臭いが発生することもあります。それぞれの原因について詳しく解説します。
汗による臭い
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかきます。 中でも首回りのベタベタした汗は、ミネラル分を含んでいることが多く菌が発生しやすい状態です。汗が菌と混ざりあうことで特有の臭いが発生します。
加齢臭による臭い
加齢臭は50代以降に本格的に発生します。皮脂に含まれる「パルミトレイン酸」の量が加齢によって増加することが原因です。 パルミトレイン酸は空気に触れると酸化し加齢臭を発生させます。枯草のような臭いが特徴です。
雑菌による臭い
枕に雑菌が繁殖して臭いを発生させる場合もあります。黄色ブドウ球菌などの常在菌の死骸は臭いを発生させます。 濡れたままの髪を乾かさずに寝たときなどに雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。枕カバーをこまめに洗って清潔にするとともに、髪を乾かしてから寝るように心がけましょう。
ストレス臭による臭い
ストレス臭とは緊張を感じた時に発生する硫黄のような臭いです。
心拍数が上がり交感神経が優位になってリラックスができない状態のときに発生します。年齢や性別に関わらず、誰にでも発生するのがストレス臭の特徴。
暑くて寝苦しいときや、寝つきが悪いときはストレス臭に注意が必要です。
素材自体の臭い
人体の影響ではなく、枕の素材が臭いを発している場合もあります。羽毛や羽根には特有の臭いがあり、使い込むことで臭いが強まることもあります。
また、ウレタンフォームやラテックスなどの素材は汗と交わると特有の臭いが生じる場合があります。
枕が臭うときの対策
枕の臭いが気になったら、洗濯しましょう。ただし、枕の素材によっては洗濯できない場合もあります。枕・枕カバーが臭うときの対策について解説します。
枕・枕カバーを洗濯する
枕や枕カバーの臭いをとるためには洗濯がもっとも効果的。丸洗いの手順は次の通りです。
- ①洗濯ネットに入れる
- ②表記に従って洗濯機に入れて洗う
- ③仕上がりを確認し、中綿が寄っている場合は元に戻す
- ④天日干しや陰干しでしっかりと中まで乾かす
ただし、製品によっては洗えないものもあります。必ず洗濯表示を確認してからお手入れしてください。
ウレタンフォームの枕は洗えない製品が多いため、とくに注意が必要です。洗ってしまうと素材が劣化して使用できなくなる場合があります。洗えない枕は陰干しでお手入れしましょう。
洗濯だけで臭いが落ちない場合はつけ置き洗い
洗濯だけでは落ちないしつこい臭いはつけ置きが有効です。つけ置きの手順は次の通りです。
- ①セスキ炭酸ソーダや重曹を水、またはお湯に溶かす
- ②枕を数分~1時間程度つけ置きする
- ③すすいでから、1分ほど脱水する
- ④仕上がりを確認し、形を整える
- ⑤天日干しや陰干しでしっかりと仲間で乾かす
頑固な臭いには、塩素系漂白剤や酸素系漂白剤(粉末)が有効です。臭いの状態に合わせて洗剤を選びましょう。
枕の臭い防止
枕の臭いを防止するなら、枕選びがたいへん重要です。臭いに悩まされない枕を選ぶポイントは次の2つ。
- ・洗える枕を使う
- ・消臭効果のある枕・枕カバーを使用する
洗える枕や消臭効果のある枕について詳しく解説します。
洗える枕を使う
枕には洗えるタイプと洗えないタイプがあります。洗えるかどうかは、枕の洗濯表示を確認しましょう。
洗える枕の多くは、パイプやポリエステルなどの丈夫な素材です。中材がしっかりしているため、洗って干しても型崩れせず、快適に使用できます。
反対に、洗えない枕の素材には次のようなものがあります。
- ・ウレタン
- ・羽根
- ・そばがら など
洗うと劣化するだけでなく、中身が飛び出してしまうことも。洗えない枕は定期的な陰干しで清潔に保ちましょう。
消臭効果のある枕・枕カバーを使用する
枕の臭いを予防したいときは、消臭効果のプラスされた枕や枕カバーを選びましょう。
消臭のために研究・開発された繊維をつかった枕なら、普通の枕よりも格段に消臭効果が期待できます。
当店おすすめ枕
どうしても臭いがとれないときは、買い替えを検討しましょう。買い替える時は、消臭効果のある枕にするのがおすすめです。当店のおすすめ枕をご紹介します。
い草の力で消臭!「男のW消臭枕」

表面にい草、中材にアレルプルーフという消臭シートを使用したダブル消臭枕です。い草は天然の消臭素材。汗をかいてもサラッとした手触りが続きます。
アレルプルーフとは、大和紡績と信州大学繊維学部の共同開発によって生まれた新繊維です。消臭、抗菌防臭、好アレル物質という3つの機能があり、臭いの付着を防いでくれます。
さらにい草の表面には、抗菌・防臭効果のある天然青森のヒバ加工が施されています。臭い予防に特化したおすすめの枕です。
「男のW消臭枕」を見る
竹炭を練り込んだパイプで消臭!「竹炭リバーシブル枕」

中材に「竹炭パイプ」を使用した枕です。竹炭には加齢臭の原因となるノネナールを分解する効果があります。枕の消臭に効果を発揮してくれます。
さらにパイプは空洞になっているため湿気を逃がし、蒸れを軽減してくれます。
手洗いできるので、汚れが気になっても安心です。お手入れ時は、40度以下のぬるま湯で手洗いし、吊り干しでよく乾かしましょう。
「竹炭リバーシブル枕」を見る
洗える枕 ハードパイプ

洗濯機で丸洗いできる枕です。乾かすときに便利な和っか付き。洗濯バサミなどをつかってカンタンに干すことができます。
固めの枕は洗えないものが多いので、ハードタイプでもしっかり洗えるのが嬉しいポイント。臭いや汚れが気になっても洗濯して繰り返し使える枕です。
「洗える枕 ハードパイプ」を見る
洗える枕 ソフトパイプ

「枕を丸洗いしたい」「干すときの手間を軽減したい」そんな方にぴったりの洗える枕のソフトパイプバージョンです。ソフトパイプが優しく頭を支えてくれます。
ハードタイプと同様に、洗濯機で丸洗いすることができます。中材が乾きやすい素材のため、なかなか乾かないストレスがありません。使用時も湿気がこもらない構造で衛生的です。
「洗える枕 ソフトパイプ」を見る
洗える枕 低反発

低反発枕は頭の形にフィットして、重さを均等に支えてくれます。どんな姿勢でも快適なため、人気の枕です。
低反発素材につかわれるウレタンフォームは洗えないものがほとんどですが、こちらの低反発枕は丸洗いが可能です。
一般的にウレタンは通気性の悪い素材ですが、こちらの枕は通気性のよいウレタンを使用しているため乾きやすいのが特徴。ウレタン枕を洗って使いたい方におすすめできる枕です。
「洗える枕 低反発」を見る
まとめ
枕の臭いについて、原因や対策方法を解説しました。頭は体の中で最も汗をかきやすい場所です。皮脂の分泌が盛んなため、枕と臭いは切っても切り離せません。
枕の臭いが気になったら丸洗いが最も効果的です。しつこい臭いはつけおき洗いで軽減できます。洗濯表示を確認してからお手入れしましょう。
枕は素材によって洗えないものが多い製品です。買い替え時は「洗える枕」を選びましょう。臭いをしっかり対策して快適な枕を手に入れてください。
イケヒコ編集部
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