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【解説】マイクロファイバーラグのメリット・デメリット

マイクロファイバーラグ
ラグの素材は複数存在しますが、近年特に人気を集めているのがマイクロファイバー素材のものです。マイクロファイバーというとお掃除用品のクロスを思い浮かべる方も多いのですが、ラグとの相性も良く最近では幅広い商品が展開されています。
ただしマイクロファイバー製のラグにはメリットが多い反面、いくつかのデメリットもありますので特徴をよく理解した上で購入を検討しましょう。
本記事ではマイクロファイバーラグのメリット・デメリットと、購入時の注意点、日常でのお手入れの仕方について解説します。

マイクロファイバーラグの5つのメリット

マイクロファイバーラグのメリットは大きく分けて5つあります。ここではそれぞれのメリットについて詳しくご紹介します。

1.なめらかな肌触り

マイクロファイバーラグは繊維が非常にきめ細かいため肌触りはとてもなめらかです。素肌に直接触れてもチクチクしないので、素足のまま歩いたり半袖で寝転んだりしてもストレスを感じません。
実際、マイクロファイバーはフェイスタオルやバスタオル、毛布など、顔や全身に使用するアイテムにも使われることが多く、肌触りの良さが気に入って購入する方もたくさんいます。

2.吸水速乾性に長けている

マイクロファイバーは表面に複数の小さな穴がある多孔質の繊維なので、水をすばやく吸収します。吸水性が高いだけでなく、吸収した水をすばやく蒸発させる速乾性もあるため、ラグの上に水をこぼしてもさっと乾かすことが可能で非常に多機能かつ高性能な素材です。

3.暖かい

多孔質のマイクロファイバーは吸水性に長けているだけでなく、暖房などの暖かい空気をたっぷり含むことができるので保温性が高い繊維としても知られています。冬場でもフローリングなどの床の冷たさを感じにくく、下半身の冷えを防止できるところが利点の一つです。

4.軽くて扱いやすい

極細の繊維が密集しているマイクロファイバーは生地が薄くても高い保温性を発揮するので、同じサイズなら綿やウールよりも軽量です。女性や力のない高齢者でも扱いやすいので、床に敷くときや収納するとき、お手入れするときなど誰でも手間なく使うことが可能です。

5.お手入れしやすい

マイクロファイバーラグの中には家庭用洗濯機で丸洗いできるものもあります。前述の通り、マイクロファイバーラグは他の素材のラグより薄くて軽いので、くるくると丸めるだけで自宅でも簡単に洗濯できます。

マイクロファイバーラグのデメリット

ここまでマイクロファイバーラグのメリットをご紹介しましたが、一方で気をつけなければならないデメリットもあります。良いところばかり注目してマイロファイバーラグを購入すると後悔しかねませんので、デメリットもしっかりチェックして使用するようにしましょう。

1.耐熱性が低い

マイクロファイバーの原料となるナイロンやポリエステルは、さほど耐熱性が高くありません。
普通に使っている分には問題ありませんが、ラグの近くで暖房を使ったり、直射日光に長時間さらしたりすると、生地が劣化する可能性があります。特に火の元に近付けると燃え移る危険性があるので、自宅でライターやガスコンロなどを使用する場合は注意が必要です。

2.敏感肌の方は要注意

なめらかな肌触りが人気のマイクロファイバーですが、実は繊維の表面は細く尖っています。先端が丸まっている通常の繊維に比べるとやや刺激が強いので、敏感肌の方が使用するとトラブルの原因になる場合があります。
肌だけでなく、漆塗りの食器やガラスなどを直接マイクロファイバー素材のラグに置くと表面に傷がつく可能性があります。

3.ゴミの除去に手間がかかる

マイクロファイバーラグの繊維は非常に細かいので、摩擦が起こると簡単に静電気が発生します。静電気が生じると大気中に漂っているホコリやゴミを吸着してしまい、短期間で汚れがたまってしまいます。静電気が発生するとゴミが繊維に絡まってしまい、軽く掃除機を掛けただけでは除去できないこともあります。だからといって、ゴミを除去するために掃除機で強くこすると極細の繊維が切れて表面がまばらになるので要注意です。

マイクロファイバーの特徴と性質

ここまでマイクロファイバーラグのメリットとデメリットをご紹介してきましたが、そもそもマイクロファイバーとはどのような特徴・性質を持つ繊維なのでしょうか。
マイクロファイバーとは加工したナイロンやポリエステルを原料とする合成繊維です。
髪の毛の細さは0.05〜0.08mmと言われていますが、マイクロファイバーは髪の毛の100分の1程度の非常に細い繊維で出来ているのが特徴です。(※注1、2)
※注1:花王株式会社 ヘアケアサイト 「人種による違い|髪の知識」
https://www.kao.com/jp/haircare/hair/1-7/(参照 2022-07-27)
※注2:椿本興業株式会社(ツバコー) 「マイクロファイバー」
http://www.tsubaki.co.jp/topics/microfiber/(参照 2022-07-27)
一般的に、繊維は細ければ細いほどなめらかな質感となり吸水性も高くなるため、マイクロファイバーは他の素材よりも肌触りが良く高い吸水速乾性を誇ります。その性質を活かし、フェイスタオルや毛布、衣類などのアイテムに用いられる他、静電気が発生しやすい性質と表面のギザギザを活かした吸着性に着目し、掃除用具に多用されています。
なおマイクロファイバーの繊維の細さはどの製品でもほぼ同じですが、長さは一定ではなく、毛足の長いものもあれば短いものもあります。毛足が長いものはより多くの空気を含ませることができるので、保温性が高く冬に使う衣類やラグで特に重宝されます。一方で毛足の短いものは静電気が発生しにくいので、毛足が長いものよりお手入れしやすいというメリットがあります。

マイクロファイバーラグを購入する際のポイント、注意点

マイクロファイバーラグを購入するにあたって押さえておきたいポイントと注意点をご紹介します。

1.お手入れのしやすさを重視するなら丸洗いOKのものを選ぶ

同じマイクロファイバーラグでも、家庭用洗濯機で丸洗いできるものとできないものがあります。 マイクロファイバーラグは繊維が細いため、ゴミやホコリ、皮脂汚れなどが付着しやすいのでこまめにお手入れしたいところです。お手入れのしやすさを重視するのなら、丸洗いOKの製品を選ぶようにしましょう。
家庭用洗濯機で洗えるかどうかは製品説明を見れば分かりますが、記載がない場合は洗濯タグをチェックしてみてください。洗い桶に水が張ってあるマークが記載されていれば、家庭用洗濯機で洗うことができます。(※注3)
逆に、洗い桶に×マークが記載されているものや、手のマークが記載されているものは洗濯機で洗うことができないので注意が必要です。

2.毛足の長さは使用する季節に合わせて選ぶ

マイクロファイバーラグの毛足の長さは製品によってまちまちです。毛足の長いラグは保温性が高いので冬場におすすめですが、その分夏場は暑く感じる可能性があります。毛足の短いラグは長いものに比べると保温性は劣りますが、夏に使っても暑苦しさを感じないので、オールシーズン活用できます。
一年通して同じマイクロファイバーラグを使いたい場合は毛足の短いものを、冬場のみ使用したい場合は毛足の長いものをそれぞれ選ぶと、暑さや寒さに悩まされにくくなります。

3.お手入れのしやすさを重視するなら毛足が短く、密度の高いものを選ぶ

マイクロファイバーラグをこまめにお手入れしたいのなら、毛足が短く、かつ繊維の密度が高いものを選ぶのがおすすめです。
毛足が短いと汚れが絡まりにくくなりますし、繊維の密度が高ければゴミやホコリが入り込むすき間が生まれにくいので汚れは繊維の表面だけに付着します。 繊維の奥に入り込まなければ、掃除機を掛けるだけである程度の汚れを取り除けるので、ひんぱんに丸洗いしなくてもキレイな状態をキープしやすくなります。

4.床暖房がある場合は対応可能な商品を選ぶ

マイクロファイバーの原料であるナイロンやポリエステルはやや耐熱性が低い傾向にあるため、床暖房やホットカーペットと併用すると品質が低下する可能性があります。自宅に床暖房を設置している場合やホットカーペットを利用する場合は、ホットカーペット・床暖房に対応しているものを選ぶようにしましょう。

5.回転ブラシ付きや吸引力の強い掃除機の使用には注意

マイクロファイバーラグは繊維が細いため、引っ張られる力に対する抵抗力はあまり強くありません。
回転ブラシ付きの掃除機や吸引力が強い掃除機を使用すると、繊維が抜け続けたり遊び毛(ラグから発生する綿ほこりのような繊維)が増えたりするおそれがあります。特に毛足の長いマイクロファイバーラグは繊維が抜けやすいので、掃除機を掛けるときは弱モードに設定して掃除をしましょう。掃除機で取り除けない汚れは、次の項目でご紹介するお手入れ方法で対処することができます。

マイクロファイバーラグのお手入れ方法

マイクロファイバーラグを衛生的に、かつ長持ちさせたいのなら、定期的にお手入れすることが大切です。ここでは家庭用洗濯機で丸洗いできるタイプのマイクロファイバーラグのお手入れ方法を5つのステップに分けて紹介します。

1.掃除機でゴミ・ホコリを吸い取る

まずは弱モードの掃除機でマイクロファイバーラグの表面に付着したゴミやホコリを吸い取ります。
回転ブラシ付きの掃除機しかない場合や繊維のすき間に入り込んだゴミを除去したいときは、物干し竿にラグを掛け裏側から軽くトントンと叩いてホコリを落としましょう。丸洗いしない場合でも、ホコリ出しのみ行っていればラグをある程度キレイな状態に保つことができます。

2.中性洗剤で部分洗いする

マイクロファイバーラグ
食べこぼしや飲みこぼしのシミなどが付着しているときは、中性洗剤を染みこませたスポンジや布を使って汚れた部分をトントンと叩くようにして部分洗いします。無理にこすると繊維が抜けるので、摩擦を起こさないよう注意します。

3.マイクロファイバーラグを畳み、洗濯ネットに入れる

洗濯機で汚れを落とす際は、マイクロファイバーラグを扇子のようにジグザグに折る蛇腹折りにします。その後、2つ折りor3つ折りにして大判の洗濯ネットに入れましょう。

4.ソフトコースで洗濯する

ソフトコース、あるいは手洗いコースなどの弱水流モードで洗濯します。丸洗い可能なマイクロファイバーラグならいつもと同じ洗剤を使ってもOKですが、ダメージが気になる場合はおしゃれ着洗い用洗剤を使うのがおすすめです。なお、漂白剤を使用すると色落ちする可能性があるので、使用は控えた方が無難です。
また脱水を長時間行うと生地に負担がかかりやすいので30秒~1分間程度に抑えましょう。

5.陰干しする

洗濯を終えたら洗濯ネットからラグを取り出して広げ、軽く引っ張ってシワを伸ばします。その後、物干し竿に掛けて直射日光の当たらない場所で陰干しします。物干し竿が2本ある場合は、両方を渡すようにラグを掛け、中央部分をたわませるM字干しにすると、重なる部分が少なくなって短時間で乾かすことができます。
天気が悪い場合や屋外で陰干しするスペースがない場合は、室内につっぱり棒を渡して、そこに複数のハンガーを掛け上からラグをかぶせるように干すと、生地同士の重なりを防ぐことができます。
なおマイクロファイバーの原料であるナイロンやポリエステルは熱に弱いので、原則として乾燥機の使用はNGです。

マイクロファイバーラグを購入するときはメリット・デメリットの両方を正しく理解しよう

マイクロファイバーラグは、肌触りがなめらかで吸水速乾性に長けており手軽にお手入れできる便利なファブリックアイテムです。
一方で、耐熱性がやや低い、繊維の先端が尖っているので敏感肌の方は刺激を感じやすい、ゴミが繊維のすき間に入り込みやすいなど、いくつか注意しなければならない点もあります。特に汚れに関しては繊維の奥底に入り込むと掃除機だけでは除去できないため定期的にお手入れを行い、キレイな状態をキープするよう心がけましょう。
丸洗いOKのマイクロファイバーラグを購入すれば、自宅の洗濯機で洗えるのでお手入れの手間を省くことができます。
無効化する