ウィルトン織りのラグ(カーペット)とは?特徴やグレードの見分け方を解説 更新日: 2023-08-01 投稿日: 2022-04-05 ラグ・カーペット ウィルトン織りカーペットは18世紀半ばから登場した高級カーペットです。 ですが、どのような特徴があるのか、他のカーペットと何が違うのか知らない方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回はウィルトン織りカーペットの特徴や他のカーペットとの違い、グレードの違いを紹介するので、参考にしてください。 目次1 ウィルトン織りとは?2 「タフテッドカーペット」と「ウィルトンカーペット」はどう違う?3 ウィルトン織りカーペットの特徴3.1 耐久性に優れる3.2 遊び毛が出にくい3.3 カーペットのグレードがわかりやすい3.4 柄物のカーペットが豊富にある4 グレードはノット数で判断可能!4.1 10万ノット(下級品~普及品)4.2 16万ノット(普及品)4.3 30万ノット(中級品)4.4 35万ノット(高級品)4.5 50万ノット(高級品~超高級品)4.6 75万ノット(超高級品)4.7 100万ノット(超高級品)4.8 125万ノット(超高級品)4.9 150万ノット(超高級品)5 ウィルトンラグカーペットの製造方法5.1 工場風景5.2 図案作成5.3 原料から糸を紡ぐ5.4 製織5.5 裁断5.6 縫製5.7 出荷6 まとめ ウィルトン織りとは? ウィルトンとはイギリスの地名で、18世紀半ばにウィルトン地方で初めて作られた織物であることからウィルトン織りと名付けられました。 ウィルトン織りカーペットとは、経糸と緯糸の組み合わせで基布とパイルを同時に作り、手織りの風情を再現しながら織り上げたカーペットのことをいいます。 一般的に普及しているタフテッドカーペットと比較すると、価格こそ高いものの、インテリアの主役に相応しい品といえます。 「タフテッドカーペット」と「ウィルトンカーペット」はどう違う? タフテッドカーペットは基布にミシン針でパイル糸を刺して植え付ける方法で作られるカーペットです。 タフテッドカーペットでは、裏面の縫い目をラテックスゴム(接着剤)で止め、パイルの抜けを防いでいます。 タフテッドカーペットの生産スピードは、ウィルトンカーペットと比較して約30倍速く、大量生産が可能です。 また、基布の厚みや加工方法を工夫して、防ダニ・防音・フリーカットOK・洗濯OK・などさまざまな機能を追加できます。 さらに、基布にパイルを差し込んで生産する方法のため、基布の厚みや加工方法をアレンジしやすいという特徴もあります。 一方、コーティングマシンでパイル糸を移動させて差し込んで植毛することや、裏面にテラックスを塗って化粧裏地を貼り付けることなどから、カーペットの通気性が悪いのが弱点です。 また、ラテックスが劣化すると粉となって出てくるのも、タフテッドカーペットのデメリットでしょう。 ウィルトンカーペットは経糸2種類と緯糸1種類を交錯させ、パイル糸をから絡み合わせて丹念に織り込まれた織り絨毯です。 ウィルトンカーペットは、パイル糸が細かい密度で織り込まれているため、高い弾力性と耐久性があるのが特徴で、カーペットを長く愛用したい方に向いています。 また、表面が綺麗に仕上がりやすい上、シワや型崩れが起きないため施工性にも優れています。 さらに、通気性が高く熱がこもらないため、床暖房の上にも設置可能です。 一方で、機能性が高く手の込んだ製法で作られるため、価格が高くなりやすいのが弱点となります。 ウィルトン織りカーペットの特徴 ウィルトン織りカーペットの特徴は下記のとおりです。 ・耐久性に優れる ・遊び毛が出にくい ・カーペットのグレードがわかりやすい ・柄物のカーペットが豊富にある 耐久性に優れる ウィルトン織カーペットは複数の糸を交錯させながら丹念に織り込んだカーペットです。 一本一本の糸をがっちり取り込んで織り込むため、耐久性が高いという特徴があります。 土足で生活するヨーロッパ諸国で長く愛されてきたことからも、耐久性の高さがうかがえます。 遊び毛が出にくい 遊び毛が出にくいのもウィルトン織りカーペットの特徴です。 複数の糸をがっちり取り込んでいて毛足が詰まっているため、へたりにくく遊び毛が出にくくなっています。 カーペットのグレードがわかりやすい カーペットのグレードがわかりやすいのもウィルトン織りカーペットの特徴です。 カーペットの繊維の密度はノット数という数値で表されます。普及品で10万ノット、超高級品で125万ノット以上が目安です。 ノット数が多いほど繊細な柄の表現ができ、密度も高くなるため、価格は高価になります。 また、使われている素材が同じ場合、ノット数によって価格が変動し、超高級グレードの場合では、2帖サイズで10万円を超えるカーペットもあります。 柄物のカーペットが豊富にある 柄物のカーペットが豊富なのもウィルトン織りカーペットの特徴です。 パイル糸の長さを自由に変えられるためです。 また無地のカーペットの表面に変化をつけられるので、他のカーペットでは作りにくい多種多様な折り方ができます。 グレードはノット数で判断可能! ウィルトン織りカーペットのグレードはノット数で判断可能です。 ノット数とは繊維の密度を表します。数値が高いほどより丈夫で繊細な柄の表現ができるようになり、販売金額も高くなります。 ここではウィルトン織りカーペットのノット数と、それぞれの特徴を紹介しましょう。 10万ノット(下級品~普及品) 10万ノットのウィルトン織りカーペットは、手頃な価格で手に入るのが特徴です。 ウィルトン織りカーペットとしてのグレードこそ低くなりますが、他の種類のカーペットと比較すれば密度が高く十分に品質の高いカーペットです。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、9000円程度からの価格となるケースが多いでしょう。 16万ノット(普及品) 16万ノットのウィルトン織りカーペットはいわゆる普及品グレードで、市場に多く出回っています。 16万ノットは、幾何学模様などでも難なく表現できるレベルです。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、17,000円程度から探すことができるでしょう。 30万ノット(中級品) 30万ノットのウィルトン織りカーペットは中級品グレードとなり、色の混ざり方やグラデーションなどを綺麗に見せることが可能です。 ただし、流通数はそれほど多くないでしょう。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、25,000円程度からの金額で販売されていると考えておきましょう。 35万ノット(高級品) ウィルトン織りカーペットは、35万ノットになると高級品グレードの部類に入ります。 高級品以降のグレードからは、ウィルトン織りが本来持つ質の高さがより際立つようになってきます。 柄の表現の幅がかなり広がってくるため、長く愛用できるお気に入りの柄のカーペットを見つけやすいでしょう。 おおよそ160㎝×230㎝の大きさで、25,000円程度からの価格と把握しておきましょう。 50万ノット(高級品~超高級品) 50万ノットのウィルトン織りカーペットは、高級品から超高級品のグレードとなります。 シンプルなデザインでも繊維の密度が高く、他にはない表情を見せるカーペットとなるのがポイントです。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、30,000円程度から販売されています。 75万ノット(超高級品) 75万ノットのウィルトン織りカーペットになると、超高級品グレードになります。 カーペット表面の繊細な表現に加えて、裏面から見ても質の高さが伝わるのが、超高級品グレードの特徴です。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、45,000円前後からの価格になると考えておきましょう。 100万ノット(超高級品) 100万ノットを超えたあたりから、細やかで美しい装飾が施されるようになります。 一目見ただけでデザイン性の高さと高級感を感じられるでしょう。 おおむね150㎝×225㎝の大きさで、13万円程度からの価格で販売されています。 125万ノット(超高級品) 125万ノットのウィルトン織りカーペットになると、装飾はさらに細やかかつ繊細になります。 繊維の密度がかなり高く、表現の幅がかなり広がるため、長く生活を共にする一点物のカーペットに出会えるはずです。 おおよそ160㎝×230㎝の大きさで、10万円を超える金額で販売されています。 150万ノット(超高級品) 150万ノットになると、なかなかお目にかかることができません。 表情の繊細さに加えて、弾力性や耐久性も抜群のカーペットになります。 レーヨン(人工シルク)を使用するため、おおよそ160㎝×230㎝の大きさで、25万円以上の価格になると把握しておきましょう。 ウィルトンラグカーペットの製造方法 ここで、ウィルトンラグカーペットの製造工程を見ていきましょう。ラグカーペットの主要生産地であるトルコの工場に、お邪魔しました。 工場風景 図案作成 原料から糸を紡ぐ 製織 裁断 縫製 出荷 工場風景 トルコの都市イスタンブールから少し離れた工場。ここで、イケヒコのウィルトンラグカーペットが製造されています。 図案作成 パソコンを使って、ラグカーペットのデザインをおこします。画面に映っているのは、ウィルトンラグカーペットの人気商品、イビサです。 原料から糸を紡ぐ ウィルトンラグカーペットの繊維、ポリプロピレンの原料です。この原料を着色材と一緒に熱で溶かして、それぞれの色に染め上げられた細い糸を紡ぎ出します。 糸が紡ぎ出されている様子です。 製織 紡ぎ出された糸を巨大な製織機にかけて、ウィルトンラグカーペットを織り上げていきます。 次々と、ウィルトンラグカーペットが織り上げられていきます。 裁断 織りあがったウィルトンラグカーペットを、それぞれの規格に裁断します。 縫製 裁断されたウィルトンラグカーペットの四方を、縁なしのオーバーロック仕上げで縫製していきます。 出荷 出来上がったウィルトンラグカーペットを梱包して検針機にかけたあと、輸出用のコンテナに積み込みます。そして船を渡り、日本に輸出されます。 まとめ 今回はウィルトン織りカーペットの特徴やノット数によるグレードの違いを紹介しました。 伝統的な製法で作られるウィルトン織りカーペットは、量産品にはないデザイン性・機能性・耐久性の高さがあります。 長く愛用できるカーペットを探しているなら、ウィルトン織りカーペットの購入を検討してみてはいかがでしょうか? イケヒココーポレーションではウィルトン織りカーペットを始め、お客様のニーズに応えるさまざまな商品を取り揃えております。 ホームページへのアクセス、お問い合わせをお待ちしております。 ウィルトンラグ・カーペットを見る The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: 子供部屋におすすめのラグ・カーペット【防音・衛生面・ケガ防止】 オールシーズ使えるラグ・カーペット。素材ごとに紹介 いびきと枕の関係とは?枕の重要性について徹底解説! こたつの困り事解決!“ズレない紐付きこたつ布団”シリーズ
ウィルトン織りカーペットは18世紀半ばから登場した高級カーペットです。 ですが、どのような特徴があるのか、他のカーペットと何が違うのか知らない方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回はウィルトン織りカーペットの特徴や他のカーペットとの違い、グレードの違いを紹介するので、参考にしてください。 目次1 ウィルトン織りとは?2 「タフテッドカーペット」と「ウィルトンカーペット」はどう違う?3 ウィルトン織りカーペットの特徴3.1 耐久性に優れる3.2 遊び毛が出にくい3.3 カーペットのグレードがわかりやすい3.4 柄物のカーペットが豊富にある4 グレードはノット数で判断可能!4.1 10万ノット(下級品~普及品)4.2 16万ノット(普及品)4.3 30万ノット(中級品)4.4 35万ノット(高級品)4.5 50万ノット(高級品~超高級品)4.6 75万ノット(超高級品)4.7 100万ノット(超高級品)4.8 125万ノット(超高級品)4.9 150万ノット(超高級品)5 ウィルトンラグカーペットの製造方法5.1 工場風景5.2 図案作成5.3 原料から糸を紡ぐ5.4 製織5.5 裁断5.6 縫製5.7 出荷6 まとめ ウィルトン織りとは? ウィルトンとはイギリスの地名で、18世紀半ばにウィルトン地方で初めて作られた織物であることからウィルトン織りと名付けられました。 ウィルトン織りカーペットとは、経糸と緯糸の組み合わせで基布とパイルを同時に作り、手織りの風情を再現しながら織り上げたカーペットのことをいいます。 一般的に普及しているタフテッドカーペットと比較すると、価格こそ高いものの、インテリアの主役に相応しい品といえます。 「タフテッドカーペット」と「ウィルトンカーペット」はどう違う? タフテッドカーペットは基布にミシン針でパイル糸を刺して植え付ける方法で作られるカーペットです。 タフテッドカーペットでは、裏面の縫い目をラテックスゴム(接着剤)で止め、パイルの抜けを防いでいます。 タフテッドカーペットの生産スピードは、ウィルトンカーペットと比較して約30倍速く、大量生産が可能です。 また、基布の厚みや加工方法を工夫して、防ダニ・防音・フリーカットOK・洗濯OK・などさまざまな機能を追加できます。 さらに、基布にパイルを差し込んで生産する方法のため、基布の厚みや加工方法をアレンジしやすいという特徴もあります。 一方、コーティングマシンでパイル糸を移動させて差し込んで植毛することや、裏面にテラックスを塗って化粧裏地を貼り付けることなどから、カーペットの通気性が悪いのが弱点です。 また、ラテックスが劣化すると粉となって出てくるのも、タフテッドカーペットのデメリットでしょう。 ウィルトンカーペットは経糸2種類と緯糸1種類を交錯させ、パイル糸をから絡み合わせて丹念に織り込まれた織り絨毯です。 ウィルトンカーペットは、パイル糸が細かい密度で織り込まれているため、高い弾力性と耐久性があるのが特徴で、カーペットを長く愛用したい方に向いています。 また、表面が綺麗に仕上がりやすい上、シワや型崩れが起きないため施工性にも優れています。 さらに、通気性が高く熱がこもらないため、床暖房の上にも設置可能です。 一方で、機能性が高く手の込んだ製法で作られるため、価格が高くなりやすいのが弱点となります。 ウィルトン織りカーペットの特徴 ウィルトン織りカーペットの特徴は下記のとおりです。 ・耐久性に優れる ・遊び毛が出にくい ・カーペットのグレードがわかりやすい ・柄物のカーペットが豊富にある 耐久性に優れる ウィルトン織カーペットは複数の糸を交錯させながら丹念に織り込んだカーペットです。 一本一本の糸をがっちり取り込んで織り込むため、耐久性が高いという特徴があります。 土足で生活するヨーロッパ諸国で長く愛されてきたことからも、耐久性の高さがうかがえます。 遊び毛が出にくい 遊び毛が出にくいのもウィルトン織りカーペットの特徴です。 複数の糸をがっちり取り込んでいて毛足が詰まっているため、へたりにくく遊び毛が出にくくなっています。 カーペットのグレードがわかりやすい カーペットのグレードがわかりやすいのもウィルトン織りカーペットの特徴です。 カーペットの繊維の密度はノット数という数値で表されます。普及品で10万ノット、超高級品で125万ノット以上が目安です。 ノット数が多いほど繊細な柄の表現ができ、密度も高くなるため、価格は高価になります。 また、使われている素材が同じ場合、ノット数によって価格が変動し、超高級グレードの場合では、2帖サイズで10万円を超えるカーペットもあります。 柄物のカーペットが豊富にある 柄物のカーペットが豊富なのもウィルトン織りカーペットの特徴です。 パイル糸の長さを自由に変えられるためです。 また無地のカーペットの表面に変化をつけられるので、他のカーペットでは作りにくい多種多様な折り方ができます。 グレードはノット数で判断可能! ウィルトン織りカーペットのグレードはノット数で判断可能です。 ノット数とは繊維の密度を表します。数値が高いほどより丈夫で繊細な柄の表現ができるようになり、販売金額も高くなります。 ここではウィルトン織りカーペットのノット数と、それぞれの特徴を紹介しましょう。 10万ノット(下級品~普及品) 10万ノットのウィルトン織りカーペットは、手頃な価格で手に入るのが特徴です。 ウィルトン織りカーペットとしてのグレードこそ低くなりますが、他の種類のカーペットと比較すれば密度が高く十分に品質の高いカーペットです。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、9000円程度からの価格となるケースが多いでしょう。 16万ノット(普及品) 16万ノットのウィルトン織りカーペットはいわゆる普及品グレードで、市場に多く出回っています。 16万ノットは、幾何学模様などでも難なく表現できるレベルです。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、17,000円程度から探すことができるでしょう。 30万ノット(中級品) 30万ノットのウィルトン織りカーペットは中級品グレードとなり、色の混ざり方やグラデーションなどを綺麗に見せることが可能です。 ただし、流通数はそれほど多くないでしょう。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、25,000円程度からの金額で販売されていると考えておきましょう。 35万ノット(高級品) ウィルトン織りカーペットは、35万ノットになると高級品グレードの部類に入ります。 高級品以降のグレードからは、ウィルトン織りが本来持つ質の高さがより際立つようになってきます。 柄の表現の幅がかなり広がってくるため、長く愛用できるお気に入りの柄のカーペットを見つけやすいでしょう。 おおよそ160㎝×230㎝の大きさで、25,000円程度からの価格と把握しておきましょう。 50万ノット(高級品~超高級品) 50万ノットのウィルトン織りカーペットは、高級品から超高級品のグレードとなります。 シンプルなデザインでも繊維の密度が高く、他にはない表情を見せるカーペットとなるのがポイントです。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、30,000円程度から販売されています。 75万ノット(超高級品) 75万ノットのウィルトン織りカーペットになると、超高級品グレードになります。 カーペット表面の繊細な表現に加えて、裏面から見ても質の高さが伝わるのが、超高級品グレードの特徴です。 おおむね160㎝×230㎝の大きさで、45,000円前後からの価格になると考えておきましょう。 100万ノット(超高級品) 100万ノットを超えたあたりから、細やかで美しい装飾が施されるようになります。 一目見ただけでデザイン性の高さと高級感を感じられるでしょう。 おおむね150㎝×225㎝の大きさで、13万円程度からの価格で販売されています。 125万ノット(超高級品) 125万ノットのウィルトン織りカーペットになると、装飾はさらに細やかかつ繊細になります。 繊維の密度がかなり高く、表現の幅がかなり広がるため、長く生活を共にする一点物のカーペットに出会えるはずです。 おおよそ160㎝×230㎝の大きさで、10万円を超える金額で販売されています。 150万ノット(超高級品) 150万ノットになると、なかなかお目にかかることができません。 表情の繊細さに加えて、弾力性や耐久性も抜群のカーペットになります。 レーヨン(人工シルク)を使用するため、おおよそ160㎝×230㎝の大きさで、25万円以上の価格になると把握しておきましょう。 ウィルトンラグカーペットの製造方法 ここで、ウィルトンラグカーペットの製造工程を見ていきましょう。ラグカーペットの主要生産地であるトルコの工場に、お邪魔しました。 工場風景 図案作成 原料から糸を紡ぐ 製織 裁断 縫製 出荷 工場風景 トルコの都市イスタンブールから少し離れた工場。ここで、イケヒコのウィルトンラグカーペットが製造されています。 図案作成 パソコンを使って、ラグカーペットのデザインをおこします。画面に映っているのは、ウィルトンラグカーペットの人気商品、イビサです。 原料から糸を紡ぐ ウィルトンラグカーペットの繊維、ポリプロピレンの原料です。この原料を着色材と一緒に熱で溶かして、それぞれの色に染め上げられた細い糸を紡ぎ出します。 糸が紡ぎ出されている様子です。 製織 紡ぎ出された糸を巨大な製織機にかけて、ウィルトンラグカーペットを織り上げていきます。 次々と、ウィルトンラグカーペットが織り上げられていきます。 裁断 織りあがったウィルトンラグカーペットを、それぞれの規格に裁断します。 縫製 裁断されたウィルトンラグカーペットの四方を、縁なしのオーバーロック仕上げで縫製していきます。 出荷 出来上がったウィルトンラグカーペットを梱包して検針機にかけたあと、輸出用のコンテナに積み込みます。そして船を渡り、日本に輸出されます。 まとめ 今回はウィルトン織りカーペットの特徴やノット数によるグレードの違いを紹介しました。 伝統的な製法で作られるウィルトン織りカーペットは、量産品にはないデザイン性・機能性・耐久性の高さがあります。 長く愛用できるカーペットを探しているなら、ウィルトン織りカーペットの購入を検討してみてはいかがでしょうか? イケヒココーポレーションではウィルトン織りカーペットを始め、お客様のニーズに応えるさまざまな商品を取り揃えております。 ホームページへのアクセス、お問い合わせをお待ちしております。 ウィルトンラグ・カーペットを見る