ラグの色はどう選ぶのがいいの?インテリアの黄金配色とは 更新日: 2022-11-02 投稿日: 2022-02-02 お手入れラグ・カーペット暮らしの知恵 お部屋の雰囲気を変える際にラグをインテリアに取り入れたいけど、どう選んだらよいかわからないと悩む方は少なくありません。 この記事では、ラグの色を選ぶ際のポイントについて解説します。またインテリアの黄金色まで解説するので、ぜひ参考にしてください。 目次1 ラグの色選ぶ際の5つのポイント1.1 床色に合わせて選ぶ1.2 家具の色に合わせて選ぶ1.3 インテリアテイストに合わせて選ぶ1.4 コーディネート例を参考に色を選ぶ1.5 汚れを意識して色を選ぶ2 覚えておきたいインテリアの黄金配色3 ラグ選びで失敗しないためにも色以外にも抑えておこう3.1 無地にするのか柄物にするのか選ぶ3.2 ラグのサイズは部屋の大きさや用途ごとに選ぶ3.3 ラグの素材ごとの特徴を理解して選ぶ3.4 ラグの毛足の長さにもこだわる3.5 ラグの機能にもこだわる4 5つのポイントを押さえて最適なラグの色を見つけよう ラグの色選ぶ際の5つのポイント ラグの色を選ぶ際は、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。 1.床色に合わせて選ぶ 2.家具の色に合わせて選ぶ 3.インテリアテイストに合わせて選ぶ 4.コーディネート例を参考に色を選ぶ 5.汚れを意識して色を選ぶ ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。 床色に合わせて選ぶ ラグの色を選ぶ際は、床色に合わせて選ぶのが基本です。たとえば床色が明るい場合は、ラグも明るい色を選ぶことでまとまった空間となります。一方で床色がダークカラーの場合は、暗めのラグを選ぶと統一感がでておしゃれにまとまります。 また床や壁が真っ白でメリハリがないことに悩んでいる方は、ラグの色でアクセントをつけるのもおすすめです。真っ白のお部屋にブルー色のラグを選ぶことで、爽やかで開放的なムードを演出できます。他にも中間色となるライトブラウンを選べば、温かみのある雰囲気を演出してくれます。 ホワイト系の床色以外にも、ナチュラル系・ブラウン系・ダーク系などの床色を使用されているケースが多いです。そこで以下に、よく使用される床色ごとに合うラグカラーの一例を表にまとめてみました。 床色 ラグ色(同系色) ラグ色(アクセント) ホワイト系 アイボリー系、ベージュ系 ブルー系、ライトブラウン系 ナチュラル系 ベージュ系、ライトブラウン系 ブラック系、レッド系 ブラウン系 ブラウン系、レッド系 ベージュ系、濃グレー系 ダーク系 ブラウン系、ブラック系 グリーン系、シルバー系 ナチュラル系の床は、色の主張が強くないためラグの色を引き立ててくれます。基本的にどんな色でも違和感なく馴染んでくれるので、ラグの色を選びやすいでしょう。 一方でブラウン系やブラック系の床になると、主張が強くインパクトが大きい印象があります。アイボリー系のような明るい色を選んでしまうと、浮いてしまう可能性があります。そのためアクセントをつけたい場合でも、明るさを押さえた色を選ぶのがおすすめです。 家具の色に合わせて選ぶ ラグの色を選ぶ際は、床色と共に家具の色も意識することが重要です。たとえばリビングの主役となるソファは、リビングの中でも多くの面積をとります。ラグも多くの面積をとることから、相性の良し悪しが部屋全体に大きく影響するのです。 そのため家具の色との相性を考えて、ラグの色を選ぶことが重要になります。ちなみにラグの色は、家具の色と同系色にまとめることで色選びに失敗にくくなります。また家具の色がシンプルな場合は、ラグの色でアクセントをつけてもおしゃれにまとまるでしょう。 家具の色とラグの色が上手に合ったコーディネートの一例は、以下の通りです。 ・茶色のソファに茶色のラグを合わせる(同系色) ・ブラウンの家具に青や緑色のラグを合わせる(アクセント) ・ホワイト系の家具にブルーのラグを合わせる(アクセント) インテリアテイストに合わせて選ぶ ラグの色が違うだけで、インテリアコーディネートの印象が大きく変わります。そのため、理想とするインテリアテイストに合った色を選ぶことも大切です。 お部屋をナチュラルスタイルにしたい場合は、柔らかい色となるアイボリー系やベージュ系などの色がおすすめです。 またモダンスタイルにしたい場合は、グレー系やベージュ系などを選ぶことでシンプルかつ華やかさのある雰囲気に仕上がります。 他にもパープル系の色を選べば高級感のあるラグジュアリースタイルを実現でき、ブルー系を選べばリゾートスタイルに演出できます。 ラグの色をインテリアテイストと合わせることで、理想のコーディネートを叶えることができるでしょう。 コーディネート例を参考に色を選ぶ 最適なラグの色を選ぶためには、部屋の床色・家具の色・インテリアテイストを基準に考えると失敗せずに済みます。しかしそれでも悩んでしまう場合は、コーディネート例を参考に色を選ぶのがおすすめです。 さまざまなコーディネート例を見ることで、理想のコーディネートのアイデアが見つかるかもしれません。また上級者のコーディネート例を参考にできれば、個性的な色でも上手に馴染ませることができるでしょう。 汚れを意識して色を選ぶ ラグの色を選ぶ際は、汚れを意識して選ぶことも大切です。テーブルの下に敷くことが多いラグは、汚れがつきやすい状況にあります。特に小さい子供がいるご家庭はラグも汚れやすいので、デザイン性だけで色を選ぶと後々後悔してしまうでしょう。 当然ラグの色によっては汚れの目立ちやすさが大きく変わるため、汚れが目立ちにくい色を選ぶ必要があります。 白に近い色は汚れが目立ってしまうので、あまりおすすめできません。また真っ黒に近い色も汚れが目立ってしまうため注意が必要です。できればブラウンやベージュあたりの色を選ぶことで、汚れが目立ちにくくなります。 覚えておきたいインテリアの黄金配色 ラグの色を選ぶ際は上のポイントとあわせて、黄金配色を覚えておきましょう。インテリアの黄金配色は、ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%の比率になります。 ベースカラーとは、配色でもっとも面積が多い部分のことで床・壁・天井があたります。一般的にアイボリーやベージュなど、白に近い色を使用することが多いです。 次に面積が多くなる部分のカラーを、メインカラーと呼んでいます。メインカラーはインテリアの主役となる色で、窓装飾品・家具・ラグなどがあたります。お部屋の雰囲気に大きく影響を与えるため、どの色を選ぶかによって印象が大きく変わるでしょう。 最後のアクセントカラーは、お部屋のアクセントとなる部分です。配色の面積がもっとも小さく、クッションや小物があたります。アクセントカラーは引き立て役となるので、メインカラーとのバランスを見て選ぶ必要があります。 上記のベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの比率を意識することで、バランスよくまとまりのある空間に仕上げられます。特にラグはメインカラーとなるため、窓装飾品や家具と同系色を選ぶとバランスの良い配色にまとめられます。 ラグ選びで失敗しないためにも色以外にも抑えておこう ラグ選びで失敗しないためには、色だけでなく以下のポイントも押さえておく必要があります。 1.無地にするのか柄物にするのか選ぶ 2.ラグのサイズは部屋の大きさや用途ごとに選ぶ 3.ラグの素材ごとの特徴を理解して選ぶ 4.ラグの毛足の長さにもこだわる 5.ラグの機能にもこだわる ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説します。 無地にするのか柄物にするのか選ぶ ラグは色以外にも、無地か柄物かでも雰囲気が大きく異なります。そのため無地の印象と柄の印象がどのようにインテリアに影響してくるのかを知ることで、理想のインテリアに近づけます。 まず無地のラグはシンプルなデザインとなるため、質感が際立ちます。ふわふわした質感のラグを選べば、温かさが伝わるお部屋に仕上がるでしょう。またシンプルにまとまるので、色が混雑するのを避けることが可能です。ナチュラルやカジュアルなインテリアテイストに最適です。 一方で柄物のラグは、お部屋の雰囲気にあったデザインを選ぶことで雰囲気に深みを出せます。ヴィンテージ家具の雰囲気と合わせることができれば、部屋の雰囲気をより引き立ててくれるでしょう。モダンテイストやアジアンテイストのお部屋に最適です。 ラグのサイズは部屋の大きさや用途ごとに選ぶ ラグのサイズを選ぶ際は、部屋の大きさや用途ごとに選ぶ必要があります。まずは、部屋の大きさごとに最適なラグのサイズを表にまとめてみました。 部屋の大きさ 最適なラグの大きさ 4.5畳間 約100cm×150cm 6畳間 約130cm×185cm 8畳間 約150cm×200cm 10畳間 約200cm×200cm約200cm×250cm また部屋の大きさだけでなく、部屋の用途ごとにも最適なラグの大きさがあります。リビングにラグを敷く場合は、ソファのサイズを基準に選ぶのがおすすめです。ソファの足元からテーブルまわりまでカバーできるサイズが丁度良い大きさになります。 ダイニングにラグを敷く場合は、ダイニングテーブルを基準に大きさを考えるとよいでしょう。テーブル下と足元をカバーできるサイズを選べば、食べこぼしによる床の汚れや足元のクッションとなってくれます。 また椅子を引き出す際の傷を防止したい場合は、テーブルから約60~75cmは余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。 寝室にラグを敷く場合は、ベッドを基準にサイズを考える必要があります。ラグの大きさは、ベッド周りやドレッサー前までカバーできるサイズが最適です。ベッド下にラグがあれば、冬の床の冷たさや夏の床のべたつきを防いでくれるでしょう。 ラグの素材ごとの特徴を理解して選ぶ ラグ選びに失敗しないためには、素材ごとの特徴を理解して選ぶことが重要です。ラグには、さまざまな素材があってそれぞれ特徴が異なります。素材ごとの特徴は、以下の通りです。 ラグの素材 特徴 綿 吸水性・保温性・通気性に優れている。 麻・リネン 吸湿性に優れている。 ウール・毛 断熱性や吸湿性に優れている。 イ草 畳の原材料 吸放出性に優れている。 マイクロファイバー 吸水性や保温性に優れている。極細繊維でやさしい肌触りが特徴的。 塩化ビニル樹脂 防水性に優れている。 フィラメント 1本の長い繊維を糸にして使用している。遊び毛が出にくく、お手入れが簡単。 特に人気が高い素材は、ウール素材のラグです。ウール素材のラグは繊維の中に多くの空気を含んでいるため、断熱性に優れています。冬の冷たい床の冷気を防いでくれるため、快適に過ごせるでしょう。 また吸湿性にも優れているので、梅雨の時期でもベタベタする心配がありません。オールシーズン使用できることから、高い人気を得ています。 ラグの毛足の長さにもこだわる ラグの種類によっては、毛足の長さも異なります。毛足の長さが違うだけでも、お部屋の印象が大きく異なるため意識する必要があるでしょう。 毛足が長いラグは、高級感のある印象を演出してくれます。高級感のあるインテリアテイストにおすすめです。また温かみのある雰囲気も演出できるため、冬用のラグとして最適です。 一方で毛足の短いラグは、シンプルでカジュアルな印象があります。そのため、シンプルなインテリアテイストを目指している方におすすめです。 ラグの機能にもこだわる ラグは汚れることを前提に作られているため、さまざまな機能が備わったラグが多くあります。たとえばお部屋の湿度が高いと、ダニの増殖が気になります。しかし防ダニ機能付きのラグであれば、ダニの繁殖を防ぐのに効果的です。 またテーブル下は、食べこぼしによって菌の繁殖が活発になりやすい場所です。そのため抗菌機能付きのラグを選ぶことで、菌の増殖を抑制及び阻害する効果が期待できます。 他にもさまざまな機能があるため、以下の表にまとめてみました。 ラグの機能 効果 防炎機能 燃えにくくなるため、喫煙者におすすめ。 防音・遮音機能 音の吸収や遮断の効果が期待できる。 はっ水機能 水をはじくため、飲み物をこぼしても拭き取りやすい。 消臭・抗菌防臭機能 汗や雑菌の臭いを消臭する効果が期待できる。 接触冷感機能 触れるとひんやりするので夏の季節におすすめ。 保温機能 一定の温度を保ってくれるため冬の季節におすすめ。 滑りにくい加工 滑りにくい効果が期待できるためラグのズレを防げる。 遊び毛防止機能 毛玉ができにくくお手入れが手軽になる。 上記の通りラグにはさまざまな機能があるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことで失敗せずに済みます。 5つのポイントを押さえて最適なラグの色を見つけよう ラグの色を選ぶ際は、5つのポイントがあります。特に床や家具は始めから設置されているため、ラグの色を合わせるケースが多いことでしょう。 また引っ越しを機会にコーディネートする場合は、コーディネート例やインテリアテイストを参考に色を選ぶのがおすすめです。今回紹介したポイントやインテリアの黄金配色を意識して、理想のコーディネートを実現させましょう。 イケヒコ・コーポレーションでは、さまざまなデザインのラグを用意しております。北欧風デザインからカジュアルなデザインなど豊富に取り揃えていますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: おしゃれなベージュのラグをご紹介 住宅ローン控除ってどんな制度?確定申告で必要な書類と申請手順 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 ラグやカーペットのダニ対策。効果的なダニの駆除の仕方について。ラグ カーペットのダニはこうやって退治しよう
お部屋の雰囲気を変える際にラグをインテリアに取り入れたいけど、どう選んだらよいかわからないと悩む方は少なくありません。 この記事では、ラグの色を選ぶ際のポイントについて解説します。またインテリアの黄金色まで解説するので、ぜひ参考にしてください。 目次1 ラグの色選ぶ際の5つのポイント1.1 床色に合わせて選ぶ1.2 家具の色に合わせて選ぶ1.3 インテリアテイストに合わせて選ぶ1.4 コーディネート例を参考に色を選ぶ1.5 汚れを意識して色を選ぶ2 覚えておきたいインテリアの黄金配色3 ラグ選びで失敗しないためにも色以外にも抑えておこう3.1 無地にするのか柄物にするのか選ぶ3.2 ラグのサイズは部屋の大きさや用途ごとに選ぶ3.3 ラグの素材ごとの特徴を理解して選ぶ3.4 ラグの毛足の長さにもこだわる3.5 ラグの機能にもこだわる4 5つのポイントを押さえて最適なラグの色を見つけよう ラグの色選ぶ際の5つのポイント ラグの色を選ぶ際は、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。 1.床色に合わせて選ぶ 2.家具の色に合わせて選ぶ 3.インテリアテイストに合わせて選ぶ 4.コーディネート例を参考に色を選ぶ 5.汚れを意識して色を選ぶ ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。 床色に合わせて選ぶ ラグの色を選ぶ際は、床色に合わせて選ぶのが基本です。たとえば床色が明るい場合は、ラグも明るい色を選ぶことでまとまった空間となります。一方で床色がダークカラーの場合は、暗めのラグを選ぶと統一感がでておしゃれにまとまります。 また床や壁が真っ白でメリハリがないことに悩んでいる方は、ラグの色でアクセントをつけるのもおすすめです。真っ白のお部屋にブルー色のラグを選ぶことで、爽やかで開放的なムードを演出できます。他にも中間色となるライトブラウンを選べば、温かみのある雰囲気を演出してくれます。 ホワイト系の床色以外にも、ナチュラル系・ブラウン系・ダーク系などの床色を使用されているケースが多いです。そこで以下に、よく使用される床色ごとに合うラグカラーの一例を表にまとめてみました。 床色 ラグ色(同系色) ラグ色(アクセント) ホワイト系 アイボリー系、ベージュ系 ブルー系、ライトブラウン系 ナチュラル系 ベージュ系、ライトブラウン系 ブラック系、レッド系 ブラウン系 ブラウン系、レッド系 ベージュ系、濃グレー系 ダーク系 ブラウン系、ブラック系 グリーン系、シルバー系 ナチュラル系の床は、色の主張が強くないためラグの色を引き立ててくれます。基本的にどんな色でも違和感なく馴染んでくれるので、ラグの色を選びやすいでしょう。 一方でブラウン系やブラック系の床になると、主張が強くインパクトが大きい印象があります。アイボリー系のような明るい色を選んでしまうと、浮いてしまう可能性があります。そのためアクセントをつけたい場合でも、明るさを押さえた色を選ぶのがおすすめです。 家具の色に合わせて選ぶ ラグの色を選ぶ際は、床色と共に家具の色も意識することが重要です。たとえばリビングの主役となるソファは、リビングの中でも多くの面積をとります。ラグも多くの面積をとることから、相性の良し悪しが部屋全体に大きく影響するのです。 そのため家具の色との相性を考えて、ラグの色を選ぶことが重要になります。ちなみにラグの色は、家具の色と同系色にまとめることで色選びに失敗にくくなります。また家具の色がシンプルな場合は、ラグの色でアクセントをつけてもおしゃれにまとまるでしょう。 家具の色とラグの色が上手に合ったコーディネートの一例は、以下の通りです。 ・茶色のソファに茶色のラグを合わせる(同系色) ・ブラウンの家具に青や緑色のラグを合わせる(アクセント) ・ホワイト系の家具にブルーのラグを合わせる(アクセント) インテリアテイストに合わせて選ぶ ラグの色が違うだけで、インテリアコーディネートの印象が大きく変わります。そのため、理想とするインテリアテイストに合った色を選ぶことも大切です。 お部屋をナチュラルスタイルにしたい場合は、柔らかい色となるアイボリー系やベージュ系などの色がおすすめです。 またモダンスタイルにしたい場合は、グレー系やベージュ系などを選ぶことでシンプルかつ華やかさのある雰囲気に仕上がります。 他にもパープル系の色を選べば高級感のあるラグジュアリースタイルを実現でき、ブルー系を選べばリゾートスタイルに演出できます。 ラグの色をインテリアテイストと合わせることで、理想のコーディネートを叶えることができるでしょう。 コーディネート例を参考に色を選ぶ 最適なラグの色を選ぶためには、部屋の床色・家具の色・インテリアテイストを基準に考えると失敗せずに済みます。しかしそれでも悩んでしまう場合は、コーディネート例を参考に色を選ぶのがおすすめです。 さまざまなコーディネート例を見ることで、理想のコーディネートのアイデアが見つかるかもしれません。また上級者のコーディネート例を参考にできれば、個性的な色でも上手に馴染ませることができるでしょう。 汚れを意識して色を選ぶ ラグの色を選ぶ際は、汚れを意識して選ぶことも大切です。テーブルの下に敷くことが多いラグは、汚れがつきやすい状況にあります。特に小さい子供がいるご家庭はラグも汚れやすいので、デザイン性だけで色を選ぶと後々後悔してしまうでしょう。 当然ラグの色によっては汚れの目立ちやすさが大きく変わるため、汚れが目立ちにくい色を選ぶ必要があります。 白に近い色は汚れが目立ってしまうので、あまりおすすめできません。また真っ黒に近い色も汚れが目立ってしまうため注意が必要です。できればブラウンやベージュあたりの色を選ぶことで、汚れが目立ちにくくなります。 覚えておきたいインテリアの黄金配色 ラグの色を選ぶ際は上のポイントとあわせて、黄金配色を覚えておきましょう。インテリアの黄金配色は、ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%の比率になります。 ベースカラーとは、配色でもっとも面積が多い部分のことで床・壁・天井があたります。一般的にアイボリーやベージュなど、白に近い色を使用することが多いです。 次に面積が多くなる部分のカラーを、メインカラーと呼んでいます。メインカラーはインテリアの主役となる色で、窓装飾品・家具・ラグなどがあたります。お部屋の雰囲気に大きく影響を与えるため、どの色を選ぶかによって印象が大きく変わるでしょう。 最後のアクセントカラーは、お部屋のアクセントとなる部分です。配色の面積がもっとも小さく、クッションや小物があたります。アクセントカラーは引き立て役となるので、メインカラーとのバランスを見て選ぶ必要があります。 上記のベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの比率を意識することで、バランスよくまとまりのある空間に仕上げられます。特にラグはメインカラーとなるため、窓装飾品や家具と同系色を選ぶとバランスの良い配色にまとめられます。 ラグ選びで失敗しないためにも色以外にも抑えておこう ラグ選びで失敗しないためには、色だけでなく以下のポイントも押さえておく必要があります。 1.無地にするのか柄物にするのか選ぶ 2.ラグのサイズは部屋の大きさや用途ごとに選ぶ 3.ラグの素材ごとの特徴を理解して選ぶ 4.ラグの毛足の長さにもこだわる 5.ラグの機能にもこだわる ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説します。 無地にするのか柄物にするのか選ぶ ラグは色以外にも、無地か柄物かでも雰囲気が大きく異なります。そのため無地の印象と柄の印象がどのようにインテリアに影響してくるのかを知ることで、理想のインテリアに近づけます。 まず無地のラグはシンプルなデザインとなるため、質感が際立ちます。ふわふわした質感のラグを選べば、温かさが伝わるお部屋に仕上がるでしょう。またシンプルにまとまるので、色が混雑するのを避けることが可能です。ナチュラルやカジュアルなインテリアテイストに最適です。 一方で柄物のラグは、お部屋の雰囲気にあったデザインを選ぶことで雰囲気に深みを出せます。ヴィンテージ家具の雰囲気と合わせることができれば、部屋の雰囲気をより引き立ててくれるでしょう。モダンテイストやアジアンテイストのお部屋に最適です。 ラグのサイズは部屋の大きさや用途ごとに選ぶ ラグのサイズを選ぶ際は、部屋の大きさや用途ごとに選ぶ必要があります。まずは、部屋の大きさごとに最適なラグのサイズを表にまとめてみました。 部屋の大きさ 最適なラグの大きさ 4.5畳間 約100cm×150cm 6畳間 約130cm×185cm 8畳間 約150cm×200cm 10畳間 約200cm×200cm約200cm×250cm また部屋の大きさだけでなく、部屋の用途ごとにも最適なラグの大きさがあります。リビングにラグを敷く場合は、ソファのサイズを基準に選ぶのがおすすめです。ソファの足元からテーブルまわりまでカバーできるサイズが丁度良い大きさになります。 ダイニングにラグを敷く場合は、ダイニングテーブルを基準に大きさを考えるとよいでしょう。テーブル下と足元をカバーできるサイズを選べば、食べこぼしによる床の汚れや足元のクッションとなってくれます。 また椅子を引き出す際の傷を防止したい場合は、テーブルから約60~75cmは余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。 寝室にラグを敷く場合は、ベッドを基準にサイズを考える必要があります。ラグの大きさは、ベッド周りやドレッサー前までカバーできるサイズが最適です。ベッド下にラグがあれば、冬の床の冷たさや夏の床のべたつきを防いでくれるでしょう。 ラグの素材ごとの特徴を理解して選ぶ ラグ選びに失敗しないためには、素材ごとの特徴を理解して選ぶことが重要です。ラグには、さまざまな素材があってそれぞれ特徴が異なります。素材ごとの特徴は、以下の通りです。 ラグの素材 特徴 綿 吸水性・保温性・通気性に優れている。 麻・リネン 吸湿性に優れている。 ウール・毛 断熱性や吸湿性に優れている。 イ草 畳の原材料 吸放出性に優れている。 マイクロファイバー 吸水性や保温性に優れている。極細繊維でやさしい肌触りが特徴的。 塩化ビニル樹脂 防水性に優れている。 フィラメント 1本の長い繊維を糸にして使用している。遊び毛が出にくく、お手入れが簡単。 特に人気が高い素材は、ウール素材のラグです。ウール素材のラグは繊維の中に多くの空気を含んでいるため、断熱性に優れています。冬の冷たい床の冷気を防いでくれるため、快適に過ごせるでしょう。 また吸湿性にも優れているので、梅雨の時期でもベタベタする心配がありません。オールシーズン使用できることから、高い人気を得ています。 ラグの毛足の長さにもこだわる ラグの種類によっては、毛足の長さも異なります。毛足の長さが違うだけでも、お部屋の印象が大きく異なるため意識する必要があるでしょう。 毛足が長いラグは、高級感のある印象を演出してくれます。高級感のあるインテリアテイストにおすすめです。また温かみのある雰囲気も演出できるため、冬用のラグとして最適です。 一方で毛足の短いラグは、シンプルでカジュアルな印象があります。そのため、シンプルなインテリアテイストを目指している方におすすめです。 ラグの機能にもこだわる ラグは汚れることを前提に作られているため、さまざまな機能が備わったラグが多くあります。たとえばお部屋の湿度が高いと、ダニの増殖が気になります。しかし防ダニ機能付きのラグであれば、ダニの繁殖を防ぐのに効果的です。 またテーブル下は、食べこぼしによって菌の繁殖が活発になりやすい場所です。そのため抗菌機能付きのラグを選ぶことで、菌の増殖を抑制及び阻害する効果が期待できます。 他にもさまざまな機能があるため、以下の表にまとめてみました。 ラグの機能 効果 防炎機能 燃えにくくなるため、喫煙者におすすめ。 防音・遮音機能 音の吸収や遮断の効果が期待できる。 はっ水機能 水をはじくため、飲み物をこぼしても拭き取りやすい。 消臭・抗菌防臭機能 汗や雑菌の臭いを消臭する効果が期待できる。 接触冷感機能 触れるとひんやりするので夏の季節におすすめ。 保温機能 一定の温度を保ってくれるため冬の季節におすすめ。 滑りにくい加工 滑りにくい効果が期待できるためラグのズレを防げる。 遊び毛防止機能 毛玉ができにくくお手入れが手軽になる。 上記の通りラグにはさまざまな機能があるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことで失敗せずに済みます。 5つのポイントを押さえて最適なラグの色を見つけよう ラグの色を選ぶ際は、5つのポイントがあります。特に床や家具は始めから設置されているため、ラグの色を合わせるケースが多いことでしょう。 また引っ越しを機会にコーディネートする場合は、コーディネート例やインテリアテイストを参考に色を選ぶのがおすすめです。今回紹介したポイントやインテリアの黄金配色を意識して、理想のコーディネートを実現させましょう。 イケヒコ・コーポレーションでは、さまざまなデザインのラグを用意しております。北欧風デザインからカジュアルなデザインなど豊富に取り揃えていますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。