カーペットの敷き方を解説!

カーペットの敷き方を解説!
カーペットは敷き方次第で部屋の印象が大きく変わります。 また、大きなカーペットをきれいに敷くには部屋や床を片付けるなど、ちょっとしたコツが必要です。 この記事では、敷き詰めの方法や、カーペットの敷き方の種類、部屋別の敷き方を解説します。

大きなカーペットをきれいに敷く方法

大きめカーペットのきれいな敷き方
部屋の広さに合った大きなカーペットを敷く方法を「敷き詰め」または、「ウォールトゥウォール」と呼びます。 カーペットがずれにくい、部屋が広い印象になる、防音・防寒効果が高まるなどのメリットがあります。 敷くには少し工夫が必要ですので、ここでは自分できれいに敷く方法を紹介します。

1. 部屋から物を出す

まずは、床にカーペットを敷ける状態に整えるため、部屋にある物はできるだけ外に出しましょう。 もし、大きな家具など、搬出が難しいものがあれば、壁側に寄せておきます。

2. 掃除機かけと水拭きで床を清掃する

大きなカーペットを一度敷くと、頻繁に床の掃除はできなくなります。 そのため、目に見えるゴミやホコリを掃除機で吸い取るだけでなく、水拭きもして一度清潔な状態に整えましょう。 ただし、床に水分が残っているとカビが生える原因となるため、しっかり乾かしてからカーペットを敷いていきます。

3. 部屋の角にカーペットをぴったり合わせる

カーペットの縦横を間違えないようにして、部屋の隅にぴったり合わせましょう。 ここでカーペットがずれると、後々まで影響するので、専用のテープなどで固定するとずれにくいです。

4. カーペットを広げ、寄せていた家具を乗せていく

カーペットを広げ、広げた部分に寄せていた家具も乗せていきます。 たるみや盛り上がりができないように、注意しながら進めましょう。

5. 部屋の残りの部分にカーペットを広げて完成

カーペットの最後の部分を部屋の隅まで広げれば完成です。 もしカーペットのサイズが余る、または足りないときは下記の方法で対処できます。
  • 裁断する
  • 内側に折りたたむ
  • 足りないサイズ分だけ発注する
ただし、これらの方法は手間がかかったり、見た目がきれいに仕上がらなかったりするので、事前に部屋の寸法を計り、大きさにあったカーペットを発注することが大切です。

重たい家具を無理なく移動させるコツ

大きなカーペットをきれいに敷く方法を解説
カーペットの「敷き詰め」で特に大変な作業が大型家具の移動です。 個人で移動させるには下記のような方法があります。
  • 本棚などは中身を全部出してから移動する
  • 付属品のある家具は、できるだけ取り外し本体を軽くする
  • 大型家具と床の間に段ボールや毛布を挟み滑らせる
  • 家具移動用のジャッキを購入し利用する
ただし、これらの方法も間違えると床や壁に傷がついたり、移動中にケガをしたりする可能性もあります。 もし、大型家具の移動が難しいときや、そもそも敷き詰め自体が困難な場合は、無理せず専門業者への依頼も検討しましょう。

カーペットのおしゃれな敷き方5選

大きなカーペットをきれいに敷く方法を解説
以上のように、大きなカーペットを個人で敷くのが難しい場合は、小さなカーペットをつなぎ合わせるのもおすすめです。 簡単にできる、おしゃれな敷き方を5つ紹介します。

1. 中敷き(センター敷き)

部屋の中央に、床面積よりも1~2まわり程度小さいカーペットを敷く方法です。 床材が見えることで、色合いや材質の違いがアクセントになります。 また、「敷き詰め」よりも敷き方が簡単なので、手軽にカーペットの良さを活かせる点もメリットです。 カーペットがズレないように、裏面に固定テープをつけてもよいでしょう。

2. ピース敷き

センター敷きに使うよりも、もっと小さなカーペットをテーブルの下やベッドサイドのみに敷くやり方です。 部屋のアクセントとしてカーペットを取り入れやすく、小型なので色柄も豊富に選べます。また、価格を抑えられる点もメリットです。 敷き替えがしやすいので、季節に合わせて取り換えるのもおすすめです。

3. 重ね敷き

「敷き詰め」の上に「ピース敷き」のカーペットを重ねる方法で、二重にすることで豪華さも演出できます。 また、実用的な面としては防音や防寒効果が高まります。 しかし、選ぶ素材によっては段差が大きくなったり、滑りやすかったりするため、足を取られないように注意しましょう。

4. ランナー敷き

通路や階段など、人が通る部分にのみカーペットを敷く方法です。 細長いカーペットはランナーサイズなどとも呼ばれています。 廊下や階段の滑り止めとして利用できる以外にも、撥水加工のものをキッチンマットのように使うこともできます。

5. タイルカーペットを交互に敷く

正方形(一辺が40cm程度)のタイルカーペットなら、さらに自由な敷き方が可能です。 配色も、単色ではなく同系色の3色を組み合わせたり、白をベースにアクセントカラーを取り入れたりすれば、よりおしゃれな雰囲気を楽しめます。 また、パーツ自体が小さいため、「敷き詰め」が難しい部屋でも取り入れやすいです。

【部屋別】カーペットを活かす上手な敷き方

大きなカーペットをきれいに敷く方法を解説
カーペットは、おしゃれなだけでなく下記のようにさまざまな効果があります。
  • 防音性が高く下の階に音を響かせない
  • 保温性が高く冬は暖かい
  • クッション性があり体に優しい
  • 素材によっては肌ざわりも楽しめる
そのため、部屋に合った方法でカーペットを敷けば、より快適な室内作りにも役立ちます。

リビング・ダイニング

リビングやダイニングでは、テーブルの高さに合わせてカーペットの大きさを変えるとよいでしょう。 ハイテーブルで椅子に座ることが多いなら、足元部分のピース敷が、床の傷防止や冷え対策に役立ちます。 テーブルがロータイプで床に座ることが多いなら、センター敷きのように広範囲にカーペットを敷くと、床でも足や腰を痛めず快適に過ごせます。

寝室

ベッド下にカーペットを敷けばおしゃれなだけでなく、床の傷つき防止やホコリが舞い上がるのを防いでくれます。 また、ベッド横や机の下などにワンポイントとして敷くと、ホテルのような雰囲気が演出できます。

子供部屋

子供部屋では、カーペットを部屋全体に敷き、床の傷つき防止や騒音対策に役立てましょう。 また、食べ物や飲み物で汚すことを考え、取り換えやすいタイルカーペットや、掃除しやすい撥水加工のものを敷くのもおすすめです。

キッチン

キッチンのカーペットは、床が汚れるのを防ぎ、足元の冷え防止に役立ちます。 常に清潔を保ちたい部分のため、丸洗いできる他、抗菌・防臭加工のものがおすすめです。

玄関

玄関マットには、外のホコリを室内に持ち込まない、腰をおろして靴を履くときクッション性と保温性があり体に優しいというメリットがあります。 玄関は来客が最初に目にする“家の顔”とも呼べる部分のため、お気に入りのカーペットを選んで敷くといいでしょう。 また、毎日足が触れるもののため、抗菌・防臭・消臭機能のあるものがおすすめです。

カーペットの敷き方を知って、素敵な部屋を作ろう!

大きなカーペットをきれいに敷く方法を解説
カーペットは色や柄だけでなく、敷き方でも部屋の印象を大きく変えるものです。 また、防音や保温など、欲しい効果に合わせて部屋での敷き方を変えてもよいでしょう。 株式会社イケヒコ・コーポレーションの公式通販サイトでは、防音・抗菌・消臭など、ニーズに合わせたさまざまな機能のカーペットを取り扱っています。 カラーバリエーションやサイズも豊富にご用意していますので、お部屋の模様替えを検討中なら、ぜひ一度、公式通販サイトをご覧ください。