カーペットの製法と機能について 更新日: 2022-03-25 投稿日: 2021-10-06 ラグ・カーペット暮らしの知恵 目次1 カーペットの製法と機能について2 カーペットの製法2.1 平織り2.2 タフテッド2.3 ウィルトン織り2.4 ジャガード織り2.5 ゴブラン織り2.6 手織り3 カーペットが持つ機能とは?3.1 防音・遮音3.2 衝撃吸収3.3 ダストキャッチ効果3.4 傷の防止3.5 保温効果4 カーペットを敷いて快適にお部屋で過ごそう カーペットの製法と機能について カーペットを購入するときに◯◯織りと書かれている表示を目にしたことがある方もいるでしょう。カーペットは見た目や手触りで選びがちですが、いくつかの製法があり製法によって手触りや風合いが変わってきます。 そこで今回はカーペットの製法を種類別にまとめました。カーペットが持つ機能やテクスチャー、素材・デザインの違いも紹介しますので、カーペット選びをする際の参考にしてみてください。 目次 カーペットの製法 カーペットが持つ機能とは? カーペットの製法 カーペットにはさまざまな製法があることはご存知でしょうか。カーペットはインテリアとして身近な存在ですが、製法の違いはあまり知られていません。 どんな製法があるのか、その特徴はなんなのかを紹介します。 平織り タフテッド ウィルトン織り ジャガード織り ゴブラン織り 手織り 平織り 平織りとは帆布などにも使われる織り方で、縦と横の糸を交互に交差させて織る製法です。シンプルな織り方ですが、通気性が良いカーペットが仕上がります。 通気性が良いため夏にも最適な製法で、遊び毛が出にくいのでお手入れも比較的簡単です。 タフテッド タフテッドとはベースとなっている生地にミシン針を使ってパイル地を植え付ける刺繍のような製法です。大量生産がしやすい製法のため、タフテッドで作られたカーペットはリーズナブルな商品が多く流通しています。 パイル地を植え付ける際、ベースとなる生地の裏には縫い目が出てしまいますが、裏側はゴムでコーティングし、その上から裏地を貼られます。裏側を美しく見せるだけでなく、この工程によってクッション性のあるカーペットが生まれるのです。 元々は無地が多かったタフテッドのカーペットですが、現在ではさまざまな柄のタフテッドが作られるようになっています。 ウィルトン織り イギリス・ウィルトン市で誕生したことによりその名がつけられたウィルトン織り。現在では機械で作れるため、多彩なデザインが作られています。パイルの密度が高く、丈夫なのが特徴です。 パイルの密度はノットという単位で表されますが、ノットの数値が高ければ高いほど高価になります。 柄物カーペットの伝統的な製法で、お部屋に高級感を与えてくれるカーペットです。無地でもパイルの長さを変えながら織ることで他のカーペットでは作れない風合いが生まれます。 ジャガード織り ジャガード織りは別名モケット織りと呼ばれ、ベルギーモケット・中国モケット・韓国モケットなどはジャガード織りを代表する織り方です。 ウィルトン織りとかなり似た織り方をしますが、使われている糸はジャガード織りの方が細いため、薄手に仕上がります。それでいて摩耗しづらい丈夫なカーペットになるので長期間愛用できます。 お手入れも簡単です。 ゴブラン織り フランスで生まれた製法であるゴブラン織り。元々はタペストリーの織り方として広がりました。 経糸は4色以上、緯糸は3色以上を使えるという特徴があるため、色鮮やかなカーペットが作れます。個性的なデザインも多く、インテリアの主役となるようなデザインもゴブラン織りのカーペットには多いです。 軽量で薄手なものが多く、カーペットを移動させる機会が多い場所に敷くのにも適しています。 手織り 手織りはその名の通り、完全ハンドメイドで作られるカーペットです。代表的には超高級絨毯として知られる「ペルシャギャッベ」などがあります。 ハンドフックと言って、フックガンという機械を使ってパイルを埋め込むタイプの「フックド」というカーペットも、手織りに分類されます。機械化が進む現代で、希少なカーペットと言えるでしょう。 カーペットが持つ機能とは? カーペットはお部屋の印象を作る見た目としてのインテリアだけでなく、さまざまな機能を持っています。またその機能をより高めるために、特殊な加工が施されているものも多いです。 どのような機能があるか知っておきましょう。 防音・遮音 衝撃吸収 ダストキャッチ効果 傷の防止 保温効果 防音・遮音 製法にもよりますが、カーペットには厚みがあるため階下への足音や生活音による騒音を防ぐ効果があります。 厚みがあるほど遮音性が高い傾向にありますが、最近は遮音性能を高めた特殊なカーペットも人気です。 衝撃吸収 カーペットを敷くことで床にクッション性が出ます。そのため万が一転倒した時でも、怪我をしにくくなる効果があるため、お子さんや高齢者の方がいるご家庭にはおすすめです。 ダストキャッチ効果 カーペット敷くと、空気中のほこりなどを繊維が吸着してくれるため空気中に舞うほこりの量が減ります。ほこりが溜まるのでこまめなお掃除が必要です。 傷の防止 フローリングで生活していると、気づかないうちに傷ができてしまうことがありますよね。カーペットを敷いておけば、傷から床を守ってくれるのでいつまでも綺麗な床をキープできます。 賃貸物件にお住まいの方も、カーペットを敷いておけば退去時も安心です。 保温効果 カーペットがあるだけで、床に保温効果が生まれます。床は思っている以上に冷えやすいです。冬の外気で冷えてしまうのはもちろんですが、夏場もエアコンの影響で床が冷えてしまいます。 特に床で1日の大半を過ごす赤ちゃんがいる場合は、カーペットがあると安心です。 カーペットを敷いて快適にお部屋で過ごそう カーペットは製法によって手触りや風合いが異なります。面積が大きいこともありカーペット次第でお部屋の印象が大きく変わりますので、いろいろなカーペットを見てお部屋のイメージに最適なものを選びたいですよね。 イケヒコ・コーポレーションオンラインショップでは、見た目もおしゃれで機能的にも優れたカーペットを多数取り扱っています。デザインも豊富に取り揃えていますので、ぜひホームページをご覧ください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: カーペットのテクスチャーと素材・デザイン 部屋の模様替えにおすすめのインテリア ラグやカーペットのダニ対策。効果的なダニの駆除の仕方について。ラグ カーペットのダニはこうやって退治しよう こたつ敷き布団(ラグ)を敷いて保温性UP!メリット・選び方のポイントを徹底解説
目次1 カーペットの製法と機能について2 カーペットの製法2.1 平織り2.2 タフテッド2.3 ウィルトン織り2.4 ジャガード織り2.5 ゴブラン織り2.6 手織り3 カーペットが持つ機能とは?3.1 防音・遮音3.2 衝撃吸収3.3 ダストキャッチ効果3.4 傷の防止3.5 保温効果4 カーペットを敷いて快適にお部屋で過ごそう カーペットの製法と機能について カーペットを購入するときに◯◯織りと書かれている表示を目にしたことがある方もいるでしょう。カーペットは見た目や手触りで選びがちですが、いくつかの製法があり製法によって手触りや風合いが変わってきます。 そこで今回はカーペットの製法を種類別にまとめました。カーペットが持つ機能やテクスチャー、素材・デザインの違いも紹介しますので、カーペット選びをする際の参考にしてみてください。 目次 カーペットの製法 カーペットが持つ機能とは? カーペットの製法 カーペットにはさまざまな製法があることはご存知でしょうか。カーペットはインテリアとして身近な存在ですが、製法の違いはあまり知られていません。 どんな製法があるのか、その特徴はなんなのかを紹介します。 平織り タフテッド ウィルトン織り ジャガード織り ゴブラン織り 手織り 平織り 平織りとは帆布などにも使われる織り方で、縦と横の糸を交互に交差させて織る製法です。シンプルな織り方ですが、通気性が良いカーペットが仕上がります。 通気性が良いため夏にも最適な製法で、遊び毛が出にくいのでお手入れも比較的簡単です。 タフテッド タフテッドとはベースとなっている生地にミシン針を使ってパイル地を植え付ける刺繍のような製法です。大量生産がしやすい製法のため、タフテッドで作られたカーペットはリーズナブルな商品が多く流通しています。 パイル地を植え付ける際、ベースとなる生地の裏には縫い目が出てしまいますが、裏側はゴムでコーティングし、その上から裏地を貼られます。裏側を美しく見せるだけでなく、この工程によってクッション性のあるカーペットが生まれるのです。 元々は無地が多かったタフテッドのカーペットですが、現在ではさまざまな柄のタフテッドが作られるようになっています。 ウィルトン織り イギリス・ウィルトン市で誕生したことによりその名がつけられたウィルトン織り。現在では機械で作れるため、多彩なデザインが作られています。パイルの密度が高く、丈夫なのが特徴です。 パイルの密度はノットという単位で表されますが、ノットの数値が高ければ高いほど高価になります。 柄物カーペットの伝統的な製法で、お部屋に高級感を与えてくれるカーペットです。無地でもパイルの長さを変えながら織ることで他のカーペットでは作れない風合いが生まれます。 ジャガード織り ジャガード織りは別名モケット織りと呼ばれ、ベルギーモケット・中国モケット・韓国モケットなどはジャガード織りを代表する織り方です。 ウィルトン織りとかなり似た織り方をしますが、使われている糸はジャガード織りの方が細いため、薄手に仕上がります。それでいて摩耗しづらい丈夫なカーペットになるので長期間愛用できます。 お手入れも簡単です。 ゴブラン織り フランスで生まれた製法であるゴブラン織り。元々はタペストリーの織り方として広がりました。 経糸は4色以上、緯糸は3色以上を使えるという特徴があるため、色鮮やかなカーペットが作れます。個性的なデザインも多く、インテリアの主役となるようなデザインもゴブラン織りのカーペットには多いです。 軽量で薄手なものが多く、カーペットを移動させる機会が多い場所に敷くのにも適しています。 手織り 手織りはその名の通り、完全ハンドメイドで作られるカーペットです。代表的には超高級絨毯として知られる「ペルシャギャッベ」などがあります。 ハンドフックと言って、フックガンという機械を使ってパイルを埋め込むタイプの「フックド」というカーペットも、手織りに分類されます。機械化が進む現代で、希少なカーペットと言えるでしょう。 カーペットが持つ機能とは? カーペットはお部屋の印象を作る見た目としてのインテリアだけでなく、さまざまな機能を持っています。またその機能をより高めるために、特殊な加工が施されているものも多いです。 どのような機能があるか知っておきましょう。 防音・遮音 衝撃吸収 ダストキャッチ効果 傷の防止 保温効果 防音・遮音 製法にもよりますが、カーペットには厚みがあるため階下への足音や生活音による騒音を防ぐ効果があります。 厚みがあるほど遮音性が高い傾向にありますが、最近は遮音性能を高めた特殊なカーペットも人気です。 衝撃吸収 カーペットを敷くことで床にクッション性が出ます。そのため万が一転倒した時でも、怪我をしにくくなる効果があるため、お子さんや高齢者の方がいるご家庭にはおすすめです。 ダストキャッチ効果 カーペット敷くと、空気中のほこりなどを繊維が吸着してくれるため空気中に舞うほこりの量が減ります。ほこりが溜まるのでこまめなお掃除が必要です。 傷の防止 フローリングで生活していると、気づかないうちに傷ができてしまうことがありますよね。カーペットを敷いておけば、傷から床を守ってくれるのでいつまでも綺麗な床をキープできます。 賃貸物件にお住まいの方も、カーペットを敷いておけば退去時も安心です。 保温効果 カーペットがあるだけで、床に保温効果が生まれます。床は思っている以上に冷えやすいです。冬の外気で冷えてしまうのはもちろんですが、夏場もエアコンの影響で床が冷えてしまいます。 特に床で1日の大半を過ごす赤ちゃんがいる場合は、カーペットがあると安心です。 カーペットを敷いて快適にお部屋で過ごそう カーペットは製法によって手触りや風合いが異なります。面積が大きいこともありカーペット次第でお部屋の印象が大きく変わりますので、いろいろなカーペットを見てお部屋のイメージに最適なものを選びたいですよね。 イケヒコ・コーポレーションオンラインショップでは、見た目もおしゃれで機能的にも優れたカーペットを多数取り扱っています。デザインも豊富に取り揃えていますので、ぜひホームページをご覧ください。