フローリングの傷防止。おすすめの方法をご紹介 投稿日: 2022-06-21 お手入れ暮らしの知恵 「模様替えで家具を動かしたら、フローリングにキズが!」そんな経験はありませんか。傷は一度ついたら消すことが困難です。 新築のまっさらな床は傷つけたくないもの。賃貸物件においては床の傷が思わぬトラブルに繋がってしまう場合もあります。 フローリングが傷つく前に原因を知り、対策しておきましょう。 当記事では、フローリングに傷がついてしまう原因を詳しく解説。さらに、効果的な予防策を合わせてお伝えします。 「しまった!」とならないうちに、フローリングの傷対策をしておきましょう。 目次1 フローリングが傷つく原因2 フローリングの傷防止対策2.1 ラグ・カーペットやマットを敷く2.2 椅子やテーブルの脚にカバーをつける2.3 脚の裏にクッションフェルトを張り付ける2.4 ワックスを塗る3 まとめ フローリングが傷つく原因 まずはフローリングの構造を知っておきましょう。 フローリングには無垢材のみの「単層フローリング」と下地の板に薄い木材を張り合わせた「複合フローリング」があります。 後者の場合は表面が薄いため傷つきやすく、とくに注意が必要です。 フローリングに傷がつく原因としては次のようなケースが考えられます。 重たいものや、先の尖った物を落とす 重たい家具を引きずって動かす イス脚やキャスターによる細かい傷の蓄積 ペットのひっかき傷 子供がおもちゃを床に引きずる 「包丁をうっかり落としてしまった!」このような不注意が傷の原因になってしまいます。 気をつけていても、生活している以上絶対に物を落とさないようにするのは困難です。 尖ったものだけでなく、重たいものを落とせば凹みができてしまうでしょう。 工具を使う作業スペースや刃物をつかうキッチンは、とくに傷ができやすいのでご注意ください。 また、模様替えや引っ越しで重たい家具を引きずってしまい、引きずった跡が残ってしまうことも。 家具を動かすときはダンボールをかませるなど、細心の注意が必要です。 イスの出し入れなどの一度では気にならない細かい傷も、蓄積して数年経ってから目立ってくることがあります。 擦れた床は白っぽくなってしまうことも。傷が目に見えなくても家具が頻繁にこすれる場所には対策が必要です。 ペットがいる場合は、ペットが引っかいて傷を作ってしまう場合があります。 ペットのいる場所にはあらかじめ傷対策をしておくと安心です。 お子様が遊びながら、おもちゃを引きずって床を傷つけてしまうこともあります。 ベビーカータイプのおもちゃや、乗って遊ぶ車タイプのおもちゃ、手押し車などはフローリングが傷つきやすいのでご注意ください。 子供が遊ぶスペースには、ケガ防止のためにもあらかじめマットを敷いておくといいでしょう。 フローリングの傷防止対策 一度ついてしまった傷は目立たないようにすることができても、完全に消すことはできません。 賃貸物件においては、退居費用の増額やトラブルに繋がることもあります。 当記事でおすすめするフローリングの傷防止対策は次の4つです。 ラグ・カーペットやマットを敷く 椅子やテーブルの脚にカバーをつける 脚の裏にクッションフェルトを張り付ける ワックスを塗る それぞれの対策を詳しく解説します。 ラグ・カーペットやマットを敷く ピアノやチェストなどの重たいものを置くときは、あらかじめラグ・カーペットを敷いておきましょう。 ラグがフローリングを保護してくれますよ。 人が頻繁につかうスペースにもラグがあれば安心。次のような場所には、ラグ・カーペットを敷いておくのがおすすめです。 ダイニングテーブルの下 リビングのソファー下 子供やペットが使うプレイスペース 工具を使う作業スペース 刃物をつかうキッチン ラグがあれば傷の防止になるだけでなく、居心地のよい空間を作ることができます。 イスをひいたときの「ギギギー」という不快な音も軽減してくれますよダイニングチェアなどの頻繁に動かす家具の下に敷くときは「滑り止め」のついたラグを選びましょう。 滑りやすいラグを敷いてしまうと、椅子を動かすたびにラグがずれてストレスを感じることもあります。 厚みのあるしっかりしたラグ・カーペットを選べば、ズレやめくれを軽減することが可能です。 購入した後でラグのずれやめくれが気になったら、滑り止めマットを使いましょう。 ラグと床の間に「滑り止めマット」を敷くことで滑りにくくすることができますよ。 床暖房を使用する際は対応したラグ・カーペットを敷いてください。 対応していないラグを敷いてしまうと、熱が伝わらないだけでなく、床を痛める原因になります。 椅子やテーブルの脚にカバーをつける ラグ・カーペットを敷きたくない場合は、椅子やテーブルの脚にカバーをつけて床を保護しましょう。 カバーはかならず脚の形状に合わせて選んでください。サイズや形が合っていないと、外れやすいことがあります。 外れたカバーを頻繁に直すのはストレスになりかねません。 脚のサイズを測って対応したカバーを選ぶのがポイントです。 とくに、先が細くなった脚はカバーがとれやすいのでご注意ください。 イス脚カバーには床の保護だけでなく、次のようなメリットがあります。 音を軽減する 家具の滑りをなめらかにする 「マンションで階下に音が響くのが気になる」そんな方は脚カバーを検討してみてはいかがでしょうか。 素材は、シリコン、フェルト、布、ポリエステル、ゴムなど様々な種類が販売されています。 中でも床の保護に最適なのはフェルトや布素材です。 細かな傷からも床を保護してくれますよ。 ホームセンターなどでたくさんの種類が販売されてるので、ぴったりのものを選んでください。 脚の裏にクッションフェルトを張り付ける 市販のカバーが合わない 外れたカバーを直すのが面倒くさい そのような場合は、貼りつけるタイプのクッションフェルトがおすすめです。 貼りつけるタイプなら、外れる心配をせずに使用することができますよ。 クッションフェルトは好きな形にカットして使用できるので、特殊な形状の脚にも使用可能です。 脚の先が細くなったカバーを使いにくいタイプの脚にもおすすめできます。 ただし、長く使用すると摩耗するのでご注意ください。 テープの粘着が弱まれば、剥がれてしまうこともあります。 「気づいたらフェルトがなくなっていた!」ということも。定期的にチェックして、薄くなったら張り替えましょう。 ワックスを塗る フローリングの美しさを楽しみたい ラグを敷かずに床を保護したい そのような場合は、ワックスを塗って床を直接保護しましょう。 完全に傷を防止するのは難しいですが、軽い傷であればワックスで防ぐことができます。 床を保護するためのワックスなら、耐久性のあるタイプがおすすめです。 ワックスは普段のお手入れで知らぬ間に剥がれていってしまうもの。なるべく効果が持続するタイプを選んでください。 ダイニングやキッチンなど、濡れやすい場所に塗る場合は耐水仕様のタイプを選びましょう。 ワックスは一定期間で効果がなくなってしまうため、定期的に塗って床を保護してください。 まとめ フローリングの傷対策についてまとめました。フローリングは一度傷つくと元に戻すのは困難です。 新築のキレイな床を傷つけたくない 賃貸物件でなるべく退居費用を安くしたい そんな時は、フローリングの傷対策をしておきましょう。 ラグやカーペットを敷くことで、フローリングを保護することができます。 家具の脚にカバーをしたり、フェルトを貼ったりするのも有効です。 床の美しさを楽しみたい方には、ワックスを塗るのがおすすめですよ。 あなたにピッタリの傷対策で、床を保護して快適に暮らしましょう。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) ものづくりラボ-room2- カラフルブロック新色考案 第5回ミーティング イベントレポート - 2024.07.30 ものづくりラボ-room2- カラフルブロック新色考案 第4回ミーティング イベントレポート - 2024.06.27 ものづくりラボ-room2- カラフルブロック新色考案 第3回ミーティング イベントレポート - 2024.06.14 関連記事: マットレス・ベッドサイズの選び方 洗濯できない、洗えないラグ・カーペットのお手入れ方法 カーペットの敷き方を解説! 枕のダニ退治方法
「模様替えで家具を動かしたら、フローリングにキズが!」そんな経験はありませんか。傷は一度ついたら消すことが困難です。 新築のまっさらな床は傷つけたくないもの。賃貸物件においては床の傷が思わぬトラブルに繋がってしまう場合もあります。 フローリングが傷つく前に原因を知り、対策しておきましょう。 当記事では、フローリングに傷がついてしまう原因を詳しく解説。さらに、効果的な予防策を合わせてお伝えします。 「しまった!」とならないうちに、フローリングの傷対策をしておきましょう。 目次1 フローリングが傷つく原因2 フローリングの傷防止対策2.1 ラグ・カーペットやマットを敷く2.2 椅子やテーブルの脚にカバーをつける2.3 脚の裏にクッションフェルトを張り付ける2.4 ワックスを塗る3 まとめ フローリングが傷つく原因 まずはフローリングの構造を知っておきましょう。 フローリングには無垢材のみの「単層フローリング」と下地の板に薄い木材を張り合わせた「複合フローリング」があります。 後者の場合は表面が薄いため傷つきやすく、とくに注意が必要です。 フローリングに傷がつく原因としては次のようなケースが考えられます。 重たいものや、先の尖った物を落とす 重たい家具を引きずって動かす イス脚やキャスターによる細かい傷の蓄積 ペットのひっかき傷 子供がおもちゃを床に引きずる 「包丁をうっかり落としてしまった!」このような不注意が傷の原因になってしまいます。 気をつけていても、生活している以上絶対に物を落とさないようにするのは困難です。 尖ったものだけでなく、重たいものを落とせば凹みができてしまうでしょう。 工具を使う作業スペースや刃物をつかうキッチンは、とくに傷ができやすいのでご注意ください。 また、模様替えや引っ越しで重たい家具を引きずってしまい、引きずった跡が残ってしまうことも。 家具を動かすときはダンボールをかませるなど、細心の注意が必要です。 イスの出し入れなどの一度では気にならない細かい傷も、蓄積して数年経ってから目立ってくることがあります。 擦れた床は白っぽくなってしまうことも。傷が目に見えなくても家具が頻繁にこすれる場所には対策が必要です。 ペットがいる場合は、ペットが引っかいて傷を作ってしまう場合があります。 ペットのいる場所にはあらかじめ傷対策をしておくと安心です。 お子様が遊びながら、おもちゃを引きずって床を傷つけてしまうこともあります。 ベビーカータイプのおもちゃや、乗って遊ぶ車タイプのおもちゃ、手押し車などはフローリングが傷つきやすいのでご注意ください。 子供が遊ぶスペースには、ケガ防止のためにもあらかじめマットを敷いておくといいでしょう。 フローリングの傷防止対策 一度ついてしまった傷は目立たないようにすることができても、完全に消すことはできません。 賃貸物件においては、退居費用の増額やトラブルに繋がることもあります。 当記事でおすすめするフローリングの傷防止対策は次の4つです。 ラグ・カーペットやマットを敷く 椅子やテーブルの脚にカバーをつける 脚の裏にクッションフェルトを張り付ける ワックスを塗る それぞれの対策を詳しく解説します。 ラグ・カーペットやマットを敷く ピアノやチェストなどの重たいものを置くときは、あらかじめラグ・カーペットを敷いておきましょう。 ラグがフローリングを保護してくれますよ。 人が頻繁につかうスペースにもラグがあれば安心。次のような場所には、ラグ・カーペットを敷いておくのがおすすめです。 ダイニングテーブルの下 リビングのソファー下 子供やペットが使うプレイスペース 工具を使う作業スペース 刃物をつかうキッチン ラグがあれば傷の防止になるだけでなく、居心地のよい空間を作ることができます。 イスをひいたときの「ギギギー」という不快な音も軽減してくれますよダイニングチェアなどの頻繁に動かす家具の下に敷くときは「滑り止め」のついたラグを選びましょう。 滑りやすいラグを敷いてしまうと、椅子を動かすたびにラグがずれてストレスを感じることもあります。 厚みのあるしっかりしたラグ・カーペットを選べば、ズレやめくれを軽減することが可能です。 購入した後でラグのずれやめくれが気になったら、滑り止めマットを使いましょう。 ラグと床の間に「滑り止めマット」を敷くことで滑りにくくすることができますよ。 床暖房を使用する際は対応したラグ・カーペットを敷いてください。 対応していないラグを敷いてしまうと、熱が伝わらないだけでなく、床を痛める原因になります。 椅子やテーブルの脚にカバーをつける ラグ・カーペットを敷きたくない場合は、椅子やテーブルの脚にカバーをつけて床を保護しましょう。 カバーはかならず脚の形状に合わせて選んでください。サイズや形が合っていないと、外れやすいことがあります。 外れたカバーを頻繁に直すのはストレスになりかねません。 脚のサイズを測って対応したカバーを選ぶのがポイントです。 とくに、先が細くなった脚はカバーがとれやすいのでご注意ください。 イス脚カバーには床の保護だけでなく、次のようなメリットがあります。 音を軽減する 家具の滑りをなめらかにする 「マンションで階下に音が響くのが気になる」そんな方は脚カバーを検討してみてはいかがでしょうか。 素材は、シリコン、フェルト、布、ポリエステル、ゴムなど様々な種類が販売されています。 中でも床の保護に最適なのはフェルトや布素材です。 細かな傷からも床を保護してくれますよ。 ホームセンターなどでたくさんの種類が販売されてるので、ぴったりのものを選んでください。 脚の裏にクッションフェルトを張り付ける 市販のカバーが合わない 外れたカバーを直すのが面倒くさい そのような場合は、貼りつけるタイプのクッションフェルトがおすすめです。 貼りつけるタイプなら、外れる心配をせずに使用することができますよ。 クッションフェルトは好きな形にカットして使用できるので、特殊な形状の脚にも使用可能です。 脚の先が細くなったカバーを使いにくいタイプの脚にもおすすめできます。 ただし、長く使用すると摩耗するのでご注意ください。 テープの粘着が弱まれば、剥がれてしまうこともあります。 「気づいたらフェルトがなくなっていた!」ということも。定期的にチェックして、薄くなったら張り替えましょう。 ワックスを塗る フローリングの美しさを楽しみたい ラグを敷かずに床を保護したい そのような場合は、ワックスを塗って床を直接保護しましょう。 完全に傷を防止するのは難しいですが、軽い傷であればワックスで防ぐことができます。 床を保護するためのワックスなら、耐久性のあるタイプがおすすめです。 ワックスは普段のお手入れで知らぬ間に剥がれていってしまうもの。なるべく効果が持続するタイプを選んでください。 ダイニングやキッチンなど、濡れやすい場所に塗る場合は耐水仕様のタイプを選びましょう。 ワックスは一定期間で効果がなくなってしまうため、定期的に塗って床を保護してください。 まとめ フローリングの傷対策についてまとめました。フローリングは一度傷つくと元に戻すのは困難です。 新築のキレイな床を傷つけたくない 賃貸物件でなるべく退居費用を安くしたい そんな時は、フローリングの傷対策をしておきましょう。 ラグやカーペットを敷くことで、フローリングを保護することができます。 家具の脚にカバーをしたり、フェルトを貼ったりするのも有効です。 床の美しさを楽しみたい方には、ワックスを塗るのがおすすめですよ。 あなたにピッタリの傷対策で、床を保護して快適に暮らしましょう。