カーテン

既製カーテンとは、決められたサイズの中から、窓に合うものを選ぶタイプのカーテンです。 サイズがある程度絞られているため、選ぶ際は窓の寸法を事前に測ることが、失敗防止に役立ちます。
この記事では、窓の別の既製カーテンのサイズと、窓の測り方を解説します。

既製カーテンは決まったサイズから窓に合うものを選ぼう!

既製カーテンのサイズ展開

既製カーテンは、一般的な窓に合うように作られているため、サイズ展開も絞られています。まずは窓の種類別に、既製カーテンの一般的なサイズを理解しましょう。

既製カーテンに多い3種類のサイズ

まずは、既製カーテンに多い3つのサイズを紹介します。

  • ・幅100cm×丈135cm:腰窓
  • ・幅100cm×丈178cm:掃き出し窓
  • ・幅100cm×丈200cm:掃き出し窓(ロング)

以上のようにお店でよく見るサイズも、実はそれぞれ適した窓があります。
次からは、さらに細かく、窓の種類別に適した既製サイズを紹介します。

腰窓

腰窓は腰高窓ともいい、大人の腰くらいの高さにある窓です。壁の中央にあることが多く、家具が配置しやすい設計です。
腰窓に合うカーテンの既製サイズは以下の通りです。

  • ・幅100cm×丈110cm
  • ・幅100cm×丈135cm

特に「幅100×丈135cm」が商品の品揃えも多く、極端に長くなったり、短くなったりしないサイズです。

掃き出し窓

掃き出し窓はベランダや庭などに通じる引き戸式の窓です。床から天井まで窓が広がっているため、人が出入りする部分で使われることが多いです。 日光を室内に取り入れやすい一方、カーテンサイズが短いと、冷気が入り込む原因にもなるため注意しましょう。
掃き出し窓に合うカーテンの既製サイズは以下の通りです。

  • ・幅100cm×丈178cm
  • ・幅100cm×丈200cm
  • ・幅100cm×丈230cm

床までぴったりカーテンを取り付けたいときは、丈200cm以上のロングサイズを選ぶとよいでしょう。
なお、あえて丈を長くしてカーテンが床に溜まるようにする方法を「ブレイク・スタイル」といいます。窓際に優雅さや柔らかさを演出できる方法です。

出窓

出窓は窓が外側に張り出したタイプの窓で、壁の中央にあり、出幅は50cm未満が一般的です。カーテンの既製サイズは以下の通りです。

  • ・幅300cm×丈85cm
  • ・幅300cm×丈115cm
  • ・幅300cm×丈130cm

出窓の場合、既製カーテンでも丈の長さはさまざまな種類があります。台部分にインテリアを飾る、何も置かないかなど、使い方に合わせて、丈の長さを調節するためです。

カーテンサイズの測り方

次に、窓を実際に測ってカーテンサイズを決定します。

幅を測る

幅は“カーテンレール”を測って、決定します。 カーテンレールには以下の2種類があり、それぞれ測り方が異なるため、レールの種類を確認しましょう。

【機能レール】

機能レールは賃貸住宅などによく設置されているレールです。 片側に固定されたリング(ランナー)の中心部分からもう片方のリングの中心部分までの距離を測ります。

【装飾レール】

装飾レールは端に装飾用のキャップがついているレールです。 装飾キャップの付け根から、もう片方の付け根までの距離を測ります。

カーテンの幅を決める

窓の幅に合わせて実際に購入するカーテンの幅を決定します。 目安としては、採寸幅より5~10%(フラットカーテンは20~30%)程度、余裕を持たせると、「カーテンが短くて閉まらない」ということを防げます。
なおカーテンは開き方により、購入する際の幅の長さが異なるため注意しましょう。

【両開き】

両開きは2枚のカーテンを中央から開閉するタイプです。 決定した幅の1/2幅のカーテンを選びます。

【片開き】

片開きは窓の両端まで1枚のカーテンで覆い、片側から開閉するタイプです。 決定した幅どおりに選びます

丈を測る

窓のタイプ別に丈の長さを採寸します。採寸はカーテンレールの固定ランナーの下から、窓別に所定の場所までの長さを測ります。

  • ・腰窓:窓枠の下まで
  • ・掃き出し窓:床まで
  • ・出窓:窓台まで

カーテンの丈を決める

丈の長さに合わせて実際に購入するカーテンの丈を決定します。なお、窓が隠れる一般的な長さは以下の通りです。

【腰窓】

腰窓は採寸サイズに+15~20cmした長さを選びます。 このサイズだとカーテン下から日光が漏れません。

【掃き出し窓・出窓】

掃き出し窓・出窓は採寸サイズに-1~2cmした長さを選びます。 このサイズだとカーテンが床(窓台)に擦りません。
なお掃き出し窓や出窓は、雰囲気に合わせて丈の長さを調整しましょう。

フックの種類によって丈の長さが変わるため注意!

カーテンのフックには2つの種類があります。どちらのフックかにより、必要な丈の長さが変わってくることがあるため、購入前に確認しましょう。

【Aフック】

Aフックはカーテンレールが見えるタイプのフックです。 実際にカーテンをかけると、見た目は+1cm追加されます。

(例)丈200cmなら、201cm

【Bフック】

Bフックはカーテンレールが隠れるタイプのフックです。 実際にカーテンをかけると、見た目は+4cm追加されます。

(例)丈200cmなら、204cm

なおフックはアジャスターがついており、長さが微調整できるものが一般的です。

既製カーテンを選ぶときの注意点

最後に、既製カーテンを選ぶ際の注意点を解説します。

サイズ選びではカーテンレールの位置に注意

カーテンに必要な丈はカーテンレールの位置によって変わってきます。 そのため窓の形が同じでも、以前使っていたカーテンが引越し先でも使えるとは限りません。購入前に必ず採寸するようにしましょう。

フラットカーテンは幅サイズで印象が異なる

カーテンには、ひだのない「フラットカーテン」と、ひだのある「1.5倍ひだカーテン」「2倍ひだカーテン」などがあります。 特に、フラットカーテンは幅に余裕を持たせるかどうかで印象が大きく異なります。

採寸幅×10%

カーテンがまっすぐでスッキリとした印象になります。両開きの場合、隙間から日光が入る可能性があります。

採寸幅×30%

カーテンにウェーブがかかり、フラットカーテンと分かりにくいです。両開きの場合、隙間ができず、日光が差し込みません。

レースカーテンはカーテン丈-1cmのものを購入する

カーテンの後ろにレースカーテンを付けるときは、カーテン丈より1cm短いものを購入しましょう。少し短いことで、レースカーテンの裾が見えなくなります。

窓を測って、ぴったりの既製カーテンを選ぼう!

サイズが決まっている既製カーテンを選ぶときは、窓に合わせてカーテンサイズを測ることが、失敗を減らすポイントです。
まずは窓の種類と既製カーテンサイズを把握しておき、実際の窓のサイズを測ってからカーテンサイズを決めることをおすすめします。 カーテンレールの長さなども忘れずチェックしましょう。
また、カーテンは幅や丈によっても印象が変わります。基本のサイズをベースに自宅の雰囲気にあった長さのものを選びましょう。

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