理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと2つの注意点 投稿日: 2022-03-15 暮らしの知恵 目次1 理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと2つの注意点2 理想の家を建てるために必要なものは人生設計3 理想の家について考える際の基準3.1 性能について3.2 バリアフリー3.3 立地4 理想の家を建てる際に気をつけるべき注意点5 理想の家を建てるためには、理想の暮らしを考えて情報収集をすることが必要 理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと2つの注意点 家を建てることを決めた後は、どのような家にするのかについて考える必要があります。「理想の家を考える」と聞くと簡単なように感じますが、理想通りの家を建てることは想像以上に難しいものです。 他の人が建てた家を見て「とてもすてきだな。私もこんな家を建てたい」と思っても、いざ生活してみると、想像していたものと違ったと感じてしまうことは多いです。 理想の家を建てるためには、ただ見た目やあこがれだけで決めるのではなく、建てた家でどのような暮らしをするのかを考える必要があります。 この記事では、理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと、2つの注意点を紹介します。 理想の家を建てるために必要なものは人生設計 「理想のマイホームを建てるために重要なことは?」と聞かれたら、間取りや壁紙の色・キッチンなどの設備について考える人が多いかもしれません。 もちろん間取りや建てたい家のイメージを考えることは非常に重要ですが、後悔しない家を建てるために最も重要なポイントは、人生設計をすることです。 家は生活の中心となる場所なので、人生設計を無視した家を建ててしまうと、後から「なんだか使い勝手が悪い」と感じたり、追加工事が必要になったりする可能性が非常に高くなります。 人生設計と聞くと難しく感じてしまうかも知れませんが、ここで言う人生設計とは、将来どのような暮らしをするかを考えることだと思ってください。 ガーデニングが趣味だから庭にはたくさんの植物を植えたいと思えば、ある程度の広さを持つ庭がある家が必要ですし、子どもを2人欲しい場合は、子ども部屋の数や間取りについても検討する必要があります。 また既に小さな子がいる場合は、子どもを育てやすい地域かどうかや、学校への通いやすさを検討して土地を選ぶことも重要です。 「自分がこの先どのような暮らしをしたいのか」を中心に考えると、段々と自分の住みたい家の形が明確になってくるでしょう。 具体的には、以下のような点を考えてみると理想の形を把握しやすくなります。 【家を建てる際に重視すべきポイント】 子どもの人数 趣味のスペースの有無(道具の収納場所や練習スペースなど) 職場や学校までの通いやすさ 両親と暮らすか 家から見える景色や周囲の環境(海が見える家・買い物がしやすいなど) どの点を重視した生活がしたいか(子育て・快適性・治安など) 休日の過ごし方 理想の家について考える際の基準 ぼんやりと理想の家の形が分かってきたら、どのような家を建てるのかをより具体的に考えていきましょう。 建築後に後悔しないためには、検討段階で家族の理想の形をできるだけ書き出しておくことが重要です。 ここでは、性能・バリアフリー・立地についてそれぞれの注目ポイントを紹介します。 性能について 快適に暮らすためには、ある程度性能のよい家を建てることが重要です。どのような家がよいかまだはっきりとしない場合は、まずは性能や空間設計について考えてみましょう。 例えば、以下のような点について考えると理想の形が見えやすくなってきます。 【性能や空間設計についての例】 防犯対策がしっかりとした家がよい 収納スペースが多く欲しい 天然素材を多く使用したナチュラルな空間がよい 寒い地域なので断熱性が高い家がよい 天井を高くしてすっきりとさせたい 性能を追求しすぎると多くのお金がかかってしまいますが、価格が低すぎる家を選ぶと性能が悪く住みにくいと感じてしまう原因となります。複数の条件が出てきた場合は、家族で話し合って優先順位を決めることが重要です。 バリアフリー バリアフリーは、家を建てる際にできるだけ取り入れたいポイントの1つです。若い頃はあまり関係ないため、必要ないと考えてしまう人は多いです。しかし家族の誰かがケガをして車椅子を利用することになったり、高齢の両親と一緒に住むことになったりした場合は、たった数センチの段差でも不便を感じる原因になります。 もしバリアフリーではなかった場合は、玄関の段差につまずき転倒してしまうかもしれませんし、お風呂場に手すりがないことで、入浴中に滑って身体を打つ可能性も非常に高いです。また今は必要ないと思っても、自分たちが年をとった際にバリアフリーが役立つこともあります。段差は可能な限り少なくし、玄関にはスロープなどをつけておくと安心です。 立地 また、立地環境についても考える必要があります。立地は建てた家で生活をする上で、大変重要なポイントです。建物自体は理想通りのものでも、環境が悪いと生活がしづらいと感じる原因となってしまいます。 例えば小さな子どもがいるのに近所に学校がほとんどなかったり、駅までがとても遠かったりすると、次第に不便を感じるようになります。また近くにスーパーなどの日用品を購入できる場所があるか、バス停や駅までの距離は遠すぎないかなどの点も、生活する上では大変重要です。 駅からすぐ近く・都市部が近いなど条件のよい土地は価格が高い傾向にありますので、予算の範囲内でどの点を優先するのかを考えてみてください。 理想の家を建てる際に気をつけるべき注意点 最後に、理想の家を建てる際に気をつけるべき2つの注意点を紹介します。 住宅ローンの返済金額や種類について考える 色々なモデルハウスに行き、マイホームでの暮らしを想像してみる まず気をつけたいことは、住宅ローンについてです。家を建てる際は、ほとんどの場合住宅ローンを利用することになります。家を建てることを決めた後は、間取りや設備など家本体のことだけに集中してしまいがちですが、理想のマイホームをなるべく早く建てるためには、家と合わせて住宅ローンについても考えておく必要があります。 いくらの家を購入して、月にいくら返済を行っていくのか。完済したときの年齢は何歳かなど、できるだけ細かい点まで決めておきましょう。 また色々なモデルハウスに足を運んでみることも重要です。近年はインターネットで様々な家を見ることができるので、イメージを膨らませやすいですが、実際に自分の目で見てみないと分からないことも多いです。 特に壁紙やドアなどの素材は触ってみることも重要なので、ただインターネットだけで情報を集めようとせず、積極的に展示会場へ行ってみるとよいでしょう。 複数の家を見るうちに自分の理想の形が分かってくることも多いので、気に入った点があればメモや写真に残しておくこともポイントです。 理想の家を建てるためには、理想の暮らしを考えて情報収集をすることが必要 この記事では、理想の家を建てるためのポイントと注意点について紹介しました。理想の家を建てるためには、ただ憧れの家を想像するのではなく、未来の生活についてじっくりと考える必要があります。 また値段だけに注目せずに、買い物のしやすさや、通勤の時間など実際に生活した場合の便利さについても考えることが重要です。 ぜひ、理想の家での快適な生活を想像してみてください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 【2024年】母の日に贈る実用的なプレゼントのご紹介 ラグやカーペットのダニ対策。効果的なダニの駆除の仕方について。ラグ カーペットのダニはこうやって退治しよう 父の日におすすめ!ユニークで変わったプレゼントを紹介
目次1 理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと2つの注意点2 理想の家を建てるために必要なものは人生設計3 理想の家について考える際の基準3.1 性能について3.2 バリアフリー3.3 立地4 理想の家を建てる際に気をつけるべき注意点5 理想の家を建てるためには、理想の暮らしを考えて情報収集をすることが必要 理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと2つの注意点 家を建てることを決めた後は、どのような家にするのかについて考える必要があります。「理想の家を考える」と聞くと簡単なように感じますが、理想通りの家を建てることは想像以上に難しいものです。 他の人が建てた家を見て「とてもすてきだな。私もこんな家を建てたい」と思っても、いざ生活してみると、想像していたものと違ったと感じてしまうことは多いです。 理想の家を建てるためには、ただ見た目やあこがれだけで決めるのではなく、建てた家でどのような暮らしをするのかを考える必要があります。 この記事では、理想の家を建てるために必ず確認したいポイントと、2つの注意点を紹介します。 理想の家を建てるために必要なものは人生設計 「理想のマイホームを建てるために重要なことは?」と聞かれたら、間取りや壁紙の色・キッチンなどの設備について考える人が多いかもしれません。 もちろん間取りや建てたい家のイメージを考えることは非常に重要ですが、後悔しない家を建てるために最も重要なポイントは、人生設計をすることです。 家は生活の中心となる場所なので、人生設計を無視した家を建ててしまうと、後から「なんだか使い勝手が悪い」と感じたり、追加工事が必要になったりする可能性が非常に高くなります。 人生設計と聞くと難しく感じてしまうかも知れませんが、ここで言う人生設計とは、将来どのような暮らしをするかを考えることだと思ってください。 ガーデニングが趣味だから庭にはたくさんの植物を植えたいと思えば、ある程度の広さを持つ庭がある家が必要ですし、子どもを2人欲しい場合は、子ども部屋の数や間取りについても検討する必要があります。 また既に小さな子がいる場合は、子どもを育てやすい地域かどうかや、学校への通いやすさを検討して土地を選ぶことも重要です。 「自分がこの先どのような暮らしをしたいのか」を中心に考えると、段々と自分の住みたい家の形が明確になってくるでしょう。 具体的には、以下のような点を考えてみると理想の形を把握しやすくなります。 【家を建てる際に重視すべきポイント】 子どもの人数 趣味のスペースの有無(道具の収納場所や練習スペースなど) 職場や学校までの通いやすさ 両親と暮らすか 家から見える景色や周囲の環境(海が見える家・買い物がしやすいなど) どの点を重視した生活がしたいか(子育て・快適性・治安など) 休日の過ごし方 理想の家について考える際の基準 ぼんやりと理想の家の形が分かってきたら、どのような家を建てるのかをより具体的に考えていきましょう。 建築後に後悔しないためには、検討段階で家族の理想の形をできるだけ書き出しておくことが重要です。 ここでは、性能・バリアフリー・立地についてそれぞれの注目ポイントを紹介します。 性能について 快適に暮らすためには、ある程度性能のよい家を建てることが重要です。どのような家がよいかまだはっきりとしない場合は、まずは性能や空間設計について考えてみましょう。 例えば、以下のような点について考えると理想の形が見えやすくなってきます。 【性能や空間設計についての例】 防犯対策がしっかりとした家がよい 収納スペースが多く欲しい 天然素材を多く使用したナチュラルな空間がよい 寒い地域なので断熱性が高い家がよい 天井を高くしてすっきりとさせたい 性能を追求しすぎると多くのお金がかかってしまいますが、価格が低すぎる家を選ぶと性能が悪く住みにくいと感じてしまう原因となります。複数の条件が出てきた場合は、家族で話し合って優先順位を決めることが重要です。 バリアフリー バリアフリーは、家を建てる際にできるだけ取り入れたいポイントの1つです。若い頃はあまり関係ないため、必要ないと考えてしまう人は多いです。しかし家族の誰かがケガをして車椅子を利用することになったり、高齢の両親と一緒に住むことになったりした場合は、たった数センチの段差でも不便を感じる原因になります。 もしバリアフリーではなかった場合は、玄関の段差につまずき転倒してしまうかもしれませんし、お風呂場に手すりがないことで、入浴中に滑って身体を打つ可能性も非常に高いです。また今は必要ないと思っても、自分たちが年をとった際にバリアフリーが役立つこともあります。段差は可能な限り少なくし、玄関にはスロープなどをつけておくと安心です。 立地 また、立地環境についても考える必要があります。立地は建てた家で生活をする上で、大変重要なポイントです。建物自体は理想通りのものでも、環境が悪いと生活がしづらいと感じる原因となってしまいます。 例えば小さな子どもがいるのに近所に学校がほとんどなかったり、駅までがとても遠かったりすると、次第に不便を感じるようになります。また近くにスーパーなどの日用品を購入できる場所があるか、バス停や駅までの距離は遠すぎないかなどの点も、生活する上では大変重要です。 駅からすぐ近く・都市部が近いなど条件のよい土地は価格が高い傾向にありますので、予算の範囲内でどの点を優先するのかを考えてみてください。 理想の家を建てる際に気をつけるべき注意点 最後に、理想の家を建てる際に気をつけるべき2つの注意点を紹介します。 住宅ローンの返済金額や種類について考える 色々なモデルハウスに行き、マイホームでの暮らしを想像してみる まず気をつけたいことは、住宅ローンについてです。家を建てる際は、ほとんどの場合住宅ローンを利用することになります。家を建てることを決めた後は、間取りや設備など家本体のことだけに集中してしまいがちですが、理想のマイホームをなるべく早く建てるためには、家と合わせて住宅ローンについても考えておく必要があります。 いくらの家を購入して、月にいくら返済を行っていくのか。完済したときの年齢は何歳かなど、できるだけ細かい点まで決めておきましょう。 また色々なモデルハウスに足を運んでみることも重要です。近年はインターネットで様々な家を見ることができるので、イメージを膨らませやすいですが、実際に自分の目で見てみないと分からないことも多いです。 特に壁紙やドアなどの素材は触ってみることも重要なので、ただインターネットだけで情報を集めようとせず、積極的に展示会場へ行ってみるとよいでしょう。 複数の家を見るうちに自分の理想の形が分かってくることも多いので、気に入った点があればメモや写真に残しておくこともポイントです。 理想の家を建てるためには、理想の暮らしを考えて情報収集をすることが必要 この記事では、理想の家を建てるためのポイントと注意点について紹介しました。理想の家を建てるためには、ただ憧れの家を想像するのではなく、未来の生活についてじっくりと考える必要があります。 また値段だけに注目せずに、買い物のしやすさや、通勤の時間など実際に生活した場合の便利さについても考えることが重要です。 ぜひ、理想の家での快適な生活を想像してみてください。