注文住宅を建てる前に知っておきたい5つのこと 投稿日: 2022-03-15 暮らしの知恵 目次1 注文住宅を建てる前に知っておきたい5つのこと 1.1 1.情報収集~暮らしのイメージとお金のことを考える~1.2 2.土地と施工会社を決める1.3 3.土地と施工会社の契約1.4 4.いよいよ家作り1.5 5.施工(着工~上棟~竣工)1.6 6.家の完成~引き渡し・入居・アフターサービス~2 まとめ 注文住宅を建てる前に知っておきたい5つのこと 住宅ローンの低金利が続いている現在、夢のマイホームの購入を検討されている方も多いのではないでしょうか?でも何千万もして、人生最大の出費なのに買うまでの流れやどのくらいお金が必要か、何も知らず何をしたらよいかもわからない人が大半じゃないかと思います。 今回は、注文住宅を建てるまでの一般的な流れやどんな作業や手続きが必要なのかをご紹介していきます。 注文住宅を立てるまでの流れは以下の通りです。 1.情報収集~暮らしのイメージとお金のことを考える~ 2.土地と施工会社を決める 3.土地と施工会社の契約 4.いよいよ家作り 5.施工(着工~上棟~竣工) 6.家の完成~引き渡し・入居・アフターサービス~ それぞれ詳しく見ていきましょう。 1.情報収集~暮らしのイメージとお金のことを考える~ まずはどこに住み、どの様な生活を送りたいかイメージしましょう。職場や学校までの距離や生活環境、治安の良さなどどこを重視するかによって土地の値段も変わってきます。 建物も様々なハウスメーカー、工務店、建築事務所があり、デザインや間取り、建築工法もメーカーによって様々。建物のイメージと譲れない条件をしっかりと考え、イメージを作っていきましょう。 お金のことも早期から考えることが大切です。家を建てる時にいくら必要か、自分がいくら用意できるかを正確に把握しましょう。 家づくりのお金の基本は2つ。1つは建設に必要な費用です。工事費以外にも設計費、税金、登記費用、ローン関係の費用、家具代、引っ越し費用など様々な諸経費があります。これらすべての費用を把握し、あらかじめ見込んでいかないと建設中にお金が足りなくなるということになることも。 もう1つは必要なお金をどう用意するかです。一般的には自己資金+住宅ローンを組み合わせる方が多いと思います。金融機関からいくら融資を受けられるかは審査を受けてみないとわかりませんので早めに受けてみるのも良いでしょう。 【イメージつくりのポイント】 建物のイメージ(和風、洋風、デザイン住宅、輸入住宅など) 住みたいエリア(通勤通学時間、利便性、医療福祉の充実度、商業施設の充実度) 譲れない条件(金額上限、住宅性能、土地の広さなど) お金はいくら用意できるか、どうやって用意するか 2.土地と施工会社を決める 住みたい家やエリア、お金のイメージができたら具体的に土地探しと施工会社を探しましょう。土地は一般的には不動産会社に予算や土地の広さ、具体的な希望エリアを伝えて探してもらいます。先に施工会社が決まっている場合は、施工会社に探してもらうことも可能です。 現実的にはすぐに希望の物件が出てくることは少なく、なかなか理想の土地と巡り合うことは難しいです。その時は時間をかけて希望の土地が出てくるのを待つか、土地やエリアの条件を変えて、多少条件の悪い土地も検討してみるなど、選択範囲を広げることも必要です。 土地と併せて施工会社も探してみましょう。施工会社にはハウスメーカー、工務店、設計事務所(建築家)などがあります。ハウスメーカーは、広範囲の営業網を持つ大手の住宅建築会社のことで、土地探し、資金計画からメンテナンスまでサービスが充実していることが特徴です。品質も比較的に安定していて工期も短いことが一般的。 工務店は、一般的に地域に密着した工務店のことです。設計から施工まで一貫して依頼することができ、小規模ならではの細やかな対応が魅力です。 設計事務所は100%オーダーメイドの家を建てることができ、高いデザイン力が特徴です。 それぞれにメリット、デメリットがありますので住宅展示場や内覧会に参加して自分のイメージの家を建ててくれるのはどこなのかしっかりと検討しましょう。 複数の施工会社から仮プランと見積もりを作成してもらい、比較しながらみるのも良いでしょう。このタイミングで住宅ローンの事前審査を申請します。金融機関やローンの種類によって借入金や利息も変わってくるので早めに確認しておくとよいでしょう。 3.土地と施工会社の契約 希望の土地と施工会社が見つかったらいよいよ正式に契約をします。事前に重要事項説明書や契約書の内容を理解し、わからないことがあればすべて確認して、納得した上で署名しましょう。 契約時には土地代金の10%か100万円ほどの手付金を支払います。その他「仲介手数料」「契約印紙代」などの諸費用も別途必要となる場合がありますので念頭に置いておきます。 4.いよいよ家作り ここからこれまでイメージしてきた理想の家を具体的に作り上げていきます。家に対する要望は人それぞれ。「人と違うデザインにしたい」「吹き抜けで日指しが入る家」「地震に強い」「夏は涼しく、冬は暖かく」「自然を感じる家」など、何を重視するかは人によって大きく変わります。現実にはすべての要望を叶えることは難しいので優先順位を付けるのが大切です。その上で施工会社に相談して設計してもらいましょう。 家を設計する上でまず重要なのが「間取り」作り。以下のことを事前に考えておくと設計もスムーズに進めることができます。 【間取りを決めるためのポイント】 家族構成 リビングの広さ 生活導線、家事導線 子供部屋の数 和室、客間、書斎は必要か 車の駐車台数 玄関や庭などの外構のイメージ 家のプランが固まったら施工会社と「工事請負契約」を結びます。建てる前に法令に違反していないか「建築確認申請」を出して確認します。建築確認申請を通過すると住宅ローンの本審査。すべて通過したらいよいよ着工となります。 5.施工(着工~上棟~竣工) 施工が始まった後も…完成を待つだけでなく、やるべきことはたくさんあります。まずは一生のお付き合いになる近隣の住民に挨拶をしておきましょう。工事中は車の移動、騒音など、迷惑をかける可能性もあるので挨拶は必須です。その後は工事の安全を願う「地鎮祭」や家の骨組みが完成した後に行う「上棟式」があります。工事中は定期的に現場に足を運ぶのがおススメです。自分の家が少しずつ完成していく様は感動しますし、現場の職人さんとコミュニケーションを取ることでより満足できる家に仕上がるはずです。職人さんと仲良くなったことで「造作家具を作ってもらった」なんてことも!? 完成後は施主による最終チェックが行ないます。「床にキズや汚れはないか」「ドアはきちんと開閉できるか」「水道、電気は通っているか」「クロスは綺麗に貼ってあるか」など1つ1つ丁寧に確認していきましょう。 もし不具合があればすぐに施工会社に相談します。引渡し前であればすぐに修正してもらえるはずです。最後に役所や審査機関による完了検査が行われ、申請どおりに建てられているかの確認してもらいます。問題がなければ検査済証が発行されます。 6.家の完成~引き渡し・入居・アフターサービス~ 家が完成するといよいよ引き渡しです。家の鍵や保証書を受け取り、晴れてマイホームを手に入れることができます。引き渡し後も1か月、半年、1年と節目ごとに定期点検があるのが一般的です。住み続けていると「壁に傷を付けてしまった」「電気がつかなくなった」などのトラブルが発生することもあります。施工会社に保証期間がどのくらいあるのか、どのようなアフターサービスを受けることができるか確認しておきましょう。 家は住み始めてからが本番です。「床材の手入れの仕方」や「造作家具を少し手直ししたい」といった新しい疑問や要望も生まれてきます。そういった細かなことをすぐに相談できるような関係を作って置くとよいでしょう。 まとめ 以上がオーソドックスな注文住宅購入の流れになります。並行して準備する作業も多いので事前に段取りを確認して時間をかけたいところ、効率よくしたいところを決めておくことが大切です。 家を建てようと検討している方はぜひこの記事を参考に夢のマイホームに向けて動き出してみてください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: リフォームするならどっち?工務店とハウスメーカー徹底比較 【要チェック】ハウスメーカーでお家をリフォームするときに気にしたい5つのポイント マンションを購入する時の5つのチェックポイント(内覧会や見学会) マンションの買い替え時期っていつ?買い替える際の3つのポイント
目次1 注文住宅を建てる前に知っておきたい5つのこと 1.1 1.情報収集~暮らしのイメージとお金のことを考える~1.2 2.土地と施工会社を決める1.3 3.土地と施工会社の契約1.4 4.いよいよ家作り1.5 5.施工(着工~上棟~竣工)1.6 6.家の完成~引き渡し・入居・アフターサービス~2 まとめ 注文住宅を建てる前に知っておきたい5つのこと 住宅ローンの低金利が続いている現在、夢のマイホームの購入を検討されている方も多いのではないでしょうか?でも何千万もして、人生最大の出費なのに買うまでの流れやどのくらいお金が必要か、何も知らず何をしたらよいかもわからない人が大半じゃないかと思います。 今回は、注文住宅を建てるまでの一般的な流れやどんな作業や手続きが必要なのかをご紹介していきます。 注文住宅を立てるまでの流れは以下の通りです。 1.情報収集~暮らしのイメージとお金のことを考える~ 2.土地と施工会社を決める 3.土地と施工会社の契約 4.いよいよ家作り 5.施工(着工~上棟~竣工) 6.家の完成~引き渡し・入居・アフターサービス~ それぞれ詳しく見ていきましょう。 1.情報収集~暮らしのイメージとお金のことを考える~ まずはどこに住み、どの様な生活を送りたいかイメージしましょう。職場や学校までの距離や生活環境、治安の良さなどどこを重視するかによって土地の値段も変わってきます。 建物も様々なハウスメーカー、工務店、建築事務所があり、デザインや間取り、建築工法もメーカーによって様々。建物のイメージと譲れない条件をしっかりと考え、イメージを作っていきましょう。 お金のことも早期から考えることが大切です。家を建てる時にいくら必要か、自分がいくら用意できるかを正確に把握しましょう。 家づくりのお金の基本は2つ。1つは建設に必要な費用です。工事費以外にも設計費、税金、登記費用、ローン関係の費用、家具代、引っ越し費用など様々な諸経費があります。これらすべての費用を把握し、あらかじめ見込んでいかないと建設中にお金が足りなくなるということになることも。 もう1つは必要なお金をどう用意するかです。一般的には自己資金+住宅ローンを組み合わせる方が多いと思います。金融機関からいくら融資を受けられるかは審査を受けてみないとわかりませんので早めに受けてみるのも良いでしょう。 【イメージつくりのポイント】 建物のイメージ(和風、洋風、デザイン住宅、輸入住宅など) 住みたいエリア(通勤通学時間、利便性、医療福祉の充実度、商業施設の充実度) 譲れない条件(金額上限、住宅性能、土地の広さなど) お金はいくら用意できるか、どうやって用意するか 2.土地と施工会社を決める 住みたい家やエリア、お金のイメージができたら具体的に土地探しと施工会社を探しましょう。土地は一般的には不動産会社に予算や土地の広さ、具体的な希望エリアを伝えて探してもらいます。先に施工会社が決まっている場合は、施工会社に探してもらうことも可能です。 現実的にはすぐに希望の物件が出てくることは少なく、なかなか理想の土地と巡り合うことは難しいです。その時は時間をかけて希望の土地が出てくるのを待つか、土地やエリアの条件を変えて、多少条件の悪い土地も検討してみるなど、選択範囲を広げることも必要です。 土地と併せて施工会社も探してみましょう。施工会社にはハウスメーカー、工務店、設計事務所(建築家)などがあります。ハウスメーカーは、広範囲の営業網を持つ大手の住宅建築会社のことで、土地探し、資金計画からメンテナンスまでサービスが充実していることが特徴です。品質も比較的に安定していて工期も短いことが一般的。 工務店は、一般的に地域に密着した工務店のことです。設計から施工まで一貫して依頼することができ、小規模ならではの細やかな対応が魅力です。 設計事務所は100%オーダーメイドの家を建てることができ、高いデザイン力が特徴です。 それぞれにメリット、デメリットがありますので住宅展示場や内覧会に参加して自分のイメージの家を建ててくれるのはどこなのかしっかりと検討しましょう。 複数の施工会社から仮プランと見積もりを作成してもらい、比較しながらみるのも良いでしょう。このタイミングで住宅ローンの事前審査を申請します。金融機関やローンの種類によって借入金や利息も変わってくるので早めに確認しておくとよいでしょう。 3.土地と施工会社の契約 希望の土地と施工会社が見つかったらいよいよ正式に契約をします。事前に重要事項説明書や契約書の内容を理解し、わからないことがあればすべて確認して、納得した上で署名しましょう。 契約時には土地代金の10%か100万円ほどの手付金を支払います。その他「仲介手数料」「契約印紙代」などの諸費用も別途必要となる場合がありますので念頭に置いておきます。 4.いよいよ家作り ここからこれまでイメージしてきた理想の家を具体的に作り上げていきます。家に対する要望は人それぞれ。「人と違うデザインにしたい」「吹き抜けで日指しが入る家」「地震に強い」「夏は涼しく、冬は暖かく」「自然を感じる家」など、何を重視するかは人によって大きく変わります。現実にはすべての要望を叶えることは難しいので優先順位を付けるのが大切です。その上で施工会社に相談して設計してもらいましょう。 家を設計する上でまず重要なのが「間取り」作り。以下のことを事前に考えておくと設計もスムーズに進めることができます。 【間取りを決めるためのポイント】 家族構成 リビングの広さ 生活導線、家事導線 子供部屋の数 和室、客間、書斎は必要か 車の駐車台数 玄関や庭などの外構のイメージ 家のプランが固まったら施工会社と「工事請負契約」を結びます。建てる前に法令に違反していないか「建築確認申請」を出して確認します。建築確認申請を通過すると住宅ローンの本審査。すべて通過したらいよいよ着工となります。 5.施工(着工~上棟~竣工) 施工が始まった後も…完成を待つだけでなく、やるべきことはたくさんあります。まずは一生のお付き合いになる近隣の住民に挨拶をしておきましょう。工事中は車の移動、騒音など、迷惑をかける可能性もあるので挨拶は必須です。その後は工事の安全を願う「地鎮祭」や家の骨組みが完成した後に行う「上棟式」があります。工事中は定期的に現場に足を運ぶのがおススメです。自分の家が少しずつ完成していく様は感動しますし、現場の職人さんとコミュニケーションを取ることでより満足できる家に仕上がるはずです。職人さんと仲良くなったことで「造作家具を作ってもらった」なんてことも!? 完成後は施主による最終チェックが行ないます。「床にキズや汚れはないか」「ドアはきちんと開閉できるか」「水道、電気は通っているか」「クロスは綺麗に貼ってあるか」など1つ1つ丁寧に確認していきましょう。 もし不具合があればすぐに施工会社に相談します。引渡し前であればすぐに修正してもらえるはずです。最後に役所や審査機関による完了検査が行われ、申請どおりに建てられているかの確認してもらいます。問題がなければ検査済証が発行されます。 6.家の完成~引き渡し・入居・アフターサービス~ 家が完成するといよいよ引き渡しです。家の鍵や保証書を受け取り、晴れてマイホームを手に入れることができます。引き渡し後も1か月、半年、1年と節目ごとに定期点検があるのが一般的です。住み続けていると「壁に傷を付けてしまった」「電気がつかなくなった」などのトラブルが発生することもあります。施工会社に保証期間がどのくらいあるのか、どのようなアフターサービスを受けることができるか確認しておきましょう。 家は住み始めてからが本番です。「床材の手入れの仕方」や「造作家具を少し手直ししたい」といった新しい疑問や要望も生まれてきます。そういった細かなことをすぐに相談できるような関係を作って置くとよいでしょう。 まとめ 以上がオーソドックスな注文住宅購入の流れになります。並行して準備する作業も多いので事前に段取りを確認して時間をかけたいところ、効率よくしたいところを決めておくことが大切です。 家を建てようと検討している方はぜひこの記事を参考に夢のマイホームに向けて動き出してみてください。