快適に眠れる掛け布団の選び方 更新日: 2022-02-02 投稿日: 2022-01-11 暮らしの知恵 目次1 快適に眠れる掛け布団の選び方2 掛け布団の選び方2.1 ムレにくい2.2 速暖性・保温性がある2.3 自分の体にフィットする2.4 速乾性がある3 掛け布団の種類3.1 中綿3.2 羽毛3.3 羊毛3.4 木綿3.5 ポリエステル4 自分に合った掛け布団を選んで快適に眠ろう 快適に眠れる掛け布団の選び方 快適な睡眠に欠かすことのできない掛け布団ですが、種類が多すぎてどれを選べばよいのか分からないとお悩みの方も少なくないでしょう。快適に眠るためには、自分に合った掛け布団を選ばなくてはいけません。 この記事では快適に眠れる掛け布団の選び方をご紹介します。掛け布団の種類なども解説しているので、これから新しい掛け布団を購入する予定の方はぜひ参考にしてください。 掛け布団の選び方 掛け布団を選ぶ際のチェックポイントは大きく4つあります。それはムレにくさ・速暖性・保温性・フィット感・速乾性です。4つのチェックポイントをしっかり理解しておくと、自分に合った掛け布団が選べるでしょう。 ムレにくい 掛け布団はムレにくいものを選びましょう。私たちは睡眠中に多くの汗をかきます。汗は敷布団や掛け布団に吸収されていきますが、吸湿性・放湿性の低いものだとムレやすいため快適な睡眠から遠ざかってしまいます。吸湿性・放湿性の高い掛け布団であれば、吸収した水分を素早く放湿可能です。 ムレにくい布団を選ぶときは、ダウン比率が70%以上の羽毛布団がおすすめです。羽毛は吸湿性・放質性に優れており、布団にどれくらい含まれているかによってもムレにくさが変わります。 羽毛布団の吸湿性・放湿性が高いメリットを活かす場合は、触り心地のよい綿やシルクなどの素材を使用しているものがよいでしょう。快適な睡眠のためにも、ぜひ吸湿性・放質性、布団の素材などにこだわって選んでみてください。 速暖性・保温性がある 速暖性・保温性も重要なチェックポイントです。速暖性・保温性の高い掛け布団なら、布団に入って温かくなるまでの時間が短いため快適に眠れるでしょう。 速暖性・保温性の高い掛け布団の素材は羽毛です。他にも保温性の高い素材として綿やシンサレート等も挙げられますが、放湿性の面ではやや劣ってしまいます。 速暖性・保温性を重視して掛け布団を選ぶときには、使用する季節と性能のバランスを見ましょう。インターネットで購入する場合は、素材をチェックする他にも速暖性・保温性の高さを謳っている商品から選んでみるのもおすすめです。 自分の体にフィットする 掛け布団は自分の体にフィットするものを選びましょう。体と布団の間にすき間があると、せっかくの暖かい空気が外に逃げてしまいます。これでは、どれほど保温性の高い素材の布団であっても意味がありません。 かたい素材が使用されている布団よりも、柔らかく体にフィットする布団がおすすめです。また掛け布団の重量感も併せて確認しておきましょう。重い布団ほど体にフィットしやすいですが、重すぎると体に負担がかかり寝返りが打ちづらくなってしまいます。 快適に眠るためには、体にフィットする柔らかい素材で適度な重量感の掛け布団を選ぶのがポイントです。 速乾性がある 速乾性のある布団であれば、掛け布団が吸収した汗がすぐに乾きやすいため快適に眠れます。吸湿性・放湿性と似たようなものですが、インターネット上で掛け布団を探してみると速乾性の高さを売りにした商品が多くみられます。速乾性の高い布団は触り心地も良いのも特徴です。 また掛け布団はこまめに手洗い・洗濯などでお手入れするのがおすすめです。そのためにも速乾性が重要なポイントとなります。手洗い・洗濯機でのお手入れや天日干しが可能かなども併せてチェックしましょう。 掛け布団の種類 掛け布団には大きく5つの種類があります。種類ごとに保温性や吸湿性・放湿性、手入れのしやすさ、重さなどが異なるため、自分に合った種類を選ぶことが大切です。 中綿 中綿布団は保温性と吸湿性があるのが特徴です。空気を含み天然のよじれを持つため汗を吸収しやすく、夏は涼しく冬は温かく使用できます。 中綿布団は綿100%のものとポリエステル混合のもの、大きく2種類あります。綿100%の掛け布団は保温性や吸湿性の他、弾力性にも優れているのがポイントです。ポリエステル混合のものは、弾力性に優れておりボリュームがあります。 保温性を重視したい場合は綿100%、ボリュームがある掛け布団が欲しい場合はポリエステル混合のものを検討してみるのがおすすめです。 羽毛 羽毛は保温性や吸湿性・放湿性に優れています。冬に使用する場合でも羽毛布団一枚で十分なほど、保温性が高いのが特徴です。羽毛は空気をたくさん含む性質があるため、体温を伝達して布団内部が温まります。 軽くて使いやすいため、身体が圧迫されて寝返りを妨げる心配が少ないのもポイントです。吸湿性・放湿性が高いことでムレにくいため、快適に眠れるでしょう。 また羽毛はさらに3つの種類に分かれており、種類によって価格や特徴が異なります。 ダック:3つの種類の中でも安価で、保温性が高い グース:軽量でボリュームがあり、臭いが付きにくい マザーグース:軽くて保温性が高く、3つの種類の中でも高価 安価な羽毛布団を探しているのであればダックがグース、保温性と軽さを最重要視する場合はマザーグースの羽毛布団を中心に探してみましょう。 羊毛 羊毛は表面がうろこ状で、繊維が絡み合っている素材です。独特の形状により、優れた保温性や吸湿・放湿性、弾力性を持ちます。睡眠中に出た汗をしっかり吸収し、放湿するため冬場はもちろん夏場での使用にも適しています。羊毛は湿気を吸収すると温かくなる性質を持つため、寒い時期にも重宝するでしょう。 羊毛は特性上、使用し続けると徐々にヘタリがみられます。機能面に関してあまり影響はありませんが、気になるようであれば買い替えを検討すると良いでしょう。日干しすると湿気や臭いを取り除ける他、ヘタリを軽減できます。定期的にお手入れすることが大切です。 木綿 木綿は古くから日本で親しまれてきた布団素材です。木綿100%の掛け布団は吸湿性に優れています。寝ている間にかいた汗をしっかり吸収するため、寝ている間にジメジメとして不快になることはほとんどないでしょう。常にサラサラとした触り心地で、快適に眠れます。特に日本は高温多湿の気候が特徴のため、吸湿性に優れた木綿布団は日本での使用に適しています。 木綿はお手入れをしっかりすれば5年以上、長くて20年持つともいわれている素材です。布団の打ち直しをすれば30年も使用可能とされています。 掛け布団の種類の中でも特に重量のある素材のため、布団選びの際には注意が必要です。重い布団だと寝付けない場合は他の種類の掛け布団も検討してみましょう。 ポリエステル ポリエステルはリーズナブルな価格が特徴です。安くて2、3000円から購入でき、スーパーやホームセンターでも取り扱っています。他の種類と比べると保温性や吸湿性・放質性は突出して優れているわけではありませんが、性能にあまりこだわらない方は選択肢に入れてもよいでしょう。 ポリエステルの掛け布団は基本的な性能に加え、付加性能の研究開発が行われているのもポイントです。例えば以下のような付加性能があります。 抗菌防臭加工 制菌加工 消臭加工 防ダニ加工 芳香加工 吸水加工 吸湿性加工 さまざまな機能があるので、ニーズに合った布団選びができます。リーズナブルな掛け布団を探している方はポリエステル製のものを探してみましょう。 自分に合った掛け布団を選んで快適に眠ろう 掛け布団にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が大きく異なります。同じ種類のものでも中に含まれる素材によって価格が変わるため、選ぶ際には特徴をしっかり理解していることが大切です。ムレにくいか、速暖性・保温性があるか、体にフィットするか、速乾性があるかなどのポイントをよくチェックし、自分に合った掛け布団を選びましょう。 イケヒコオンラインショップでは幅広い種類の掛け布団をラインナップしています。リーズナブルな価格のものから高機能なものまでそろえているので、ぜひチェックしてみてください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 ikehiko イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 関連サイト一覧 イケヒコ公式通販サイト い草とこたつの専門店-い草屋さんこたつ屋さん ラグ・カーペット・寝具の専門店-hikora(ヒコラ) 畳の専門店-TATAMIZUKI(タタミズキ) インテリアセレクトショップ-irashiikurashi(アイラシイクラシ) wakore-世代を超えて受け継がれれてきたものを次の時代へ IKEHIKO CLIP-住ビジネスの動向やトレンドを届けるコミュニティ型メディア 卸・仕入れ・ドロップシッピングのIKEMART 最新記事 by ikehiko (全て見る) 失敗しない!マンション改装のチェックポイント - 2022.03.15 家を買う際はいくら必要?住宅ローン借入額や家を買う8つのメリット・デメリットについても解説 - 2022.03.15 家を買うタイミングの決め方は?他の人が買ったタイミングと3つの注意ポイントを紹介 - 2022.03.15 関連記事: 肌掛け布団の選び方を解説!季節の変わり目におすすめのアイテムとは? 布団セットの選び方を解説! ふわふわが特徴のムートンラグを紹介 羽毛布団の選び方のコツとは?
目次1 快適に眠れる掛け布団の選び方2 掛け布団の選び方2.1 ムレにくい2.2 速暖性・保温性がある2.3 自分の体にフィットする2.4 速乾性がある3 掛け布団の種類3.1 中綿3.2 羽毛3.3 羊毛3.4 木綿3.5 ポリエステル4 自分に合った掛け布団を選んで快適に眠ろう 快適に眠れる掛け布団の選び方 快適な睡眠に欠かすことのできない掛け布団ですが、種類が多すぎてどれを選べばよいのか分からないとお悩みの方も少なくないでしょう。快適に眠るためには、自分に合った掛け布団を選ばなくてはいけません。 この記事では快適に眠れる掛け布団の選び方をご紹介します。掛け布団の種類なども解説しているので、これから新しい掛け布団を購入する予定の方はぜひ参考にしてください。 掛け布団の選び方 掛け布団を選ぶ際のチェックポイントは大きく4つあります。それはムレにくさ・速暖性・保温性・フィット感・速乾性です。4つのチェックポイントをしっかり理解しておくと、自分に合った掛け布団が選べるでしょう。 ムレにくい 掛け布団はムレにくいものを選びましょう。私たちは睡眠中に多くの汗をかきます。汗は敷布団や掛け布団に吸収されていきますが、吸湿性・放湿性の低いものだとムレやすいため快適な睡眠から遠ざかってしまいます。吸湿性・放湿性の高い掛け布団であれば、吸収した水分を素早く放湿可能です。 ムレにくい布団を選ぶときは、ダウン比率が70%以上の羽毛布団がおすすめです。羽毛は吸湿性・放質性に優れており、布団にどれくらい含まれているかによってもムレにくさが変わります。 羽毛布団の吸湿性・放湿性が高いメリットを活かす場合は、触り心地のよい綿やシルクなどの素材を使用しているものがよいでしょう。快適な睡眠のためにも、ぜひ吸湿性・放質性、布団の素材などにこだわって選んでみてください。 速暖性・保温性がある 速暖性・保温性も重要なチェックポイントです。速暖性・保温性の高い掛け布団なら、布団に入って温かくなるまでの時間が短いため快適に眠れるでしょう。 速暖性・保温性の高い掛け布団の素材は羽毛です。他にも保温性の高い素材として綿やシンサレート等も挙げられますが、放湿性の面ではやや劣ってしまいます。 速暖性・保温性を重視して掛け布団を選ぶときには、使用する季節と性能のバランスを見ましょう。インターネットで購入する場合は、素材をチェックする他にも速暖性・保温性の高さを謳っている商品から選んでみるのもおすすめです。 自分の体にフィットする 掛け布団は自分の体にフィットするものを選びましょう。体と布団の間にすき間があると、せっかくの暖かい空気が外に逃げてしまいます。これでは、どれほど保温性の高い素材の布団であっても意味がありません。 かたい素材が使用されている布団よりも、柔らかく体にフィットする布団がおすすめです。また掛け布団の重量感も併せて確認しておきましょう。重い布団ほど体にフィットしやすいですが、重すぎると体に負担がかかり寝返りが打ちづらくなってしまいます。 快適に眠るためには、体にフィットする柔らかい素材で適度な重量感の掛け布団を選ぶのがポイントです。 速乾性がある 速乾性のある布団であれば、掛け布団が吸収した汗がすぐに乾きやすいため快適に眠れます。吸湿性・放湿性と似たようなものですが、インターネット上で掛け布団を探してみると速乾性の高さを売りにした商品が多くみられます。速乾性の高い布団は触り心地も良いのも特徴です。 また掛け布団はこまめに手洗い・洗濯などでお手入れするのがおすすめです。そのためにも速乾性が重要なポイントとなります。手洗い・洗濯機でのお手入れや天日干しが可能かなども併せてチェックしましょう。 掛け布団の種類 掛け布団には大きく5つの種類があります。種類ごとに保温性や吸湿性・放湿性、手入れのしやすさ、重さなどが異なるため、自分に合った種類を選ぶことが大切です。 中綿 中綿布団は保温性と吸湿性があるのが特徴です。空気を含み天然のよじれを持つため汗を吸収しやすく、夏は涼しく冬は温かく使用できます。 中綿布団は綿100%のものとポリエステル混合のもの、大きく2種類あります。綿100%の掛け布団は保温性や吸湿性の他、弾力性にも優れているのがポイントです。ポリエステル混合のものは、弾力性に優れておりボリュームがあります。 保温性を重視したい場合は綿100%、ボリュームがある掛け布団が欲しい場合はポリエステル混合のものを検討してみるのがおすすめです。 羽毛 羽毛は保温性や吸湿性・放湿性に優れています。冬に使用する場合でも羽毛布団一枚で十分なほど、保温性が高いのが特徴です。羽毛は空気をたくさん含む性質があるため、体温を伝達して布団内部が温まります。 軽くて使いやすいため、身体が圧迫されて寝返りを妨げる心配が少ないのもポイントです。吸湿性・放湿性が高いことでムレにくいため、快適に眠れるでしょう。 また羽毛はさらに3つの種類に分かれており、種類によって価格や特徴が異なります。 ダック:3つの種類の中でも安価で、保温性が高い グース:軽量でボリュームがあり、臭いが付きにくい マザーグース:軽くて保温性が高く、3つの種類の中でも高価 安価な羽毛布団を探しているのであればダックがグース、保温性と軽さを最重要視する場合はマザーグースの羽毛布団を中心に探してみましょう。 羊毛 羊毛は表面がうろこ状で、繊維が絡み合っている素材です。独特の形状により、優れた保温性や吸湿・放湿性、弾力性を持ちます。睡眠中に出た汗をしっかり吸収し、放湿するため冬場はもちろん夏場での使用にも適しています。羊毛は湿気を吸収すると温かくなる性質を持つため、寒い時期にも重宝するでしょう。 羊毛は特性上、使用し続けると徐々にヘタリがみられます。機能面に関してあまり影響はありませんが、気になるようであれば買い替えを検討すると良いでしょう。日干しすると湿気や臭いを取り除ける他、ヘタリを軽減できます。定期的にお手入れすることが大切です。 木綿 木綿は古くから日本で親しまれてきた布団素材です。木綿100%の掛け布団は吸湿性に優れています。寝ている間にかいた汗をしっかり吸収するため、寝ている間にジメジメとして不快になることはほとんどないでしょう。常にサラサラとした触り心地で、快適に眠れます。特に日本は高温多湿の気候が特徴のため、吸湿性に優れた木綿布団は日本での使用に適しています。 木綿はお手入れをしっかりすれば5年以上、長くて20年持つともいわれている素材です。布団の打ち直しをすれば30年も使用可能とされています。 掛け布団の種類の中でも特に重量のある素材のため、布団選びの際には注意が必要です。重い布団だと寝付けない場合は他の種類の掛け布団も検討してみましょう。 ポリエステル ポリエステルはリーズナブルな価格が特徴です。安くて2、3000円から購入でき、スーパーやホームセンターでも取り扱っています。他の種類と比べると保温性や吸湿性・放質性は突出して優れているわけではありませんが、性能にあまりこだわらない方は選択肢に入れてもよいでしょう。 ポリエステルの掛け布団は基本的な性能に加え、付加性能の研究開発が行われているのもポイントです。例えば以下のような付加性能があります。 抗菌防臭加工 制菌加工 消臭加工 防ダニ加工 芳香加工 吸水加工 吸湿性加工 さまざまな機能があるので、ニーズに合った布団選びができます。リーズナブルな掛け布団を探している方はポリエステル製のものを探してみましょう。 自分に合った掛け布団を選んで快適に眠ろう 掛け布団にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が大きく異なります。同じ種類のものでも中に含まれる素材によって価格が変わるため、選ぶ際には特徴をしっかり理解していることが大切です。ムレにくいか、速暖性・保温性があるか、体にフィットするか、速乾性があるかなどのポイントをよくチェックし、自分に合った掛け布団を選びましょう。 イケヒコオンラインショップでは幅広い種類の掛け布団をラインナップしています。リーズナブルな価格のものから高機能なものまでそろえているので、ぜひチェックしてみてください。