寝心地のいいベットマットレスの選び方 更新日: 2022-10-07 投稿日: 2021-10-12 寝具暮らしの知恵 目次1 寝心地のいいベットマットレス2 寝心地のいいベットマットレスの選び方2.1 マットレスの種類2.2 サイズで選ぶ2.3 構造の種類で選ぶ2.4 厚さで選ぶ3 特徴を押さえてマットレスを選ぼう 寝心地のいいベットマットレス 朝起きた時に体がどこか痛かったり、疲れがとれた気がしない…そんな時には、ベッドマットレスを見直してみると良いかもしれません。 寝る時の姿勢や好みの硬さなどによって、自分に合ったマットレスは人それぞれ違います。ぴったりのベッドマットレスを見つけて、快眠ライフを手に入れましょう。 寝心地のいいベットマットレスの選び方 ベッドマットレスの選び方は、使用する環境や求める寝心地によって変わってきます。体への反発力やフィット感など、マットレスの種類によって特徴はさまざま。また、ダブル以上のサイズを検討しているなら振動の少ない種類を選ぶなど、サイズ選びとの兼ね合いも重要です。 一人で使用するなら自分好みのものを、二人以上で使用するなら各々の快眠をサポートできるようなマットレスを選ぶと良いでしょう。状況によっては、上からかぶせるトッパータイプやマットレスの厚さにこだわるのも大事です。 最高の寝心地を手に入れるためにも、4つの選び方を参考にしてみてください。 マットレスの種類 サイズで選ぶ 構造の種類で選ぶ 厚さで選ぶ マットレスの種類 マットレスの種類は、大まかに分けてウレタン、ファイバー、コイル、ラテックスなどがあります。同じウレタンでも高反発と低反発があったり、コイルにも構造上の違いがあるため、自分の体に合ったマットレス選びが重要です。 また、マットレスを使用する人数によっても適した種類は異なります。シングルを一人で使用する場合は、自分の寝姿勢や好みに合わせた反発力のものを選ぶと良いですし、家族などで一緒に寝る場合は、振動の伝わりにくいポケットコイルなどがおすすめです。 環境に合わせたぴったりの種類を見つけましょう。 高反発ウレタン 低反発ウレタン 高反発ファイバー ポケットコイル ボンネルコイル ラテックス 高反発ウレタン 高反発ウレタンのベッドマットレスは、高い反発力により、就寝中の体をバランス良くサポートしてくれます。体が深く沈み込むことがないため、寝返りを頻繁にうつ方でも安心。体を押し返す力が働き、就寝中のストレスを軽減してくれるでしょう。 ベッドと体を密着させ過ぎず、程よい隙間を作ってくれるところも高反発ならではの特徴です。 低反発ウレタン 高反発タイプと違い、体への反発力を抑え、全身に心地良くフィットしてくれるのが低反発ウレタン。体のラインに沿ってマットレスが沈むので、横を向いて寝ることが多い方でも安心です。 腰や肩など、体の出っ張っている部分への負担を軽減してくれるので、横向きでも背骨の形を維持してくれます。また、寝姿勢を変えればマットレスも合わせて形状を変えるので、ベッドと体の間に摩擦を減らし、床ずれ防止にも役立ちます。 けがで体が動かせない方や、介護の現場などにもおすすめですよ。 高反発ファイバー 高反発ファイバーマットレスの中身は、ポリエチレンを絡めるようにして作られているため、ウレタンタイプなどに比べると通気性に優れています。 マットレスなのに簡単に丸洗いができるため、湿気の気になる季節や寝汗をかきやすい方におすすめ。アレルギーの元になるダニやノミの死骸なども洗い流せるので、小さい子供やペットのいる家庭でも常に清潔に使用することができますよ。 また、高反発ならではの硬めな寝心地が特徴的。反発力に優れ、全身をバランス良く支えてくれるので、寝返りもうちやすいでしょう。 ポケットコイル 一つ一つのコイルが独立し、袋や不織布に包まれた状態で内蔵されているため、体全体を点で支え、体圧分散に優れています。 コイルの独立構造により、体の動きに合わせてコイルが沈みます。そのため、就寝時の寝返りや動きが周りに伝わらず、それぞれの睡眠を邪魔しません。夫婦同室の方は、ポケットコイルタイプのダブルサイズ以上を検討しても良いでしょう。子供と一緒に寝ている方にもおすすめです。 また、通気性が良いことから、夏場は快適でも冬場は冷えてしまうこともあるので、マットレスカバーの素材にもこだわった方が良いですよ。 ボンネルコイル ポケットコイルはバネが不織布などに包まれていますが、ボンネルコイルはバネが包まれておらず、むき出しになっているのが特徴的。そのため、湿気などが溜まりづらく通気性にも優れ、季節問わず快適に使うことができますよ。 また、コイル同士が全て連結されているので、点ではなく面で体全体を支えてくれます。ポケットコイルに比べ、腰やお尻が沈みすぎず、硬めの寝心地を実感できるでしょう。 丈夫で耐久性にも優れているため、がっちりした体格の方にもおすすめですよ。ただし、面で支える構造上、振動が伝わりやすくなってしまうため、シングルサイズで使うのが良いでしょう。 ラテックス ゴムの樹液を原料にして作られたラテックスタイプは、素材を生かした柔らかな反発力で、体全身をしっかり支えてくれます。体圧分散にも優れているため、寝がえりがうちやすく、ウレタンやコイルタイプにはない寝心地の良さを実感できます。 天然ラテックスであれば環境にも優しく、抗菌作用もあるため、ダニやカビの気になる方でも安心。 合成ラテックスの場合は天然に比べて寿命も短く、ゴムの臭いも気になりがちです。そのため、ラテックスマットレスを選ぶ場合は、極力天然に近いものを選ぶと良いでしょう。 サイズで選ぶ 一般的なベッドのサイズは、縦幅が約195cmから200cm。使用する人の体格や人数によって横幅が変わってくるので、ベッドで使う場合は枠のサイズに合わせたものを選びましょう。 大人が一人で使用する場合は、横幅100cm前後のシングルサイズが一般的。一回り小さめのセミシングルサイズは、小柄な方や子供に合うでしょう。 一人暮らしなどでベッドの場所を取りたくない時にもおすすめです。夫婦の寝室など、2人で使用する場合には、横幅約140cmから160cmのダブルやクイーンサイズになります。 キングサイズになると、横幅が180cm以上になり、かなり余裕が生まれます。子供を一人間に挟んで寝たい時などにぴったりでしょう。 構造の種類で選ぶ ベッドマットレスと聞いて、初めに思い浮かべるのはベッドフレームに合わせてそのまま置くタイプのマットレスではないでしょうか。 フレームの高さに合わせているのである程度厚みがあり、しっかりとした本格的な造りが特徴的です。また、既に持っているマットレスと違う寝心地を体験したい時には、重ねて使えるトッパータイプが良いでしょう。コンパクトで取り外ししやすく、マットレスや敷布団の上に重ねて寝心地を改善できます。 一人暮らしなどで一時的に使いたい場合は、使い勝手の良い三つ折りタイプがおすすめです。お部屋や寝具の状態に合わせた使い心地ができ、三つ折りできるので、収納や移動も楽ですよ。 厚さで選ぶ マットレスの構造や種類によって、厚さの幅は3cmから30cmのものまで幅広いのが特徴的。既存のマットレスに重ねて使えるトッパータイプは、3cm前後の厚さで扱いやすく、気軽に寝心地の変化を楽しめます。 電動ベッドなどに敷くのも良いですが、あまりに薄いものだと底冷えする可能性があるので気を付けましょう。 折りたたみできるタイプのものは、8cm前後が一般的。程よい厚みで持ち運びしやすく、敷布団と合わせてベッドで使うことが可能です。 一般的なベッドフレームに合わせて使うタイプのものは、マットレスの内蔵物や種類によって厚さも変わってきます。 ウレタンタイプは10cmから15cm前後ですが、ポケットコイルだと20cmから30cmのたっぷりとした厚みになります。 マットレスの種類によって厚みが変化するということも覚えておきましょう。 特徴を押さえてマットレスを選ぼう 今回は、寝心地の良いベッドマットレスの選び方について紹介しました。 同じマットレスでも、ウレタンやコイル、ラテックス製など、種類によって寝心地は違います。それぞれの特徴を押さえ、マットレスを買い替える際はぜひ参考にしてみてください。 また、今のマットレスでは物足りないけど買い替えるほどではない…そんな方は、気軽に使えるトッパータイプや折りたたみタイプを取り入れてみると良いですよ。 ぴったりのマットレスを見つけて、最高の寝心地を手に入れましょう。 布団・寝具一覧を見る マットレス一覧を見る The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: 【腰痛の方向け】クッションの選び方 ヨガマットの選び方とイケヒコおすすめ畳ヨガマットをご紹介 折りたたみマットレスの魅力はコンパクトさだけではない! 仰向けで寝るコツ
目次1 寝心地のいいベットマットレス2 寝心地のいいベットマットレスの選び方2.1 マットレスの種類2.2 サイズで選ぶ2.3 構造の種類で選ぶ2.4 厚さで選ぶ3 特徴を押さえてマットレスを選ぼう 寝心地のいいベットマットレス 朝起きた時に体がどこか痛かったり、疲れがとれた気がしない…そんな時には、ベッドマットレスを見直してみると良いかもしれません。 寝る時の姿勢や好みの硬さなどによって、自分に合ったマットレスは人それぞれ違います。ぴったりのベッドマットレスを見つけて、快眠ライフを手に入れましょう。 寝心地のいいベットマットレスの選び方 ベッドマットレスの選び方は、使用する環境や求める寝心地によって変わってきます。体への反発力やフィット感など、マットレスの種類によって特徴はさまざま。また、ダブル以上のサイズを検討しているなら振動の少ない種類を選ぶなど、サイズ選びとの兼ね合いも重要です。 一人で使用するなら自分好みのものを、二人以上で使用するなら各々の快眠をサポートできるようなマットレスを選ぶと良いでしょう。状況によっては、上からかぶせるトッパータイプやマットレスの厚さにこだわるのも大事です。 最高の寝心地を手に入れるためにも、4つの選び方を参考にしてみてください。 マットレスの種類 サイズで選ぶ 構造の種類で選ぶ 厚さで選ぶ マットレスの種類 マットレスの種類は、大まかに分けてウレタン、ファイバー、コイル、ラテックスなどがあります。同じウレタンでも高反発と低反発があったり、コイルにも構造上の違いがあるため、自分の体に合ったマットレス選びが重要です。 また、マットレスを使用する人数によっても適した種類は異なります。シングルを一人で使用する場合は、自分の寝姿勢や好みに合わせた反発力のものを選ぶと良いですし、家族などで一緒に寝る場合は、振動の伝わりにくいポケットコイルなどがおすすめです。 環境に合わせたぴったりの種類を見つけましょう。 高反発ウレタン 低反発ウレタン 高反発ファイバー ポケットコイル ボンネルコイル ラテックス 高反発ウレタン 高反発ウレタンのベッドマットレスは、高い反発力により、就寝中の体をバランス良くサポートしてくれます。体が深く沈み込むことがないため、寝返りを頻繁にうつ方でも安心。体を押し返す力が働き、就寝中のストレスを軽減してくれるでしょう。 ベッドと体を密着させ過ぎず、程よい隙間を作ってくれるところも高反発ならではの特徴です。 低反発ウレタン 高反発タイプと違い、体への反発力を抑え、全身に心地良くフィットしてくれるのが低反発ウレタン。体のラインに沿ってマットレスが沈むので、横を向いて寝ることが多い方でも安心です。 腰や肩など、体の出っ張っている部分への負担を軽減してくれるので、横向きでも背骨の形を維持してくれます。また、寝姿勢を変えればマットレスも合わせて形状を変えるので、ベッドと体の間に摩擦を減らし、床ずれ防止にも役立ちます。 けがで体が動かせない方や、介護の現場などにもおすすめですよ。 高反発ファイバー 高反発ファイバーマットレスの中身は、ポリエチレンを絡めるようにして作られているため、ウレタンタイプなどに比べると通気性に優れています。 マットレスなのに簡単に丸洗いができるため、湿気の気になる季節や寝汗をかきやすい方におすすめ。アレルギーの元になるダニやノミの死骸なども洗い流せるので、小さい子供やペットのいる家庭でも常に清潔に使用することができますよ。 また、高反発ならではの硬めな寝心地が特徴的。反発力に優れ、全身をバランス良く支えてくれるので、寝返りもうちやすいでしょう。 ポケットコイル 一つ一つのコイルが独立し、袋や不織布に包まれた状態で内蔵されているため、体全体を点で支え、体圧分散に優れています。 コイルの独立構造により、体の動きに合わせてコイルが沈みます。そのため、就寝時の寝返りや動きが周りに伝わらず、それぞれの睡眠を邪魔しません。夫婦同室の方は、ポケットコイルタイプのダブルサイズ以上を検討しても良いでしょう。子供と一緒に寝ている方にもおすすめです。 また、通気性が良いことから、夏場は快適でも冬場は冷えてしまうこともあるので、マットレスカバーの素材にもこだわった方が良いですよ。 ボンネルコイル ポケットコイルはバネが不織布などに包まれていますが、ボンネルコイルはバネが包まれておらず、むき出しになっているのが特徴的。そのため、湿気などが溜まりづらく通気性にも優れ、季節問わず快適に使うことができますよ。 また、コイル同士が全て連結されているので、点ではなく面で体全体を支えてくれます。ポケットコイルに比べ、腰やお尻が沈みすぎず、硬めの寝心地を実感できるでしょう。 丈夫で耐久性にも優れているため、がっちりした体格の方にもおすすめですよ。ただし、面で支える構造上、振動が伝わりやすくなってしまうため、シングルサイズで使うのが良いでしょう。 ラテックス ゴムの樹液を原料にして作られたラテックスタイプは、素材を生かした柔らかな反発力で、体全身をしっかり支えてくれます。体圧分散にも優れているため、寝がえりがうちやすく、ウレタンやコイルタイプにはない寝心地の良さを実感できます。 天然ラテックスであれば環境にも優しく、抗菌作用もあるため、ダニやカビの気になる方でも安心。 合成ラテックスの場合は天然に比べて寿命も短く、ゴムの臭いも気になりがちです。そのため、ラテックスマットレスを選ぶ場合は、極力天然に近いものを選ぶと良いでしょう。 サイズで選ぶ 一般的なベッドのサイズは、縦幅が約195cmから200cm。使用する人の体格や人数によって横幅が変わってくるので、ベッドで使う場合は枠のサイズに合わせたものを選びましょう。 大人が一人で使用する場合は、横幅100cm前後のシングルサイズが一般的。一回り小さめのセミシングルサイズは、小柄な方や子供に合うでしょう。 一人暮らしなどでベッドの場所を取りたくない時にもおすすめです。夫婦の寝室など、2人で使用する場合には、横幅約140cmから160cmのダブルやクイーンサイズになります。 キングサイズになると、横幅が180cm以上になり、かなり余裕が生まれます。子供を一人間に挟んで寝たい時などにぴったりでしょう。 構造の種類で選ぶ ベッドマットレスと聞いて、初めに思い浮かべるのはベッドフレームに合わせてそのまま置くタイプのマットレスではないでしょうか。 フレームの高さに合わせているのである程度厚みがあり、しっかりとした本格的な造りが特徴的です。また、既に持っているマットレスと違う寝心地を体験したい時には、重ねて使えるトッパータイプが良いでしょう。コンパクトで取り外ししやすく、マットレスや敷布団の上に重ねて寝心地を改善できます。 一人暮らしなどで一時的に使いたい場合は、使い勝手の良い三つ折りタイプがおすすめです。お部屋や寝具の状態に合わせた使い心地ができ、三つ折りできるので、収納や移動も楽ですよ。 厚さで選ぶ マットレスの構造や種類によって、厚さの幅は3cmから30cmのものまで幅広いのが特徴的。既存のマットレスに重ねて使えるトッパータイプは、3cm前後の厚さで扱いやすく、気軽に寝心地の変化を楽しめます。 電動ベッドなどに敷くのも良いですが、あまりに薄いものだと底冷えする可能性があるので気を付けましょう。 折りたたみできるタイプのものは、8cm前後が一般的。程よい厚みで持ち運びしやすく、敷布団と合わせてベッドで使うことが可能です。 一般的なベッドフレームに合わせて使うタイプのものは、マットレスの内蔵物や種類によって厚さも変わってきます。 ウレタンタイプは10cmから15cm前後ですが、ポケットコイルだと20cmから30cmのたっぷりとした厚みになります。 マットレスの種類によって厚みが変化するということも覚えておきましょう。 特徴を押さえてマットレスを選ぼう 今回は、寝心地の良いベッドマットレスの選び方について紹介しました。 同じマットレスでも、ウレタンやコイル、ラテックス製など、種類によって寝心地は違います。それぞれの特徴を押さえ、マットレスを買い替える際はぜひ参考にしてみてください。 また、今のマットレスでは物足りないけど買い替えるほどではない…そんな方は、気軽に使えるトッパータイプや折りたたみタイプを取り入れてみると良いですよ。 ぴったりのマットレスを見つけて、最高の寝心地を手に入れましょう。