いびきと枕の関係とは?枕の重要性について徹底解説!

いびきと枕の関係

今回は、いびきと枕の関係性について詳しくご説明します。

目次

  • いびきと枕の関係
  • 自分に合った枕の高さを知る方法

いびきと枕の関係

いびきと枕の関係

いびきと枕の関係性は非常に密接したものがあることをご存知でしょうか。自分に合った枕で就寝することによって、いびきが改善されたという事例も珍しくありません。

過去約 10 年に発表された数多くの縦断研究では、(閉塞性)睡眠時無呼吸やその症状の1つであるいびきが生活習慣病(高血圧、糖尿病、歯周疾患、心房細動、脳卒中、虚血性心疾 患、突然死等)の発症の独立した危険因子であることが示されています。

このように、いびきとは甘く見ていて良いものではなく、改善できるのであれば速やかに改善すべき症状であると言えるでしょう。 ここからは、いびき及び枕について詳しくご説明したいと思います。

  • いびきの原因は枕の高さ
  • いびきは睡眠の質の低下に
  • 大きいいびきは診察を

いびきの原因は枕の高さ

いびきの主たる原因は、就寝時において様々な要因が発生して気道が狭隘となってしまうことによって発生してしまうと言われています。そのため、使用している枕の高さは極めて重要であり、枕の高さが自分自身にマッチしていないことによって寝ているときの態勢が不自然な状況となってしまいます。

そういった状況が継続することによって気道の広さが適切に保てないことを起因として、いびきが発生するといったメカニズムとなっています。

また、就寝するときの姿勢が仰向けが多い人は、就寝時に喉の奥に舌が落ちやすい傾向となっていますので、いびきを発生させないと言う観点で言うと、横向きで就寝した方が良いと言われています。 ここで、枕の高さとは非常に繊細なチューニングが必要であることが分かる事例をご紹介したいと思います。

整形外科枕で使用している枕の高さは5mmピッチで調節できるようになっており、自身にあった適切な高さから枕の高さを5mm程度低くするだけでいびきが発生し、枕を元の適切な高さに戻すことによっていびきが発生しないとの結果が報告されている事例もあるのです。

このように、わずかな高さの違いで、いびきが出るか出ないか決定されるため、枕の高さが如何に重要であるかお分かり頂けたと思います。

いびきは睡眠の質の低下に

寝ている間のいびきとは、自分にとっても良いものではありませんし、一緒に寝ている人に対しても悪影響を及ぼします。

いびきとは、就寝時において様々な要因が発生して気道が狭隘となってしまうことによって発生してしまうことであることは上述したとおりです。そのことから、必然的に眠りが浅くなってしまい、寝ていても体の疲労感が抜けないことや日中には集中力が欠如してしまうなど、安らかな睡眠を取れていないことによる悪影響を及ぼすのです。

それらの原因は、睡眠の質の低下と言って過言ではありません。 就寝時において気道が狭隘となることによって、脳に適切な酸素が行き届かなくなってしまいますので、結果的に睡眠が浅くなってしまうのです。

以上のことより、いびきの改善は睡眠の改善に繋がると言えるでしょう。

大きいいびきは診察を

いびきとは、あまりに発生頻度が高いなどの症状となっている場合はそのまま放置しておくのは危険です。いびきによって、体に対して様々な悪影響が及ぼされることが想定されますので、速やかに診察を受けるべきでしょう。

睡眠時無呼吸症候群は、文字通り睡眠時において無自覚に無呼吸状態となってしまう症状です。無意識化において10秒以上の無呼吸状態が一晩もの間に数十回も発生することも珍しくなく、 重度な睡眠時無呼吸症候群の場合は死亡率を高めることが判明しています。

そのことから、あまりにいびきが大きいことや回数が多いと指摘された方は、速やかに病院にて診察を受けることをおすすめします。

自分に合った枕の高さを知る方法

いびきと枕の関係

いびきの対策に枕が重要であることは、上述したとおりです。 枕の素材なども、安眠及び快眠を求めるうえでは非常に重要なファクターですが、自分自身にマッチした枕の高さと言うものも極めて重要なのです。

ここからは、自分に合った枕の高さを知る方法について詳しくご説明したいと思います。

  • 首のカーブを測る
  • 理想の高さを知る
  • 高さ調整できる枕も

首のカーブを測る

自分自身にマッチした枕の高さを決定するにあたり、自分の首のカーブを測定することが極めて重要です。

首のカーブの深さの具体的な測定方法は、壁を背面にして直立します。直立する時の注意点としては、少しだけ顎を引いて無理やり頭を壁に付けないことがポイントです。

次に、壁から首の一番深いカーブを描いている部分の距離を測定します。この高さが、自分自身の枕の高さとなりますのでご認識ください。

カーブの高さの平均は、男性で5センチ~6センチ程度、女性で3センチ~4センチ程度と言われています。これらの数値はあくまで目安ですので、自身の骨格や筋肉の付き方によって千差万別であるため、参考地を鵜呑みにせずに自身で必ず正確に測定するようにしてください。

理想の高さを知る

枕の理想的な高さとは、上述した首の深さのカーブに対して枕に頭を載せた時に枕本体の沈下率を考慮して、測定した首のカーブの深さにプラス2センチした高さが理想的であると言わています。

高さ調整できる枕も

実際に枕を使用してみて、自身の目線が真上よりも少し斜め前を向いている状態をキープできているのであれば、その枕は理想的な高さであると言えるでしょう。

仮に、目線が前を向きすぎているようならその枕の高さは少し高いと言えますし、斜め後ろに反り気味だとするのであればその枕は高さが低いのと言えます。

このように、自身の首のカーブを測定し、理想の高さである枕を用意してみても、実際に寝て見ると思ったほど落ち着かなかったりすることもしばしばあるものです。そういった現象が発生する場合は、枕の高さを微調整する必要があるのです。

調整する時の注意点は、1センチずつくらいの細かさで調整するのが良いでしょう。調整の方法は、バスタオルを枕の下に引くことによって高さを上げることができます。しかし、枕の高さを低くすることはできません。 後から枕の高さを調節しないといけない事態も想定して、おすすめなのは高さを後から調節できる枕を選ぶことです。

種類にもよりますが、計10カ所の高さを調節することが可能でありオーダメイド感覚で理想の高さの枕を作れる枕もあります。寝る姿勢に合わせて高さを変更することによって、心地よい眠りを提供してくれることでしょう。また、厚さ10mmと20mmの高さ調節シートが、1枚ずつ付

属していおり、さらに本体に4カ所のファスナー付きポケットがあって、それぞれ中材の量を変えられる造りとなっている枕もあります。

これらを複合させることによって、8通り以上の違った高さを再現することができますので、自身の快眠を必ずやサポートしてくれることでしょう。

このように、高さを変更できる枕と言うものが市販されていますので是非ともご利用いただきたいと思います。

快適な枕を選びましょう

いびきと枕の関係

ここまで、いびきと枕の関係性についてご説明させて頂きました。

いびきと枕がいかに密接な関連性を秘めているのかご理解頂けたと思います。