和室で寝る際に布団やマットレスを敷く場合の注意点や選び方を解説

和室の落ち着いた雰囲気は、心地よい眠りへと誘います。
畳の上に布団を敷いて寝るスタイルは日本の伝統的なものですが、快適な睡眠環境を整えるためにはいくつかのポイントがあります。
本記事では、和室で寝具を使用する際の注意点や、畳に適した布団・マットレスの選び方を専門的な視点から詳しく解説いたします。
畳の上に布団やマットレスや敷布団を敷く際の注意点
畳の上にマットレスや敷布団を敷く場合も、フローリングやベッドと同じく注意しなければならないのが「カビ対策」です。
寝具の裏側に湿気がこもりやすくなり、カビ発生の原因になります。梅雨の時期や汗をかきやすい夏場に注意が必要です。
冬場も結露や、寒くて敷きっぱなしの日が続いたりすると注意です。
また、畳の上に長期間マットレスや布団を置き続けると、日焼けによる色ムラが生じたりすることがあります。
これらの問題を防ぐためには、日々の布団の上げ下ろしが効果的です。
カビ対策
畳の最大の敵の一つがカビです。人の寝汗や室内の湿気は、布団やマットレスと畳の間に溜まりやすく、カビの温床となり得ます。
対策としては、まず毎日布団を上げ下ろしし、畳と寝具の間にこもった湿気を逃がすことが基本です。
敷きっぱなしは厳禁です。さらに、定期的に部屋の換気を行い、布団乾燥機や除湿シートを活用することも効果的です。
特に梅雨時期はより一層の注意し、畳と寝具を清潔に保つよう心がけましょう。
収納方法
和室で布団を使用する場合、日中は押し入れなどに収納することが一般的です。
この際も湿気対策が重要となります。汗を吸った布団をすぐに押し入れにしまうと、内部で湿気がこもり、カビやダニの発生原因となります。
理想的なのは、起床後しばらく布団を干してから収納することですが、
難しい場合は布団をたたんで押し入れに入れる際に、すのこを敷いたり、除湿剤を置いたりするなどの工夫をしましょう。
また、押し入れの中も定期的に換気し、物を詰め込みすぎないようにすることも大切です。
畳の上ですのこやベッドを使用する場合の注意点
畳の通気性を確保し、カビ対策を強化するために、布団の下にすのこを敷くのは有効な手段です。
すのこを使用することで、畳と布団の間に空気の通り道ができ、湿気がこもるのを防ぎます。
ただし、すのこの材質や形状によっては、畳を傷つける可能性があるため、脚部に保護材が付いているものを選んだり、フェルトなどを敷いたりする配慮が必要です。
また、和室にベッドを置く場合は、ベッドの脚が畳に一点集中して荷重がかかり、畳をへこませてしまうことがあります。
賃貸住宅の場合などは注意、検討しましょう。
畳の上に敷くマットレスや敷布団の選び方
畳の上で使用するマットレスや敷布団は、フローリングとは異なる視点での選択が求められます。
和室特有の収納事情、衛生面への配慮、そして畳の硬さを適度に和らげる寝心地の良さが重要なポイントとなります。
これらの要素を総合的に考慮し、ご自身のライフスタイルや睡眠の好みに合ったものを選ぶことが、和室での快適な睡眠を実現する鍵となります。
収納や持ち運びしやすいマットレス・敷布団
和室では布団の上げ下ろしが日常的に行われるため、寝具の収納性や持ち運びやすさは非常に重要です。
軽量であることはもちろん、三つ折りや四つ折りにできるマットレスや敷布団は、コンパクトに畳めて押し入れにも収納しやすく便利です。
素材としては、軽量で反発力のあるウレタンフォームや、通気性の良いファイバー素材などが挙げられます。
購入前には、ご自宅の押し入れのサイズを確認することも忘れないようにしましょう。
厚み12cmの折りたたみマットレス【かため】

高反発のかためでしっかりタイプの極厚マットレスです。
耐圧分散性があり、体の一部分に負担がかかりにくい構造で快適な睡眠をご提供します。
中材はウレタンなので、コイルに比べて軽量でセットしやすいのも嬉しいポイント!
抗菌防臭機能付きのカバーで、いつでも清潔にお使いいただけます。
厚み12cmの折りたたみマットレス【やわらかめ】

高反発のやわらかめでもっちりタイプの極厚マットレスです。
耐圧分散性があり、体の一部分に負担がかかりにくい構造で快適な睡眠をご提供します。
中材はウレタンなので、コイルに比べて軽量でセットしやすいのも嬉しいポイント!
抗菌防臭機能付きのカバーで、いつでも清潔にお使いいただけます。
衛生面を考慮した防ダニや洗えるマットレスや敷布団
畳と寝具の間は、湿気だけでなくホコリも溜まりやすく、ダニやカビが繁殖しやすい環境です。
そのため、衛生面への配慮は欠かせません。
マットレスや敷布団を選ぶ際には、防ダニ加工や抗菌・防臭加工が施されている製品がおすすめです。
また、カバーだけでなく、中材まで洗えるタイプのものは、汗や汚れを定期的に洗い流せるため、常に清潔な状態を保つことができます。
特にアレルギー体質の方や小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、これらの衛生機能は重要な選択基準となるでしょう。
コインランドリーでまるごと洗えて乾燥までできる清潔布団

消費者様から買い取った布団に対する不満を解消した商品。 布団に対する不満で多かった「洗いたい」・「干すだけでは不衛生」・「クリーニング代高い」という項目に着目して作った商品になります。
防ダニ敷布団

防ダニ機能付きのウール入りヌード敷布団です。
側生地には防ダニ加工を施しているため、ダニや埃の侵入を防ぎます。
保温性・吸湿性を兼ね備えた羊毛を30%使用しています。羊毛入りのため、冬は暖かく、夏は汗や湿気を吸湿するので、さらっと快適にお眠りいただけます。
滅ダニ敷布団

ダニ増殖抑制99%を実現する特殊滅ダニシートを使用。
四つ折り可能なキルト縫製を施していますので、コンパクトに折り畳む事ができ収納便利です。
床の底つき感
畳はフローリングに比べて柔らかいとはいえ、薄すぎる敷布団やマットレスでは、体の重みで底つき感(床の硬さを直接感じること)が生じ、
快適な睡眠を妨げることがあります。
適度な厚みと体圧分散性に優れた素材を選ぶことが重要です。
一般的に、敷布団であれば5cm以上、マットレスであれば7cm以上の厚みがあると底つき感を感じにくいとされています。
高反発ウレタンやラテックス素材は、体をしっかりと支えつつ、体圧を効果的に分散させるため、畳の上での使用に適しています。
実際に寝てみて、ご自身の体格や好みに合った硬さ、厚さを選ぶことが大切です。
4層敷き布団

4層構造で体圧分散効果を高めた敷布団。中材に厚さ40mmのプロファイルウレタンを使用し、体全体をサポートしてくれます。
まとめ
この記事では、QOL(生活の質)を高めるという視点から、おすすめのインテリアアイテムをラグ・カーペット、寝具、クッション、その他の小物に分けてご紹介しました。
快適な住環境は、日々のストレスを軽減し、心身の健康や精神的な充足感に繋がります。
ご紹介したアイテムは、機能性はもちろんのこと、デザイン性や使い心地にも配慮されており、皆様の暮らしをより豊かにする一助となるはずです。
ご自身のライフスタイルや住空間に合わせて、最適なアイテムを見つけ、より質の高い毎日を実現するための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
イケヒコ編集部
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