暖房器具別の電気代・料金比較!省エネ暖房器具で電気代を節約しよう! 更新日: 2022-10-18 投稿日: 2022-09-20 暮らしの知恵 毎年のように値上がりする電気料金「どうにかならないか」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。 暖房器具を見直せば、暖かさをキープしながら電気代を抑えられるかもしれません。 当記事では、主要な暖房器具の電気代と向いている設置場所を解説します。暖房を効率よくつかって、今年の冬は電気代を節約しましょう。 目次1 電気代の安い暖房器具の選び方1.1 暖房器具別の料金&CO2発生量一覧1.2 場所・用途に合わせて暖房器具を選ぶ2 暖房器具の種類別特長2.1 こたつの特長2.2 エアコン・ファンヒーターの特長2.3 電気カーペット・ホットカーペットの特長2.4 電気ストーブ・パネルヒーターの特長2.5 オイルヒーターの特長2.6 電気毛布・電気ブランケットの特長3 まとめ 電気代の安い暖房器具の選び方 暖房器具の電気代を安く抑えるためには、まず「電気代を知っておくこと」が大切です。なるべく電気代の安い暖房器具をつかえばその分電気代をおトクにできます。 暖房器具別の料金&CO2発生量一覧 機器 能力 コスト/月 CO2発生量 電気こたつ(注1) 510W 75×105cm 810円 13.4kg エアコン(注2) 525W 6畳用 3,400円 56.3kg 電気カーペット(注3) 500W 2畳用 1,680円 27.9kg 石油ファンヒーター(注4) 0.15L/h 7畳迄用 4,630円 88.9kg 石油ストーブ(注5) 0.14L/h 6畳迄用 3,800円 80.3kg 機器 電気こたつ(注1) 能力 510W 75×105cm コスト/月 810円 CO2発生量 13.4kg 機器 エアコン(注2) 能力 525W 6畳用 コスト/月 3,400円 CO2発生量 56.3kg 機器 電気カーペット(注3) 能力 500W 2畳用 コスト/月 1,680円 CO2発生量 27.9kg 機器 石油ファンヒーター(注4) 能力 0.15L/h 7畳迄用 コスト/月 4,630円 CO2発生量 88.9kg 機器 石油ストーブ(注5) 能力 0.14L/h 6畳迄用 コスト/月 3,800円 CO2発生量 80.3kg ・メーカーカタログよりの抜粋ですので同一使用条件の下での比較ではありません。 ・記載の金額、二酸化炭素発生量は目安です。各燃料の価格差や使用条件、地域などで差異が生じます。 ・この比較表は2022年調査結果に基づくものとします。 ・条件:1日8時間使用。電気料金27.0円/kWh(東京電力)、灯油料金113円/L(経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査「給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)」) ・注1)ユアサプライムスHPより(CRK-801D)強設定時:170W 弱設定時:80W 代表値125Wを使用 ・注2)三菱電機のHPより(MSZ-XD2222)スペック表の消費電力:525W(105~1,980)を使用 ・注3)ユアサプライムスHPより(YC-Y20Y)強設定時:311W 中設定時:211W 代表値260Wを使用 ・注4)ダイニチ工業株式会社HPより(FW-2521NE)燃料消費量0.243~0.066L/h 代表値0.155L/h、消費電力49~82W 代表値66W ・注5)株式会社トヨトミHPより(RSV-230)最大燃料消費量0.219L/hとファンヒーターを比較して代表値0.140L/hを使用 場所・用途に合わせて暖房器具を選ぶ 暖房器具は「場所や用途にあわせて使い分ける」のが節約のポイントです。 自分の周りだけを温めたいのに、部屋全体を温める暖房器具を使ってしまえば余分な電力が発生します。 「どこで、何人で、どんな用途で使いたいのか」目的にあわせてぴったりの暖房器具を選びましょう。 暖房器具の種類別特長 暖房器具には部屋全体を温めてくれるものもあれば、身体を直接温めてくれるものもあります。 暖房器具の特徴を知ることで、あなたにぴったりの暖房が見つかりますよ。暖房器具の種類と特徴を詳しく解説します。 こたつの特長 こたつは、こたつ布団の内側をピンポイントで温められる暖房器具です。部屋全体を温めることはできませんが、少ない電力で下半身を温めることができます。 頭を冷やし、手足を温める「頭寒足熱」の状態を作ることができるため、暖房で頭がボーっとしてしまう方におすすめです。 電気代も他の暖房器具に比べて安く、CO2発生量も少ないので省エネでエコな暖房器具です。 温度調節で「弱」でつかえばより節約できます。 また、こたつ敷布団を敷くとさらに保温性が上がるため、セットでのご使用をおすすめします。 向いている使用設置場所 こたつに向いている設置場所は「リビング」や「ダイニング」、「和室」です。 家族が集まるくつろぎスペースに設置しましょう。イスに座って使う「ダイニングこたつ」なら、ダイニングスペースにもぴったりです。 ひとり用の「デスクこたつ」は勉強やリモートワークにもおすすめできます。 こたつ販売ページはこちら エアコン・ファンヒーターの特長 エアコン・ファンヒーターは、部屋全体を温めてくれる暖房器具です。室内に温風を循環させることで、部屋のどこにいても暖かい状態を作ってくれます。 向いている使用設置場所 エアコンに向いている設置場所は、リビングやダイニング。家族が集まって過ごす部屋全体を暖めるのに最適です。 ファンヒーターも部屋全体が温まりますが、広い範囲を暖めるのにはやや不向きです。個室やトイレなどの狭い部屋におすすめです。 電気カーペット・ホットカーペットの特長 電気カーペットは足元を重点的に温める暖房器具です。内蔵された配線を電気で温め、配線の熱がカーペットに伝わることで温かくなります。 ホットカーペットの特長は、触れたところが温まる点です。空気を温める力は弱いですが、電力消費はおさえられます。 また、半分だけ温める機能のついたホットカーペットなら、人のいる場所だけを温めることも可能です。弱で使用すればその分電力がおさえられます。 向いている使用設置場所 向いている設置場所は、リビングやダイニングです。家族の集まる場所に設置しましょう。小さいサイズの「ホットマット」なら勉強部屋や作業スペースにも最適です。 電気ストーブ・パネルヒーターの特長 電気ストーブやパネルヒーターは遠赤外線で目の前の物体に直接熱を伝えます。 電源を入れてすぐに暖かさを感じることができる暖房器具です。しかし、空気を介さないため部屋の温度を上げる力はありません。 静かで持ち運びがしやすく、空気を汚さないため手軽に使える暖房器具です。 向いている使用設置場所 電気ストーブは外から帰ってきて手足を温めたいときなどに、スポットで使うのがおすすめです。コンパクトで持ち運びしやすいので、狭いスペースに向いています。 ただし長時間使い続けると高温になることがあり大変危険です。つけたまま寝ないように注意しましょう。 オイルヒーターの特長 オイルヒーターは加熱されたオイルの周りを空気が対流することで部屋を暖める暖房器具です。まずはオイルが温まり、それから徐々に部屋全体が温まります。 温まるまでに時間がかかりますが、温風で温めるエアコンよりも乾燥しないのが特徴です。 ホコリが舞い上がらないため、身体にやさしくアレルギー体質の方も安心して使用できます。 機種によっては「ecoモード」や「タイマー機能」で消費電力を調整できます。電源を切った後もしばらく温かいので、早めにオフにすれば電気代が抑えられます。 向いている使用設置場所 向いている設置場所は、リビングやダイニングのような人の集まる広い部屋です。 比較的大きな暖房器機のため、狭い部屋にはやや不向きでしょう。気密性の低い木造住宅よりも、鉄筋マンションのような気密性の高い住宅に向いています。 まとめ 各暖房器具の電気代と向いている設置場所について解説しました。 もっとも電気代を抑えられる暖房器具は「こたつ」です。こたつで家族団らんの時間を作ってはいかがでしょうか。 電気代については、いずれの暖房器具でも弱設定を心がけるとお得に使用できるでしょう。場所ごとに暖房器具を上手に使い分けて、電気代を節約してください。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 イケヒコ編集部 イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。 会社概要を見る > 最新記事 by イケヒコ編集部 (全て見る) 福岡おもちゃ美術館×イケヒコのコラボイベント 「い草枕作り」ワークショップレポート - 2024.03.13 ものづくりラボ‐room1- - 2024.02.27 無垢床×い草で最高にリラックスできるおうち-インテリアコーディネーターがつくるナチュラルな暮らし- - 2023.12.28 関連記事: 日本の暖房器具「こたつ」で電気代を節約! お部屋の湿気。原因とおすすめの対策は? 今年の冬は「猫とこたつ」に癒されたい!快適な暮らしを目指して。 部屋の寒さ対策方法
毎年のように値上がりする電気料金「どうにかならないか」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。 暖房器具を見直せば、暖かさをキープしながら電気代を抑えられるかもしれません。 当記事では、主要な暖房器具の電気代と向いている設置場所を解説します。暖房を効率よくつかって、今年の冬は電気代を節約しましょう。 目次1 電気代の安い暖房器具の選び方1.1 暖房器具別の料金&CO2発生量一覧1.2 場所・用途に合わせて暖房器具を選ぶ2 暖房器具の種類別特長2.1 こたつの特長2.2 エアコン・ファンヒーターの特長2.3 電気カーペット・ホットカーペットの特長2.4 電気ストーブ・パネルヒーターの特長2.5 オイルヒーターの特長2.6 電気毛布・電気ブランケットの特長3 まとめ 電気代の安い暖房器具の選び方 暖房器具の電気代を安く抑えるためには、まず「電気代を知っておくこと」が大切です。なるべく電気代の安い暖房器具をつかえばその分電気代をおトクにできます。 暖房器具別の料金&CO2発生量一覧 機器 能力 コスト/月 CO2発生量 電気こたつ(注1) 510W 75×105cm 810円 13.4kg エアコン(注2) 525W 6畳用 3,400円 56.3kg 電気カーペット(注3) 500W 2畳用 1,680円 27.9kg 石油ファンヒーター(注4) 0.15L/h 7畳迄用 4,630円 88.9kg 石油ストーブ(注5) 0.14L/h 6畳迄用 3,800円 80.3kg 機器 電気こたつ(注1) 能力 510W 75×105cm コスト/月 810円 CO2発生量 13.4kg 機器 エアコン(注2) 能力 525W 6畳用 コスト/月 3,400円 CO2発生量 56.3kg 機器 電気カーペット(注3) 能力 500W 2畳用 コスト/月 1,680円 CO2発生量 27.9kg 機器 石油ファンヒーター(注4) 能力 0.15L/h 7畳迄用 コスト/月 4,630円 CO2発生量 88.9kg 機器 石油ストーブ(注5) 能力 0.14L/h 6畳迄用 コスト/月 3,800円 CO2発生量 80.3kg ・メーカーカタログよりの抜粋ですので同一使用条件の下での比較ではありません。 ・記載の金額、二酸化炭素発生量は目安です。各燃料の価格差や使用条件、地域などで差異が生じます。 ・この比較表は2022年調査結果に基づくものとします。 ・条件:1日8時間使用。電気料金27.0円/kWh(東京電力)、灯油料金113円/L(経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査「給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)」) ・注1)ユアサプライムスHPより(CRK-801D)強設定時:170W 弱設定時:80W 代表値125Wを使用 ・注2)三菱電機のHPより(MSZ-XD2222)スペック表の消費電力:525W(105~1,980)を使用 ・注3)ユアサプライムスHPより(YC-Y20Y)強設定時:311W 中設定時:211W 代表値260Wを使用 ・注4)ダイニチ工業株式会社HPより(FW-2521NE)燃料消費量0.243~0.066L/h 代表値0.155L/h、消費電力49~82W 代表値66W ・注5)株式会社トヨトミHPより(RSV-230)最大燃料消費量0.219L/hとファンヒーターを比較して代表値0.140L/hを使用 場所・用途に合わせて暖房器具を選ぶ 暖房器具は「場所や用途にあわせて使い分ける」のが節約のポイントです。 自分の周りだけを温めたいのに、部屋全体を温める暖房器具を使ってしまえば余分な電力が発生します。 「どこで、何人で、どんな用途で使いたいのか」目的にあわせてぴったりの暖房器具を選びましょう。 暖房器具の種類別特長 暖房器具には部屋全体を温めてくれるものもあれば、身体を直接温めてくれるものもあります。 暖房器具の特徴を知ることで、あなたにぴったりの暖房が見つかりますよ。暖房器具の種類と特徴を詳しく解説します。 こたつの特長 こたつは、こたつ布団の内側をピンポイントで温められる暖房器具です。部屋全体を温めることはできませんが、少ない電力で下半身を温めることができます。 頭を冷やし、手足を温める「頭寒足熱」の状態を作ることができるため、暖房で頭がボーっとしてしまう方におすすめです。 電気代も他の暖房器具に比べて安く、CO2発生量も少ないので省エネでエコな暖房器具です。 温度調節で「弱」でつかえばより節約できます。 また、こたつ敷布団を敷くとさらに保温性が上がるため、セットでのご使用をおすすめします。 向いている使用設置場所 こたつに向いている設置場所は「リビング」や「ダイニング」、「和室」です。 家族が集まるくつろぎスペースに設置しましょう。イスに座って使う「ダイニングこたつ」なら、ダイニングスペースにもぴったりです。 ひとり用の「デスクこたつ」は勉強やリモートワークにもおすすめできます。 こたつ販売ページはこちら エアコン・ファンヒーターの特長 エアコン・ファンヒーターは、部屋全体を温めてくれる暖房器具です。室内に温風を循環させることで、部屋のどこにいても暖かい状態を作ってくれます。 向いている使用設置場所 エアコンに向いている設置場所は、リビングやダイニング。家族が集まって過ごす部屋全体を暖めるのに最適です。 ファンヒーターも部屋全体が温まりますが、広い範囲を暖めるのにはやや不向きです。個室やトイレなどの狭い部屋におすすめです。 電気カーペット・ホットカーペットの特長 電気カーペットは足元を重点的に温める暖房器具です。内蔵された配線を電気で温め、配線の熱がカーペットに伝わることで温かくなります。 ホットカーペットの特長は、触れたところが温まる点です。空気を温める力は弱いですが、電力消費はおさえられます。 また、半分だけ温める機能のついたホットカーペットなら、人のいる場所だけを温めることも可能です。弱で使用すればその分電力がおさえられます。 向いている使用設置場所 向いている設置場所は、リビングやダイニングです。家族の集まる場所に設置しましょう。小さいサイズの「ホットマット」なら勉強部屋や作業スペースにも最適です。 電気ストーブ・パネルヒーターの特長 電気ストーブやパネルヒーターは遠赤外線で目の前の物体に直接熱を伝えます。 電源を入れてすぐに暖かさを感じることができる暖房器具です。しかし、空気を介さないため部屋の温度を上げる力はありません。 静かで持ち運びがしやすく、空気を汚さないため手軽に使える暖房器具です。 向いている使用設置場所 電気ストーブは外から帰ってきて手足を温めたいときなどに、スポットで使うのがおすすめです。コンパクトで持ち運びしやすいので、狭いスペースに向いています。 ただし長時間使い続けると高温になることがあり大変危険です。つけたまま寝ないように注意しましょう。 オイルヒーターの特長 オイルヒーターは加熱されたオイルの周りを空気が対流することで部屋を暖める暖房器具です。まずはオイルが温まり、それから徐々に部屋全体が温まります。 温まるまでに時間がかかりますが、温風で温めるエアコンよりも乾燥しないのが特徴です。 ホコリが舞い上がらないため、身体にやさしくアレルギー体質の方も安心して使用できます。 機種によっては「ecoモード」や「タイマー機能」で消費電力を調整できます。電源を切った後もしばらく温かいので、早めにオフにすれば電気代が抑えられます。 向いている使用設置場所 向いている設置場所は、リビングやダイニングのような人の集まる広い部屋です。 比較的大きな暖房器機のため、狭い部屋にはやや不向きでしょう。気密性の低い木造住宅よりも、鉄筋マンションのような気密性の高い住宅に向いています。 まとめ 各暖房器具の電気代と向いている設置場所について解説しました。 もっとも電気代を抑えられる暖房器具は「こたつ」です。こたつで家族団らんの時間を作ってはいかがでしょうか。 電気代については、いずれの暖房器具でも弱設定を心がけるとお得に使用できるでしょう。場所ごとに暖房器具を上手に使い分けて、電気代を節約してください。