バスマットの選び方。おすすめアイテムの紹介
バスマットは脱衣所の床が濡れるのを防ぎ、カビの発生を予防してくれる便利なアイテム。お風呂で温まった体を冷やさない役割もあります。 しかし、選び方を間違えると「家族が使った後で湿っていて不快」「冷たくて足が冷える」といったことも。
バスマットは素材や機能で比較してあなたにぴったりの1枚を選びましょう。当記事では、バスマットの選び方を、素材と機能の両面から解説します。 ぜひバスマット選びの参考にしてください。

素材別バスマットの選び方

素材別バスマットの選び方
現在、バスマットには様々な種類が販売されています。
  • 天然素材で足に優しい綿素材
  • 洗濯不要で速乾性のある珪藻土
  • 水分を瞬時に吸い込むマイクロファイバー素材
素材によって、メリットやデメリットが異なります。 綿、珪藻土、マイクロファイバーの3つに分けて特徴とお手入れ方法を解説します。

綿(コットン)のバスマット

綿の特徴は「優しい肌触り」です。天然素材のもつ自然由来の優しさは、どんな季節に使っても快適。 綿(コットン)素材のメリット、デメリット、お手入れ方法をご紹介します。

メリット

綿のメリットは次の通りです。
  • 優しい肌触り
  • 吸水性
  • 処分時の環境負荷が少ない
  • 乾燥機が使用できる
綿のメリットは何といっても「優しい肌触り」です。足をふんわりと包み込む優しい感触は、綿素材ならでは。 「肌着はぜったいに綿!」といったように、綿にこだわっている方も多いのではないでしょうか。綿は吸水性にすぐれた素材です。 水滴が多い状態で使うバスマットだからこそ、すぐに水分を吸い取ってくれるのは重要なポイント。
また、化学繊維に比べて処分時の環境負荷が少ないのも嬉しいポイントです。 環境負荷を考慮した「オーガニックコットン」はサスティナブル素材として注目を集めています。

デメリット

綿(コットン)のデメリットは次の通りです。
  • 乾きにくい
  • 耐久性がない
綿は比較的乾きにくい素材です。 家族が多いと最後の人が湿ったバスマットをつかうことになってしまうかもしれません。 乾きにくいためカビが発生するリスクも高くなります。
また、繰り返し使うとほつれたり、穴が開いたりすることも。 とくに使う人数が多いご家庭においては注意が必要です。

お手入れ方法

綿素材のバスマットは、こまめなお洗濯で清潔に保ちましょう。 乾きにくいため、天日干しでよく乾かすのがおすすめです。 綿は乾燥機を使用できる製品がほとんどですが、使用できない製品もあります。 必ず洗濯表示にしたがってお手入れしましょう。
カビを防ぐため、使用しない時はハンガーなどに干しておきましょう。

珪藻土のバスマット

珪藻土とは、珪藻という植物性プランクトンの殻が化石になって固く積み重なった土のことです。 無数の小さな穴が水を吸い込み、濡れた足を瞬時にサラサラにしてくれます。 珪藻土バスマットのメリット、デメリット、お手入れについて解説します。

メリット

珪藻土マットのメリットは次の通りです。
  • 速乾性がある
  • 洗う必要がない
  • 効果が半永久的に持続する
珪藻土マットのメリットはすぐれた速乾性です。 濡れたままの足で上がっても瞬時に水を吸い込みサラサラにしてくれます。 次の人が使っても快適です。洗う必要がないため毎日の洗濯から解放されます。
また、効果が半永久的に持続するのも嬉しいポイント。 正しくお手入れすれば、布素材のバスマットよりも長く使い続けられますよ。

デメリット

珪藻土マットには次のようなデメリットがあります。
  • 洗うことができない
  • 重い
  • ひんやり感がある
  • 欠けてしまうことがある
珪藻土マットは洗うことができません。汚れが気になったらヤスリで表面を削る必要があります。
また、ある程度重さがあります。ひんやり感のある素材のため冬場にはやや不向きです。
落としたり、端に負荷をかけたりすると欠けてしまうことがあります。 欠けた部分は接着できないので扱いには十分ご注意ください。

お手入れ方法

珪藻土マットは洗うことができません。使わない時は立てかけて湿気を逃がしてあげましょう。 吸水力が落ちたり、汚れが気になったりしたときは紙ヤスリで表面を削ります。
紙ヤスリは目の細かいものを用意してください。目の粗さは300〜400番がおすすめです。 全体をムラなく削り、ブラシで粉を取り除けばお手入れ完了。吸水力の落ちてしまったマットも、再び快適に使用することができますよ。

マイクロファイバーのバスマット

マイクロファイバーとは、ポリエステルやナイロンをつかった合成繊維です。 繊維の細さが特徴で、極細繊維が水分をあっという間に吸収してくれます。

メリット

マイクロファイバーのメリットには次のような点が挙げられます。
  • すぐれた吸水力
  • 速乾性がある
  • 丈夫で長持ち
  • 温かい
マイクロファイバーの極細繊維にはすぐれた吸水力があります。 濡れた足の水分を包み込むように瞬時に吸い取ってくれる素材です。 綿と違い速乾性もあるので、次の人が使うときも快適です。乾きやすいため綿よりもカビになりにくいという特徴があります。

デメリット

マイクロファイバーのデメリットは次の点です。
  • 乾燥機が使用できない
  • 強くこすると肌を痛める
  • 古くなると水を吸わなくなってしまう
マイクロファイバーは熱に弱く、乾燥機が使えない製品がほとんどです。 綿と比較すると肌触りが硬いため、強くこすると肌に負荷がかかります。
また、長く使っていると吸水力が落ちてしまうのでご注意ください。

お手入れ方法

マイクロファイバーのバスマットは洗濯機で洗うことができます。 ただし、製品によっては色落ちする場合も。洗濯表示を確認してからお手入れしてください。 洗った後は、陰干ししましょう。速乾性がありすぐに乾きます。
吸水力を保ちたい場合は柔軟剤を使わずに洗濯しましょう。 乾燥機にかけると劣化が早まるので十分ご注意ください。

サイズ別バスマットの選び方

サイズ別バスマットの選び方
バスマットは、敷く場所のサイズに合わせて大きさを選びましょう。 スペースにゆとりがある場合は、次の表を参考に最適なサイズを選んでください。
コンパクトサイズ(1人用) 約36×55㎝
普通サイズ(1~2人用) 約50×70㎝
ゆったりサイズ(ファミリー用) 約60×85㎝
子供と同時にバスマットを使う場合は大きめがおすすめです。 ただし、バスマットは大きければ大きいほど乾きにくいのでご注意ください。

機能別バスマットの選び方

機能別バスマットの選び方
バスマットには速乾性などの嬉しい機能付きの製品が販売されています。 家族構成にあわせてぴったりの機能を選べば、より快適に使うことができますよ。バスマットの機能について解説します。

速乾性に優れたバスマット

「速乾性」は使う人数の多い方におすすめの機能です。 「最後の人が入るころには、バスマットが湿っている」そんな不快感を軽減してくれますよ。 最も速乾性に優れているのは珪藻土マットです。布製品であれば、マイクロファイバーが速乾性に優れています。

洗えるバスマット

「バスマットは洗って清潔に使いたい!」そんな方は洗えるバスマットを選びましょう。 珪藻土マットは洗うことができません。「洗える」と書いてあっても洗濯機に入れられない製品もあります。 「洗濯機で洗いたい」「乾燥機をつかいたい」そんな方は洗濯表示を確認してから購入しましょう。

滑り止め加工の施されたバスマット

「小さな子供や高齢の方が使う」そういったケースでは、滑り止め加工がおすすめです。 滑って転倒したら思わぬケガに繋がりかねません。脱衣所は水滴で滑りやすいスペース。 なるべく安全なバスマットを選んでください。
ただし、ゴムの滑り止め加工が付いていると乾きにくくなります。速乾性を重視する場合は注意が必要です。

踏み心地の良さで選ぶ

お風呂でリラックスした後に使うものだからこそ、バスマットは踏み心地にこだわりたいものです。 踏み心地にこだわるなら、ループタイプよりもシャギータイプがおすすめ。表面の毛足が足を包み込んでくれますよ。

まとめ

バスマットの選び方について解説しました。バスマットは素材によって性能が異なります。 家族が多い場合は、乾きやすい珪藻土やマイクロファイバーがおすすめです。 踏み心地や洗いやすさを重視するなら綿素材を選びましょう。
あなたにぴったりのバスマットで、お風呂上りを快適にしてください。
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イケヒコ編集部

イケヒコ公式オンラインショップのブログを2021年6月より開設しました。 インテリアのお手入れ方法や、おすすめ商品の紹介、コーディネートの提案などを中心に情報発信しております。

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